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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
リープリングトーナメントとドラゴンの試練
448/1718

#427 リープリングトーナメント Cグループ

学校が終わり、スーパーで買い物をしてからテスト勉強をする。


夕飯を食べ終えて、ゲームにログインする。今日はCグループ。亜人種が集まるグループだ。ある意味、魔のグループだね。


今日のゲストはシルフィ姫様、サラ姫様、アンリ姫様、ブラスさん、アウラさんだ。


審判はサラ姫様、解説はシルフィ姫様とブラスさんだ。では、始めようか。第一試合は優勝候補のイオンの登場だ。相手はセフォネ。


「ドラゴニュートとヴァンパイアのバトル…これは歴史的な対戦ですね!」


「時刻は夜、ヴァンパイアの不死性が発揮されます。これをイオン殿がどう攻略するかですね」


両者共に相手の狙いを理解しているだろう。不死身の弱点は俺がカースパイレーツとの勝負でイオンに教えてしまっている。それはセフォネも重々承知だろう。


セフォネがどう来るかだな…


「では、第一試合。始め!」


「影召喚!」


「竜技! ドラゴンウェーブ!」


「何!? ぬわぁあああ」


いきなりのセフォネがドラゴンウェーブに呑まれる。流石イオンだな。俺がイオンならこの作戦を取った。


死んだセフォネの血が集まり、蘇生する。これでイオンは呪滅封印が発揮し、ダメージと竜技の封印が発動する。血を操って空を飛べるんだな。初めて知った。


「ふはは! 妾にはそんなものは効かぬわ!」


「知っていますよ? ですがこれで影に逃げることは封じました」


「あ…」


下は既に水。あれでは影潜伏が出来ないだろう。


「しま…ええい! 影召喚!」


セフォネが影のコウモリを召喚するが、イオンは水に入り、投擲操作で攻撃する。


「ぬお!? あぶ!? くっ! この!」


セフォネは攻撃したくても出来ない。氷結したら、終わりだからな。しかし逃げ回るのにも限度がある。


結果セフォネは攻めに出るしかなかった。


「ええい! 闇波動!」


渾身の闇波動を水に向けて撃つが外れ、セフォネはツイングレイシャーに貫かれ、氷結する。これで勝負あり。


「そこまで! 勝者、イオン!」


「当然の結果です」


シルフィ姫様とブラスさんが解説をする。


「これはイオンさんの作戦勝ちでしたね!」


「初手でダメージと封印を受けましたが、確実に勝利の目を潰してきたのは、正解でしたね。セフォネ殿も影潜伏を狙っていたのでしょうが、この一手で勝敗が決してしまいましたね」


氷結から解放されたセフォネが来る。


「うぅ…寒かったのじゃ…イオンは鬼なのじゃ…」


「誰が鬼ですか!」


イオンとセフォネが言い合うがこれもまた勉強だ。セフォネとイオンの勝負は進化してから見たかったかな…きっと接戦になったはずだ。


さて、次も面白い対戦だな。第二試合はブランとクリュスの対戦だ。


「ブランさんは槍と盾装備の天使なので、これにクリュスさんがどう挑むかですね」


「攻撃が多彩なラミアをどう攻略するか。また守りが硬い天使をどう攻めるか注目ですね」


ブラスさんが解説だとシルフィ姫様も解説するな。両者が構える。


「では、第二試合! 始め!」


「雨乞い!」


「光弾!」


最初に仕掛けたのはクリュスだ。最初に雨を降らす。それに対してブランは光弾を無数に撃ち、クリュスにダメージを与えた。そしてクリュスは地中に逃げる。


「挑発!」


すぐさまブランがクリュスに挑発を行う。それに対してクリュスは尻尾で巻き付こうとする。


ブランは飛んで躱そうとするが、雨で羽の動きが悪く足が捕まる。


「くっ…ペネトレイター!」


ブランがアーラ・ジャベリンでクリュスの尻尾を貫くがクリュスは気にせず、尻尾を振り回し、ブランを壁に激突させた。更に吸血爪を振りかぶる。


「もら」


「天輪!」


「ッ!?」


振り回されている間に飛ばした天輪がクリュスの首を狙うが、クリュスは間一髪躱す。しかし隙としては十分だった。


「三連星!」


ブランのアーラ・ジャベリンがクリュスに放たれる。すると幻影でクリュスは躱すが続く攻撃が命中し、三発目の本命が胸を貫いた。クリュスは最後の力で、吸血爪でブランを斬り裂こうとする。


だがブランは空に逃げ、アーラ・ジャベリンを投げる。アーラ・ジャベリンはクリュスの脳天に命中し、クリュスは倒された。


「そこまで! 勝者、ブラン!」


「はぁ…はぁ…つ、強かった…」


これは熱い戦いになったな。


「空を飛ぶ敵に雨を降らすのはいい判断でしたね。ただ僅かな隙を振り回されている状態で作ったブランさんは凄いです。そしてそのチャンスをしっかり物にしました。よく訓練されてますね」


