#674 アダー温帯雨林
夕飯を食べてから、ゲームにログインする。
最初にイオンとリアンにロープの結び方を教えているとリリーたちもやりたいと言い出したから教えることにした。
しかし最初は真面目にやっていると思ったら、ロープで遊び出す。結果全員がくっつきあって、大変なことになっていた。
『助けて(助けてください)~』
「遊んだ罰だ。もう少しそうしているんだな」
「そんな!? タクト、待って!」
「リリー!? 待ちなさい! 今、無理に動いたら! んん!?」
なんか後ろで聞いちゃいけない色っぽい声が聞こえた気がした。しかしここで振り向いたら、それはそれでやばそうだからそのまま立ち去ろう。
「リリーたちがこんなんだから今日はみんな頼むな」
『ガウ!』
というわけでメンバーは虎徹、ゲイル、白夜、優牙、ダーレーの高速編成。このマンダの森は一気に攻略したほうがいいらしい。下手に止まると蛇に囲まれてしまうらしいからな。恐らく原因は蛇なら大抵持っている熱探知だろう。
武器は迅雷とミスリルソード。俺単独の初の二刀流と行こう。これにはちゃんとした理由がある。
俺たちが動き出すと早速ブラックマンバやキングコブラ、アナコンダが木の上や地面、池から大量に現れる。こちらの対処に刀一つでは結構厳しいと思ったのだ。
たくさん来るから新しいスキルのレベルがどんどん上がっていく。
『二刀流スキルがレベルが5に到達しました。二刀流【デュアルエッジ】を取得しました』
俺だけじゃなく、虎徹たちも倒してくれているから余裕があるのだが、それにしてはメルたちから聞いていたより数が多い気がする。イベントの影響かな。
まぁ、今の俺たちだったら、こいつらは問題はない。しかし奥に進んでいくと徐々にモンスターのレベルが上がってくる。まず現れたのが、こいつだ。
オロチLv40
召喚モンスター 討伐対象 アクティブ
オロチは敵としては初だな。オロチは召喚している人はいる。
こいつは牙と体に毒を持っている紫色の蛇だ。毒霧や毒のブレスを使ってくるから毒特化型の蛇だ。
オロチは擬態も持っていて、俺の場合は森と完全に擬態していて、いきなり襲われた。
しかし危険察知が反応し、噛み付きを躱して、顔から体を迅雷で斬り裂いた。万雷とダーレーの灼熱をくらった後に全員が襲い掛かり、終わり。解体した結果がこちら。
大蛇の鱗:レア度8 素材 品質B+
オロチの鱗。丈夫で加工しやすいため、鎧の内部に貼り付けることで鎧の性能を上げる素材として使用される。
最近防具にも手を出し始めたからいい素材が手に入ったな。和狐にも見せないとな。次に現れたのが戦闘したことがある奴。
バジリスクLv42
召喚モンスター 討伐対象 アクティブ
レベルが高いのは、暗黒大陸だからかそれともイベントの影響かわからない。俺が考察しているとバジリスクは石化の魔眼で虎徹と白夜、ダーレーが封じられる。しかし俺、ゲイルに通用しない。
俺の迅雷とゲイルの角がバジリスクの目を潰す。その間に優牙は月の加護で回復し、俺とゲイルが離れたタイミングでブレスを使う。すると氷結する。後はボコボコにするだけだ。解体している。
バジリスクの目:レア度6 素材 品質B
石化能力がある目。素材に使うと石化能力がある武器が作れる。
イジ鉱山で戦った奴より、レア度と品質が高いな。レベルが高いから当然かも知れない。次は俺にとって思い入れがある蛇が池から現れる。
ユルルングルLv41
召喚モンスター 討伐対象 アクティブ
サビクを思い出すな。しかし襲ってくると言うなら手加減は出来ない。俺たちがユルルングルの攻撃を避ける中、虎徹は跳躍で頭に乗ると太刀を突き刺し、そのまま走り大ダメージを与えると更にジャンプする。
虎徹は更に大木を踏み台にして、ユルルングルの腹を斬り裂く。しかしユルルングルは尻尾で虎徹を吹っ飛ばそうとする。そこに白夜とゲイルが尻尾に噛み付き、攻撃を阻止する。
ユルルングルが水ブレスを使おうとした瞬間、顔に優牙の冷凍弾が命中すると氷結する。そこに俺とダーレーの連携が発動し、燃える二刀流の剣でバツの字に斬り裂くとユルルングルは燃え上がると倒れる。
ここら辺のレベルになると流石に苦戦するな。解体してみる。
虹蛇の鱗:レア度8 素材 品質B+
ユルルングルの鱗。七色に輝く鱗で美しい見た目から高級な蛇革として取引される。防水性にも非常に優れているため、湿地帯などで活躍する素材。
これはミュウさんに売ろう。忍者の服が結構高かったからな。
「ガァ!」
