#509 マザーシップとエクスマキナの司令官
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夕食の時に佳代姉たちから追及されたが、アトランティスに行くことになるとは俺にもわからないんだから、どうしようもない。
さて、ゲームにログインする。いよいよエクスマキナの母船の捜索だ。テンションが上がらない訳がない。しかしログインすると早くも問題発生。
「母船を探すならわたしがいないと見付けることは不可能だと思われます」
「そうなのか? でもイクスは」
「今のままでは泳ぐことは不可能です。今のままでは」
サブマリンユニットを作れってことね…これ、運営の罠だろう。
というわけで材料を揃えるためにルインさんたちと島で合流して、買う際にお土産を先に渡しておく。
「たくさん買ったわね」
「いらないなら俺が使います」
『いる!』
だよね。後は温泉石をユグさんに渡して、ホームとギルドに温泉の依頼をした。
「任せて! あ、桜花檜の木材ある?」
「もちろんです」
やはり檜風呂は作りたい!そしてサバ缶さんたちには大量の海図をプレゼント。
「…タクトさん、この海図は?」
「アトランティスのお店で見つけたものです。ただ全て正しいかわからないらしく、解読をお願い出来ませんか?」
「それは…こちらの海図とパズルのように合わせて完成させるということですか?」
流石話が早い。というわけで海図を押し付けた。
後は…あ!あれを売らないとね!忘れていた。インベントリから大量の狒々の毛皮を出す。
「買ってください」
「何よ!? こんなに…狒々って妖怪よね?」
「はい。クエストでたくさん戦うことになりまして」
「まぁ、初物だし、売ってみるわ」
やった!流石ルインさんだ!これですっきりした。これでもう少し、アトランティスでクリスタルを買えるぞ。さて、狒々について聞かれる前に退散しよう!
バトルシップでサブマリンユニットを作る。完成したのはスクール水着なこと以外は普通のダイバー装備だ。一応これがイクスのサブマリンモード。
名前 イクス アモールエクスマキナLv34
生命力 167
魔力 167
筋力 137
防御力 167
俊敏性 137
器用値 137
スキル
飛行Lv17 機人兵装Lv32 暗視Lv15 望遠Lv23 射撃Lv27
必中Lv3 詳細解析Lv10 演算処理Lv27 行動予測Lv22 索敵Lv27
反射Lv13 連射Lv22 加速Lv3 バリアLv1 空間把握Lv4
換装Lv9→Lv10 水中行動Lv1 潜水Lv1 リンクLv20 魔力充電Lv19
リミッター解除Lv3
まぁ、水中行動と潜水が追加されただけだ。後、ユニットの交換をしたから換装のレベルが上がった。
「準備完了です。マスター」
「あぁ…それじゃあ、ポセイドンの所に行くか…」
イオンの無言の視線攻撃が痛い!俺が望んだスクール水着じゃないのに!理不尽だ!
「準備が出来たようじゃな…話はしてある」
「私たちが捜索を手伝うことになった。任せてくれ」
「よろしくお願いします」
「あなたも捜索をするならドラゴニュートとネーレウスを召喚したほうがいい。加護が無ければ水圧で死んでしまうからな」
深海こわ!?一応海魔法のサブマリンや人魚の雫石でも問題無いらしいがここはイオンとリアンの力を借りよう。
というわけでステュクスたちの力を借りて捜索するが見付からない。
『やはり光学迷彩と捜索を妨害するシールドを使っていると思われます。マスター』
イクスは水中では話せないからシンクロで通信が来る。
「見付けられそうか?」
『近づければ必ず可能です』
地道に捜索するしかないか。
しかし全然見付からない…エクスマキナの母船がかなり巨大なはず。簡単に見付かると思ったんだけどな。すると急に地面が振動する。地震か?
「不味い! 海底火山の噴火だ! 全員逃げろ!」
海底火山!?あ、本当だ!今にも爆発しそうだ!
