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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
ゴネス大戦
559/1718

#534 ヒンダルフィヨン山攻略

今日から俺はレギンたちのクエストだ。俺はいつもより早くログインし、セチア、ミールと共にトレントの森に向かう。


そこでエルビンとエルフィーナと話し合う。


「これを一日で設置出来る最大数を知りたいだと?」


「立派な木が多い森ですし、設置の仕方も覚えましたから200は行けると思います」


「そうか…なら200設置するかも知れないとエルフたちに伝えてくれ」


「「…はい?」」


まぁ、素材はあるが生産が追い付かないだろうからそんなリアクションになるのは仕方無い。だが、マザーシップを使うと決めた以上、聞いておかないといけない。


他のみんなにも色んな意見など聞き作戦を固めていく。中でもエルフィーナが教えてくれたエルフの秘術は是非使いたいものだ。


すると早太郎たちが狐のセリアンビーストの一団がここに向かっている報告をしてくれた。


俺は案内をするように頼むと葛葉と再会した。


「一昨日ぶりです。タクト様」


「あぁ。悪いな…屋敷でもてなせなくて」


「大丈夫ですよ。私たちは戦いに来たんですから。私たちはここにいる皆さんと一緒に戦闘をする感じですか?」


「あぁ…今、話を聞いて作戦を練っているところだ。悪いけど、みんなのことも聞かせてくるか?」


葛葉たちに許可を貰い、話を聞くと狐のセリアンビーストはやはり結界などの術者と武道派に分かれるみたいだ。


かなり強力な結界を貼れるようだが、それを使うためには長時間術者は動けず、守る必要があるらしい。それでも守る価値がある結界だ。これも候補だな。


早速準備をお願いして、ホームの庭にある椅子に座りながら作戦を練っているとセチアが隣の椅子に座るといきなり笑われた。


「どうした?」


「いえ、タクト様にスイッチが入ったなと思いまして。ですがあまり根を詰めすぎるのはタクト様らしくないですよ?」


心配させてしまったか…俺もまだまだだな。セチアの言う通り、熱くなりすぎているかも知れないな。それで体調を崩したら笑えない…少し気持ちを落ち着かせるか。


「どうぞ。ミントティーです」


「準備がいいな。キキ」


「メイドですから」


意味がわからないがメイドさんならそのくらい当然出来る気がした。ミントティー飲み、椅子で体を沈めると眠気に襲われ、目蓋を落とした。


「きゅ?」


「ホー?」


「ピィ?」


俺がうたた寝している時にジーク、コノハ、コーラルの順番で俺を発見した。暫くするとメルたちがログインしてきて、俺を発見する。


「ぷぷ…何これ」


「…いいなぁ。兄様、気持ちよさそう」


「そっとして、おこうか。多分気持ちが緩んじゃったと思うから」


「わかった。でもスクショはいいよね?」


メルたちが撮影したスクショは寝ている俺と俺の膝で寝ているジークと頭で寝ているコノハ、肩で寝ているコーラルという写真で伝説のスクショとなった。


俺が起きたのはリリーのお腹が減った発言だ。それまで俺の姿を見ていたイオンたちにリリーは叱られていたが、俺にとっては助かった。危うく予定がぶっ壊れるところだった。


昨日頑張って温泉入ったのが意味が無くなるなんて最悪だ。みんなで食事を食べてからギルドに向かう。そこでサバ缶さんに俺が聞いたこととそれに伴う作戦を書いたものを提出した。後はルインさんたちが実現可能か判断してもらう。


そしてヒンダルフィヨン山に向かった。まずは森だ。というわけでメンバーはセチア、恋火、狐子、ルーナ、ストラにした。どのくらいの強さかわからないがこのメンバーならある程度大丈夫だろう。


