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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
EOの真実と復讐ネビロス
824/1718

#784 無限のドラゴンと黙示録の獣

明日で『Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~』は二周年を達成致します!

これを記念致しまして、明日は二話更新をさせて頂きます。時間は午前7時と午後23時です。

俺とブランはウリエルに転移して貰うととんでもない悪意に晒される。目で確認するとそこは楽園とは名ばかりの荒廃した土地が広がっている。というか地面が黒ずんでいるぞ。


その荒廃した土地の遥か遠くに二本の木が見えた。あれが知恵の木と島にもある生命の木だろう。その後方には謎の赤い山がある。悪意はあの山から感じるな。


後ろを確認するとそこには普通のエデンの園が広がっている。するとウリエルが説明してくれる。


「この土地は我が主の怒りでボロボロになったんですが、ここまで濃い魔素に変えたのは別の存在です。来ますよ」


ウリエルがそういうと黒ずんだ大地がうねると大地から漆黒のドラゴンが現れた。


無限竜ウロボロスドラゴン?

? ? ?


やはり聖書の最初の人間と言われているアダムとイブを誘惑した蛇だ。この蛇は無限の記号のモデルとなったと言われており、そのため無限竜という名前になっているだと思う。このゲームではドラゴンなんだね。


ここでウロボロスドラゴンは予想外の行動に出る。こちらを見ると興味を無くしたように地面に帰っていった。ウリエルが説明する。


「ご覧の通り、ウロボロスドラゴンは木の実を取ろうとする敵以外には興味を示しません。無限の力を持つが故に我が主の怒りを受けても無傷で存在し続け、一切興味を示さないドラゴン。それが無限竜ウロボロスドラゴンです」


「無限の力ですか?」


「はい。この世界でも最強クラスの力の一つです。あらゆる制限から解放されるこの力の前に主は倒すことが出来ず、この地に結界を貼ることで封じました。しかし封じるのが遅れたせいで地上にウロボロスドラゴンの因子が落ちてしまった。その中の最も強い因子が魔王サタンとなり、弱い因子はそのまま蛇として残りました」


おや?もしかして蛇のウロボロスもいるってことかな?それなら第五進化の召喚獣である可能性があるな。


「そして主はもう一匹ここに危険な獣を封じました。それがあれです」


ウリエルが指を指したのは赤い山。ここから見てもかなり大きく見える山が獣だと!?そしてやはり俺の予想が正しかった。俺が識別しても出来ないがウリエルが正体を教えてくれた。


「あれが災厄の獣アポカリプスビーストです」


ヨハネの黙示録に登場する黙示録の獣のことだろう。この獣は赤いドラゴンとセットで登場している。因みに赤いドラゴンは既に存在が判明している。火の龍王である終炎龍王の名前がアポカリプスドラゴンだとタクマが教えてくれた。


この二匹は色々な解釈をされてきた。両社共に七つの頭があると書かれていることから時代拝見で考えるとローマ帝国のローマ皇帝を示すと考えられていたり、七つの大罪を指しているなど解釈は様々だ。


わかることは天使とは敵対関係にあったということ。その証拠にこの獣は確か天使によって、討伐されている。赤いドラゴンはサタンとされているがこれはこのゲームの設定とは合わないな。


「あの獣は世界を終わらせる力を持っているため、主が封じています。(きた)る日に討伐するために」


俺たちに討伐を手伝うように言われた気がする。こんな悪意をガンガン飛ばしてくる奴と戦いたくないな。流石にローマ皇帝説は無理があるし、七つの大罪も悪魔たちが存在している。どういう立ち位置にいる奴かしっかり判明していないが俺たちの敵ということになるんだろうな。


「因みに我が主が防衛のために配置したモンスターが空にいる彼らです。基本的には襲いませんが攻撃したら襲いますので、注意して下さい」


「倒してもいいんですか?」


「構いませんよ。ただかなり強いと言っておきます」


まぁ、ケルビムの名が付いているんだ。雑魚ではないだろうが神様が配置したモンスターなら経験値をたくさん貰えるモンスターな気がするんだよな。


「話はこれで終わりです。では門の前に戻りましょうか」


転移して、安堵する。


「悪の神や悪竜を倒しただけはありますね。あの悪意を前にして屈しないとは流石です」


「もし先にアポカリプスビーストに出会っていたら、屈していたと思います」


これは間違いない。アジ・ダハーカは正直こちらを煽っていたから戦うことが出来た。アンラ・マンユも勝つ道筋が見えていたから戦うことが出来た。しかしアポカリプスビーストにはそれらがない。本気で潰してくる気満々だった印象を受けた。


「正直な人ですね。私も用事があるので、ここで失礼しますね」


「あ、すみません。ウリエル様にどうしても聞きたいことがあるんですが」


「なんでしょうか?」


俺はネビロスのことを聞く。


「私に聞くように言ったのはガブリエルですね?」


「はい」


「主!?」


別に秘密して欲しいとは言われてないから大丈夫だろう。ウリエルの頭を抱えるぐらいだ。


「わかりました。説明するとネビロスは自分の能力と配下の悪魔たちを使って、一時的に新たなヘルズゲートを作っています。このヘルズゲートは一日一回しか開けず、すぐに閉まります」


「新しいヘルズゲートでは天使は動かないんですか?」


「はい。寧ろ死後の世界にゲートを作る行為は死後の世界を支配している神の怒りに触れる行為です。それをわざわざ許可を取って、やっているんですから抜け目がない魔王です」


やっぱり死後の世界も神様が支配しているんだね。ツクヨミがいたからなんとなくそうなんだろうなとは思っていたけど、これではっきりしたな。


「教えてくださり、ありがとうございます」


「構いませんよ。代わりに私からもブランに質問させて下さい」


「わ、私ですか!? な、なんでしょうか?」


ガチガチじゃん。するとウリエルから予想外の質問が来る。


「我らが主について、あなたはどう思いますか? 正直な気持ちを聞かせてください」


「私は…今まで我らが主を慕っていました。でも、主が傷付いている姿を見て、嫌いになりました」


か、感動!神様聞いてた?ブランはお前より俺を選んだよ!でも、この答えはやばいんじゃないか?


「そうですか」


ウリエルは優しい笑顔を見せた。


「あ、あの…私は堕天させられないんですか?」


「大丈夫ですよ。私の友人も我が主のことを嫌ってましたが明確な反逆をしない限り堕天させられることはありえません」


それって、ルシファーのことかな?俺がそう思っているとウリエルはブランの頭を撫でる。


「自分の主を大切に思う気持ちは決して間違いないではないはずです。あなたは今のまま、進んで下さい」


「は、はい! ありがとうございます! ウリエル様」


これでウリエルは消えてしまった。それじゃあ、余った時間でエデンの園を探索しますか。


「あ、あの…主」


「手か腕、どっちがいい?」


「誰もいませんので、腕でお願いします!」


ブランの顔が真っ赤になって、俺たちは探索をする。気分はアダムとイブだな。二人とも服はしっかり着ているけどね。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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