走っていると急に優牙が警告する。俺の危険察知が地面を示す。地面から現れたのがこいつ。
マインタランチュラLv38
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
巨大な蜘蛛だ。
「ヘビばかりのところに突然蜘蛛が出てくるな!」
ダーレーが踏み潰し、迅雷とミスリルソードで俺たちを捕まえようとした足を全て斬り裂く。その間にダーレーの炎がマインタランチュラを燃やす。踏み潰しているから逃げ場はない。
そのまま倒し切るが解体すると外れ。蛇たちを見習え。
俺ががっかりした次の瞬間、優牙の警告と危険察知が反応する。俺が見えたのはこちらに向かって飛び蹴りをしてくる鳥の姿だった。咄嗟にガードするが俺はぶっ飛ばされ、木にぶつかりそうなところを白夜が助けてくれた。
ヒクイドリLv48
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
なんだこの鳥?小さいダチョウか?そう思った瞬間、ヒクイドリは縮地で姿を消し、俺と白夜が別方向へ逃げるとヒクイドリの飛び蹴りが大木に当たり、大木がへし折れる。
俺はあれを受けてしまったのか…そりゃ止めきれないわな。するとまたヒクイドリが縮地で姿を消した。
「ガァアア!」
ゲイルが挑発を使ったことでヒクイドリの飛び蹴りはゲイルを襲うがゲイルは踏みとどまる。するとまさかのそこから連蹴りと回し蹴りでゲイルをぶっ飛ばした。
なんて武闘派の鳥だ。こんな鳥絶対いないだろう!
ヒクイドリが叫ぶと片足に火が宿り、ダッシュしてから飛び蹴りしてくる。お前は仮面ラ〇ダーか!
俺が躱してから斬ってやろうと思ったら、体が動かない。しまった…こいつ激突持ちか!それなら受けて立ってやるよ!
俺が縮地から迅雷で疾風突きを放つと蹴りとぶつかりあう。しかし迅雷が弾き飛ばされてしまった。くそ…あ。
ドヤ顔しているヒクイドリの首が虎徹に斬られた。俺がしようと思ってたのに!そこにゲイルと白夜、優牙が噛み付き、止めを刺した。
「ガウ」
虎徹が狙っていたでしょ?って顔をする。そんな顔をする虎徹の頭を乱暴に撫でた。思ってたよ!こんちくしょう!解体するとしよう。
ヒクイドリの肉:レア度8 食材 品質B+
走ることで鍛え上げられたこのお肉は鶏肉よりジューシーなお肉として知られている。かなりの危険が伴うため、中々お目にかかることは少ない。
お!久しぶりに新しい鶏肉ゲット。いや鶏ではないから鳥肉と言ったほうがいいのだろうか?
いずれにしてもやっぱり唐揚げかな。蛙竜の唐揚げとどちらが美味しいか試してみたい。
後でネットで調べたら、ヒクイドリは実在していた。しかも世界で最も危険な鳥としてギネスに登録されていた。
鷲や鷹じゃないんだと思っていたら、この鳥を怒らすと時速約50キロで追いかけられ、一発で人間の骨を簡単に折るほどの蹴りで攻撃されるらしい。道理で強いわけだよ。食べれるかは謎。
回復をしてから先に進むと巨木が見えた。あそこがボスがいる場所らしいのだが、その前に難所がある。
それがこの谷。当然ただの谷底なわけがなく、無数の蛇がいる最悪の光景が広がっている。完全にパニック映画のワンシーンだ。
因みにメルたちの中には巨木を見とれていて、谷に落ちてしまった人がいたらしい。きっと一生のトラウマを経験したことだろう。まぁ、その前にブラックアウトすると思うけどね。
普通なら巨木が倒れており、その上を歩いて渡るのだが、飛べる人には関係がない。虎徹が楽々とジャンプで飛び越える。
「ガゥ」
ドヤ顔である。飛べ無くてもジャンプ力があれば関係ないと証明したドヤ顔だ。ゲイルと白夜も問題がないわけだが、ある子がいる。優牙だ。
「ガウゥゥ…」
首を振って無理アピールだ。まぁ、俺も木を渡れと言われたら、無理アピールをしていたことだろう。ということで優牙を一度召喚石に戻すと俺がダーレーと飛び越えてから再召喚した。
優牙が嬉しさのあまり舐めてくる。余程嫌だったようだ。この後はボスの居場所まで一直線だ。そして巨木に到着するとその巨木にある巨大な樹洞があった。あそこがボスの住処らしい。
俺はこれから戦う敵の注意点と作戦を話し、全員に本気で戦うように言う。これから戦う奴は俺たちが本気で戦わないと勝てないかも知れない敵だからだ。
全員の準備が出来たことを確認し、俺たちはボス戦に挑む。巨大な樹洞から姿を見せたのは頭が毒蛇、上半身がライオン、下半身が鷲で背からは鷹の翼が生えており、そして蠍の尻尾を持つ霊獣だった。
ムシュフシュ?
