#373 魔法の国ウィザードと夢見る船大工
夕飯を食べ終え、ログインする。みんなで新しい町探索をしよう。
ウィザードオーブは西洋風の建物でNPCはみんなローブをしている。流石は魔法の国だな。やはり物珍しいのかこちらをちらちら見てくる。
あまり召喚獣に理解がある国じゃなかったな…リリーたちを戻すことにした。探索を続けるとこの町はアクセサリーや宝石類がたくさん売られていた。当然だが値段は高いが、ちょっと考えてしまう。
杖も豊富にあった。木の杖もあれば金属の杖もある。セチアの宝玉と同じような宝石が使われていた。他にも宝石が使われている武器もたくさんあったが、微妙だ。
火属性アップならモンスターの素材でも可能だ。わざわざ宝石を使っている理由がいまいち不明だ。これがセチアが言っていた差なんだろうな。それよりも金属の杖に使われているチタン鉱石が気になった。イクスの武器の素材だからだ。
その後、マジックアイテムのお店や魔法の服のお店を見て周り探索終了。中々興味深かった。暗黒召喚師が使っていたアイテムも発見したし、魔法の服は高かったがリリーたちに似合いそうな服がたくさんあった。いつか買ってあげたいな。
さて、サバ缶さんから貰った情報を頼りにウィザードオーブの港町ゴフェルにダーレーに乗り向かった。
その最中だった。突然背後から馬が来る。マーカーは敵を示していたが、モンスターでは無さそうだぞ?
すると光の矢を撃ってきた。問答無用かよ。ここは草原、逃げ場はないな。俺は致死毒の槍を取り出す。最初に喧嘩を売ったのはそっちだ。後悔させてやる。
「やるぞ。ダーレー!」
ダーレーを反転させ、迎え撃つ。光の矢が敵の数を教えてくれる全部で六人か…
その内、矢は後ろの二人みたいだな。前衛三人が剣を抜くと馬が輝き、加速する。は!上等だ!
「格の違いを教えてやるぞ! ダーレー!」
「ヒヒーン!」
ダーレーとの連携が発動し、致死毒の槍に火が宿り、槍を構える。
相手の二人が俺を挟むように移動する。これはチャンスだ。連携を解除する。
敵の剣が俺を狙った瞬間、俺は槍を横に持ち、後ろに反り攻撃を躱す。横にしていた槍が左右の敵の顔を捕らえ落馬させたのち起き上がる。
たまたま三國志の映画を見ており、馬での戦闘の仕方や槍の使い方を勉強していたのだ。その中でもこれはやってみたかった。
だが、これでは終わらないぜ。再び連携を発動する。
後衛にいた弓術師が慌てて矢を取り出すが遅すぎる!弓を持っている一人を馬ごと貫き、一番後ろにいる奴もそのままの勢いで貫いた。連携が解除され、ターンする。
矢が飛んで来るが、槍で叩き落とす。ターンを狙ったことは評価してやるが、こいつレベルが低いな。最初でも今でも普通ならアローレインを使うだろうからな。矢を構えようとするが、遅すぎる。俺が致死毒の槍を投擲すると胸に命中する。
俺が敵の状況を確認すると前衛だった奴が一人死んでおり。致死毒の槍が刺さっている弓術師はもがき苦しみ動かなくなった。致死毒、効果大だな。致死毒の槍を抜く。
「お、おのれ! 神に逆らう召喚師め! 毒の武器を使うとは卑怯な!」
「恥を知れ!」
神に逆らう召喚師?それにこの言い分は聞いたことがあるな。
「お前ら、ゴネスの騎士だな? なぜここにいる?」
「答える必要はない! 死ね! 大罪人め!」
「ダーレー、焼いちゃっていいよ」
馬に乗り、突っ込んできたゴネスの騎士にダーレーが火炎で焼く。
「ぎゃああ! お、おのーー」
顔面に俺が投げた致死毒の槍が命中する。戯れ言に付き合う時間は無いんだ。致死毒の槍を回収して、落馬した騎士に聞く。
「さて、質問に答えろ。なぜここにいる?」
「誰が答えるか! ぎゃああ!」
ダーレーに指示を出し、焼いた。
「もう一度聞く。なぜここにいる?」
「ふん。そんなことをしても、ふぎゃ!?」
致死毒の槍の刃がないほうで股間を潰した。致死毒の槍が男の股間を捕らえる。
「最後だ。死にたく無ければ話せ」
「神」
俺は股間を刺した。
「はぁああ!? あふ…」
痙攣して動かなくなった。時間を無駄にしたな。だがインフォが来る。
『槍スキルのレベルが20に到達しました。槍武技【ペネトレイター】を取得しました』
こいつらの相手で覚えたくなかったな。まぁ、いいや。急いでゴフェルに向かおう。俺はゴフェルに着き、ノアの所に向かった。ノアの家は使い捨てられた海の家だった。大丈夫だろうか?
