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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
魔導船と魔王バエル
395/1718

#376 エーテルビーストの進化ラッシュ

最初はチェスからだ。進化先は一つ。


アルカスベア


アルカス?小熊座か?説明を見てみよう。


アルカスベア…星の力に目覚めた白熊。星に近い、標高の高い雪山や極寒の地に生息している。水中をスムーズに泳ぎ、接近戦では無類の強さを誇る。


水中戦が強化されるのは嬉しいな。では進化行ってみよう!チェスは銀色に輝き、進化が始まる。


進化したチェスは少し成長し、両腕に氷の斧が装備されている。かっけー。


そして恒例の毛並みチェック。俺は毛並みに埋もれるとひんやりしたサラサラの毛並みに包まれる。これは夏場に欲しい!クーラーいらないぞ。


じゃあ、ステータスを確認する。


名前 チェス ブリザードベアLv24→アルカスベアLv1


生命力 70→100

魔力  85→125

筋力  100→130

防御力 88→128

俊敏性 46→66

器用値 50→70


スキル


噛みつきLv23→噛み砕くLv23 格闘Lv24 氷斧Lv1 防御Lv16→鉄壁Lv16 

挑発Lv17→強制Lv17 氷装甲Lv16 星鎧Lv1 物理破壊Lv4 魔法耐性Lv1 

強襲Lv22 水中行動Lv16→遊泳行動Lv16 氷爪Lv24 氷の牙Lv10 雪潜伏Lv5 

氷結ブレスLv14 神聖ブレスLv1 氷投擲Lv19 連撃Lv1 神聖魔法Lv10 

耐寒Lv5 星の加護Lv1


防御が恐ろしく強化されたな。近接戦で無類の強さというのも頷けるな。星鎧を試しに使って貰うとチェスの体がキラキラ光る膜に包まれる。更に氷装甲も同時使用出来るみたい。魔法耐性もあるし、これは硬いぞ。


そして斧があるのに伐採ないんだね…ちょっと期待してた。


では次はゲイルだ。進化先は一つだ。


ネメア


これはダメだろ。ネメアの獅子は獅子座になったライオンでヘラクレスの最初の難行で有名なライオンだ。ヘラクレスの矢や棍棒が通用しなかったことで有名だ。では説明を見てみよう。


ネメア…深い谷の洞窟に住んでいる黄金のライオン。あらゆる武器が通用しない毛皮を持っており、更に武器を自在に操る力を持っている。毛皮は防具としては最高峰だが、倒すのは非常に厳しい。


おや?星の説明がないな。とりあえず進化させてみよう。ゲイルが進化すると金色に輝く。


進化したゲイルは大きくなり、毛並みは金色になる。角は一角になり、全身から青い稲妻が迸っている。これは強そうだ。


毛並みはちょっとちくっとする感じ。まぁ、これはこれで芝生の草のような感覚でなかなかだ。


じゃあ、気になるステータスを確認する。


名前 ゲイル 雷獣Lv24→ネメアLv1


生命力 52→82

魔力  110→140

筋力  78→118

防御力 36→76

俊敏性 130→160

器用値 60→80


スキル


噛みつきLv21→噛み砕くLv21 飛行Lv13→疾駆Lv13 角撃Lv15 雷磁装甲Lv1 

黄金装甲Lv1 物理破壊Lv1 雷爪Lv25 威圧Lv12 暗視Lv21 挑発Lv12 

雷魔法Lv24 地魔法Lv1 電磁操作Lv1 地脈操作Lv1 充電Lv9 放電Lv10 

閃電Lv11 雷の牙Lv5 避雷針Lv1 狂戦士化Lv1 雷化Lv7 黄金の加護Lv1


これはネメアの獅子の伝説を雷で表現しようとした感じだな。ちょっと試してみよう。


「行くぞ。ゲイル」


「ガウ!」


俺はリープリングの銀刀を取り出し、ゲイルを狙わず、投げてみる。するとゲイルから電気が放たれ、リープリングの銀刀が中に浮く。するとそのまま、銀刀が俺の元に戻ってくる。これが電磁装甲と電磁操作か…ネメアの獅子の金属製の武器が通用しなかったのがこれによるものだとした感じだな。


因みに黄金装甲も試したが、こちらも銀刀では全くダメージが入らなかった。こちらは棍棒の伝説かな。


続いて、地脈操作を使って貰うとゲイルが雄叫びを上げると地面から隆起した岩が連続で飛び出してくる。かっけー。


最後は避雷針。ゲイルの(たてがみ)から黄金の針が放たれ、岩に刺さる。勿体無いなと思った瞬間、電気が流れる。触るの禁止だな。


次は白夜だ。進化先はまた一つ。


白虎


これは予想通りだな。もう一つ跨いで来ると思ったが、そうではないらしい。白虎は中国の神獣で四神の一匹だ。西方を守護している。このゲームではどんな立ち位置か説明を見てみよう。