? ? ?
ムシュフシュはバビロニアの創世叙事詩『エヌマ・エリシュ』にも登場する霊獣でバビロンの都市神マルドゥクと随獣としても知られている。強敵なのは間違いないだろう。
俺とダーレーはいきなり連携で突っ込む。対するムシュフシュはライオンの前脚に毒が宿り、俺たちに殴りかかってきた。
「おらぁあああ!」
「グォオオオ!」
勝敗は互角。互いに弾け飛ぶと優牙とゲイルがブレスでムシュフシュに攻撃する。するとムシュフシュは蛇の口と蠍の尻尾から毒ブレスを放つ。互いにぶつかり合うがまたしても互角だ。
ブレスが弾けた瞬間、虎徹が鎌鼬を放つ。しかしムシュフシュは空へ逃げて躱す。
それを待っていたのが白夜だ。白夜が蠍の尻尾に噛み付く。ムシュフシュでまず警戒するべきはこの尻尾だとメルたちから教わっている。こいつの尻尾の毒は神魔毒と判明しているからだ。
尻尾に噛み付かれ、暴れるムシュフシュにゲイルが雷化すると白夜は離れ、ゲイルがボコボコにする。そして俺も切り札を切る。
「雷竜解放!」
ダーレーとの連携も発動させ、ムシュフシュに突撃する。そして白夜が蹴り落とす。地面に叩きつけられたムシュフシュに優牙が極寒ブレスで凍らせ虎徹がぶった斬ると倒れる。
俺たちは今のうちに陣形を整える。これで死ぬような敵なら苦労はない。
突如紫色の毒の竜巻が発生し、ムシュフシュは復活する。すると翼を羽ばたかせ、毒の風刃で周囲を見境なしに攻撃し始めてる。更に口と尻尾から毒のブレスを撒き散らし、暴れる。俺たちは回避に専念する。
この攻撃の中でムシュフシュに接近出来る者がいる。霊化出来る白夜だ。霊となった白夜に毒の攻撃は通用せず、接近するとゼロ距離から聖波動が炸裂する。これで攻撃の手が止んだ。
優牙が冷凍弾で頭を凍らすと空から俺とダーレー、陸からは虎徹が妖刀解放を使って迫る。接近する俺たちにムシュフシュは尻尾を俺とダーレーの方に向けて、神魔毒を飛ばして来るが俺たちは回避する。
虎徹には前脚の毒の爪を振りかぶり、虎徹の太刀とぶつかる。しかし妖刀解放を使った虎徹の太刀は毒の爪を見事に砕き、ムシュフシュ体を斬り裂いた。
最後の悪足掻きにムシュフシュは尻尾の針を俺に向けて発射したがそれを白夜が噛み付きキャッチすると地面に降り、毒針を折ると地脈操作でムシュフシュの体を岩で貫いた。そしてインフォが来る。
『ムシュフシュの討伐に成功しました。『樹森の遺跡群』が解放されました』
『二刀流のレベルが10に到達しました。二刀流【ドライブエッジ】を取得しました』
ふぅ~…メルたちの情報には感謝だ。普通に戦っていたら、もっとやばかった。では解体しよう。
ムシュフシュの毒針:レア度8 素材 品質B+
ムシュフシュの尻尾の毒針。神魔毒があり、神々から恐れられている。金属のような硬さと毒針とは思えないほどの太さを誇っている。そのため槍や弓矢として使用されることが多い。
ムシュフシュの肉:レア度8 食材 品質B+
かなり臭みがある肉で下処理は絶対条件のお肉。しかし下処理した後のお肉は見違える程のお肉となり、例えるならエビの風味と味が加わった鶏のササミ。滅多にお目にかかれないお肉なので、高値がついている。
くっさ!?凄いアンモニア臭!最悪だ!運営、最悪!すると虎徹たちが鼻を抑えて悶絶する。
「あぁ~!? しっかりしろ! みんな!」
俺はお肉と毒針をインベントリに入れるがまだ臭う…メルたちはムシュフシュの毒針とムシュフシュの毒袋が手に入ったらしいが、これは隠匿していたら俺は厳重抗議をするぞ。
「帰ってみんなで久々にイエローオッサの温泉でも行くか」
『ガウ!』
俺たちは取り敢えずメルたちがいる所に向かう。するとギルドメンバーを見つけた。
「あ、ギルマス!」
