#360 秩序の使徒と不死殺しの獣
夜はどうするか悩んだ結果、決まらずファリーダと話すことにした。
「サンドウォール砂漠について聞きたいんだがいいか?」
「いいわよ? 神の試練についてかしら?」
バレバレか。
「あぁ…アヌビス、ホルス、セベクの使徒を倒しているんだが、関係しているんだろう?」
「ご明察。それにしてもアヌビス、ホルスを倒しているなんて凄いわね。結構強かったでしょ」
「あぁ。たくさん召喚されて大変だったな」
やはりアヌビス、ホルスは強い分類に入るんだな。
「アイテムを集める必要があるんだよな?」
「えぇ。といってもそれぞれの使徒を倒せば手に入るわ。後、他の人からアイテムを貰って、使うのは神の怒りを買うからやめなさい」
反則は認めないということだな。因みにどうなるか聞いたら、砂漠の場合は逃げ場を失い、スフィンクスの大軍に狙われるそうです。試すのはやめることにした。
「使徒は他にどんなのがいるんだ?」
「セルケト、マアト、メルセゲル、セトの使徒がいるわ。セルケトの使徒はマイリアの町にいて、マアトの使徒はフウトの村の近くにいるはずよ。メルセゲルの使徒は神の試練があるところに行くための谷にいて、セトは神の試練の前に陣取っているわ」
大体出てくるところが決まっているんだな。そう思ったがアヌビスは夜にウロウロしているらしい。ホルスは空を飛んでいると狙われるそうだ。次に狙うならセルケトかマアトを狙うことになるな。
「ネフェルから近いのは、フウトの村よ。名産がアカシアの木なの。タクトが持っているサンドボードが作られている村よ」
なんだと…それは行かないといけないな!楽しそうだ!
「どうやら決まったようね。じゃあ、行きましょうか。あたしの強さ、知りたいでしょう?」
「いいのか? 斧が無くて」
「斧があったほうが強いけど、マアト相手なら素手で問題ないわ。セトは厳しいけどね」
凄い自信だな。そしてやはりセトが一番強いのか。するとリビナとセフォネが入ってくる。
「ボクも行く! ブランだけ行ってずるいよ!」
「そうじゃ! 妾たちを連れて行くがよい」
「マアトにはアメミットっていうペットがいるからやめといたほうがいいわよ? 闇属性が大好物で不死殺しでもあるから食べられちゃうわよ」
「「…」」
二人は行かないことを決めた。まぁ、二人がわざわざそう言ってくるのはファリーダとクリュスの影響だろうな。ということで最初だけ連れていくことにした。
アメミットは知らなかったので、ファリーダからアメミットの情報を聞いた。
「頭はワニ、鬣と上半身がライオン、下半身はカバの幻獣よ」
頭の中でイメージする…ヘンテコな獣が頭の中で出来上がった。
「吸い込みと噛みつきが主な攻撃ね。噛みつかれると即死だから気を付けないといけないわ。後は光のブレスも使ってくるはずよ。ただ空は飛べないからそこを考えるといいと思うわ」
グラトニーの獣バージョンみたいな感じだな。とりあえず最初はリビナ、セフォネ、ファリーダ、コノハ、ストラにした。
ストラに乗って、出発した。
「こっちでいいのか? コンパスは違う方を指しているが…」
「問題ないわ。このドラゴンはいいわね~。快適だわ」
サンドウォール砂漠にはワイバーンがいないからな。俺も初めてだが、翼を羽ばたかせ飛んでいる感じを強く感じる。鳥に乗っている感じってこんな感じなのかも知れないな。
「そろそろね…タクト来るわよ」
何が?と思っているといきなり砂の中からサンドストームが飛んでくる。ファリーダの警告が無ければやばかった。すると砂漠から巨大ミミズが出てきた。
サンドワームLv35
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
こいつは…もしかしてディザスター・キマイラの触手になったモンスターなんじゃ…相手はミミズだが、なんとなくそんな気がした。それにしてもだ。
「ファリーダ…」
「マアトと戦う前に準備運動が必要だとは思わないかしら?」
悪気無しか…やはりこの場所にこいつが出るのを知っていたんだな。まぁ、いいや。
「行くぞ! ストラ!」
俺がそういうとストラは火炎弾を連続で打ち込むとサンドワームはたまらず、地中に逃げる。じゃあ、いつもどおり、アーククェイクであぶり出すか。
「その必要はないわ」
ファリーダが飛び降りる。拳を振りかぶる。
「集中…魔拳!」
ファリーダの魔拳が砂漠に当たるととんでもない衝撃が発生し、サンドワームが飛び出す。
「見~つけた。魔拳!」
空中にいるサンドワームに容赦なく魔拳が炸裂し、ぶっ飛ばされた。
すると次々、サンドワームが出てくる。これはやばいって!
