#455 ドラゴンの試練 山頂エリア
休憩が終わり、再開する。ゴールまであと少しだ。リリーに眷属の話を聞くとわからないと元気に言われた。
大丈夫、予想通りだ。まぁ、大体レーザーとか回復とかしてくるドラゴンだろう。
メンバーはリビナ、セフォネ、ファリーダ、アラネア、ぷよ助で挑む。ノワは温存したい。
みんなで山頂を目指す。すると可愛いドラゴンがいた。
ドラゴネットLv1
召喚モンスター 討伐対象 アクティブ
小さくて白いドラゴンだ。しかもレベル1。どうしたものか…
「きゅ?」
か、可愛いな。ツボに入ったのはリビナも同じらしい。
「わぁ! 可愛いドラゴン! タクト! 餌付けしてみたら?」
「出来るのか?」
「わからんない。ほら、可愛ーー」
リビナの顔がレーザーで焼かれる。
「きゅ?」
「何首傾げているのかな? やったの君だよね? もうボクは怒ったぞ!」
リビナがそういった瞬間だった。
「きゅーーー!!」
ドラゴネットが叫ぶとたくさんドラゴネットが現れた。これは…ヤバくないか?
ドラゴネットたちの口に光が集まる。やっぱり!
「ぷよ助、頼む!」
『きゅーーー!』
レーザーが乱射される。ぷよ助を選んで良かった。
「あなたが怒らすからよ」
「えぇ!? ボクのせい!? というか敵だったんだよね?」
「まぁな…しかしなんとも倒しづらいな」
愛くるしさが邪魔をする。
「そんなこと言ってる場合じゃないわよ…魔力妨害!」
ファリーダが魔力妨害を使うがレーザーが止まらない。
「ほらね…恐らく光のドラゴンの加護を持っているわ。見た目より強いわよ」
「うーん…でもなぁ…」
俺が悩んでいると魔力が無くなったのかドラゴネットたちが逃げ出した。良かった。
「逃げ出した!? ボクの顔を焼いたお仕置きをさせろ~!」
リビナが叫ぶ中、ファリーダが聞いてくる。
「逃がすなんて意外だったわ」
「俺だって倒したくないモンスターもいれば戦いたくないモンスターもいるさ。ファリーダだって、スライムと好んで戦いたくはないだろう?」
「…まぁね」
落ち込むぷよ助。お前のことじゃないぞ。するとセフォネが反応をする。
「む…何かこっちに向かってきて来るのじゃ」
セフォネがそう言うと山の側面から白い東洋タイプのドラゴンがたくさん現れた。
白龍?
? ? ?
黒龍が来るなら白龍も出てくるよな。それにしてもあの数…まさかドラゴネットたちが呼んだ感じか?
白龍たちの口が光る。
「ぷよ助!」
再びレーザーの乱射をぷよ助でガードする。綺麗なドラゴンだがこいつには容赦はしない。
「やるぞ。アラネアは地面からいけ。俺がレーザーを止めるからみんなは合わせてくれ」
「わかったわ」
「任せて!」
「いつでも行けるわ!」
さて、どう止めるか。
「ルーンスキル!」
一匹の白龍のレーザーが止まった。効果ありか!
「セフォネ!」
「任せるのじゃ! 影召喚!」
俺とセフォネが次々レーザーを封印していくと封印した白龍が再びレーザーを撃ってきた。見ると白竜が封印を解除している。しかも呪滅封印のダメージも回復させている。
あぁ…うざいな…作戦変更。
「「「チェーンエクスプロージョン!」」」
『『『チェーンエクスプロージョン』』』
白龍たちを爆破する。最初からこうすれば良かった。
それを見て、リビナたちが接近戦を挑むと混戦になる。
「魔素解放! 集中! 行くわよ!」
ファリーダが魔素を斧の刃に集めて、振りかぶると白龍が両断される。ファリーダのパワーは流石だ。
セフォネも血のスキルで白龍たちを倒している。
問題はリビナだ。
リビナは吸血爪を使うが白龍の鱗に攻撃を阻まれる。魅了は効果がないため、大苦戦している。間違いなく白龍は守り特化のドラゴンだな。結果魔拳や精神誘導で同士打ちさせる戦いをしている。
俺が分析していると白龍たちの体が光る。その瞬間、リビナたちは目を閉じてしまい、その隙に尻尾でぶっ飛ばされた。
「き、効いた~」
「下手に接近はしない方がいいわね…」
「じゃが、魔法攻撃に強いぞ? どうするのじゃ? タクト」
「リビナたちが注意を引いてくれたから、仕込みが終わったみたいだぞ」
白龍たちがレーザーを使おうとした瞬間、鋼線が身体を絡み付き、白龍の口も開けなくした。
