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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
怒れる海神と和の国桜花
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#482 犯人探しと情報共用

翌日、学校が終わり、スーパーで買い物をする。しかし頭の中はエルフの女王に言われた犯人のことだ。なんとかして見付けないと次は何が起きるのかわからない。


む?あ~!最後のコロッケ取られた!?おのれ、おばさんめ!一人暮らしの男から夕飯コロッケを奪って楽しいか!


悲しみを抱えたまま、帰宅した俺はゲームにログインする。とりあえずギルドに向かうが情報は無し。ダメか~。


「重要なNPCの情報なら間違いないでしょう…問題はどうやって探すかですね」


「ですよね…イベント前に海を攻略していた人ってどのくらいいたんですか?」


「イベントで船を交換した人もいましたから海に行っている人は多かったみたいです。海の神の宝がどんなものでどこにあったかわからないと絞れないですね」


そこか~!しまった…情報をもっと聞けば…話してくれるかな?無理そう。


「話ではフリーティアにいた人物なんですよね?」


「そういってましたね。つまり現在いる人は白ですね」


「犯人はイベント前にフリーティアから海に行っていて、現在は他国にいる人物ってことですね。現在フリーティアを出る人は中々いないと思いますが流石に絞れないですね」


ということは取れる手段は決まってくる。


「…俺は城の人たちに話をしてきます。出来れば他国にも話しを通して貰いますね」


「国に働きかけるしかないですよね…お願いします。私たちは生産と情報集めをします」


というわけで俺は城でエルフの女王から貰った情報を話した。


「…エルフの女王がそう言ったのなら事実であろうな」


「我が国に所属していないのがせめてもの救いですね…ただ放置も出来ません。また被害が出ると言われた以上、なんとかしなければ」


「ふむ…まずは入国を禁止にしたほうがよいな…」


というわけで一時的に許可した者以外が入国禁止になった。インフォでも知らせが来た。


これでとりあえず騒動を起こした者はフリーティアには来れなくなったはずだ。


「お主には悪いがライヒ帝国とエリクサーラピスに行って貰えぬか? 例の薬の依頼が来ておるついでにこの情報を伝えて貰えると助かる」


「わかりました。慎んでお受け致します」


というわけでまずはライヒ帝国に向かった。


そこで薬を渡し、情報を提供する。


「…ふむ。つまりフリーティアから来た人間が怪しいわけだな? しかしワシが知る限りフリーティアからワシの国に来たものはおらんな…どうじゃ?」


「は! 私も把握していません! ただ他の国を経由した可能性があるかと」


あぁ…ワントワークに向かってからライヒに向かえばそれはワントワークから来たわけになるのか…面倒臭いな。


「…そうじゃな。これ以上被害を出すわけにもいかん。一時的に入国を禁止せよ」


多分ライヒ帝国にいるわけでは無さそうだな…一番可能性が高い国が潰れたか…では次に行こう。


エリクサーラピスに向かうと取引で移動してきた者はいるが全てフリーティアに帰っているそうだ。取引なら当然だよな。


エリクサーラピスも入国を禁止した。俺はこれ以上動けないないな。国と関わりがあるのがこの二国だからな。


一応ワントワークと関わりがないわけではないが厳しいだろうな。寧ろルインさんが関わりがありそうだ。俺が知らない食材はワントワークから仕入れているらしいからな。サバ缶さんたちに念のために連絡する。


その後、アインシュタインさんに会うと魔塩除去剤の話になる。当然レシピとか教えたりしない。せっかくの商売を潰したりしないさ。


「ケチじゃのう…それより犯人については本当のことかの?」


「情報はエルフの女王からです」


「それは正しいじゃろうな…それにしてもよく無事じゃったな」


「…生きた心地はしませんでしたね」


俺の様子にアインシュタインさんは笑う。


「わしらも探っておるのじゃが…この魔塩が邪魔で魔導アイテムが誤作動する始末じゃ。迷惑なものをばら蒔いてくれたものじゃよ」


アイテムまで誤作動するんだ。それは大変だろうな。この町では特に。


「うむ…タクトよ。海の神と会うつもりなら戦うでないぞ」


「どういう意味ですか?」


「海の神相手に海で戦うことは天災に全裸で飛び込むようなものじゃ。はっきり言うとな…勝ち目はない」


勝ち目はないか…確かにバエルはあくまで島で戦ったから、有利性はなかっただろう。でもな…


「戦闘せずに解決出来ますかね?」


「怒らせた者が何をしたかに寄るの…しかし戦う気なら自ら襲い掛かって来るはず。そうしないと言うことはまだ戦わない道は残っておるということじゃ」


なるほど。やはりサバ缶さんたちの推測は正しいということだろう。しかし結局は早く犯人を見つけて対処するしかないってことだ。


「ところでワシはカインからうどんという物を自慢されたのじゃが?」


「…作りますよ」


「すまんのぅ」


アインシュタインがうどん食べるのって凄い絵だなと思った。


「フリーティアはだいぶ食生活が変化しておるようじゃのぅ…」


「なんですか? 食べたいならフリーティアに来ればいいじゃないですか」


「面倒なんじゃよ…ワシが他国に関わるとあらぬ誤解をされるのでな」


もう十分関わってるじゃん。


「どうしろと?」


「お主の店をここに出せぬか?」


「フリーティアのギルドがここで商売していいんですか?」


「無理じゃな。しかし連携相手に素材を渡し、お店を出すことは出来る」


ニックさんたちのことを言っているな。


「俺だけでは決めれません。ギルドのみんなと話し合うってことで良いですか?」


「うむ。吉報を待っておるぞ。あ、うどんはたくさん作ってくれ。毎日食べるのでな」


気に入ったらしい…そしてインベントリに保存とは考えたな。


うどん代はしっかり貰い、ルインさんにお店の話をした。


「なるほど…そういう風に商売を広げていくのね…今は無理だけど検討はしておくわ」


これで俺は夕飯のためにログアウトした。

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