「あらあら。地面の衝撃で出てきたみたいね。いいわよ。たくさん遊んであげるわ」
ファリーダってこういう性格だったんだ。するとサンドワームたちが息を吸い込む。全員からブレス!?俺が慌てるがファリーダは余裕の顔だった。
「無駄よ…あたしにそういうのは通用しないわ。魔力妨害!」
ファリーダから紫の衝撃波が放たれるとサンドワームたちのブレスが不発する。なんだこれは…
「魔力を妨害して、魔力を使うスキルを封じるスキルよ。これでタイマンするしかないわ…来なさい。一匹残らずぶっ飛ばしてあげるわ!」
次々、魔拳でサンドワームを倒していくファリーダ…生き生きしているな。
「タクト…どうするの? これ?」
「おぉ…あまりのことでボーッとしてしまったのだ。妾たちも参戦するぞ!」
「落ち着け。こいつらが狙いじゃないんだ。遠距離攻撃出来ないなら、ファリーダの邪魔にならないように遠くの敵を仕留めるぞ」
結局、ストラの火炎弾と俺のエクスプロージョンをメインで攻める。生き残った敵をリビナが魔弾、セフォネが影の槍で仕留めていき、最後はセフォネの闇波動で全滅させた。
「やっぱり弱くなっているわね…まぁ、その方が戦ってる感じがして、良いのだけどね」
弱くなっている?ファリーダの回りには無残なサンドワームが転がっているのだが…
「というかこいつら出ることを知っていたなら話しておくべきだとボクは思うけどな」
「うむ。リビナの言う通りじゃぞ!」
言ってることは実に正しい。だが、俺の背後から言うのはどうかと思う。
「タクトがコノハだったっけ? その子を進化させたいと思って選んだんだけど、余計なお世話だったかしら?」
確かにコノハの進化がもうすぐだから狙いたい気持ちはあった。
「確かにコノハを進化出来たらいいな。とは考えたが、そうだとしてもそういうことは事前に言ってくれ」
「わかったわ。じゃあ、マアトの使徒についてだけど、マアトは風、火、光の魔法を扱うの。マアトの使徒の相手は任せてくれないかしら?」
これも含めて、戦闘をしたんだな。アメミットと相性が悪いのはファリーダも同じだから変だとは思ってた。魔法を封じれるならファリーダに分があるだろう。
「わかった。ならマアトの使徒の相手は任せる」
「ありがと。タクト。期待にはちゃんと応えるわ」
「「むー」」
むくれるなよ。自分たちが不利で辞退したんだからさ。
解体結果は土性石が2つだった。これだけ解体して2つかよ。効率悪いな。
寄り道せず、真っ直ぐ向かうとファリーダがマアトの使徒を見つけた。既にアメミットもいた。
マアトの使徒?
? ? ?
アメミット?
? ? ?
