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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
お月見イベントとパンドラ
735/1718

#702 燕がいる海岸と旅館の衣装

メンバーはそのままで俺たちは少し狩りをして鹿肉四つ、ボア肉三つをゲットした。イクスが見つけてくれるから助かる。


狩りが終わった所で俺たちは海を目指す。川沿いに進むと海に到着する。そして遊兎の父親に教えられた岬に行き、崖の覗くと確かに燕がたくさんいた。


アナツバメLv20

通常モンスター 討伐対象 アクティブ


アナツバメって確か高級食材の燕の巣を作る燕じゃなかったか?つまりここは高級食材の宝庫か!


「私が行きますか?」


「あぁ。頼むブラン」


「はい!」


ブランが飛び立つ。すると大量にいたアナツバメ全てが反応する。


「え? え? 来ると言うなら倒しますよ!」


ブランが戦闘体勢になるとアナツバメが風刃を使ってくる。それをブランはパッラースの盾でガードすると他のアナツバメがブランに唾を吐きかける。


「きゃ!? な、なんですか? これ?」


ブランに黄色い液体がかかるとそれがカチカチに固まる。更に連続でかけられると体が動かくなかって来る。


「きゃ~!?」


ブランが崖に固められてしまった。


『う…動けません…主。後臭いがきついので、早く助けてください』


大変らしい。こうなると仕方無い。強引に行こう。俺はレギオン召喚でコノハ、ヒクス、コーラルを呼ぶ。これで準備はできた。俺たちが崖に行く。するとあんなにいたアナツバメの姿がいなくなっていた。しかも巣もない。


「えー…」


これは酷い。警戒心が強いというのはこういうことか。取り敢えずブランを救出し、待ってみるがアナツバメが帰って来ることはなかった。一応ミールを呼び出して、花蜜を使うが無反応。


仕方無いから釣りをすることにした。俺はイオンを召喚する。


「今から釣りをするんだが」


「え! じゃあ、あ…」


『…』


物凄く喜ぶイオンだが、みんながいることに気がつくと固まる。するとファリーダが質問してくる。


「ねぇ? タクト? なんでイオンを召喚したのかしら?」


「それは!」


イオンが和狐とユウェルに捕まる。


「釣りをするときはイオンを呼ばないと怒るんだよ」


「…へぇ。それは初耳ね。これはちょっと会議かしら? タクトはミールと釣りをしててちょうだい」


イオンはみんなに連れていかれた。


「何かトラブルか?」


「大丈夫ですよ。それよりも久々に勝負しませんか? タクト様」


「受けてたとう」


イオンたちが帰ってきたところで勝負は終わる。結果は俺はアユを六匹、ミールは八匹。やはり負けた。それでも結構善戦したから俺は満足。


最後に岬を確認するがやはりアナツバメはいなかった。


「まさか逃げられると暫く現れないのか?」


「みたいね。ブランで逃げず、コノハたちを召喚した途端に逃げ出したからレギオン召喚か別の条件で逃げ出すと言ったところかしら」


日数が限られている中、こんなモンスターを用意するなよ。


「どうしますか? マスター?」


「もう満腹度も限界だし、村に帰ろう」


旅館に帰るとブランだけ温泉に行かせた。流石にずっとあのままでは可哀想だからな。夕飯を待っていると先に温泉から出てきたブランが顔を襖から出す。


「あの~…主?」


「ん? どうかしたのか?」


「いえ…そう…」


何かあったのか?


「どうしたの? 早く入って来たら?」


「いえ、それは」


「どーん!」


「あ!?」


ユウェルが面白がって襖を開けるとそこには浴衣を着たブランの姿があった。


『…』


「あの…変ですか? ここではこれを着るそうなのですが」


温泉旅館とかでは普通そうだよな。完全に不意打ちを食らってしまった。


「いや、変どころか物凄く似合っているぞ」


天使の浴衣姿がここまでの破壊力があるとは予想外だ。


「ブラン…やるわね」


「先手を取られてしまいもうたわ」


「いえ、あの! これしかなくてですね!」


必死に言い訳する浴衣姿のブランはいつもと違う魅力があるな。それにしても平安時代にこんな彩り豊かな浴衣があるんだろうか?きっと無いと思うからここは運営の旅館なら浴衣だろうというこだわりを感じる。


