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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
パラディンロードと第二回決闘イベント
623/1718

#596 テウメソス装備とアテナクエスト

翌朝、朝食を食べながら今日の予定を考える。丸一日フリーになっちゃったからな。グランアルヴリングのこともあるし、グレイたちのレベルも徐々に上がってきている。


ここらでまだ手に入っていない宝珠クエストを受けてもいいかも知れないな。物は試しだ。行ってみよう。というわけでログインした俺は獣魔ギルドに行こうとしたわけだが、その前に和狐に止められた。


「テウメソスアレプーのローブとおまけで靴も作ってみました」


おぉ!ロコモコのローブとは全然触り心地が違うローブだな!早速鑑定する。


テウメソスのローブ:レア度8 防具 品質B+

重さ:20 耐久値:200 防御力:30 

追加效果:防寒、先制、風精の加護、俊敏値20アップ

テウメソスアレプーの毛皮から作ったローブ。風精の加護が宿っており、飛行の際には動きがスムーズとなり、また移動する際に風の影響を受けなくなるため、移動に適したローブ。


テウメソスシューズ:レア度8 防具 品質B+

重さ:10 耐久値:80 防御力:10

追加效果:防寒、逃走、風精の加護、俊敏値20アップ

テウメソスアレプーの毛皮から作った靴。風精の加護が宿っており、跳躍時や走る際に風が発生し、動きを補助してくれる。また逃げるには最適の靴。


着てみて一言。軽い!これはロコモコのローブと全くタイプが違うローブだ。動き安さを重視している感じがある。


早速確かめるとやばい…跳躍スキル持ってないのに跳躍スキル並にジャンプできている。そして走ると滑走しているようだ。なんだこれは!楽しいぞ!


折角なのでこのままコノハのクエストを受けることにした。


「こちらのクエストでよろしいですか?」


「はい」


「受理しました。では行ってらっしゃいませ」


俺は転移すると目の前に海が広がっていた。後ろを見るとパルテノン神殿そっくりの建物があった。そしてパルテノン神殿の上に以前見た女の子がいた。アテナだ。


「よろこそ私の島へ! 久しぶりだね。お兄さん」


「あぁ。まさかあなたと戦うことが試練なのか?」


「それはとても魅力的だね! お兄さんが完成させた魔法剣が相手なら私も本気で戦っちゃうかな~」


冗談じゃない!流石にアテナ相手では勝てる気がしない!


「でも、残念ながら相手は決まっているんだよね…無念」


流石に神様の相手は来ないか…セーフ。しかし相手はなんだ?


「試練は簡単。お兄さんとお兄さんのグラウクスの二人でこいつに勝てたら、クリアだよ」


すると地面が振動する。なんだなんだ?地面から巨大な何かが現れる。これは髪の毛?え?ちょっと待て!かなりでかいぞ!


『フライ』


俺は大ジャンプした後、空を飛びコノハを召喚する。俺の周りには風が発生しており、空をかなり自由に動けた。テウメソスアレプーの装備を選んで正解だったが、状態異常には弱いから気を付けないとな。


そして試練の敵が現れる。そいつは輝く鎧に輝く槍を持ったギガースだった。


パッラース?

? ? ?


アテナがギガントマキアで戦ったギガースじゃないか!こいつを倒してアテナは盾を作り、パラス・アテナと呼ばれるようになるんだ。滅茶苦茶強そうなのが出てきた。


「準備がいいみたいだし、始めよっか。始め~!」


出来てな…パッラースがこちらを見ると一つ目が光る。


「ホー!」


コノハが守護を使い、ビームを防ぐが防ぎ切れない。間に合え!


俺たちはビームが直撃し、爆発するが無傷でいた。俺の手にはグランアルヴリングがあった。


「大丈夫か? コノハ?」


「ホー!」


「はは! 無事みたいだな! それじゃあ、伝説の巨人討伐と行くか!」


「ホー!」


俺はグランアルヴリングを構え、急降下するとパッラースは槍を構える。そしてグランアルヴリングとパッラースの槍がぶつかり合い、とんでもない衝撃波が島と海を襲う。俺は確信した。俺は化物の仲間入りをしたな。


山サイズの伝説の巨人の槍の一撃を普通に受けれちゃったよ。そして俺の後ろからコノハが姿を見せ、羽投擲でパッラースの目を狙うがその前に逃げられる。逃がすか!