アメミットは人と同じくらいのサイズか。でかくなくて助かった。
俺たちは降り立ちリビナ、セフォネに代えてアラネア、ミールを呼び出し、指示を出す。すると二人は土に潜る。
「考えたわね。そうやってアメミットを攻略するのね」
「軽蔑するか?」
「まさか。あたしは魔人よ? 大好きに決まってるでしょ」
俺を同類にしようとしてないか?俺は楽に倒したいだけだ。遅延魔法で魔法をストックしてから俺たちが向かう。するとマアトの使徒は待っていた。律儀な使徒だな。ちょっと良心が痛む。
俺が杖を構えるとマアトの使徒も杖を構える。詠唱は俺のほうが速い!
「「ブリッツ!」」
俺が連続詠唱したブリッツを放つとアメミットが盾になる。よし、これで遠慮無用だな。するとマアトの使徒がサンドストームを使ってくる。俺はストラに乗り、空に逃げる。
ストラが火炎弾を放つとアメミットは火炎弾を吸い込み、そのまま俺たちを吸い寄せる。それの対応策はもうある。
「リリース!」
アメミットの地面に魔方陣が描かれるとマアトの使徒は離れ、アメミットは爆発をもろにくらう。タイムボムだ。更にストラの腐食ブレスが命中する。
マアトの使徒が杖を構える。
「させないわ! 魔力妨害!」
マアトの使徒とアメミットが衝撃波を受け、魔力を使うスキルが封じられる。
アメミットがファリーダを狙おうとするがコノハの羽投擲とストラの火炎弾で足止めする。するとミールからシンクロが来る。
『タクト様! 準備出来ました!』
『よし! 落とせ!』
アラネアとミールが作った落とし穴が発動する。だがアメミットは地面に落ちることはなかった。落とし穴の中に設置された粘着糸と鋼糸の中に落ち、落とし穴の空中で拘束される。
すかさずミールはアメミットの口を蔓で縛り、アラネアも参加し完全に封じた。口を開かれるのが驚異なら開かなくすればいい。現実のワニの捕獲もまず口をきつく縛り拘束する。こいつもワニならどうすることも出来まい。
後はミールが花粉を浴びせ、全員で魔法や遠距離攻撃でボコボコにして終わった。ファリーダのほうも一方的な戦闘になったみたいだな。俺たちより速くマアトの使徒を倒していた。
解体するとこちらが手に入った。
死者の書:重要アイテム
死者を蘇らすと呼ばれている本。謎の言葉で書かれており、普通のものには読むことが出来ない。
シュー:レア度6 アクセサリー 品質C-
効果:飛行性能アップ(中)、看破
ダチョウの羽根で作られた髪飾り。嘘偽りを見破る力がある。
死者の書がアイテムか…古代エジプトで有名な文書だ。冥福を祈り死者と共に埋葬された書だ。
シューはマアトの使徒が着けていた羽根だ。効果は限定的だが便利だな。しかし嘘が付けなくなるのか…装備させるならブランになるだろうが…保留にしておこうかな。
アメミットは不発でした。不死殺しの素材くれないのかよ。
そしてインフォが来る。
『コノハのレベルが24に到達しました。進化が可能です』
では、進化行ってみよう!