白虎…東方の国において西方を守護している白い虎。神通力と荒魂を操り、自然を守る獣虫の王。霊力にも通じており、その姿は滅多にお目にかかることはないと言われている。


うむ。この大陸では出てこない敵なのかな?そして神通力が登場するようだ。なんでもござれの能力のイメージだが、さてどうなるか。進化させてみよう。白夜が白い光に包まれ、進化する。


進化した白夜は大きくなり、纏っていた白い煙が青くなり、宝玉のような白い玉が浮いている。見た目の変化はそこまでないが、とりあえず毛並みをチェックをしよう。だが、触れない…白夜はそこにいるのになぜだ?


「ガウ」


白夜が目を細めてドヤ顔をする。くそ!凄い負けた気分だ!まずは能力の正体知ろう。


名前 白夜 仙虎Lv24→白虎Lv1


生命力 54→84

魔力  80→110

筋力  90→130

防御力 46→76

俊敏性 120→160

器用値 64→94


スキル


噛みつきLv23→噛み砕くLv23 風爪Lv16 見切りLv7→他心通Lv7 飛行Lv18→神足通Lv18 

跳躍Lv16 天耳通Lv1 防御無効Lv1 暗視Lv19 威圧Lv11 風魔法Lv23 地魔法Lv1 

雷魔法Lv10 森林操作Lv1 地脈操作Lv1 仙気Lv17 霊力Lv17 霊化Lv1 

聖波動Lv1 旋風Lv9→暴風Lv9 咆哮Lv13 疾走Lv23→縮地Lv23 荒魂Lv1


これはやばくないか?まず他心通(たしんつう)神足通(じんそくつう)天耳通(てんにつう)が神通力となる。


他心通は相手の心を読み、神足通は思うままに山海を飛行し、天耳通は通常聞こえる事のない遠くの音が聞こえる力とされる。


そして俺のモフモフを邪魔したのは霊化だな。霊になられたら、そりゃ触れないわな。そして森や地面の自然を操ると流石は四神の一匹と言ったところか。さて…幽霊ということはだ。


「霊になられたら、ご飯もブラッシングも出来ないな…」


「ガウ!?」


俺がそういうとモフモフをさせてもらった。白夜の毛並みはモフモフだ。霊化して攻撃が当たらないなら毛並みを固くする必要はないからな。至高の時間でした。


そして次もモフモフ候補の優牙だ。進化先はやはり一つ。


マーナガルム


えげつないものが続くな…マーナガルムは北欧神話に登場する狼だ。スコルとハティという太陽を追いかけ、太陽の前を走る狼のうち、ハティと同一視されている狼だ。因みに名前の意味は月の犬だったりする。このゲームではどうかな?説明を見てみよう。


マーナガルム…月を追いかけている狼。太陽を毛嫌いしており、年中雪が降り続ける土地に生息している。凍てつくブレスはあらゆる存在の命を絶ち、灼熱の炎さえ一瞬で凍らせる威力を誇っている。


おぉ…月を追いかける狼と来たか。マーナガルムはかの有名なフェンリルの子供でその中でも最強と言われていたはずだから超期待している。では進化だ!優牙が白い光に包まれ、進化する。


進化した優牙は大きくなり、犬歯が伸びた。更に爪や牙が透明な水晶になり、体中から水晶が出ている。迫力割増だ。エーテルビーストを見たから尚更だ。すると優牙がじゃれついてくる。最強の狼になって、迫力が上がっても優牙は優牙らしい。心配した毛並みは新雪の雪と雲もようなモフモフ感が合わさった毛並みだった。やばい…寝そう。


欲望を振り切り、ステータスを確認する。


名前 優牙 ブリザードウルフLv24→マーナガルムLv1


生命力 50→80

魔力  94→134

筋力  76→106

防御力 86→116

俊敏性 70→100

器用値 50→70


スキル


噛みつきLv26→噛み砕くLv26 気配察知Lv20 危険察知Lv14→危険予知Lv14 氷爪Lv13 

夜目Lv22→暗視Lv22 防御無効Lv1 耐性無効Lv1 氷投擲Lv1 氷の牙Lv24 

氷装甲Lv2 反射Lv1 氷結ブレスLv14→極寒ブレスLv14 冷凍弾Lv1

吹雪Lv1 雪潜伏Lv6 即死Lv1 耐寒Lv5 狂戦士化Lv1 月の加護Lv1


防御と耐性を無効にして即死って何?更にブレスが更に強くなった。試して貰ったら、一瞬で木々が凍る有様だ。これは酷い。更に吹雪を使って貰った。すると天候が吹雪になった。雪降らしの上位版だな。すぐにやめて貰った。リリーたちは耐寒装備じゃないからな。