「本当に速攻クリアしたんですね…」
「俺たちのあの苦労は一体…」
相当酷い目にあったらしい。
「みんなが苦労してくれたお陰だって。それよりメルたちはどこだ?」
「この先の遺跡にいますよ。あ、馬からは降りたほうがいいです。ここの遺跡は地面が凸凹になっていますから」
「すみません…なんか臭くありません?」
「言うな…」
俺は臭い理由を説明するとみんな微妙な顔をする。アンモニア臭がするお肉と聞いたら、誰でもこうなるだろう。
取り敢えず俺は言われるがままダーレーから降りて、ダーレーを戻す。少し歩くと目の前に森と一体となった遺跡の数々が現れた。
「おぉ~…」
なんか森と一体となっている遺跡を見るとファンタジーさを感じるな。そしてさっき注意された地面も納得がいった。地面も遺跡となっており、樹木のせいで歪んでいるのだ。これでは確かに馬ではきついだろうな。
「ガウ!」
優牙が空を見て、叫ぶ。俺たちが一斉に空を見るとたくさんの小さな黒い影がこちらに飛んできていた。あれって…まさか。
『きゃあああああ~』
『うわぁあああああ~』
メルたちが飛んできた。そして死に戻る。
「なんだ? 新手のアトラクションか?」
「死に戻ってますって。実は少し前にアイテムを全部見つけて、ボス戦に挑んだらしいんです」
「俺たちは遺跡に動きがないか調べる係でして」
なるほど。くじで負けたみたいだな。でもおかげでこうならずに済んだのだから、彼らは運がいいとも言える。ボスのことは後で聞くとして、俺はテントを設置することにした。ここではテントを使うと現時点では襲われることはないらしい。
ホームに帰ると毛玉状態になったリリーたちの姿があった。先ほど谷の蛇を見たせいか少し被って見える。
「…ただいま」
『お帰りさない。助けてください』
まぁ、そうなるか。しかし今、近付くとたぶんアウトだ。
「先にイエローオッサの温泉に行かせてくれ」
『そんな! ずるい!』
ほうぅ…ずるいと言いますか。
「そこからじゃあ、気付かないだろうが俺たちが近付くと地獄を見るぞ」
虎徹たちが俺の意見に同意する。
『な、何があったの?』
「ものすっごい臭い匂いがするお肉が手に入った。証拠を出してやろうか?」
リリーたちが一斉に首を振る。毛玉状態では逃げ場がないし、鼻を押さえることも出来ないからな。というわけでリリーたちの了承も得られたので、温泉に入り、疲れと臭いを落としたのちリリーたちを解放する。
『助かった…』
その後、和狐に新たな蛇の鱗を見せたら、ちょうどセチアの手袋の素材に悩んでいたらしく、これを使うことが決まった。
俺は難題のお肉を料理するためにユウナさんのところにいき、レモンやオレンジをたくさん買う。
「そんなに買ってどうするんですか?」
「お肉の下処理だよ。ボア肉より手こずりそうなお肉と出会ってしまってな」
「あはは。懐かしいですね。でもなんのお肉ですか?」
「ムシュフシュってモンスターのお肉です。見てみます? 出した瞬間に強烈なアンモニア臭がしますけど」
ユウナさんには笑顔で断られた。そうなるよね。
帰るとみんなで巨大なお鍋の中にレモンとオレンジの汁を入れていく。その後、マスクを装備し、塩水と巨大なお鍋を持って、イエローオッサの温泉地帯にいく。流石にホームで下処理をしたら、被害が出過ぎるからな。
まずはボア肉の同様に塩水で下処理し、それが終わったら、鍋に入れることが出来るサイズにお肉をカットし、特性の汁が入った巨大なお鍋にお肉を入れて、しばらく放置する。これで下処理はいいはずだ。
温泉に入っているとサバ缶さん通信がきた。
『タクトさん、大変です! エリクサーラピスがルネサンスに敗れました!』
うそ!?レオナルド・ダ・ヴィンチだけでエリクサーラピスを負かしたのか!?