俺はパッラース目掛けてグランアルヴリングを振りかぶるとパッラースに衝撃波が襲いかかるがパッラースは盾を出し、ガードする。


すると盾が輝き、無数のレーザーが襲いかかって来るが英雄障壁がそれを防ぐ。それを見たパッラースは持っていた盾が高速回転しだし、それを投げて来た。俺がそれをグランアルヴリングで弾こうとするとコノハがソニックブームで弾きにかかる。


それを見た俺は衝撃波で盾を吹き飛ばすとパッラースは弾き飛ばされた盾を手でキャッチし、構える。


あの盾…コノハがわざわざ首を出したから、何かあるな…未来予知も発動しなかったから受けようとしたが、少なくともグランアルヴリングで受けるのは危険と見た。


するとパッラースは体が赤くなり、筋肉が膨れ上がると槍を構える。かなりの大技が来る!


「ホー!」


コノハが受けてやろうぜ!と言っている気がする。そうだな…受けて立ってやろうか!俺はグランアルヴリングを構える。セチア、使わせて貰うぞ!


「魔力解放!」


グランアルヴリングがとんでもない魔力が解放させる。俺のステータスで魔力が300も上がっている緊急事態だ。はは…負ける気がしない。


俺がグランアルヴリングを構えるとコノハが女神の加護で更に魔法の威力を上げ、グランアルヴリングに

無数の魔方陣が描かれる。最後には魔法が集束する。


「オォオオ! 覇撃ィィィ!」


お前、喋れたんかい!まぁ、いいや。グランアルヴリングと戦ってくれたことに感謝するよ。これはその礼だ!


「いっけぇえええ!」


七色の波動と覇撃の衝撃波がぶつかり合うが一瞬でグランアルヴリングが押し勝ち、パッラースに直撃すると島を吹き飛ばす程の大爆発が起きた。魔法剣で世界が荒れるわけだよ…とんでもないな。


しかしその爆発の中でパッラースは生きていた。パッラースの鎧から光の粒子が発生しており、それがパッラースを守ったようだ。パッラースが笑む。それは誇らしげだった。今のグランアルヴリングの一撃はパッラースにそうさせるほどの一撃だったという証だ。


するとパッラースの鎧がひび割れ、砕ける。事案発生!?


大丈夫だった…鎧の中に着ていた服が彼の名誉を守った。いや、きっと服が無くても見えないはずなんだけどね。ホッとした。しかし当人はそれどころではなく地面に膝をついていた。相当のダメージだったんだな。


「ホー」


「そうだな…最後は獣魔魔法で決めるか」


俺がメテオでコノハがヘイルシャワー。


「獣魔魔法! コメットシャワー!」


メテオより圧倒的に速い輝く彗星の雨がパッラースに殺到する。というか一個のサイズがパッラースの顔ぐらいある。あ、魔力解放したままだ。


「アァアアアアアア!?」


俺とコノハの容赦がない彗星の雨でパッラースはボコボコにされて、消えていなくなった。なんか…ごめんね。


「あはははは! 全く容赦がないね! 面白~い!」


「そんなつもりは無かったんですけどね…」


「いいんじゃない? 下手に手を抜かれるよりパッラースは納得すると思うな。じゃあ、試練のクリア報酬とパッラースの討伐報酬ね」


討伐報酬まで貰えるんだ。ということはあれが貰えるかな。


アテナの宝珠:レア度10 重要アイテム 品質S

女神アテナの力が封じ込められている宝珠。グラウクスの進化に必要なアイテム。


パッラースの皮:レア度9 素材 品質A

ギガースの戦士であるパッラースの皮。防具に使用すると恐ろしい性能を発揮する素材。主に盾や鎧に使用される。ただし扱うにはかなりの技量が要求される伝説クラスの素材。


やはり皮が来るか!アテナはこれで盾を作った逸話がある。またアテナは勝利の証として鎧に張り付けた話もあったはず。恐らく盾の話のほうが有名。


しかしこの盾の名前とかは俺は知らない。この盾は新しく作られたものでアテナが本来持っている盾とは全くの別物だ。故にその盾が使われた話は俺は聞いたことがない。


だが、一応女神アテナが作った盾だ。弱いわけがない!ブランにいいお土産が出来たな。巨人の皮なのは秘密にしておこう。


そして今回の宝珠は進化先は不明にされたな…俺はこの方がいいよ。楽しみが出来るから。


「それじゃあ、これで試練は終わり。ここからは女神アテナちゃんの特別サービス」


そういうとアテナが顔を近づけてきた。


「世界に私たちでも手に負えないような災厄が迫っている…私が言えるのはこれぐらいしか無いけど、頑張ってね。お兄さん」


何!?