進化したストラの初陣だ。みんなでストラに乗り、移動する。というわけで出発すると早速出てきたのが知っているモンスターだった。


トロールLv32

召喚モンスター 討伐対象 アクティブ


木霊の進化だな。それが結構な数がいる。しかしストラからの容赦ない火山弾の乱れ撃ちでトロールが消し飛んでいった。強くなった。


一応解体すると初めての木をゲットした。


白樺:レア度8 素材 品質B+

白い落葉樹。他の樹が生えていない荒地でも育ち、その土地を復活させることから開拓者、新たな始まりを司る神聖な木。


フィンランドの国の木で日本にもある木だ。白樺は一斉に育ち、神秘的な林を作ることで知られている。杖にするとどんな効果になるか気になるな。


ほとんどが外れだったが、新しい木が手に入ったから良しとしよう。


更に進んでいくと木が突然デーモンタイプの悪魔になった。


ノルグLv35

通常モンスター 討伐対象 アクティブ


今の俺たちにその姿で現れるべきじゃなかったな。俺たちは地面に降りる。


「やるぞ。セチア、ルーナは魔法で支援してくれ」


「「「はい!」」」


数が多く、武器で斧や槍を持っていたから厄介では当たったが俺と恋火、狐子の敵じゃない。セチアたちも全く容赦しなかった。


解体すると武器をゲット。


木悪魔の槍:レア度6 槍 レア度C

重さ:50 耐久値:50 攻撃力:50

効果:病気

ノルグが持っている槍。木属性の槍で病気の効果が宿っている。


木悪魔の斧:レア度6 斧 レア度C

重さ:60 耐久値:50 攻撃力:60

ノルグが持っている斧。木属性の斧で病気の効果が宿っている。


いらね。ギルメンやルインさんに売ろう。


その後、ノルグが何度が現れては邪魔をしてくる。あ~うざったい。雑魚じゃないから余計うざい。


イライラしていると地面が揺れ、森の木々が激しく揺れる。地震か?空旅しているから意味無いぞと思っていたら、地面が盛り上がって来る。


ゴーレムか!?


「ストラ!」


全員がストラに乗る。


ちょっと待て…かなりでかいぞ!?なんじゃこいつ。


メックルカルヴィ?

? ? ?


粘土の巨人?かなり人間に似て作られている。ただしでかさではダイダラボッチ並みだ。


「ど、どうしますか? タクトお兄ちゃん」


「相手にしたくはないな…」


勝てる気しないもん。しかし相手は当然やる気だ。


メックルカルヴィの手が股に向かうと男の小便のポーズを取る。凄く嫌な予感。


すると股の間から勢いよく放水される。


俺たちは躱すが最悪の攻撃だ。男のシンボルがないし、本物の小便ではないかも知れないが倫理観の問題だ。しかもこいつ、これしかしてこない!


「やぁああ!」


恋火が空を走り、足を斬ると紅炎が発動し、足が崩れると倒れる。


「あ、あれ?」


恋火のびっくりしているが俺もびっくりだ。こいつ、でかいだけで凄く弱いぞ!なんじゃそりゃ!


しかしそれだけじゃない…足が元通りになり、放水を続ける。ダメージは通っているし、回復をしているようには見えない。やるか。


しかし運営の罠に気づいた時には手遅れだった。倒すのに凄い時間がかかったのだ。どうやら回復はないが恐ろしく生命力があるモンスターだったみたいだ。


セチアは最初矢を使っていたが矢が刺さると体が崩れて、元通りになった。矢が凄い無駄になると気付いたセチアは魔法に切り替えた。それほど弓使い泣かせの巨人だった。


ストラの弱点も露呈した。ブレスを使いまくるストラの姿は正しく怪獣映画そのものの光景だったのだが、ブレスなどを使いすぎた結果、魔力がすぐに無くなってしまったのだ。しかしこれは相手の悪さによる面もある。セチア、狐子とルーナも魔力を使い果たしても倒せなかったからな。


みんなの魔力が無くなるなんていつぶりだろう?魔法スキル上げにはいい敵なんだろうけど、結局は残りの生命力を俺と恋火、ストラの物理攻撃で削りきり倒した。


本当に面倒臭い敵だった。大技を使うのが正解なんだろうけど、こいつに大技を使う気にはなれないな。せっかくなので解体する。


魔法の粘土:レア度7 素材 レア度B

形や色を自在に変化させることが出来る粘土。耐久性がなく剣や矢で攻撃を受けると刺さり、抜けなくなる。粘土が崩壊してもすぐくっつき元通りになるため、無限の素材と言われている。


ねぇ…この大量の粘土をどうしろと言うんだろうか?完全に時間を無駄にしたな。無限って言われても防具として使えるのか?思いっきり刺さると書かれているが…盾にして、刺さってくれたら、矢を奪えるのかな?それなら使い道がありそうかな。