名前 タクト 情愛の召喚師15
生命力 82
魔力 222
筋力 72
防御力 40
俊敏性 60
器用値 138
スキル
格闘Lv15 蹴り技Lv20 杖Lv30 片手剣Lv30 槍Lv19 刀Lv15
投擲Lv9 高速詠唱Lv37→Lv38 召喚魔術Lv38 封印魔術Lv24 騎手Lv32→Lv33
錬金Lv22→Lv23 採掘Lv28 伐採Lv33 解体Lv40 鑑定Lv31 識別Lv38
疾魔法Lv2 炎魔法Lv3 地魔法Lv2 海魔法Lv4 暗黒魔法Lv3 神聖魔法Lv10
雷魔法Lv31→Lv32 爆魔法Lv29→Lv31 木魔法Lv27 氷魔法Lv29 時空魔法Lv40
獣魔魔法Lv2 遅延魔法Lv3→Lv4 連続詠唱Lv4→Lv6 水中行動Lv12 俊足Lv4
読書Lv14 料理Lv39 餌付けLv8 釣りLv20 シンクロLv16 連携Lv7
名前 リビナ サキュバスLv18→Lv19
生命力 80
魔力 160→162
筋力 64→66
防御力 52
俊敏性 109→112
器用値 116
スキル
鞭Lv1 闇爪Lv11 飛行Lv17→Lv18 隠密Lv8 夜目Lv18→Lv19 誘惑Lv15
催眠Lv2 魅了吸収Lv17 闇魔法Lv10→Lv12 時空魔法Lv1 幻術Lv9 魔弾Lv17→Lv19
淫夢結界Lv6
名前 セフォネ ヴァンパイアプリンセスLv10→Lv12
生命力 82→84
魔力 115→118
筋力 73
防御力 50
俊敏性 72
器用値 108→110
スキル
鎌Lv1 吸血Lv16 夜目Lv20→Lv21 影潜伏Lv18 影操作Lv6→Lv8 影召喚Lv16
隠密Lv16 暗黒魔法Lv8 幻術Lv1 譲渡Lv3 蘇生Lv7 夜不死Lv15
呪滅封印Lv9 闇波動Lv3→Lv4
名前 ファリーダ 魔人Lv1
生命力 54
魔力 66
筋力 85
防御力 45
俊敏性 75
器用値 60
スキル
斧Lv10 魔拳Lv10→Lv12 舞踊Lv10 投擲Lv10 妖気Lv10→Lv12 暗黒魔法Lv10
時空魔法Lv10 集中Lv10→Lv12 誘惑Lv10 物理破壊Lv10→Lv12 魔力妨害Lv10→Lv12
魔弾Lv10→Lv12 魔素解放Lv1
名前 コノハ スノーフクロウLv22→Lv24
生命力 58→60
魔力 106→110
筋力 62→66
防御力 42→44
俊敏性 74→80
器用値 102→104
スキル
奇襲Lv24 飛翔Lv36 氷爪Lv17 羽投擲Lv23→Lv24 暗視Lv25→Lv26
気配遮断Lv20 風魔法Lv21 水魔法Lv16→Lv17 氷魔法Lv32→Lv33
氷刃Lv15 耐寒Lv7
名前 アラネア 土蜘蛛Lv20→Lv21
生命力 58
魔力 80→82
筋力 75→77
防御力 34
俊敏性 44
器用値 119→122
スキル
噛み付きLv6 格闘Lv6 粘着糸Lv22→Lv23 柔糸Lv16
鋼糸Lv31→Lv32 罠設置Lv24→Lv25 糸察知Lv7 毒ブレスLv8
土潜伏Lv3→Lv5 投擲Lv5 土魔法Lv5 呪いLv1 妖術Lv1
名前 ミール ドライアドLv20→Lv21
生命力 88→90
魔力 103→105
筋力 44
防御力 40
俊敏性 84
器用値 88→90
スキル
土潜伏Lv21→Lv22 蔓Lv16→Lv17 俊足Lv8 風魔法Lv5
土魔法Lv10 木魔法Lv7→Lv9 水魔法Lv7 光合成Lv10
譲渡Lv4 花蜜Lv7 花粉Lv5→Lv6 採取Lv29 植栽Lv15
寄生木Lv14→Lv15 罠設置Lv15→Lv16 植物召喚Lv3
名前 ストラ ワイバーンLv1→Lv2
生命力 130
魔力 120→122
筋力 134→137
防御力 84
俊敏性 115→118
器用値 100
スキル
飛翔Lv22→Lv24 噛みつきLv10 竜尾Lv9 竜爪Lv1 毒竜鱗Lv12
強襲Lv12→Lv13 奇襲Lv1→Lv2 猛毒Lv13 猛毒ブレスLv15 腐蝕ブレスLv16 竜眼Lv7
火炎弾Lv1→Lv4 疾風Lv1→Lv2 連擊Lv1→Lv3 風刃Lv11 風魔法Lv9
威圧Lv5 騎乗Lv15→Lv17