『全員逃げろ!』
「「はい!」」
『スピード不足です。マスター』
何ぃいい!?
「リアン、イクスを頼む!」
「は、はい!」
リアンがイクス、イオンが俺の手を引き、海底火山から逃げた。俺たちが流れ出ている土石流を見ているとステュクスが来る。
「大丈夫か?」
「なんとか」
おっかない海域だ。しかしこんな海底火山があってエクスマキナの母船は大丈夫なのか?あ、シールドがあるから大丈夫なのか…ん?待てよ。
「この辺りで海底火山は結構発生するんですか?」
「ん? まぁ、この辺りは活発な海底火山がそこそこあるからわりと多いと思うぞ」
それならこれしか考えられないな。
「イクス、エクスマキナの母船は機能を停止しているのか?」
『恐らく必要最小限の能力を使った状態だと思います』
なら大丈夫だな。
俺は杖とファミールを取り出す。さっき魔力は回復させたし、動けなくても魔法は使える!
「ちょっと全員この場から離れてくれ」
全員が離れる。行くぜ!
「「「「トルネード!」」」」
『『『『トルネード』』』』
竜巻が海底の土を巻き上げる。
「まさか…」
「地中にあるんですか!?」
「わからないが、長い年月海底にあって、ずっと海底火山の噴火を耐えていたとするなら可能性はゼロじゃない」
『地中に埋まっているならわたしに反応しない理由にも説明がつきます。流石です。マスター』
まだ決まっていないのだが…するとステュクスたちも手伝ってくれた。これで見付からなかったら、俺は赤っ恥だな。
暫く続けると魔法がバリアに当たる。ビンゴだ。俺とイクスがバリアに近付くと音声が聞こえた。
『エクスマキナ及びマスターを確認しました。転移を実行します』
俺たちは緑の光りに包まれて転移した。
「おっと…ここは船の中か?」
「イエス、マスター。そして母船で間違いないようです」
イクスがそういうと音声が聞こえる。
『エクスマキナとマスターを登録します…登録完了。映像開始します』
ホログラムで映し出される。
『私はこの星に来たエクスマキナの総司令官…ガガ…我々に残された…ガガ…ない。この船に…ガガ…マスターよ。ガガ…マザーシップ…ガガ…託す…ザザ~』
終わった…マザーシップが名前かな?俺に託してくれたってことでいいんだろうか?
『マスターは至急魔力供給をしてください』
はいはい。やりますよ…パネルに手を置くとロックされ、魔力が流れる。ちょっと待って!?減りがおかしい!?魔力が無くなる!?
『魔力供給完了…マザーシップ、システム起動します』
一気に明るくなる。良かったね…俺は魔力を全部吸われて倒れている。
「大丈夫ですか? マスター」
「大丈夫だと思うか?」
MPポーションで回復して、進む前に外に出てステュクスたちに事情を説明する。
「では、我々の仕事は終わりで良いのだな?」
「はい。ありがとうございました!」
「アトランティスに船があるがどうする?」
あ、忘れていた。こうなると一旦帰らないといけないな。
「ならば護衛は残しておこう」
「ありがとうございます」
ステュクスたち護衛を残し、アトランティスに帰っていった。
さて、マザーシップの中を探検しよう。
マザーシップは基本にはバトルシップと同じだが、まず広さが桁違いだ。基本的にはバトルシップにあった部屋と同じらしい。一つずつ確認して行こう。
まずは格納庫。ここには俺が待ちに待ったものがあった。古の島のイベントで見たロボだ。ここにあったんだ!しかも複数ある!
「エクスマキナの防衛機構はマザーシップから転送装置で送られています」
「乗れないのか?」
「乗れません」
無念…しかしまだ希望がある。
「これは防衛にしか使えないのか?」
「いえ、ブリッジから支援要請をすれば、攻撃に参加させることが出来ます」
マジで!?やったぜ!
