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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
怒れる海神と和の国桜花
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#493 魚介ラーメンと難破船

翌日、佳代姉たちが作ってくれた朝食を食べる。こういうのは一人暮らしにはない有り難さだ。


一方でテレビの取り合いは一人暮らしには無縁のものだな。そこで佳代姉からみんなのクラスチェンジ先を聞いた。まとめるとこんな感じ。


メル:近衛聖騎士

リサ:師範代

ミライ:プリンセス

ユーコ:ルーンナイト

レッカ:賢者

シフォン:姫騎士

ミランダ:剣豪

アーレイ:英雄

満月、ケーゴ:親衛隊

ルーク:精霊召喚師

チロル:寵愛(ちょうあい)の召喚師

烈風:最上級召喚師

雷電:竜使い

与一:狙撃手

トリスタン:ハイハンター

鉄心:武将

槍使い:鉄鋼騎兵


なんというか凄いラインナップだ。メルが思いっきり自分の名字と同じの騎士だったり、シフォンが姫騎士になっていたり、鉄心さんが武将になってたりと色々ツッコミたいな。とりあえずメルたちから聞いてみよう。


「近衛聖騎士は全員サポートタイプの騎士かな。みんなにバフをして、自分も攻撃出来る職種だよ。ルーンナイトとの違いは私の属性は聖属性で固定されているけど、ルーンナイトは属性を自由に切り替えられて、魔法剣と凄く相性がいい職種みたい」


「シフォンの姫騎士との違いはなんだ?」


「バフ効果が姫騎士のほうが大きいみたい。その代わり、必殺技の火力は私のほうが上みたいだよ」


サラ姫様の必殺技の火力が低い?いや、あれはオリジナル技っぽいから違うのかな。


「あたしの職種は近接格闘戦特化。波動や気弾も使えるけど、やっぱり格闘戦の技の豊富さが売りかな。格闘戦じゃ兄ちゃんに勝てる自信があるよ!」


何が悲しくて師範代の人と格闘戦をしないといけないんだ。


「…私は回復プラスバフ特化。姉様は攻撃のバフ担当で私は他のバフを担当する感じ。一定時間無敵化とかあるみたい」


それは反則じゃないのか?でも未希がいるから佳代姉は近衛聖騎士を選んだんだな。ケーゴの親衛隊はやはり防御特化。メルの親衛隊の間違いな気がするが何も言うまい。


レッカの賢者は俺にもあったな。大魔導師との二択で特殊な賢者を選んだらしい。


とはいえ、まだみんなクエストの最中らしいのだ。


「私はパラディンロードで訓練中…パラディンロードの騎士に100回勝たないとなれないみたい。しかも負けると最初からやり直しなんだよね…はぁ」


「佳代ねーちゃんはいいじゃん。あたしなんてずっと殴り合いなんだよ!」


「…私は各国の姫様と戦闘。アンリ姫様で挫折中」


アンリ姫様強いんだ。恐らくシフォンの相手がサラ姫様なのだろう。まぁ、みんなには頑張ってもらいたいものだ。


今日の俺の予定はブルーメンの港町の復興。昨日の鍋は予想外に反響があった。せっかくだし、今日は他の料理の宣伝をしよう。


これも商売には必要なことなのだ!というわけで本日はお米を用意して、ブルーメンの港町に向かった。


「お! 来たな! 今日もよろしく頼むわ。あんたたちがいれば今日の午後には大体形のあるものは出来るだろう」


石材はたくさん用意されていた。リリーたち対策は万全らしい。


「わかりました」


昨日と同じメンバーでせっせと運んでいく。俺は炊き出しをしようとすると知り合いと目があった。


うちのギルドメンバーでラーメン屋を目指しているコックのチャルメラさんだ。ユグさん作の出張屋台でお店を出している。


しかしラーメン屋なのに客がいない。このゲーム世界ならラーメンはバカ売れすると思ったんだが、当てが外れたのか?


「何かあったのか?」


「ギルマス…実は作ったラーメンが不評で」


ありゃま…それは厳しい。


「一杯貰えるか? お金は支払うよ」


「ありがとうございます! …へい! お待ち! 魚介ラーメンです」


いきなり難しいラーメンを選んだな。出されたラーメンを見る。こ、これは!鑑定してみる。


魚介ラーメン:レア度7 料理 品質C-

効果:満腹度100%回復、俊敏値一時間アップ(極)

魚介をふんだんに使った醤油ラーメン。魚介の味はスープに染み込み、魚介の香りが凄くするのが特徴。


醤油ベースのスープの中にイカ、タコ、エビ、ホタテが入っている。イカ足とタコ足のせいだろうか?見た目に難ありだが…美味しいなら人は来る。


怖いのは臭い…恐ろしく魚臭い。食べて大丈夫だろうか?食べて見る。


俺は天を仰いだ。ラーメンで不味いと感じたのは初体験だ。


「いくら魚介ラーメンでも流石にこれは生臭過ぎるぞ…スープには何を使っているんだ?」


「え? 醤油だけです」


なるほど…魚介ラーメンなのに魚介だしを使わなかったのか。そして薄い醤油味に生臭いイカやタコの味が染み出して、今回の味になったんだろう。


「まず魚介ラーメンを作りたいなら魚介だしを作るべきだぞ? 粉末化は出来るか?」


「あ、出来ます!」


「なら…そうだな。鰹節や魚の煮干しから魚粉を作るといい。あさりもいいな。色々な物を試して、まずは理想の魚介スープを作ってみるべきだ。カップ麺も最初に粉を入れるだろう?」