そういうと俺はギルドに戻る。今のは警告?もしこれがフラグなら間違いなく災厄の元はゴネスだ。俺は話を聞いてくれそうなシルフィ姫様に話す。


「女神アテナ様がそう言ったんですね?」


「はい」


「ならば事態は私たちが予想している以上にまずい状況にあるかも知れません」


まぁ、女神アテナですら手に負えないと言ったほどだ。それがこれから起きるということは正直決闘イベントどころではない。


「しかしアテナ様がタクト様にそう言ったのには何か理由があるはずです」


「どういうことですか?」


「まず神様は基本的に人には干渉しません。余程特異な人間でも接触するぐらいで応援をするような話は私は聞いたことがないです」


特異な人間でごめんなさいね。でも、それならあの応援には何か理由があったのか?普通の応援だったが…一応ステータスとか確認するが変化はなし。


「私にはこれが自分たちではどうにも出来ないけど、タクト様ならなんとか出来るから頑張ってと応援しているような気がします」


「神様がどうにも出来ないのに俺がどうにか出来る状況ってなんなんでしょうか?」


意味不明だ。一応神様には勝ってはいる身だが、その神様は本気じゃなかったし、他の神様でも手に負えない敵に俺が勝てるとも思えない。


「今は備えるしかないですね…ゴネスとは停戦状態ですからこちらが攻め込むにしても何か決定的な証拠がないと動けません」


そういうことになるのか…しかしそうなるとゴネスに侵入して何かしらの証拠を手に入れないとということだ。無理ゲー。シルフィ姫様の言うとおり備えるしかないか。


「そういえばパラディンロードの決闘トーナメントには出場されるんですか?」


「はい。もう予選を突破しましたよ」


「流石ですね。私たちも観客で向かいますので、頑張ってくださいね」


見に来るんだ…乱入だけはしないで欲しいと切に願った。


名前 タクト 寵愛の召喚師Lv14


生命力 138

魔力  328

筋力  154

防御力 70

俊敏性 110

器用値 210


スキル


格闘Lv38 蹴り技Lv37 杖Lv40 片手剣Lv46 槍Lv34 

刀Lv41 投擲操作Lv11 詠唱破棄Lv30 魔力操作Lv18 魔力切断Lv21 

召喚魔術Lv40 封印魔術Lv36 ルーン魔術Lv30 阻害無効Lv7 騎手Lv42 

錬金Lv27 採掘36 伐採Lv39 解体Lv51 鑑定Lv45 

識別Lv49 疾魔法Lv14→Lv15 炎魔法Lv11 地魔法Lv13→Lv14 海魔法Lv12 

暗黒魔法Lv12 神聖魔法Lv18 雷魔法Lv45 爆魔法Lv45 木魔法Lv36 

氷魔法Lv35 時空魔法Lv52 獣魔魔法Lv7→Lv8 遅延魔法Lv16 連続詠唱Lv36 

水中行動Lv28 縮地Lv29 読書Lv16 料理Lv44 釣りLv22 

シンクロLv30 エンゲージLv11 連携Lv23


名前 和狐 ハーミットビーストLv9


生命力 168

魔力  288

筋力  137

防御力 106

俊敏性 220

器用値 220


スキル


扇Lv14 神楽Lv17 投擲操作Lv10 黒炎Lv22 聖火Lv25 

火炎操作Lv8 天耳通Lv24 他心通Lv14 神足通Lv14 危険察知Lv26 

封印魔術Lv17 幻影Lv16 炎魔法Lv11 神聖魔法Lv13 神道魔術Lv34 

妖術Lv14 霊符Lv10 式神Lv5 護符Lv6 仙気Lv13 

仙術Lv11 飯綱Lv15 裁縫Lv29→Lv30 革細工Lv22→Lv24 料理Lv26 

血醒Lv7 ハーミットブレスLv10 狐技Lv14 神降ろしLv2 獣化Lv6


名前 コノハ グラウクスLv12→Lv13


生命力 92→94

魔力  174→178

筋力  100

防御力 74

俊敏性 140

器用値 160→163


スキル


暗殺Lv34 飛翔Lv46 氷爪Lv28 羽投擲Lv33→Lv34 神瞳Lv38 

気配遮断Lv30 連続詠唱Lv26 詠唱破棄Lv26 魔力操作Lv24 

同時詠唱Lv25 疾魔法Lv3 水魔法Lv26 神聖魔法Lv20 

暗黒魔法Lv15 雷魔法Lv33 氷魔法Lv39→Lv40 時空魔法Lv18 氷刃Lv31 

幻影Lv21 守護Lv6→Lv7 耐寒Lv17 女神の加護Lv8→Lv9


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最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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