いや、だけではないか。エクスマキナがいるからな。それでも進化や装備はしていないはず。そこまでの驚異ではないはずだが、銀たちが言っていた謎のメカ軍団がエリクサーラピスを負かすほどの強さがあったってことか?
俺はお肉の匂いを嗅ぐ。大丈夫そうかな?取り敢えずインベントリに入れて、ギルドに向かうと詳しい情報は無かった。せっかく来たから、蛇皮を売る。
するとメルたちが来て、お互いに情報を公開する。ボスとして現れたのはハヌマーン。ヒンドゥー教の聖典ともなっている叙事詩『ラーマーヤナ』に出てくる猿の神様だ。一説では中国の孫悟空のモデルとなったという話がある。
「とんでもない強さだったよ…」
「まさかリアル大猿と戦うことになるとは思わなかった」
「まぁ、気だけじゃなく魔法まで存在しているから今更驚きはしないけどな」
魔法や飛び道具は通用しない上に発勁まで使用してきたそうだ。しかも激突で回避不可能。めでたく全員吹っ飛ばされたということらしい。
更に恐ろしい事実が鉄心さんから伝えられる。なんとこのハヌマーン。バフや必殺技をキャンセルさせて来たらしい。どこまでが有効かわからないが必殺技なしで神様クラスを倒すとなるとこれはかなりの苦戦が予想されるな。
更に悲報。ボスが出ている間に遺跡には変化がなかったそうだ。これで振り出しに戻ったということになる。
「一応秘宝があった遺跡は覚えているけど…」
「運営の性格上、ランダム配置でしょうね」
「そもそもハヌマーンを倒していいのかしら? 確かハヌマーンは一度インドラに殺されて、怒った風神ヴァーユが風を吹かせるのを止めたという話があったはずだけど」
ルインさんの話を聞いて、やばかったかもと思うメルたちだ。遺跡のアイテムと同じで調査が必要かも知れないな。
その後、帰ると今日手に入ったお肉を料理をする。まずはヒクイドリの肉。これを唐揚げする。
ヒクイドリの唐揚げ:レア度8 料理 品質B+
効果:満腹度30%回復、一時間筋力アップ(究)
ヒクイドリのお肉を油で揚げた料理。食べると鳥肉とは思えないほどの肉汁が出てくる。子供に大人気の料理。
これは美味しそう。味見にしてみる。
「うま!」
説明にある通り、鶏肉よりジューシーだ。これは当たりだな。ただ問題は結構強いんだよね。
次は問題のムシュフシュの肉だ。どう料理しよう。分からないお肉はまず焼くべし。それで焼いてみたのだが、物凄いエビの匂いがしてきた。もちろんエビなど使っていない。これはひょっとして、味付け無しで行けるかも知れない。
ムシュフシュの焼き肉:レア度8 料理 品質B+
効果:満腹度50%回復、二時間筋力アップ(究)、二時間俊敏値アップ(究)
下処理がしっかりされたムシュフシュのお肉を焼いた料理。お肉の味とエビの味が同時に味わえる不思議な料理として知られている。両方が好きな人には大人気な料理。
凄いいい匂いするんだけど!