よし、じゃあ仕留めるか。
「なんか釈然としないな~」
「妾たちはあまり活躍なかったからの…」
動けない白龍たちをボコボコにした人の言う言葉じゃないな。するとインフォが来る。
『ファリーダの斧スキルが15に到達しました。斧【ローリングスマッシュ】を取得しました』
さて、解体するか。
白龍の鱗:レア度7 素材 品質B
状態異常に掛かりにくい鱗。また自動回復効果もあり、非常に汎用性が高い素材。状態異常が苦手な重戦士などに人気の素材。
白龍の牙:レア度7 素材 品質B
神秘的な光り輝く牙。武器にすると眩しく光る武器が完成し、敵の目を眩ます効果がある。またアンデッドモンスターに特攻もある。
ふむ…状態異常になりにくかったのか。案外成功したと思ったら、失敗していたケースがあったのかも知れないな。
白龍の牙は敵に使われるとうざそうな武器だな…いちいちフラッシュバンをされるみたいなもんだから厄介極まりないだろう。
その後、山頂に上ると採掘ポイントを発見する。
フローライト:レア度8 素材 品質A-
加熱すると発光する石。レンズやガラスなどを強化するのに使われる。
閃光石:レア度8 素材 品質A-
加熱すると炎と共に激しく発光する石。石の色により、発光する色が変化する。目眩ましや味方への合図に使用される。
フローライトはイクスの武器素材にあったな。閃光石は説明から見てマグネシウムのことだろう。
閃光石は火影さんたちが喜びそうだし、ニックさんやサバ缶さんも花火を作りそうだ。
そのまま山頂を目指すと最後にドラゴンが現れた。
ドラゴンモノケーロスLv30
テイムモンスター 討伐対象 アクティブ
一本の回転角があるドラゴンだ。案の定、回転角で突っ込んでくる。するとセフォネが前に出る。
「妾に任せよ! こやつに魔王の恐ろしさを教えてやるのじゃ!」
そこまで言うなら任せよう。
ドラゴンモノケーロスの激突に対して、セフォネはノーガードでいるとドラゴンモノケーロスの回転角がセフォネを貫く。しかしセフォネは無事だ。
「この程度の攻撃…ヴァンパイアには通じ無いのじゃ! お主には勿体無いが妾の真の力を教えてやろう! 魔素解放!」
セフォネから魔素が吹き出すとセフォネを貫いているドラゴンモノケーロスが魔素に侵される。暴れるドラゴンモノケーロスだが、流石に魔素への対抗策はないようだ。
ただし元凶を刺したまま壁に何度もぶつかるし、転がったりして大変だ。俺たちはフライで空に避難して見守った。
「お主ら!? ぐべ!? こら! ぬぐ!? 暴れ…ぬわぁああ!」
やがて力尽きたドラゴンモノケーロスに俺たちは近づく。どうやら激突の効果は一体のみみたいだな。セフォネが既に食らっている状態では俺たちには発揮されないみたいだから間違いなさそうだ。
「お、お主らには助けるという選択はないのか…」
「セフォネが任せろって言ったんじゃん」
「ぐぬ…」
セフォネが言葉に詰まる。そんなセフォネに話しかける
「それでもドラゴンモノケーロスを本当に一人で倒した…強くなったな。セフォネ」
「ぬぅ…こら。頭を撫でるでない…」
そう言っているが頭を差し出してきたセフォネである。さて、解体しよう。
一角竜の角:レア度8 素材 品質B
貫通力が凄まじい角。一角馬の角より太いのが特徴。主に槍や弓の素材として、使用される。
こうなるとやはり槍に使いたいな。俺の槍は壊れちゃったからな…そんな俺に答えるようにその後はドラゴンモノケーロスが現れる。
『セフォネ!』
「お主たちには優しさはないのか!? えぇい! タクトよ! これが終わったら、絶対血を吸わせるのじゃぞ!」
セフォネはドラゴンモノケーロスを退治し続けてた。その度に血を吸われる俺…血を吸えると知ったセフォネはノリノリになったのは言うまでもない。
因みに激突の効果を受けないと知った俺たちは空からちゃんと魔法で攻撃を加えた。
一角竜の角がたくさん集まったから、槍使いの人やチロルたちにも渡せるかもだ。
そしてついに山頂にたどり着いた!すると七色の光の柱が目の前で落ち、中から巨大な七色のドラゴンが現れた。
星虹竜レインボードラゴン?
? ? ?
これが最後のボスか…相手にとって不足なしだ!