他にはたくさんの機能停止状態のエクスマキナと四角の箱と外に出るための転移装置があった。
「違います。マスター。彼らはサブエクスマキナ。マザーシップを管理操作をするためのエクスマキナをサポートするエクスマキナです」
「つまり船専用のエクスマキナということか?」
「その認識であっています。ただわたしたちから支援要請があれば戦闘に参加することもあります」
それは便利だろうな…船を動かすにしても人手の必要性は感じていた。イクスは認めないだろうけど、エンジン、火気管制、シールド、船の制御を一人でするのは相当の無茶だろうからな。
しかも戦闘まで参加するのか、凄いな。恐らくあの転移装置で出動するだろうな。
「この四角いのはなんだ?」
「ナノエクスマキナです。船やエクスマキナをナノマシンで修理をするエクスマキナです。他の治療も出来ます」
ナノマシンまで使えるんだ…なんでもありだな。まずはサブエクスマキナを試して起動させよう。
『起動に失敗しました。魔力が足りません』
…MPポーションを飲んで再度チャレンジする。
『魔力チャージ完了。サブエクスマキナ起動します』
すると小さいエクスマキナが起動する。
『マスターを認識。登録完了。ご命令をマスター』
やばい…命令なんて考えてなかった。
「マスターは起動テストしただけです。マザーシップの点検を要請します」
『ご命令をマスター』
イクスをガン無視だ。
「サブエクスマキナはエクスマキナほど高度な思考能力を持っていませんから、マスターが命令をしてあげて下さい」
「あぁ…マザーシップの点検をしてくれるか」
『イエス、マスター』
点検しに行ってくれた。凄いな…しかし一人で点検は大変だと思い、他にも起動させようとしたが今のイクスのレベルでは一体ずつしかダメみたいだ。
だがエクスマキナの実力はこんな物じゃなかった。次に来たのが弾薬庫。ここには無数の弾薬があった。
「ここのはイクスでも使えるのか?」
「使えません。ここのはバトルシップやマザーシップの弾薬です。恐らくエクスマキナの弾薬は最後まで戦ったエクスマキナが全て使ったのでしょう」
「…そうか。立派だったんだな」
「…はい。わたしもそう思います」
食堂に来る。ここには何故か自販機があった。しかしお金入れる所や電子マネーのところもない。そして売られているのは一つのみ。
「マスタードリンクってなんだ?」
「マスターの魔力を液体にしたものです。これを飲むとわたしの魔力が回復出来ます。更にマスターの属性に合わせて味も豊富です。先程のサブエクスマキナとナノエクスマキナにも上げることができます」
どや顔で言われることじゃないからな!?食堂にはジュースなど比較にならないヤバいものがあった。
「なんだ? この装置?」
「マスター、ここに料理を置いてください」
言われるままに置くとイクスがスイッチを押す。すると俺の料理をスキャンし、一瞬で別の皿に俺の料理を作って見せた。
ちょっと待って見ようか…食材とか一切使ってないぞ。
「この星の食材を再現するなど、エクスマキナには造作もないことです」
凄い技術なのだが、納得はいかないな…今までの苦労を全否定された気分だ。しかし欠点も発見した。バフ効果が俺の料理より低いのだ。
「マスターの持つ称号のせいだと思われます」
何故か勝った気分になる。しかし俺はエクスマキナの本気を舐めていた。俺が試しに調味料でも可能か醤油を増やしたときになんと調味料の味の操作が可能であることがわかった。
つまり濃口醤油と薄口醤油が簡単に作れることが判明した。これは地味に嬉しい。
更に料理途中の物を増やして料理に使うと俺のバフ効果が発揮されることを発見した。これはパン生地で試した。パン生地の楽々生産は圧倒的時間短縮になる。
ただここで増やせるのは料理に関係したもののみという制限があった。油で試したが結果は食用油が可能でバイオエタノールはダメだった。まぁ、当然と言えば当然の結果だ。
しかしこれでリリーたちの夢、好きなもの食べ放題が実現するな。これは後の話だが、リリーたちは俺の料理とエクスマキナの料理の違いを敏感に察知し、俺が作った料理の食べ放題を要求してきた。当然無理だ。
さて、お次は工場だ。ここもでかさが半端ないし知らない機械もある。
「ここでは一度にたくさんの武器弾薬が作ることが出来ます。更にこの機械を使うと…マスター。通常の武器をください」
通常の武器?買った火縄銃でいいかな?スキャンして火縄銃を作ってしまった。またかよ!
