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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
宝珠クエストとリリーたちの結婚式
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#856 燎刃のレベル上げ

日曜日の朝、明日は祝日なので、まだ余裕がある。ということで朝食を食べてからログインする。目を開けると静かに寝ている燎刃の姿がある。姿勢も正しく真面目さが出ているな。


ここでリリーたちが復活し、賑やかな食卓が戻ってきた。昨日のセフォネのことを色々文句を言われながらの食卓となった。


「今日の予定はどうするんですか?」


「リリーたちも復活したから頑張ったご褒美に買い物と恋火の試練の挑戦と燎刃のレベル上げ、優牙と黒鉄の進化、お蕎麦作りとか出来たら、いいかな?と思っている。最初は島の生産と燎刃のレベル上げをしてから桜花に行こうか」


「「「「はーい!」」」」


聖域の島で生産作業をする前にまずはセチアから改良された黄龍の封印杖を受け取る。


黄龍の封印杖:レア度10 杖 品質S

重さ:60 耐久値:800 攻撃力:100

効果:封印石召喚可能、魔力自動回復(究)、生命力自動回復(究)、聖域、日光、神雷、多重結界、黄金障壁、障壁操作、状態異常無効

太陽の木と黄龍の封印石から作られた杖。黄龍を召喚することが可能となり、また黄龍の力を使用することができる。


かなり強化されたな。


「どうだ? 黄龍」


『以前よりかなり我の力の制限が無くなったな。腕がいいエルフだったぞ?』


「ありがとうございます。黄龍様」


セチアがこちらを見る。俺はセチアの頭を撫でる。


「ありがとな。セチア」


「ふふ。次はファリーダさんの武器ですか?」


「あぁ。聖域の島に行こうか」


「はい!」


ということでいよいよ今日から本格的な仕事依頼を出せる。まずはファリーダの魔法戦斧の注文だ。依頼者はセチアとへーパイストス。ここで鎧の状況を聞いた。


「形が複雑なので、時間はどうしても掛かっちゃいますね。後、やはり金属だけでは攻撃の衝撃が伝わってしまうので、何か革などを併用したほうがいいと思います」


「了解。ちょっと考えてみるよ」


実はロコモコの進化で手に入るであろう新たなウールを期待しているんだが、先にロコモコを進化させたほうがいいか?いや、でもな。ここまで来たからには順番通りに行きたい。狐子と伊雪は先に進化させちゃったけどね。


生産作業を終えて、素材を持ってイクスの星に向かう。そこで素材を交換し、昨日と同じ素材をゲットするとデウススラスターウイングを作る。やはり機動力は最優先だし、昨日の神波動の反動に耐えられなかったのはスラスターが原因だ。イクスに恨まれたくはないので、選ぶことにした。


名前 イクス デウスエクスマキナLv1


生命力 293

魔力  293

筋力  293

防御力 293

俊敏性 293

器用値 293


スキル


飛行Lv32→高飛翔Lv32 多重兵装Lv38 神感覚Lv3 暗視Lv29 望遠Lv35 

射撃Lv43 必中Lv35 詳細解析Lv17 量子演算Lv37 指揮Lv19 

多照準Lv28 行動予知Lv35 遠距離索敵Lv36 魔力感知Lv18 反射Lv15 

神装甲Lv13 魔力超回復Lv26 連射Lv38 加速Lv16 バリアLv16 

空間把握Lv17 瞬間換装Lv11 神リンクLv35 支援要請Lv14 超連携Lv15 

遠隔魔力充電Lv24 神波動Lv2 光化Lv1 リミッター解除Lv4 DEMバーストLv6 

神威解放Lv1 神の加護Lv2


次は燎刃のレベル上げをする。選んだメンバーはアリナ、ルーナ、リオーネ、ルミだ。相手はお馴染みに因幡の白兎で俺はアリナに提案する。


「アリナ、一人で因幡の白兎と戦ってみないか?」


「え…」


凄い嫌そうな顔をした。本当にアリナだけ、性格が違うな。


「もし無理なら俺たちも手を出すからさ。やってみてくれ」


「お兄様は全然わかってない! 燎刃の前でいきなり一人で戦闘しろと言うのがおかしいの!」


「アリナは先の戦いでドラゴンとか倒していたから行けると思ったんだが、無理なら仕方ないな。俺がやるか」


「ちょ、ちょっと待つの! お兄様! その言い方だとドラゴンには勝って、兎から逃げたように聞こえるの!」


そう聞こえるように言ったからな。聞こえてもらわないと困る。


「そうか? それは悪かったが、どうするんだ?」


「ぐぬぬ…わ、わかったの! お兄様と燎刃にアリナの強さを見せつけてあげる!」


やはりアリナの中には自分の強さに自信が出てきている。正直いきなりのイベントで自信喪失をしないか心配ではあったんだが、プラスになってくれて良かった。


それじゃあ、改めてアリナの強さを確認するとしよう。


因幡の白兎を出すと最初に仕掛けたのはアリナだ。清月の苦無を投げる。


「行くの!」


「キュキュ!」


因幡の白兎はアリナが操る清月の苦無を飛び跳ねて回避し、反撃で天輪を放ってきた。


「ぼ、防風壁!」


アリナは驚きつつも防風壁で天輪を吹き飛ばした。しかしその間に因幡の白兎は間合いを詰めていた。


「キューー!」


「甘いの!」


因幡の白兎の蹴りを持ち前の飛行能力で回避する。


「超低周波!」


「キュ~!?」


アリナの超低周波を喰らった因幡の白兎は耳を抑えて苦しむ。どうやら超低周波に因幡の白兎はかなり弱いみたいだな。まぁ、俺たちでも苦しむレベルだから当然かも知れない。そしてどうやら詰みみたいだ。


