#420 湖の妖精と始まりの夢魔
先にルーナから見てみよう。進化先は一つ。
ヴィヴィアン
あぁ~…なんだったっけ?知っている気がするが出てこない!説明を見たら、思い出すかな?見てみよう。
ヴィヴィアン…湖の妖精。数多く魔法を操り、また認めた者に加護を与える。聖剣を持っており、怒らすと国すら滅ぼす力を持っている。
あぁ!アーサー王伝説で登場するエクスカリバーを渡した湖の妖精だ!湖の騎士ランスロットを育てた妖精としても知られている妖精だ。
いや~スッキリした!ん?聖剣を持っているってヤバくないか?
とりあえず進化させてみよう。
進化したルーナは服が水色になり、羽の色も水色になる。サイズは変わらない。そして腰にはルーナサイズの金色の剣があった。
「強くなりました! パパ!」
「あぁ。それが聖剣か?」
「はい! でも簡単には使えません。一週間魔力が無くなっちゃうので」
それは残念だな…でもルーナはサポートもこなせるし、比較的優しいかもしれない。
では、ステータスを確認しよう。
名前 ルーナ ニュンペーLv30→ヴィヴィアンLv1
生命力 84→114
魔力 170→210
筋力 56→76
防御力 40→60
俊敏性 145→185
器用値 110→140
スキル
飛翔Lv31 竪琴Lv22 舞踊Lv29 気配遮断Lv5 危険予知Lv10→未来予知Lv10
遊泳行動Lv1 魅了鱗粉Lv9 連続詠唱Lv1 詠唱破棄Lv1 同時詠唱Lv1
水流操作Lv1 水分身Lv1 風魔法Lv20 水魔法Lv7 雷魔法Lv20
木魔法Lv14 氷魔法Lv20 光魔法Lv8 譲渡Lv6 祝福Lv7
守護Lv6 幻術Lv4→夢幻Lv4 聖剣解放Lv1 妖精の輪Lv1 湖の加護Lv1
つ、強くなったな…魔法覚え過ぎだろう。そういえばマーリンに魔法を教えた話もあったか。そして遊泳行動を覚えたから水中戦闘が可能になったのはでかい。
そしてルーナに聞くと聖剣の他にもう一つやばいのがあった。それが妖精の輪。フェアリーサークルと呼ばれるものだ。
「自然の妖精をたくさん召喚します。ただ描くのに時間はかかりますし、一度使うと一週間使えません。更に数も属性もランダムのスキルです。妖精は気分屋が多いので…私は違いますよ」
自然の妖精とは人の姿を持たない妖精のことらしい。ルーナによると風なら風の塊の姿で現れるそうだ。ギャンブル性が高いが召喚できる数によってはチートになるな。
いずれにしても強くなったものだ。
次はリビナだ。進化を実行するとリビナから黒い光が放たれ、俺は目を瞑る。
目を開けるとそこは古い城の中だった。
「我が城に男の来客とは珍しいな…」
俺が振り返ると椅子にピンク髪の大人の女性の悪魔が座っていた。
衣装は隠す所だけ隠している感じだ。流石サキュバスの頂点だろう。
「ほぅ…説明はいらないようだな。我が名はリリス。原初の夢魔にして、夢魔たちを統べ、全ての悪魔の母と呼ばれる魔王だ」
これはダメだ…リリスはサタンの妻として有名な悪魔だ。勝てるはずがない。
他にもアダムの最初の妻という話がある。しかしアダムが平等に扱わず、リリスはアダムの元を去り、悪魔と交わり子供を産むようになる。その後、神が遣わした天使に歯向かい、殺されてしまう。
悪魔の母はここから来てると思う。
「敵対する気はない。我が子のオスを奪う真似はせぬ。それに私が人を絶滅させたら、本末転倒だ」
「それはどういうことですか?」
「我々悪魔は悪意から産まれる存在だ。それは人や神から産まれる。人が絶滅すれば神がいるから大丈夫だと思うだろうが、神は人の信仰から産まれるのだ」
「人が絶滅すれば神も絶滅し、悪魔も絶滅するということですか?」
リリスが頷く。
「それではなぜ魔王は人を…あ」