「簡単なものなら生産可能です。魔法剣などは再現出来ません」
「エクスマキナの武器は?」
「出来ません」
出来ないんだ…残念。
ここでも調べるとどうやら武器、弾薬の生産は出来るみたいだ。つまりダイナマイトが一瞬で素材なしで作れるようになった。ただ弱点は品質が落ち、火力が下がってしまっていた。
武器についても同じだ。市販の火縄銃は変化無しだったが、リリーの荷重ハンマーで試すと重さやスキルに変化はないが、攻撃力と耐久値が下がっていた。
更に時間制限があった。二十四時間経つと無くなってしまうようだ。
やはり本職に作ってもらったほうが一番いいと証明したな。因みに分解すると素材は残らず消えてなくなるらしい。使い捨てで使うならいい設備な気がするな。
そこで俺は閃いた。一角竜の槍を大量生産する。ホークバレーで贅沢な戦闘が実現出来そうだ。するとイクスが話す。
「マザーシップはバトルシップと違い生産こそが最大の能力です。故にエクスマキナの今までの武器の素材が少なくなります」
調べると凡そ半分のコストで作れるみたいだ。更に武器の改造、強化まで出来るっぽい。夢が広がったな。改造や武器には当然素材を要求された。
生産の方はレア度がそこまで高くない普通の売られている武器などは量産が可能らしい。他にも金属を好きな形にする装置などがあった。恐らくこれでロボを作ったんだろう。今だに作り方は謎だが、ちょっと謎が解けた。
次は生産室。ここではどうやら品種改良が出来るみたいだ。俺はあまり使わないかな?
「新種の毒草などが作れますよ?」
おっかないこと言うのはやめような。ダイナマイト作りまくっているのが言っても意味ないだろうけど。
更に医務室。ナノマシン治療が出来る。ナノエクスマキナとの違いはナノエクスマキナはある程度の状態異常は直せるらしいのだが、流石に切られた腕の再生までの力はないそうだ。
それがここでのナノマシン治療は通常の治療の他に腕が斬られてもすぐに直してくれるようだ。これから強い悪魔などと戦うことが多くあるだろう。
俺はゼパルとの戦闘で腕をやられたし、これからお世話になりそうだ。
最後はトレーニングルーム。ここはもうフィールドをまるまる再現してしまった。凄いな。当然集団戦が可能だ。
今までの施設を見て俺は思ったことがある。フリーティアは環境を破壊する大規模工場はエルフに反感を食らうため作れない。
だからこそのマザーシップの施設な気がする。マザーシップ内で環境に影響を与えず、生産出来ればエルフの反感は食らわないだろうからな。
そして宝物庫、ここにはエクスマキナたちの宝があった。
コマンダーコア:重要アイテム
コマンドエクスマキナのコア。コマンドエクスマキナになるために必要な素材。
コマンダードライブ:重要アイテム
コマンドエクスマキナの魔力生成機関。コマンドエクスマキナの進化素材。
デウスコア:重要アイテム
デウスエクスマキナのコア。デウスエクスマキナになるために必要な素材。
デウスドライブ:重要アイテム
デウスエクスマキナが持つ永久機関。デウスエクスマキナの進化素材。
コスモメタル:レア度10 素材 品質S
宇宙金属の一つ。遠い彼方の星に存在する金属。人類では加工する手段がないほどの固さを誇る。
ギャラクシーメタル:レア度10 素材 品質S+