俺たちが騒いでいると夕飯が来たので食べているとファリーダが疑問を言う。


「味付けが薄くないかしら?」


「俺の味付けが濃いんだよ。リリーたちが濃い味付けが好みだから自然に濃く作っているんだ」


『なるほど』


なんだよ。その顔は…薄く作ったら、文句言われるんだから、仕方無いだろうが!その後、調理場を借りて、リリーたちの分を料理を作る。


そこで料理をしている女将さんに調味料について聞くと予想外に回答が来た。


「それならここにあるものを差し上げますよ。ここにあるものなんてそこまで高価なものじゃありませんからね」


聞いてください。女将さん!塩は良かったけど、醤油が手に入れるまで物凄く苦労したんです!最初は魚醤なんて作っていました!


そんな心の叫びをしながら、ありがたく調味料を少しだけ貰った。その後、みんなで食事をする。


満腹になったリリーたちだが、お叱りタイム。満腹度が一杯なのに俺に迷惑をかけたからだ。珍しくイオンも怒られる側だ。


『…』


『こっちを見る!』


俺に助けを求めようとしたリリーたちだがカットされる。怒られている時によそ見はいかんよ。その後、俺はファリーダに指摘されたからリリーにお供え物を食べてはいけないことを話す。


「なんでダメかわかるか? リリー」


「えーっとね…外に置いてある料理は不味くなるから!」


惜しい!いや、全然惜しくないんだけど、予想外にまともな回答だったからつい思ってしまった。


「どう? どう? 正解? タクト?」


「…せ」


「間違いどす。ちゃんと教えることは教えないとダメどす。タクトはん」


「そうですね」


リリーの自信に満ちた目に負けてしまった。


「そんな~」


「はい!」


「ユウェル」


「神様の物を取ったら、盗むことになるからダメなんだぞ!」


はい。正解。でもユウェルは俺たちの会話を聞いているんだけどね。まぁ、褒めてあげよう。


「そ、それぐらいリリーも分かってたもん!」


はいはい。頭を押し付けて来たからリリーの頭も撫でる。結果全員撫でることになる。まぁ、いつも通りだ。夕飯のためにログアウトした。夜は山に出るドラゴンに挑むとしよう。


名前 タクト 寵愛の召喚師Lv23


生命力 144

魔力  364

筋力  212

防御力 70

俊敏性 150

器用値 226


スキル


格闘Lv39 蹴り技Lv38 杖Lv43 片手剣Lv50 槍Lv35 

刀Lv43 二刀流Lv10 投擲操作Lv18 詠唱破棄Lv36 魔力操作Lv18 

魔力切断Lv25 危険察知Lv17 超感覚Lv17 召喚魔術Lv41 封印魔術Lv40 

ルーン魔術Lv33 阻害無効Lv9 騎手Lv42 錬金Lv27 採掘36 

伐採Lv39 解体Lv52 鑑定Lv47 識別Lv49 疾魔法Lv15 

炎魔法Lv11 地魔法Lv15 海魔法Lv12 暗黒魔法Lv12 神聖魔法Lv23 

雷魔法Lv47 爆魔法Lv53 木魔法Lv36 氷魔法Lv36 時空魔法Lv54 

獣魔魔法Lv9 遅延魔法Lv17 連続詠唱Lv40 水中行動Lv30 空脚Lv5 

読書Lv20 料理Lv46 釣りLv22→Lv23 シンクロLv32 エンゲージLv14 

連携Lv28


名前 ミール ネロハマドリュアスLv20


生命力 170

魔力  220

筋力  84

防御力 90

俊敏性 110

器用値 155


スキル


土潜伏Lv35 森林操作Lv32 俊足Lv17 風魔法Lv17 土魔法Lv18 

木魔法Lv22 水魔法Lv15 光合成Lv24 譲渡Lv7 花蜜Lv12→Lv14 

花粉Lv14 採取Lv37→Lv38 植栽Lv24 株分けLv18 水流操作Lv14

聖水Lv14 雨乞Lv7 洪水Lv7 超再生Lv7 状態異常無効Lv8

寄生木Lv24 罠設置Lv19 植物召喚Lv14 水樹の加護Lv16


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最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
以下のリンク先で連載中です。


動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
― 新着の感想 ―
[一言] 食いしん坊達は3歩歩いて、目の前に好物あったら忘れてそう。
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