「苦しめる必要があるのだ。我らが我らであるためにな。最も私の場合は、性欲があるかぎり不死の魔王だ。人を殺す必要がないから敵対はせぬ。戦うなど面倒だしな」
お、おう…それは強いな。そして戦わない理由が分かったよ。性欲は苦しめる必要はない。人、果ては神が最初から持っている物だからな。
「雑談はこれぐらいで良いだろう。貴様のメスは進化すると私の子となる。故に私はお前に聞かねばならん。我が子…いや、悪魔を従わせる覚悟はあるか?」
「あります」
「ふふ…即答するか。何故だ?」
「悪魔だから悪、天使だから正義ではないことを俺は前の戦いで知りました。だから俺はリビナを悪だとは思いません。俺にとってリビナは女の子です。なら迷う必要ありません」
リリスが俺の答えに笑う。
「私のことを知っていてそう答えるか! 愉快な男だ! アスタロトたちが気にするわけだ…よい覚悟だ。それでこそ我が子を預ける価値がある。お前を信じ、我が力を授けよう!」
視界が真っ暗になり、現実に戻るとリビナが進化する。
『リビナがリリムに進化しました。誘惑スキルが堕落スキルに進化しました』
『影潜伏、罠設置、障壁、魔法阻害、魔素解放、金縛、暗黒波動、魔王化、夢魔の加護を取得しました』
進化したリビナは黒の水着に最早スカートとして機能しているのかわからないミニスカート姿だ。しかしずっと水着を見てきたからか案外問題なく見れる。町中ではアウトだから許可しない。
「ボク、爆誕! どうどう? タクト?」
「可愛いと思うぞ」
「むぅ…えい!」
リビナの目がピンク色になる。なんだ?
「ふふ…これでタクトはボクのものだ!」
「何がだ?」
「あ、あれ?」
何かしたみたいだが、別段変化はない。
「精神誘導になってない?」
そんなスキルを覚えたのか…
「なっていないと思うぞ?」
「えぇ~!? なんで!?」
ファリーダが答えた。
「夢魔の魔王リリスは厳格な魔王よ。夢魔が狙った獲物を他人が奪うことを嫌い、それでいて夢魔たちに試練を与えるのよ。あなたが持っている夢魔の加護は精神系のスキルを無効化する。それは自分のスキルも対象なのよ」
「な、なんだって~!?」
つまり試練は自分が狙った男ぐらいはスキルを使わずに落とせと言いたいわけか…そして俺はリビナがいれば夢魔は怖くなくなった!
「え、えっとね…タクト」
「これは会議ですね…タクトさんをどうしようとしたのか、後でじっくり聞きましょうか」
「ですね…この場に全員いますから逃げ道はないですよ? リビナ」
イオンとセチアが怖い。さて、進化したリビナを見てみよう。
名前 リビナ サキュバスLv30→リリムLv1
生命力 104→144
魔力 200→250
筋力 96→136
防御力 74→114
俊敏性 145→190
器用値 155→190
スキル
鞭Lv1 闇爪Lv13→吸血爪Lv13 魔拳Lv1 飛行Lv24→飛翔Lv24 隠密Lv9
夜目Lv23→暗視Lv23 誘惑Lv28→堕落Lv28 催眠Lv2→精神誘導Lv2 罠設置Lv1 魅了吸収Lv28
魔力操作Lv5 魔法阻害Lv1 連撃Lv7 闇魔法Lv15 雷魔法Lv10
爆魔法Lv10 時空魔法Lv5 影潜伏Lv1 金縛Lv1 集束Lv1
障壁Lv1 幻術Lv9→夢幻Lv9 魔弾Lv21→暗黒弾Lv21 超再生Lv1 魔素解放Lv1
暗黒波動Lv1 淫夢結界Lv17 魔王化Lv1 夢魔の加護Lv1
強くなったな…魔素解放も覚えて、魔法阻害もある。ステータスはリリーたちほど伸びてないが、スキルの進化が凄いな。堕落はノワに通用するのか凄く気になった。後は切り札…魔王化だろうな。
流石にバエルやリリスなどを超えることはないと思うが、竜化レベルには強化されるだろう。
進化も終わったから次はいよいよお楽しみのポイント交換だ!