最高峰の宇宙金属。宇宙を探してもほとんど見付けることが出来ない伝説の金属。デウスエクスマキナの進化素材。
他にはメテオライトもたくさんあった。そして数を調べるとちょうどエクスマキナの進化素材であることが判明した。
ここは用事がある時以外は触れちゃいけない場所な気がする。俺はコマンドエクスマキナの素材だけ手にして、部屋を後にした。
すると通行止めだ。
やはりマザーシップでは機関部まではいけないか。
これでとりあえず散策は終わり。結論から言うとぶっ壊れ施設であることは間違いない。
最後にイクスの進化だけ済ませよう。
素材をセットし、まずはコマンドハートとコマンドドライブを作り、いよいよイクスの進化だ。イクスが工場内を進んでいくとイクスが改造されていく。そして最後にコマンドコアが入れられて進化が完了した。
『イクスがコマンドエクスマキナに進化しました。指揮、複数照準、超装甲、魔力回復、連携、EMバーストを取得しました』
『機人兵装が多重兵装に進化しました』
『マザーシップのコマンドエクスマキナになったことで、支援要請【サブエクスマキナ】、【ナノエクスマキナ】が解放されました』
『バトルシップのブリッジが解放されました』
さらりとバトルシップのブリッジが解放されたな。ということは、マザーシップのブリッジは次の進化ということになるな…はぁ。
進化したイクスはあまり変化は見られない。しかし中身は恐ろしいことになっていた。
名前 イクス アモールエクスマキナLv34→コマンドエクスマキナLv4
生命力 167→181
魔力 167→181
筋力 137→181
防御力 167→181
俊敏性 137→181
器用値 137→181
スキル
飛行Lv17 機人兵装Lv32→多重兵装Lv32 暗視Lv15 望遠Lv23 射撃Lv27
必中Lv3 詳細解析Lv10 演算処理Lv27 指揮Lv1 複数照準Lv1
行動予測Lv22 索敵Lv27 反射Lv13 超装甲Lv1 魔力回復Lv1
連射Lv22 加速Lv3 バリアLv1 空間把握Lv4 換装Lv10
水中行動Lv1→Lv6 潜水Lv1→Lv6 リンクLv20→並列リンクLv20 支援要請Lv1 連携Lv1
魔力充電Lv19 リミッター解除Lv3 EMバーストLv1
イクスから説明を受ける。
まず多重兵装は今まで専用の両手持ち装備しか両手で扱えなかったのが制限がなくなった。つまりエネルギーマシンガンを撃ちながら、エネルギーキャノンが撃てるようになったということだ。複数照準はその為のスキルだ。
次は魔力回復。これは魔力を自動回復するらしい。更に超装甲は魔法耐性、物理耐性、各状態異常耐性を併せ持っているスキルという話だ。でたらめだね。
支援要請は先ほど話していたサブエクスマキナを呼び出すスキル。連携や指揮、並列リンクはサブエクスマキナのために必要なスキルらしい。
切り札はEMバースト。武装全ての出力を一時的に大幅に向上させるというもの。ただしEMバーストが終わると大幅に出力ダウンする欠点があるらしい。ロボアニメでよく見る設定だ。
これは予断だがEMバーストのEMはエクスマキナの頭文字だろうな。俺にはバレバレだ。
寄り道は終わりにして、アトランティスに帰りますか。早くバトルシップのブリッジを見たいからね!