「すみませ~ん」
「いらっしゃい! ありゃ? お客様さん、ひょっとして召喚師?」
この少年がノアか…ヘーパイストスと同じくらいだな。
「そうだが、どうかしたのか?」
「さっき来た変な人たちが召喚師には船を作るなとか言ってきてね」
さっきの奴ら…ノアに会って、俺を待ち伏せしたのか。
「じゃあ、船は作ってくれないのか?」
クエストを受けれないんじゃ仕方無いよな。
「ん~…お兄さん、もしかしてさっきの人たちと戦ったりした?」
「あぁ。いきなり襲われて、さっき返り討ちにしたところだよ」
「じゃあ、お兄さんはあの人たちより強いんだね?」
な、なんだ…ビビられると思ったら、目が輝いてるぞ。
「あぁ…そうなるかな?」
「ギルドカードは何色?」
「冒険者、獣魔ギルドで黄緑だよ。ほら」
俺がギルドカードを見せるとノアが手を握ってきた。
「ボクはお兄さんのような人を待っていた! ボクの船作りに力を貸して欲しい! 作った船はお兄さんにあげるからさ! ダメかい?」
インフォが来る。くそぅ…
『特殊イベント『ノアの夢の船』が発生しました』
特殊イベント『ノアの夢の船』難易度:A
報酬:魔導船
ノアが指定する素材を集めよ。
どんな素材を要求されるんだよ。だが、みんなとの約束がある。受けないとな。
「船を貰えるなら喜んで協力するよ」
「やったぁ! 言ったね? やっぱり撤回とか言わせないからね」
「分かってる。それでどうすればいいんだ?」
「そうだね…まずは」
ノアのお腹の虫が鳴る。
「ご飯を食べさせて」
腹ペコかい!
名前 タクト 情愛の召喚師Lv16
生命力 82
魔力 225
筋力 74
防御力 40
俊敏性 60
器用値 141
スキル
格闘Lv15 蹴り技Lv20 杖Lv32 片手剣Lv30 槍Lv19→Lv20 刀Lv15
投擲Lv9→Lv10 高速詠唱Lv38 召喚魔術Lv38 封印魔術Lv25 騎手Lv33
錬金Lv23 採掘Lv28 伐採Lv33 解体Lv41 鑑定Lv32 識別Lv39
疾魔法Lv2 炎魔法Lv3 地魔法Lv2 海魔法Lv4 暗黒魔法Lv3 神聖魔法Lv10
雷魔法Lv32 爆魔法Lv32 木魔法Lv27 氷魔法Lv29 時空魔法Lv41
獣魔魔法Lv3 遅延魔法Lv6 連続詠唱Lv8 水中行動Lv15 俊足Lv4
読書Lv14 料理Lv40 餌付けLv8 釣りLv20 シンクロLv16 連携Lv7→Lv8
名前 ダーレー 赤兎馬Lv18
生命力 50
魔力 62
筋力 54
防御力 32
俊敏性 144
器用値 82
スキル
蹴り技Lv6→Lv7 突進Lv12→Lv13 猛火Lv7→Lv8 火炎操作Lv18 乗馬Lv28
疾走Lv20→Lv21 騎手強化Lv24 連撃Lv7 英気Lv7→Lv8 闘気Lv10→Lv11
譲渡Lv5 赤馬の加護Lv9→Lv10