「壁に当たる瞬間に守護でしっかりダメージを抑えていたのが、ポイントでしたね。天輪を飛ばし守護でダメージ軽減、隙を作り仕留める。尻尾に振り回されながら、考えた咄嗟の作戦。見事でした」


今回の決闘ではフィールドの状況が大きく影響している。それをはね除けたブランは流石だな。クリュスも良かったんだが、最後の天輪の処置だけミスってしまった。


クリュスが戻ってきて、ブランに声をかける。


「完敗よ」


「いい勝負でした」


うん。互いに力を認め会うことは美しいね。まだ喧嘩しているイオンとセフォネには見習って欲しいものだ。


次は第三試合、優勝候補のイクスとダークホースのリビナの対戦だ。


「エクスマキナに魅了が通用するのでしょうか?」


「それは…わかりませんね」


いや、問題はそこじゃないと思いますよ。イクスとリビナが構える。


「第三試合! 始め!」


「淫夢ーーッ!?」


「遅いです」


淫夢結界を使う前にエネルギーガンに撃たれるリビナ。更にリビナに容赦なくエネルギーガンとテイルエネルギーガンの正確無比な射撃が襲いかかる。


「く…障壁!」


リビナが光の壁で防御する。守護と違い一定ダメージ攻撃を防ぐスキルのようだ。ただ、イクスは甘くない。


決闘フィールドにエネルギーガンを当てる跳弾で障壁が貼られていない側面、背後を狙う。


「わ!? く…暗黒弾!」


リビナが堪らず、空を飛び逃げる。そして逃げながら漆黒の魔弾を放ち、魔力操作で対抗しようとするが、それもイクスのリフレクターで弾かれる。


「終わりです」


「どうかな?」


リビナの目が妖しく光り、イクスがエネルギーガンの引き金を引く。


リビナはヘッドショットをくらい、更に跳弾したエネルギーガンが問答無用でリビナの全身を貫いた。


「なんで…精神誘導が効かないのさ…」


「マスターとリンク出来るわたしに通用するとでも?」


「それは…ずるいよ…」


リビナは倒れた。


「そこまで! 勝者イクス!」


リビナにとって、最悪の敵と当たってしまったな。他の対戦相手ならいくらでも勝機はあっただろうに…


「つ、強かったですね…」


「我々も魔導銃を開発しましたが、極めればあれほどになるものなんですね…勉強になります」


イクスの射撃は普通の人には無理だと思いますよ?ブラスさん。


では、本日のラストバトルだ。狐子とリアンの勝負。攻撃タイプの狐子とサポートよりのリアン。属性ではリアンのほうが有利だが…どうなるかな。


「第四試合! 始め!」


「黒炎!」


「水流操作!」


狐子の黒炎とリアンの水がぶつかり合うとやはり水流操作が勝利する。


しかし狐子も冷静に躱すと何もせずに佇む。何かを誘っているな…なんだ?対してリアンは槍を構えたまま、攻めない。


うん…その判断は正しいだろうな。すると狐子も攻め手を変える。


「火炎弾!」


「水弾!」


互いに弾丸を撃ち合うが、決め手にかける。すると狐子が息を吸い込む。ブレスだ!