無事にアトランティスに帰るとイベントが終わったからかアトランティスにはいられなくなった。これは仕方無いだろうな。元々正規のルートで来たわけじゃないんだから。
最後にクリスタルの買い物をして、お別れだ。お見送りはステュクスたちが来てくれた。
「お世話になりました」
「それはこちらのセリフだ。ロデ様を元に戻してくれて感謝する。悪いな…ワープゲートの登録が許可出来なくて」
「仕方ありませんよ。まだまだ先になるとは思いますが、いつか自力でここに来たいと思います」
「ふふ。そうか…ではその時を楽しみに待っているとしよう」
俺たちがスクナビコナに乗るとポセイドンに転移させられ、元の桜花の海に戻った。
フリーティアの海に転移しないんかい。まぁ、いいや。転移しようとしたら、イオンとリアンと止められた。
「綺麗な星空ですし、気長に帰りませんか? タクトさん」
「イオンお姉様に賛成です!」
確かに綺麗だった。それにロデとアムピトリーテーの姿を見たせいか久方ぶりの甘えモードだ。
ノアの指示で神火松明を使い、安全にフリーティアに帰ったのだが、腹ペコのリリーたちになぜか俺が怒られる羽目になった。
名前 タクト 寵愛の召喚師Lv9
生命力 136
魔力 308
筋力 124
防御力 70
俊敏性 90
器用値 199
スキル
格闘Lv35 蹴り技Lv32 杖Lv39 片手剣Lv42 槍Lv30
刀Lv36 投擲操作Lv4 詠唱破棄Lv26 魔力操作Lv14 魔力切断Lv15
召喚魔術Lv40 封印魔術Lv35 ルーン魔術Lv18 騎手Lv40 錬金Lv27
採掘36 伐採Lv39 解体Lv50 鑑定Lv44 識別Lv48
疾魔法Lv13→Lv14 炎魔法Lv8 地魔法Lv10 海魔法Lv11 暗黒魔法Lv9
神聖魔法Lv16 雷魔法Lv43 爆魔法Lv45 木魔法Lv31 氷魔法Lv35
時空魔法Lv51 獣魔魔法Lv6 遅延魔法Lv14 連続詠唱Lv32 水中行動Lv25→Lv27
縮地Lv19 読書Lv16 料理Lv44 釣りLv20 シンクロLv28
エンゲージLv9 連携Lv18
名前 イオン ドラゴニュート・スワローLv6
生命力 135
魔力 226
筋力 146
防御力 92
俊敏性 280
器用値 182
スキル
二刀流Lv47 槍Lv9 投擲操作Lv30 飛翔Lv33 超感覚Lv28
魔力操作Lv10 魔力切断Lv20 高速遊泳Lv31→Lv33 竜眼Lv23 水分身Lv12
氷刃Lv33 蒼雷Lv23 多連撃Lv30 水魔法Lv24 時空魔法Lv22
水流操作Lv4 蒼海波動Lv15 水圧結界Lv10 雹Lv14 星氷装甲Lv13
氷牢Lv4 逆鱗Lv2 竜技Lv21 竜化Lv9 竜魔法Lv6
起死回生Lv3 ドラゴンブレスLv9 星海竜の加護Lv20→Lv22 料理Lv26
名前 リアン ネーレーイスLv2
生命力 140
魔力 264
筋力 132
防御力 100
俊敏性 228
器用値 200
スキル
槍Lv27 杖Lv1 聖歌Lv30 呪歌Lv10 舞踊Lv6
高速遊泳Lv28→Lv30 連続詠唱Lv3 詠唱破棄Lv3 同時詠唱Lv3 水圧弾Lv14
疾魔法Lv10→Lv11 水魔法Lv14 神聖魔法Lv10 雷魔法Lv12 連携Lv3
騎乗Lv5 未来予知Lv4 多連撃Lv12 潜水Lv14→Lv17 誘惑Lv10
音響探知Lv17 洪水Lv4 水流操作Lv6 海波動Lv9 津波Lv6
擬似女神化Lv1 料理Lv12 人化Lv30 人魚の加護Lv3→Lv6
中途半端ですがここで章を区切りたいと思います。次回は掲示板回です。
次の章ではいよいよゴネスとの戦争の話となっております。タクトたちの他にもクラスチェンジしたメルたちなどが活躍するところをなるべく多く書けたら、いいなと思います。
因幡の白兎を使ったレベル上げがありますので、そこでまだ進化していない勢力も進化する予定です。タクトたちの活躍と合わせて、楽しんで頂けたらなと思います。