次はアラネア。土蜘蛛以上の妖怪はそうそういないと思うが、何が来るかな?進化先は一つだ。


女郎蜘蛛(じょろうぐも)


あれ?土蜘蛛のほうが強くないか?俺の気のせい?女郎蜘蛛は滝の伝説で有名な妖怪だ。男を糸で操って滝壺に落とすとか言われていたはず。詳しい内容は知らないので、説明を見てみよう。


女郎蜘蛛…あらゆる糸を使い人間を殺す蜘蛛の妖怪。その美貌から寄り付く男が多く、正体を知ってもなお命を差し出す男は多い。


そんな伝説あったんだ。知らなかった。まぁ、女性に化ける妖怪の伝説はそういう話が多いよな。では、進化だ!アラネアが紫色の光に包まれると小さくなっていく。


進化が終わりそこにいたには和服を着こなした妖艶な雰囲気がある女将さんだった。しかし背中から蜘蛛の足が出ている。これは怖い…ゾクッとした。するとリビナが来る。


「ダメだよ! タクト! あれは蜘蛛だよ! 虫だよ! 虫! っ!?」


リビナの口が動かなくなる。それどころか離れていく。これは…あ、リビナの体に糸がくっついている。怖っ!?な、なるほど…土蜘蛛は格闘タイプだったが、女郎蜘蛛はより糸を使いこなせるようになった感じなんだな。


ステータスを見る。


名前 アラネア 土蜘蛛Lv24→女郎蜘蛛Lv1


生命力 60→90

魔力  84→114

筋力  80→110

防御力 40→65

俊敏性 50→75

器用値 131→171


スキル


噛み付きLv6→吸血Lv6 格闘Lv6 粘着糸Lv23 柔糸Lv16 鋼糸Lv32→鋼線Lv32 

操り糸Lv1 裁縫Lv1 隠密Lv1 罠設置Lv25 糸察知Lv7 毒ブレスLv8→猛毒ブレスLv8 

土潜伏Lv7 投擲Lv7 土魔法Lv5 暗黒魔法Lv10 呪いLv1→呪滅Lv1 

魅了Lv1 使役Lv1 妖気Lv1 妖術Lv3 覚醒Lv1


おや?裁縫を持っている。アラネアがにっこり笑う。ダメだ…怖い。


水の要素はないが、注目は鋼線だな。アラネアが鋼線を使うと黒鉄と違い、糸を自在に操り鞭のように岩を当てると綺麗に切断する。人体ならバラバラだな。えげつない。


リビナの動きを封じているのは、操り糸みたいだ。どうやら糸で操れることが出来るようだ。かなり凶悪なスキルだな。


一応使役を使ってもらうと小さな蜘蛛が現れた。そしてこの蜘蛛たち、当然糸を出します。つまり自分から手を出す必要がなくなり。更に糸で絡めるのは倍速以上になったわけだ。強いね。


次は伊雪だ。なんと初めて進化が二つあった。かなり嬉しい。では見てみよう。


雪女

スネグーラチカ


雪女は予想通り、スネグーラチカは全く知らない。名前から見てロシアっぽいが…説明を見てみよう。


雪女…雪が降る夜に現れる白装束姿の雪の妖怪。非常に強力な雪や氷のスキルを有しており、あらゆる存在を凍死させてしまう。雪国では非常に恐れられている。


スネグーラチカ…聖なる夜の前日の雪降る夜に現れるとされる妖精。良い子のもとへプレゼントを贈り、子供に夢を与える。味方のサポートに特化しており、手に持つ袋から何が出るのかわからないギャンブル性が高い変わったスキルを持っている。


スネグーラチカは説明を見るとサンタクロースと同じような存在だな。雪女は戦闘特化、スネグーラチカは支援役だな。さて、これは困った…普通なら雪女を選ぶんだが、スネグーラチカは面白さを感じる。支援役はそこそこいるし、どうするかな…むむむ~。