「ッ!? 水波動!」


リアンが水波動を咄嗟に放つ。


しかしここで狐子はブレスを吐かず、悪戯な笑みを見せた。完全に騙したな。


水波動が狐子に直撃するが幻影で躱され、リアンは狐子の姿を見失ってしまう。


「ど、どこに! 行っ…て…」


リアンが倒れる。


リアンの中から狐子が現れる。憑依だ。リアンを見ると致死毒になっていた。こわ。


「狐は炎だけではないんですよ? リアンお姉様」


「勝者、狐子!」


狐子は最初からこれを狙っていたな。リアンが涙目で来る。


「騙すなんて酷いですぅ~!」


はいはい。いい子いい子~。


「あんな簡単な手に引っ掛かってくれて助かったわ」


「うぅ~! 悔しいですぅ~!」


まぁ、典型的なトラップだったな。それに騙されるのもリアンの魅力だと思う。


これで今日は終わりだ。島に行って生産をしてからログアウトした。


名前 イオン ドラゴニュート・スワローLv3


生命力 135

魔力  216

筋力  142

防御力 92

俊敏性 268

器用値 182


スキル


二刀流Lv44 槍Lv7 投擲操作Lv25→Lv26 飛翔Lv25 超感覚Lv10 

魔力操作Lv6 魔力切断Lv10 高速遊泳Lv26→Lv27 竜眼Lv9→Lv10 水分身Lv4

氷刃Lv29 蒼雷Lv14 多連撃Lv21 水魔法Lv22 時空魔法Lv17 

水流操作Lv3 蒼海波動Lv14 水圧結界Lv7 雹Lv5 星氷装甲Lv5 

氷牢Lv2 逆鱗Lv1 竜技Lv19 竜化Lv8 竜魔法Lv4 

起死回生Lv2 ドラゴンブレスLv6 星海竜の加護Lv13→Lv14 料理Lv22


名前 イクス アモールエクスマキナLv28


生命力 131

魔力  131

筋力  131

防御力 131

俊敏性 131

器用値 131


スキル


飛行Lv13 機人兵装Lv32 暗視Lv13 鷹の目Lv20→Lv21 射撃Lv22→Lv23 

詳細解析Lv10 演算処理Lv18→Lv19 行動予測Lv15→Lv17 索敵Lv26 投擲操作Lv9 

反射Lv11→Lv12 連射Lv16→Lv18 換装Lv6 リンクLv17→Lv18 魔力充電Lv17→Lv18 

リミッター解除Lv2


名前 リビナ リリムLv1


生命力 144

魔力  250

筋力  136

防御力 114

俊敏性 190

器用値 190


スキル


鞭Lv1 吸血爪Lv13 魔拳Lv1 飛翔Lv24 隠密Lv9 

暗視Lv23 堕落Lv28 精神誘導Lv2→Lv3 罠設置Lv1 魅了吸収Lv28 

魔力操作Lv5→Lv7 魔法阻害Lv1 連撃Lv7→Lv9 闇魔法Lv15 雷魔法Lv10 

爆魔法Lv10 時空魔法Lv5 影潜伏Lv1 金縛Lv1 集束Lv1 

障壁Lv1→Lv3 夢幻Lv9 暗黒弾Lv21→Lv22 超再生Lv1→Lv3 魔素解放Lv1→Lv3 

暗黒波動Lv1 淫夢結界Lv17 魔王化Lv1 夢魔の加護Lv1


名前 リアン メロウLv26


生命力 96

魔力  206

筋力  95

防御力 65

俊敏性 175

器用値 144


スキル


槍Lv25 杖Lv1 聖歌Lv30 呪歌Lv10 舞踊Lv6 遊泳行動Lv24 

水弾Lv12→Lv14 水魔法Lv14 連撃Lv9→Lv10 潜水Lv12 魅了Lv10 

音響探知Lv15 洪水Lv1 水流操作Lv1→Lv2 水波動Lv5→Lv6 波起こしLv2

料理Lv1 人化Lv29→Lv30


名前 ブラン プリンシパリティLv29


生命力 112

魔力  170

筋力  132

防御力 138

俊敏性 128

器用値 124


スキル


飛行Lv28 盾Lv27 槍Lv30 挑発Lv18→Lv19 光魔法Lv15 浄化Lv2

光輪Lv24→Lv25 光弾Lv16→Lv17 守護Lv6→Lv7 天撃Lv11 魔力操作Lv11→Lv12 

連撃Lv10→Lv11 天使の加護Lv23 天昇Lv3


名前 セフォネ ヴァンパイアプリンセスLv29


生命力 125

魔力  177

筋力  108

防御力 70

俊敏性 108

器用値 158


スキル


鎌Lv1 吸血Lv20 暗視Lv22 闇爪Lv3 影潜伏Lv18 

影操作Lv12 影召喚Lv20→Lv21 隠密Lv16 暗黒魔法Lv8 幻術Lv1 

譲渡Lv5 蘇生Lv10 夜不死Lv17→Lv18 血流操作Lv8→Lv10 血弾Lv9 

呪滅封印Lv15→Lv16 闇波動Lv10→Lv11


名前 クリュス ラミアLv7


生命力 164

魔力  138

筋力  100

防御力 80

俊敏性 116

器用値 100


スキル


吸血Lv14 締め付けLv16 猛毒尾Lv16→Lv17 致死毒Lv14 吸血爪Lv16→Lv17 

猛毒ブレスLv17 水ブレスLv16 地魔法Lv1 暗黒魔法Lv2 土潜伏Lv14 

熱探知Lv18 誘惑Lv16 恐怖Lv10 罠設置Lv10 人化Lv12 

幻影Lv5→Lv6 雨乞いLv1→Lv2


名前 狐子 妲己Lv2


生命力 94

魔力  164

筋力  120

防御力 78

俊敏性 127

器用値 112


スキル


噛み砕くLv21 尾撃Lv5 気配察知Lv22 危険予知Lv18 魔力操作Lv5

火魔法Lv23 闇魔法Lv7 邪気Lv6→Lv7 妖気Lv6→Lv7 暗視Lv19 

黒炎Lv28 妖術Lv10 幻影Lv12 憑依Lv3→Lv4 誘惑Lv6 

致死毒Lv3→Lv4 炎の牙Lv14 炎爪Lv17 火炎弾Lv22→Lv23 病気ブレスLv5 

狂戦士化Lv2 魔素解放Lv2


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最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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