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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
始めてのVRMMO
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#47 戦闘指南とリスト召喚

俺はルークとチロルとパーティーを組み、始まりの草原に来た。俺の召喚獣はボアハンターのリリーだ。


「二人は戦闘したことはあるか?」


「まだです」

「私もです」


うーん。まだならお手本を見せたほうがいいかな?


「それなら最初は参考になるかわからないが戦闘を見せようか。まずはルークのお手本を見せるよ」


「は、はい!それじゃあ、パーティーを解除して」


ルークがパーティーを解除しようとするが待ったをかける。


「そのままでいいよ」


「え?いいんですか?経験値が減ってしまうそうですが」


「構わないよ。どうせすぐ済むし、二人のレベル上げにもなるからね」


俺がそういうと二人共唖然としている。まぁ、たぶんもっと唖然することになるぞ。では、ボアさんにご登場願おうか。


「す、凄すぎる…」

「これがトッププレイヤーの戦闘…」


結果はいつもどおり、ほぼリリーだけで仕留めて終わった。


「俺の場合だが、基本的に近接戦闘は召喚獣に任せて、俺は回復、補助、魔法で支援、援護という形を取ってるね」


「ゴブーナでも大丈夫でしょうか?」


問題はそこだよな。


「そこは戦闘を見てみないと何とも言えないな…ただボアが相手ならボアの正面にでなければ危険はない。そこだけはちゃんと指示すればボアに関しては問題ないと思うよ」


「な、なるほど…確かに攻撃は突進だけみたいですね」


理解出来たなら大丈夫そうかな。では次はリリーを代えてグレイを召喚する。6人パーティーだからいちいち代えないといけない。かといってレギオンにすると経験値がそれこそ更に減るし、危険もますので、ここは我慢しよう。


「それじゃあ、次はウルフのお手本を見せるな。グレイ、頼むぞ」


「ガウ」


そしてリリーと同じく戦闘のお手本を見せる。相手はボアさんたちです。そしてあっさり戦闘終了。


「凄い…なんというか…阿吽の呼吸という感じでした」


「そこまで大したことじゃないよ。ウルフは基本的に賢いからね。こちらの動きにある程度合わせてくれるんだよ」


言ったとおりグレイは今までにこちらが指示をしなくてもしっかり自分の役割を理解して行動しているイメージがある。そして今回はそれを試してみたところやはりビンゴだった。グレイは突進して来るボアに対してしっかり側面から噛み付き、ボアの意識を自分に向けさせる。そしてフィールドを走り回り、時間稼ぎをした後、俺が魔法でボアを仕留めた。完璧な仕事っぷりである。


「そうなんですね…では私も魔法に集中したほうがいい感じですかね?」


「多分ね。さっき見せたようなウルフが敵の注意を引いて、魔法を撃つのが基本だと思うよ」


「わ、わかりました」


よし、じゃあ本格的なモンスターの狩りを始めますか。俺はグレイに代えてイオンを召喚する。


「それじゃあ、全員で試しに戦ってみようか。近接戦闘は基本的にゴブーナとゴン太に任せる。危なくなったら、イオンがフォローしてやってくれ」


「任せてください」


「二人は魔法に集中してくれ。もしボアが来ても俺がなんとかするから安心してくれ」


「「了解です!」」


結果は良かった。ゴブーナもゴン太も立派に連携していた。ゴン太が側面から噛み付いた後に逆の側面からゴブーナが石の剣で斬りつける。その間、ゴン太は走り周り、ボア達を牽制。ルークの風魔法、チロルの火魔法が完成し、ボアは一体一体減らしていった。


「出番なかったですね」


「この場合はないほうがいいさ」


そう無事に俺達の出番がなく、戦闘は終わった。


「か、勝てた…」


「ギリギリな感じでしたけど…」


「最初はそんなものだよ」


俺は最初がリリーだったからそこまでの苦労がなかったが最初の戦闘は酷かったもんだ。リリーがボアに正面から攻撃したり、俺の方までボアが来たり…あれ?連携で俺は二人に負けてないか?


気のせいだ。忘れよう。そういえば忘れていたことがあった。


「そういえば二人は今日の魔石召喚はもうしたのか?」


「あ、そうか一日一回でしたっけ?」


「そうだ。どうせ召喚するなら早いほうがいいぞ。レベルアップが早いからな」


というわけで一旦獣魔ギルドに向かい、召喚を行う。俺は今日の魔石召喚を既に決めている。最初はホワイトタイガー狙いだったわけだが、折角新しいモンスターが登録出来たのだ。なら召喚したくなるものだ。というわけで魔石を用意してリスト召喚を実行。さて、追加されているかな?


ウルフ

タイガー

フクロウ

ヒヨコ

スパイダー

ビー


おお!増えたな!そういえば魔石召喚でゴブリンが出るということはリスト召喚に登録されるのかな?後でルークに識別させてもらうか。では、召喚行ってみますか!


魔石が浮かび上がり、魔法陣に吸い込まれる。そして輝きを放ち、可愛らしいモンスターが登場した。そして俺の召喚魔術がレベルアップした。さて、名前は既に決めてます。では名前と召喚したモンスターはこちら!


名前 ひより ヒヨコLv1


生命力 6

魔力  2

筋力  2

防御力 2

俊敏性 8

器用値 2


スキル


飛行Lv1


人間の女の子にも付けられる名前だ。晴れた天候の日和をあえてひらがなで名づけました。うん、苦しい逃げだと自分でも思う。進化先を知ることは重要だと認識したよ。だって、進化先に鶏がいる可能性があるし、どんな鳥になるか不明なのだ。例えば名前をピヨ子にしたら、お前それ鶏じゃんと言われたら返す言葉がなく…恥ずかしいことになる。それを必死に避けた感じです。


そして問題のステータス…弱い!今までで最弱だ!初期にヒヨコが当たった人苦労していそうだな。飛行で空を飛べるのが救いかな?


俺がそう思っているとひよりが必死に羽を動かして飛ぼうとするが数センチしか飛べていなかった…あれ?モンスターのヒヨコはかなり上空を飛んでいたがなんだったんだ?まぁ、いいか。可愛いし。


俺がひよりを手に持ったまま外に出ると二人もちょうど出てきたところだった。チロルが召喚したのはバットだった。そういえば召喚出来るんでしたね。後で識別しておこう。


そしてルークは二匹目のゴブリンだった。…俺はゴブリン召喚師誕生の瞬間に立ち会ってしまったらしい。


「どうしましょう…」


そんなこと聞かれても正直知らんよ。まぁ、ゴブリン召喚師として頑張ってくれとしか言えないな。


名前  タクト 召喚師Lv15


生命力 24

魔力  54

筋力  17

防御力 10

俊敏性 15

器用値 32


スキル


素手Lv5 蹴り技Lv6 杖Lv6 召喚魔術Lv11→Lv12 錬金Lv6 採掘Lv6 解体Lv7 鑑定Lv7 

識別Lv4 風魔法Lv5 火魔法Lv6 土魔法Lv5 水魔法Lv5 闇魔法Lv5 光魔法Lv5 雷魔法Lv3 

爆魔法Lv2 木魔法Lv2 氷魔法Lv2 時空魔法Lv3 読書Lv4 料理Lv15 餌付けLv3 釣りLv5



キャラのステータス表示についてですが、召喚した初期キャラは本文中に書いたほうがいいと思いましたので、初期キャラについては本文中に書こうと思います。


次回も新しい仲間が登場します。お楽しみにです。

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