名前 タクト 寵愛の召喚師Lv6
生命力 130
魔力 295
筋力 120
防御力 70
俊敏性 90
器用値 190
スキル
格闘Lv33 蹴り技Lv30 杖Lv38 片手剣Lv40 槍Lv28
刀Lv31 投擲Lv18 詠唱破棄Lv22 魔力操作Lv11 魔力切断Lv9
召喚魔術Lv40 封印魔術Lv33→Lv35 ルーン魔術Lv13 騎手Lv38 錬金Lv25
採掘Lv35 伐採Lv36 解体Lv49 鑑定Lv41 識別Lv46
疾魔法Lv11→Lv13 炎魔法Lv7 地魔法Lv8 海魔法Lv11 暗黒魔法Lv8
神聖魔法Lv15 雷魔法Lv40 爆魔法Lv43 木魔法Lv31 氷魔法Lv35
時空魔法Lv49 獣魔魔法Lv6 遅延魔法Lv14 連続詠唱Lv27 水中行動Lv23
縮地Lv10 読書Lv16 料理Lv42 釣りLv20 シンクロLv28
エンゲージLv8 連携Lv14
名前 リビナ リリムLv1
生命力 144
魔力 250
筋力 136
防御力 114
俊敏性 190
器用値 190
スキル
鞭Lv1 吸血爪Lv13→Lv15 魔拳Lv2→Lv4 飛翔Lv24→Lv26 隠密Lv9
暗視Lv23 堕落Lv28 精神誘導Lv3→Lv5 罠設置Lv1 魅了吸収Lv28
魔力操作Lv7 魔法阻害Lv1 連撃Lv9 闇魔法Lv15→Lv17 雷魔法Lv10→Lv13
爆魔法Lv10→Lv12 時空魔法Lv5→Lv8 影潜伏Lv1 金縛Lv1 集束Lv2
障壁Lv3 夢幻Lv10 暗黒弾Lv22 超再生Lv3 魔素解放Lv4
暗黒波動Lv1→Lv2 淫夢結界Lv17 魔王化Lv1 夢魔の加護Lv1
名前 セフォネ ヴァンパイアクイーンLv2
生命力 152
魔力 224
筋力 140
防御力 110
俊敏性 140
器用値 188
スキル
鎌Lv1 影翼Lv3 吸血Lv20→Lv22 暗視Lv26 吸血爪Lv4→Lv6
影潜伏Lv18 影操作Lv12 影召喚Lv22→Lv24 影移動Lv1 隠密Lv16
暗黒魔法Lv8 氷魔法Lv10 時空魔法Lv10 引力操作Lv2 夢幻Lv2
譲渡Lv5 蘇生Lv10→Lv14 不死Lv18→Lv20 血流操作Lv13→Lv15 出血弾Lv11→Lv13
血竜Lv2 金縛Lv3 障壁Lv2 血晶Lv3→Lv6 魔素解放Lv1→Lv4
呪滅封印Lv16→Lv19 暗黒波動Lv12 血醒Lv1 吸血鬼の加護Lv1
名前 ファリーダ 魔人Lv10
生命力 68
魔力 96
筋力 122
防御力 60
俊敏性 92
器用値 90
スキル
斧Lv13→Lv15 魔拳Lv22 舞踊Lv10 投擲Lv12 俊足Lv3→Lv5 重量操作Lv3→Lv5
妖気Lv25→Lv26 暗黒魔法Lv10 時空魔法Lv14 集中Lv24 誘惑Lv14
物理破壊Lv21→Lv22 魔力妨害Lv20→Lv21 魔弾Lv22 闇波動Lv2 衝撃波Lv2→Lv3
魔素解放Lv11
名前 アラネア 女郎蜘蛛Lv3
生命力 90
魔力 120
筋力 114
防御力 65
俊敏性 75
器用値 178
スキル
吸血Lv6 格闘Lv6 粘着糸Lv30 柔糸Lv20 鋼線Lv41→Lv42
操り糸Lv13 裁縫Lv14 隠密Lv4→Lv6 罠設置Lv28→Lv29 糸察知Lv13
猛毒ブレスLv13 土潜伏Lv14→Lv16 投擲Lv7 土魔法Lv10 暗黒魔法Lv11
呪滅Lv5 魅了Lv5 使役Lv8 妖気Lv12 妖術Lv15
覚醒Lv2
名前 ぷよ助 クリアスライムLv3
生命力 163
魔力 54
筋力 0
防御力 190
俊敏性 84
器用値 112
スキル
捕食Lv38 防御Lv25→Lv27 物理無効Lv38 変形Lv39→Lv40 捕縛Lv10
粘着Lv14 衝撃吸収Lv29 擬態Lv2 分裂Lv23 超再生Lv28
挑発Lv20→Lv22 腐蝕Lv22 水中行動Lv24 極寒ボディLv32→Lv33 浄化Lv21
分解Lv18→Lv19 吸収Lv17→Lv19 水圧切断Lv3 冷凍砲Lv1 投擲Lv5
風属性無効Lv1 水属性無効Lv12 火属性無効Lv21 光属性無効Lv17→Lv21




