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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
怒れる海神と和の国桜花
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#483 エルフ救援クエストクリア

夕飯を食べ終えてからログインする。


まずはエルフの救援だな。サバ缶さんたちから魔塩除去剤と塩害防止剤を貰う。すると攻略組のみんなが何をしようか迷っていた。


「すること無いなら、アクアスに向かったらどうだ? 今なら小船が無しで行けるから楽だぞ」


『それだ!』


どうやら忘れていたらしい。後で知ったことだが、魔塩で凶暴化したタイラントタイパンと戦うことになったらしい。それでもだいぶ楽だろう。


さて、俺は美食の町ドノスに向かう。理由は小麦の苗などの苗とパン用の竈と小麦収穫のための機械を調達するためだ。それぞれとりあえず五つ買った。五つあればだいぶ余裕が出来るだろう。


そしてエルフの村に向かい、エルフィーナに小麦の苗と小麦や多くの野菜を渡す。そしてエルフィーナの指示で竈を設置した。そして約束のパン教室を開く。


俺だけでは教えられないので、セチアを呼ぶ。参加者は女性のエルフとエルフの子供たちだ。将来有望だね。


そして完成した多くのパンがエルフの人たちやドライアドたちに振る舞われる。みんなパンを食べて笑顔になる。するとセチアが急に口を開いた。


「…タクト様、ありがとうございます」


「どうしたんだ? 急に」


「いえ、なんとなくそう言いたくなったんです」


むぐ…セチアのために救援を引き受けたことがバレバレみたいだ…するとエルサリオンさんが来る。


「魔塩の除去も十分出来た。食料も貰い、作物も生産体勢が整ったからの。そろそろ依頼の報酬を渡して良いじゃろう」


お!ということは!ダイヤモンドを二つ貰った。やったぜ。早速ナオさんに依頼しないと。帰るときに改めてお礼を言われる。


「この度は本当にありがとうございました。エルフはこの度の恩を決して忘れません。何か困った事があれば力になることをお約束いたします」


「自分もまた何か困った事があれば、いつでも言ってください。出来る限り力になりますから」


「ありがとうございます」


これでエルフの救援は終わりだ。


エルフの村から帰った俺は久しぶりにナオさんのお店に向かった。


「お邪魔しまーす」


「いらっしゃいませ」


おや?ナオさんがいない。店番の人に聞くとナオさんは一生懸命アクセサリーを作っているらしい。呼んで貰い、俺はお店を見て回ると宝石を使った銀のアクセサリーの他に真珠のアクセサリーなどがあった。


結構いい効果のアクセサリーがあるな。リリーたちのアクセサリーを買ってもいいかも…色々物色しているとナオさんが来た。


「リリーさんたちのアクセサリーをお探しですか?」


「それもあるんですが、また指輪をお願いしたくて」


「ということはダイヤモンドが手に入ったんですね! 次はどんなデザインがいいですか?」


「う~ん。一つは狐のデザインでお願いします。もう一つはメカっぽいデザインって出来ますか?」


ナオさんが悩む。だよな…メカっぽいデザインってなんだ。そして誰に贈るかバレバレだな。


「狐のデザインは既に考えてあるんですが、メカっぽいデザイン…時計のデザインみたいな感じでどうですか?」


お!なんかメカっぽいかも!


「それでお願いします! あ、後これも」


「これってブラックダイヤモンド!? は、初めて見ました」


「俺もですよ。ノワのドラゴンのデザインでお願い出来ますか?」


「緊張しちゃいますが、大丈夫です。任せて下さい」


頼りになるな。これでノワまで準備が出来た。ホームに帰ると恋火の様子が変だ。チラチラ俺の様子を伺ってくる。セチアから情報を聞いたな。


「恋火、落ち着きよし(落ち着きなさい)。今日貰ったからゆうてすぐに指輪を貰えるわけあらへんよ?」


「そ、そうですけど…お姉ちゃん。ど、どうしたら」


パニック状態だな。どうするもこうするも俺からプロポーズするんだから待つしかないだろうに…しかし慌てる恋火も魅力の一つなんだよな。


「待てばいいんどす。ほら、タクトはんに笑われとるよ?」


「え? あ、タクトお兄ちゃん! 笑うなんて酷いです!」


笑っていたわけじゃないだけどな…微笑んではいたかも。


恋火にポカポカ叩かれながら、俺はキッチンに向かう。大量ゲットしたカカオやオリーブをなんとかせねば…リープリッヒの人たちも呼んでチョコレート、オリーブオイル作りをする。


するとメルたちが帰って来た。


『チョコレート…』


メルたちはリリーたちと一緒にチョコレートを食べる。そしてアクアスのことを聞くとそこでレッカたち、魔法使いたちが魔導書の作製をしたらしい。


「これでようやく装備でタクトに並んだよ。まぁ、杖で差があるだろうけど」


黄龍の杖、水樹の杖は早々越えられないだろう。それでも魔法使いのみんなが魔導書を作れたのはでかいな。俺もどれだけファミーユに助けられているかわからないからな。


因みに現在、小麦、米のせいで藁の紙が大量に作られている。そのお陰で魔導書の量産しても紙には困らない状況だ。本当に小麦と米の存在はでかい。


するとルークたちが帰って来た。なんかルークがボロボロだ。


「…どうかしたのか?」


「マングローブの森でタクトさんがチェックしていないところを探索したんですけど…」


「何かあったのか?」


「…上半身が裸の人間…バーバリアンに出会いまして。それで魔塩のクエストが発生して、クリアしたんですが…友達友達って…」


歓迎されたわけだ。因みにバーバリアンは蛮族とかの意味だな。あの森にそんな人たちがいたとは知らなかった。


「そういえば俺もエルフから困った事があれば助けてくれるって言ってくれたな」


「エルフとバーバリアンの差が酷いな」


「言わないでよ!」


しかしこれは偶然だろうか?全員と話し合ったが、結論は出なかった。ただこの魔塩騒動はバアルイベントの続きであることは確実であり、意図的に発生した可能性が高いという話だ。このイベントに俺は怪しさを感じながらログアウトした。

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