「た、確かに!」


ラーメンの味はスープで決まるとラーメン屋のおっちゃんが言っていた。だからこそスープに手抜きは許されない。それがラーメンという料理だ。


「後、イカとタコを入れたいなら湯を通してくれ。恐ろしく臭い味になっているぞ」


「わ、わかりました!」


その後、ラーメン作りを手伝って、完成したのがこちら。


魚介ラーメン:レア度7 料理 品質B

効果:満腹度100%回復、俊敏値二時間アップ(極)

魚介出汁の醤油ラーメン。トッピングにも魚介が使用され、魚介の美味しさを堪能出来る料理。


説明が全然違うな…食べて見る。


「ど、どうですか?」


「…食べてみ」


「え!? い、いただきます」


恐る恐るチャルメラさんがラーメンを口に入れる。そんなに警戒しなくてもいいのに。


「う…旨い!」


「ちゃんと魚介ラーメンの味になっているだろう?」


「はい! 流石です! ギルマス!」


流石というわけではないんだがな…ちょっと手を加えただけだからね。


「さて、じゃあ。お店頑張れよ。お客さんをあまり待たせないようにな?」


「え? あ」


いつの間にか客が集まっていた。ラーメン屋台の利点だよな…ラーメンの匂いがダイレクトに宣伝になるんだから。


「あ、ありがとうございます! いらっしゃいませ!」


少し見守っていたが大丈夫そうだな…評判も良さそうだ。特に魚介スープはリザードマンに大人気だ。その辺りはチャルメラさんも考えていたんだろう。


俺も自分の作業をするとしよう。お米を飯盒で炊いていく。


お米が炊けたら、イオンとリアンを呼んでおにぎりを握っていく。


その光景に足を止めるリザードマンが多数。一部騎士も足を止めている。


「お前ら…働け!」


親方の雷が落ちた。イオンたちを呼んだのはミスだったかな。


その後、イオンとリアンが握ったおにぎりは男たちの戦争になった。俺のは子供たちに大人気だった。


『流石ギルマス、見境なし』


「…そんなに生のカエル肉が詰まったおにぎりが食べたいなら俺が食わせてやろうか?」


『結構です!』


逃げやがった…全く困ったメンバーだ。


俺は昼食のためログアウトし、食べ終わってから作業を再開する。


俺は飯盒を片付けているとリアンが反応する。


「どうした?」


「いえ、波の音が…変な気がして…やっぱり変です! タクト先輩!」


こりゃ、ただごとじゃないな。ちょうどリリーが堤防の上にいたから聞いてみよう。


『リリー! そこから何か見えないか?』


『高くてわかんない!』


高く作りすぎるのも問題だな…俺たちは防波堤に向かい、リアンが音響探査をする。


「…見付けました! あそこです!」


どこだ?目を凝らすと僅かに丸太が見えた。あれか!


俺たちが飛び出そうとした瞬間だった。海から銛魚が飛び出す。やば、こいつらの事を忘れていた。


「はぁああ!」


イオンが銛魚を対処してくれた。


「助かった…ありがとう。イオン」


「タクトさんらしく無いですよ? 慌てるのは厳禁です。行きましょう」


ぐうの音も出ないね…三人で海に向かうとそこにあったのは壊れた筏と丸太の上で伸びている人だった。


「おい。大丈夫か」


俺はその人物を見て驚く。その人は腰に刀があり、水色の羽織袴、背には誠の文字があった。


「…腹、減った」


また腹ペコかい!感動を返せ!


名前 イオン ドラゴニュート・スワローLv4


生命力 135

魔力  220

筋力  144

防御力 92

俊敏性 272

器用値 182


スキル


二刀流Lv47 槍Lv9 投擲操作Lv30 飛翔Lv33 超感覚Lv28 

魔力操作Lv10 魔力切断Lv20 高速遊泳Lv31 竜眼Lv23 水分身Lv12

氷刃Lv33 蒼雷Lv23 多連撃Lv30 水魔法Lv24 時空魔法Lv22 

水流操作Lv4 蒼海波動Lv15 水圧結界Lv10 雹Lv14 星氷装甲Lv13 

氷牢Lv4 逆鱗Lv2 竜技Lv21 竜化Lv9 竜魔法Lv6 

起死回生Lv3 ドラゴンブレスLv9 星海竜の加護Lv20 料理Lv25→Lv26


名前 リアン ネーレーイスLv2


生命力 140

魔力  264

筋力  132

防御力 100

俊敏性 228

器用値 200


スキル


槍Lv27 杖Lv1 聖歌Lv30 呪歌Lv10 舞踊Lv6 

高速遊泳Lv28 連続詠唱Lv3 詠唱破棄Lv3 同時詠唱Lv3 水圧弾Lv14 

疾魔法Lv10 水魔法Lv14 神聖魔法Lv10 雷魔法Lv12 連携Lv3

騎乗Lv5 未来予知Lv4 多連撃Lv12 潜水Lv14 誘惑Lv10

音響探知Lv17 洪水Lv4 水流操作Lv6 海波動Lv9 津波Lv6 

擬似女神化Lv1 料理Lv8→Lv12 人化Lv30 人魚の加護Lv3


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最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
以下のリンク先で連載中です。


動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
― 新着の感想 ―
[気になる点] チロルとタクトは違う過程を経て今の職種になってますが、その場合は職業スキルに違いが出たりはするんでしょうか? それとタクトの時とレッカの時で賢者の扱いが上級職と 最上位職で違うのは、そ…
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