このモンスターは倒れてもずっと放水をしていたから小便巨人の名を与えようと思う。


時間を見るとお昼だ…酷い時間を過ごしたな。キャンプセットを使い、ログアウトしよう。


名前 タクト 寵愛の召喚師Lv11


生命力 136

魔力  316

筋力  128

防御力 70

俊敏性 90

器用値 205


スキル


格闘Lv35 蹴り技Lv34 杖Lv39 片手剣Lv42 槍Lv30 

刀Lv36→Lv38 投擲操作Lv8 詠唱破棄Lv27 魔力操作Lv14 魔力切断Lv16 

召喚魔術Lv40 封印魔術Lv35 ルーン魔術Lv24 騎手Lv40 錬金Lv27 

採掘36 伐採Lv39 解体Lv50 鑑定Lv44 識別Lv48 

疾魔法Lv14 炎魔法Lv9 地魔法Lv11 海魔法Lv11 暗黒魔法Lv9 

神聖魔法Lv16 雷魔法Lv43 爆魔法Lv45 木魔法Lv32 氷魔法Lv35 

時空魔法Lv51 獣魔魔法Lv6 遅延魔法Lv14 連続詠唱Lv33 水中行動Lv27 

縮地Lv23 読書Lv16 料理Lv44 釣りLv20 シンクロLv28 

エンゲージLv9 連携Lv18


名前 セチア ホーリーエルフLv7


生命力 142

魔力  304

筋力  128

防御力 93

俊敏性 118

器用値 274


スキル


杖Lv22 魔法弓Lv38 鷹の目Lv30 射撃Lv29 木工Lv29 

採取Lv37 調薬Lv20 刻印Lv13 宝石魔術Lv6 宝石細工Lv6 

封印魔術Lv10 連続詠唱Lv18→Lv21 同時詠唱Lv18→Lv21 魔力操作Lv12 風魔法Lv18→Lv21 

火魔法Lv27→Lv29 水魔法Lv28 土魔法Lv23 闇魔法Lv15→Lv17 神聖魔法Lv10→Lv12 

雷魔法Lv20→Lv21 爆魔法Lv21→Lv23 木魔法Lv25→Lv26 氷魔法Lv19→Lv20 樹魔法Lv25→Lv27 

罠設置Lv5 森林操作Lv10 ホーリーエルフの知識Lv27 精霊召喚Lv9 

精霊結界Lv9 精霊魔法Lv3 列石結界Lv4 使役Lv10 料理Lv23


名前 恋火 ハーミットビーストLv7


生命力 155

魔力  202

筋力  234

防御力 100

俊敏性 266

器用値 156


刀Lv35→Lv37 二刀流Lv21→Lv24 鎌鼬Lv17 炎魔法Lv12 時空魔法Lv11 

黒炎Lv23 聖火Lv30 火炎操作Lv4 天耳通Lv32 他心通Lv13 

危険予知Lv34 気配遮断Lv5 魔力切断Lv16 物理切断Lv13→Lv16 

霊力Lv15 仙気Lv15 仙術Lv13 幻影Lv10 神道魔術Lv11  

見切りLv18 縮地Lv26 神足通Lv18→Lv22 妖術Lv5 血醒Lv10 

料理Lv25 ハーミットブレスLv7 狐技Lv9 神降ろしLv2 獣化Lv5


名前 狐子 妲己Lv5


生命力 96

魔力  170

筋力  124

防御力 78

俊敏性 133

器用値 118


スキル


噛み砕くLv22 尾撃Lv5 気配察知Lv22 危険予知Lv18 魔力操作Lv8

火魔法Lv23→Lv27 闇魔法Lv7→Lv10 邪気Lv9→Lv10 妖気Lv9→Lv10 暗視Lv19 

黒炎Lv28→Lv30 妖術Lv10 幻影Lv13 憑依Lv5 誘惑Lv6 

致死毒Lv4 炎の牙Lv15 炎爪Lv17 火炎弾Lv25→Lv27 病気ブレスLv5 

狂戦士化Lv2 魔素解放Lv2


名前 ルーナ ヴィヴィアンLv3


生命力 116

魔力  218

筋力  76

防御力 60

俊敏性 188

器用値 144


スキル


飛翔Lv32 竪琴Lv22 舞踊Lv29 気配遮断Lv7 未来予知Lv12 

遊泳行動Lv3 魅了鱗粉Lv10 連続詠唱Lv9→Lv14 詠唱破棄Lv9→Lv14 同時詠唱Lv9→Lv14 

水流操作Lv3 水分身Lv2 風魔法Lv23→Lv26 水魔法Lv15 雷魔法Lv25→Lv26 

木魔法Lv14→Lv16 氷魔法Lv23→Lv25 光魔法Lv10→Lv14 譲渡Lv6 祝福Lv7 

守護Lv7 夢幻Lv7 聖剣解放Lv2 妖精の輪Lv1 湖の加護Lv2


名前 ストラ ズメイLv1


生命力 195

魔力  200

筋力  224

防御力 135

俊敏性 215

器用値 152


スキル


飛翔Lv32→Lv33 噛みつきLv17 竜尾Lv12→Lv14 竜爪Lv12→Lv14 毒竜鱗Lv21 

強襲Lv21 奇襲Lv9 防風壁Lv1 猛毒Lv19 炎ブレスLv1→Lv3 

暗黒ブレスLv1→Lv3 雷ブレスLv1→Lv3 氷結ブレスLv1→Lv3 猛毒ブレスLv15 腐蝕ブレスLv18 

竜眼Lv16 火山弾Lv16→Lv18 疾風Lv12 多連撃Lv16→Lv18 旋風刃Lv18 

風魔法Lv9 雷魔法Lv15 恐怖Lv5 騎乗Lv21→Lv23 衝撃波Lv1 

復活Lv1 逆鱗Lv1

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最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
以下のリンク先で連載中です。


動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
― 新着の感想 ―
[一言] 魔法の粘土かぁチョバムアーマーのような衝撃吸収装甲として使えそうですなぁ
[一言] 酷い絵面の巨人が居たもんだwww
感想一覧
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