「閃電! 行くの!」


清月の苦無たちが閃電の効果を受けて、倒れている因幡の白兎に突き刺さる。


「これで終わりなの! 放電!」


「キュ~!?」


因幡の白兎は放電を受けて倒された。


『燎刃のレベルが10に到達しました。猛火スキルを取得しました』


名前 燎刃 ドラゴニュートLv1→Lv10


生命力 24→26

魔力  26→28

筋力  44→62

防御力 26→28

俊敏性 28→32

器用値 40→46


スキル


素手Lv1 刀Lv1 猛火Lv1


ここで猛火を覚えるんだな。リリーは闘気だったからリリーのほうが最初は戦闘向きだったみたいだ。そしてアリナが自慢する。


「ふ、ふふん! ドラゴンを倒したアリナにかかればこんなものなの!」


「素晴らしい戦いでした! アリナお姉様!」


「あぁ。よく頑張ったな。アリナ」


俺がアリナを撫でようとするとアリナは警戒する。


「アリナはリリーお姉様たちの様には行かないの!」


「? 何を言っているんだ?」


「タクトさんはいつも通りアリナを褒めてあげて下さい」


「? わ、わかった」


俺はアリナの頭を撫でる。


「ん…んん…」


「よく頑張ったな」


「はいなの…」


褒め終わり、手を離すとアリナが我に帰る。そして何故か笑顔のリリーたちと目が合うと顔を赤くする。


「い、今のは違うの! もう一回やり直しを」


「ダメです。そうやってもう一回、タクトさんに撫でてもらおうとするのは行けませんよ?」


「そういう意味じゃないの! イオンお姉様!」


「…にぃの悪魔の右手は遂にアリナまで陥落させた」


「なんの話だよ。ほら、時間が無いんだから急ぐぞ」


次はメルに交換して貰ったクルージーンを使う。


「光熱刃!」


クルージーンから光の刃が伸びる。伊雪で既に見たが実際に使ってみると違うな。長さもある程度自在に変化出来て、いい剣だ。


「「「「じー」」」」


リリー、イオン、恋火、千影が物欲し気に見つめてくる。ちょっと距離をおいて燎刃も見ている。やはり真面目なためか遠慮があるな。でもこれは俺の剣です。


因幡の白兎と俺はクルージーンを使って戦闘するが完全に使うべき敵を間違えた。因幡の白兎のように回避能力が高い敵にはクルージーンは不向きな剣だ。何せ光熱刃を使っても躱される。これじゃあ、意味がない。


結局はほぼ伸ばさない状態で因幡の白兎を倒すことになってしまった。残念ではあるがいい勉強になった。


『燎刃のレベルが20に到達しました。成長が可能です』


はい。実行します。


『燎刃の成長が完了しました。擬似竜化スキルが解放されました』

『太刀スキルが解放されました。太刀【疾風斬り】を取得しました』


名前 燎刃 ドラゴニュートLv10→Lv20


生命力 26→28

魔力  28→34

筋力  62→86

防御力 28→30

俊敏性 32→38

器用値 46→50


スキル


素手Lv1 刀Lv1 太刀Lv1 猛火Lv1 擬似竜化Lv1


大剣じゃなくて刀に向かったな。これで燎刃は侍系であることが確定した。


「強くなりましたけど、まだまだです。もう一度お願いします! タクト殿!」


それじゃあ、最後のレベル上げをしよう。俺が迅雷と神息を持って、転瞬で一瞬で斬り伏せた。そしてインフォが来る。


『燎刃のレベルが30に到達しました。特殊クエスト『火竜の試練』が発生しました』


名前 燎刃 ドラゴニュートLv20→Lv30


生命力 28→36

魔力  34→42

筋力  86→106

防御力 30→38

俊敏性 38→46

器用値 50→70


スキル


素手Lv1 刀Lv1 太刀Lv1 猛火Lv1 擬似竜化Lv1


俺がインフォの確認を終えて、燎刃を見る。


「強い…全く目で追えませんでした」


「これがタクトだよ!」


「私たちの召喚師は強いですけど、戦わせないぐらいの気持ちで強くなって下さいね?」


「は、はい! 精進いたします!」


硬いな。でもリリーたちが付いているし、大丈夫と思おう。それじゃあ、次は燎刃の試練だ。

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最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
以下のリンク先で連載中です。


動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
― 新着の感想 ―
[気になる点] 以前まで使っていた島との併用じゃなくて、もう完全に 聖域の島のみの運用になってる感じですか? それと島のモンスターは一度に出せる数に制限があったりしますか?
[気になる点] この話で、因幡の白兎が2回(3回?)だしていましたが、経験値の高いモンスターは島では1日1回の制限があったと思うのですが、聖域の島では制限はないのでしょうか?
[気になる点] 素手Lv1 刀Lv1 猛火Lv1 レベル10で闘気を覚えるところはリリーと一緒だな…ヴァインたちが驚くわけだよ。 となっていますが、違和感を感じてしまいました。闘気のところは能力上昇…
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