名前 伊雪 雪童子Lv24→雪女Lv1


生命力 74→94

魔力  150→190

筋力  60→100

防御力 54→74

俊敏性 70→100

器用値 94→124


スキル


氷刃Lv9 雪投擲Lv10 雪だるまLv7→使役Lv7 氷装甲Lv4 魔法耐性Lv3 

雪潜伏Lv4 雪隠密Lv4 疾魔法Lv1 氷魔法Lv14 風雪Lv15→暴風雪Lv15 

雪降らしLv9→吹雪Lv9 妖気Lv1 幸福Lv3→運勢操作Lv3 かまくらLv1 雪分身Lv1 

重量操作Lv1 即死Lv1 連撃Lv1 罠設置Lv1 氷結波動Lv1


雪女の欲望に負けました。いつかスネグーラチカ欲しいな。


まず進化した伊雪は俺の首手前ぐらいに成長した。姿は元々着ていた白装束に青が加わりオシャレになった。白髪のロングヘアーと青眼は変わらず、耳は青い氷の結晶になっている。全体的に子供っぽさはなくなり、中学生ぐらいの女の子って感じだ。雪女だが、全く怖くない笑顔を見せる伊雪。


「強くなりました! お父さん!」


「お、おう」


中学生にお父さんと呼ばれる俺は一体何歳なのだろう?考えても答えは出ないから能力の確認をしよう。まずは気になる運勢操作について聞いてみる。


「それは氷結耐性とか持っている人の運を操って、氷結させちゃう時に使います。逆にこちら側には状態異常にならなくすることも可能です!」


なるほど…耐性がいらないわけだ。運操れるって強すぎだろう。因みにドロップ運とか操れないらしい。ですよね~。


次に気になったのは重量操作。武器に扱うものと思っていたが伊雪が武器を持っていない。なら何に使うかだ。伊雪が小さな雪だるまを召喚する。飛び跳ねて移動しているのは可愛らしいが、俺に乗った瞬間重くなる。肩が抜けるかと思った。


「ご、ごめんなさい! 調整を間違えちゃいました!」


怒れない俺は大概だ。だが、悲劇は続く。お詫びに伊雪が得意の首筋攻撃するとか言ってきて、止める前にゼロ距離ブリザードをくらった。これから首筋攻撃は禁止だな。流石にイオンたちに叱られてます。


次はミール。ミールの進化はかなり特殊のようだ。進化先はなんと最多七つもあった。


ハマドリュアス

ネロハマドリュアス

アカシアハマドリュアス

バオバブハマドリュアス

ココヤシハマドリュアス

ナツメヤシハマドリュアス

カカオハマドリュアス


これはあれだな…俺が持っている苗木だ。ネロはギリシャ語で水だから水樹だろう。一応説明を見てみよう。


ハマドリュアス…自らの宿る木が定まった真のドライアド。誠意がなく木を傷つける人間をこらしめる存在で自身が宿る木と一体化させ、木の養分に変えてしまう能力を有している。また株分けもすることが出来、森の生みの親と呼ばれている。


ネロハマドリュアス…水樹に宿ったドライアド。水樹が出す水を操ることができ、時に大洪水を起こし、また時に恵みの雨を降らす。水には浄化の効果もあり、草木がダメになった土地を一瞬で復活させてしまえるほどの力を有している。


アカシアハマドリュアス…アカシアに宿ったドライアド。風を操る力を有しており、どんな枯れた土地でも生存出来る高い生命力がある。株分けでアカシアの木を大量に作り出すことが出来る。


バオバブハマドリュアス…バオバブに宿ったドライアド。悪魔の力を操ることができ、星の力を持つ存在には滅法強い特性を持っており、かなり異質なハマドリュアス。株分けでバオバブの木を増やすことが出来る。


ココヤシハマドリュアス…ココヤシに宿ったドライアド。一日一個ココナッツを得ることが出来る。攻撃方法でもココナッツを使い、当たると結構痛い。基本的には戦闘に不向きなハマドリュアス。株分けでココヤシの木を増やすことが出来る。


ナツメヤシハマドリュアス…ナツメヤシに宿ったドライアド。一日一個デーツを得ることが出来る。戦闘にはかなり不向きなハマドリュアス。株分けでナツメヤシの木を増やすことが出来る。


カカオハマドリュアス…カカオに宿ったドライアド。一日一個カカオの実を得ることが出来る。独特の匂いでモンスターたちをおびき寄せる力を持っている。基本的には戦闘に不向きなハマドリュアス。株分けでカカオの木を増やすことが出来る。


さて、これは困った。まずナツメヤシは却下だな。問題は生産を取るか戦闘を取るかだ。生産ならココナッツも捨てがたいがやはりカカオになるかな。チョコレートは偉大だ。


戦闘ではアカシアとバオバブではやはり異質なバオバブに分があるだろう。これから星のモンスターとか増えてくるだろうからな。問題は水樹だ。ダントツで強い気がする。基礎となるハマドリュアスが株分けを持っているからきっとどのハマドリュアスも株分けを持っているんだろう。


ここはやはり水樹だろうな…きっと悪魔にも強いはずだ。というわけで進化だ!