「いただきまーす!」
…運営。やってくれたな。滅茶苦茶美味しいじゃないか!お肉の旨味とエビの旨味がベストマッチしている!現実にもこんなお肉があったらいいのになと思ってしまうお肉だ。
あ、下処理の問題はあるか。あれはいらないな。出来れば下処理済みで売って欲しい。
すると机を叩く音がする。リリーたちが我慢の限界のようだ。わかったから机を叩くのはやめような。普通に壊れるし、マナー違反だ。
全員が食べるとその美味しさに感動する。特にイオンにはどストライクに入った。エビの味がある夢のお肉だからな。ただ敵は強くて、下処理が必要という問題を抱えている。このお肉は大切に保管しておこう。
さて、みんなにご飯もあげたし、ログアウトしよう。
名前 タクト 寵愛の召喚師Lv21
生命力 144
魔力 356
筋力 208
防御力 70
俊敏性 150
器用値 220
スキル
格闘Lv39 蹴り技Lv38 杖Lv42 片手剣Lv50 槍Lv34
刀Lv43 二刀流Lv1→Lv10 投擲操作Lv15 詠唱破棄Lv35 魔力操作Lv18
魔力切断Lv24 危険察知Lv7→Lv13 超感覚Lv7→Lv13 召喚魔術Lv41 封印魔術Lv40
ルーン魔術Lv33 阻害無効Lv9 騎手Lv42 錬金Lv27 採掘36
伐採Lv39 解体Lv52 鑑定Lv46 識別Lv49 疾魔法Lv15
炎魔法Lv11 地魔法Lv15 海魔法Lv12 暗黒魔法Lv12 神聖魔法Lv21
雷魔法Lv46 爆魔法Lv52 木魔法Lv36 氷魔法Lv36 時空魔法Lv53
獣魔魔法Lv8 遅延魔法Lv17 連続詠唱Lv39 水中行動Lv29 空脚Lv4
読書Lv18 料理Lv46 釣りLv22 シンクロLv32 エンゲージLv13
連携Lv27
名前 虎徹 妖刀虎Lv21
生命力 98
魔力 98
筋力 264
防御力 86
俊敏性 141
器用値 120
スキル
噛み砕くLv22 爪撃Lv24 太刀Lv42→Lv43 二刀流Lv39→Lv40 跳躍Lv30→Lv31
暗視Lv27→Lv28 強襲Lv33 威圧Lv14 縮地Lv29 旋風Lv21
妖気Lv29→Lv30 物理切断Lv26→Lv28 魔力切断Lv17 雷光Lv23→Lv24 連撃Lv27
鎌鼬Lv31 虎砲Lv17 超感覚Lv28→Lv29 妖刀解放Lv10→Lv11
名前 ゲイル ネメアLv18
生命力 82
魔力 164
筋力 138
防御力 112
俊敏性 222
器用値 80
スキル
噛み砕くLv28 疾駆Lv29 角撃Lv30 雷磁装甲Lv16 黄金装甲Lv23→Lv24
物理破壊Lv20→Lv21 雷爪Lv35→Lv36 威圧Lv16 暗視Lv29→Lv30 挑発Lv28→Lv29
雷魔法Lv35 地魔法Lv3 電磁操作Lv16 地脈操作Lv4 充電Lv15
放電Lv27 閃電Lv26 雷の牙Lv20 避雷針Lv8 狂戦士化Lv6
雷化Lv13→Lv14 黄金の加護Lv14
名前 白夜 白虎Lv18
生命力 100
魔力 140
筋力 158
防御力 76
俊敏性 220
器用値 106
スキル
噛み砕くLv28→Lv29 風爪Lv34→Lv35 他心通Lv24→Lv25 神足通Lv33 跳躍Lv22→Lv24
天耳通Lv14→Lv15 防御無効Lv21 暗視Lv26→Lv27 威圧Lv13 風魔法Lv28
地魔法Lv2 雷魔法Lv20 森林操作Lv7 地脈操作Lv7→Lv8 仙気Lv30
霊力Lv20 霊化Lv13→Lv14 聖波動Lv12→Lv13 暴風Lv20 咆哮Lv18
縮地Lv30 荒魂Lv7
名前 優牙 マーナガルムLv18
生命力 80
魔力 199
筋力 122
防御力 154
俊敏性 123
器用値 74
スキル
噛み砕くLv35 気配察知Lv31→Lv32 危険予知Lv29→Lv30 氷爪Lv27 暗視Lv28→Lv29
防御無効Lv24 耐性無効Lv20→Lv21 氷投擲Lv15 氷の牙Lv32 氷装甲Lv21
反射Lv13 極寒ブレスLv30 冷凍弾Lv18→Lv19 吹雪Lv2 雪潜伏Lv19
即死Lv18→Lv19 耐寒Lv18 狂戦士化Lv7 月の加護Lv7→Lv8
名前 ダーレー 騅Lv18
生命力 96
魔力 148
筋力 133
防御力 66
俊敏性 264
器用値 137
スキル
蹴り技Lv10→Lv11 激突Lv26 灼熱Lv23→Lv24 火炎操作Lv26→Lv27 騎乗Lv34
疾駆Lv29 防御無効Lv17 物理破壊Lv15 騎手強化Lv33 連撃Lv16
英気Lv24→Lv25 練気Lv26→Lv27 覇気Lv20→Lv21 蒼炎Lv15→Lv17 放電Lv6→Lv8
衝撃波Lv7 譲渡Lv8 連携Lv12→Lv13 覇馬の加護Lv24→Lv25