ミールの足元の地面から水柱が上がり、進化する。進化が終わって、目に飛び込んで来たのは二メートルサイズの水樹だ。そこに人間の手足があるミールが木の枝に座っていた。身長は成長していないが服装が草花に飾られたドレスに変化し、頭には草の冠がある。


「水樹の力を感じます…凄いです。タクト様」


大洪水を起こせる力だもんな。それは凄いだろう。ではステータスを確認しよう。


名前 ミール ドライアドLv24→ネロハマドリュアスLv1


生命力 94→124

魔力  114→154

筋力  48→78

防御力 44→84

俊敏性 90→100

器用値 96→126


スキル


土潜伏Lv23 蔓Lv17→森林操作Lv17 俊足Lv10 風魔法Lv5 土魔法Lv10 

木魔法Lv9 水魔法Lv7 光合成Lv13 譲渡Lv6 花蜜Lv7 

花粉Lv6 採取Lv29 植栽Lv15 株分けLv1 水流操作Lv1

聖水Lv1 雨乞いLv1 洪水Lv1 超再生Lv1 状態異常無効Lv1

寄生木Lv17 罠設置Lv17 植物召喚Lv3 水樹の加護Lv1


はい。強いね。あっさり聖水を出せる時点でゴネスの奴らはざまー気分だ。あまりスキルの進化がないのはスキルが多いからかな?とにかく重要なことを聞こう。


「株分けはどうなっているんだ?」


「全部出来ますよ。ただ水樹は出来ないみたいです。この子、相当頑固者ですよ」


やはり出来るんだ。この瞬間、他の生産のハマドリュアスの存在意義を疑うが、きっと何か恩恵はあるのだろう。生産なら品質のいいものが作れるとかね。きっと水樹と比べるのが間違いなのだろう。何せレア度が違うからな。


さて、では進化ラッシュの最後だ。月輝夜の進化先は予想通り一つだ。


オーガ


まぁ、そう来るよね。一応説明を見てみよう。


オーガ…凶暴で残忍な性格の巨大な鬼。知性が低く本能で暴れまわるため、恐怖の象徴としてあげる人も少なくない。筋力と生命力がずば抜けて高く、一度暴れだしたら、自分が死ぬか相手を殺すまで決して止まることがないと言われている。


まぁ、いいことは書かれないよな。


月輝夜は知性が低くても作戦とかちゃんと聞いてくれるし、ご飯も待つことが出来るいい奴だからきっと大丈夫だろう。では、進化させよう。月輝夜が紫色の光を放ち、進化する。


進化した月輝夜は大きさは雪山で見たヨトゥンと同サイズ。角が二本伸び、体に鎖を巻きつけている。迫力割増だ。では、ステータス確認をしよう。


名前 月輝夜 レッサーオーガLv20→オーガLv1


生命力 94→124

魔力  56→76

筋力  157→187

防御力 76→96

俊敏性 40→50

器用値 40→50


スキル

鎚Lv11 斧Lv1 鎖Lv1 格闘Lv1 闘気Lv10 物理破壊Lv6 

防御無効Lv1 挑発Lv1 堅牢Lv1 咆哮Lv3 強襲Lv9 妖気Lv1 

戦闘高揚Lv1 投擲Lv5 再生Lv2 恐怖Lv1 火ブレスLv4→炎ブレスLv4 

闇ブレスLv1 狂戦士化Lv1


やはり斧が来るよな。もうどう見てもパワータイプだからやはり装備は斧や大剣になると思う。そしてスキルの構成がめちゃくちゃだ。堅牢があるのに守る気ゼロ。きっと攻撃をキャンセルされないためにあるな。ダメージ食らいながらでもぶっ倒す気満々だ。防御無効も挑発もそのためにあるな。


だが、これは厄介ではあるが状態異常が効果あるし、挑発は攻撃を強制するものだ。遠距離攻撃で攻めれば勝てるな。


これで進化ラッシュは終わり。いや~みんな強くなったな。それでもエーテルビーストに正攻法で勝てるとは思えない辺り、エーテルビーストは大概だな。じゃあ、ノアのところに向かいますか。

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