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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
梅雨イベントと砂漠の奴隷解放イベント
352/1718

#335 雪山の巨人

夕飯と風呂を済まし、ゲームにログインする。すると全員集まっていたが雰囲気が暗い…死に戻ったな。


「何かあったのか?」


「フロッグドラゴンの討伐しようと挑んだら、負けたんだよ」


「みんなの必殺技を使えば勝てると思ったのに~」


「…激怒、必殺技乱射されて全滅した」


俺がアイスワイバーンで味わったものが発生したんだな…ドンマイだ。


「「「お邪魔します」」」


すると部屋にフリーティアの姫様たちが来た。おいおい。


『いらっしゃい』


あれ?みんな慣れてる?結構来てるのか?


「あ、タクト様! 良いところに! ネフィやリリーちゃんたちが言っていたかき氷が食べたいです」


…狙って来ただろ。


『かき氷!?』


はいはい。全員分作りますよ。全員がかき氷を味わっているとルインさんがいないことに気が付いた。


「あ…ルインさんたちなら美食の町から招待状を貰って、今行ってるよ」


お!ルインさんたちもとうとう行けたんだ!おめでとうだ。


「…兄様は何してたの?」


「サンドウォール砂漠で奴隷にされてたセリアンビーストを助けてたよ」


それに一番反応したのはシルフィ姫様だ。


「それは本当ですか!」


「は、はい。今、獣魔ギルドで保護して貰ってます」


「…ネフィさんたちならきちんと対応してくれますよ。お姉様。落ち着いてください」


「そ、そうですね…」


本当に大好きなんだな。この姫様は…するとサラ姫様が質問してくる。


「それよりもサンドウォール砂漠に入れるのか?」


「はい。そういえばサンドウォール砂漠はどこかの国に入っているんですか?」


「いや、あそこは砂嵐に覆われているからどこの国にも入っていない。そもそも人や町があるのか謎のところなのだ」


そうなんだ…とりあえず人はいたし、あの様子なら文化もあるだろう。そして隠れ家にはいい場所ってことが判明したな。


「まだ村や町は見つけていませんが人はいました。いい人たちじゃなかったですけどね」


「そうか…セリアンビーストが被害を受けているならフリーティアとしては黙っているわけにはいかない。何かあれば頼るといい」


「心強いです」


そんなことにはなってほしくないけどな。みんながこれってフラグ?とか話してる。するとシンクロが来る。


『タクト~リリーもかき氷食べたい~』


流石にこれだけ賑やかだったら、気が付くよな。リリーにもかき氷を持っていきました。


さて、夜はイエローオッサの雪山に向かった。メンバーはブラン、コノハ、チェス、優牙、雪吹だ。今日で何とかイオンの武器の素材を集めたいところだ。


バフをかけ、遅延魔法でリターンをストックする。完璧だ。では、行くか…外に飛び出し、急いで採掘ポイントを目指す。急げ!急げ!


まずは一つ目!そしてもう一つ!まだ!


「ガァアア!」


「我が主! 守護!」


ブランの守護に何かがぶち当たる。なんだ?俺が何かが飛んできたほうを見ると巨人がいた。


ヨトゥン?

? ? ?


アイスドラゴンがいるんだからこれぐらいの敵はいるのかな?はは。


ヨトゥンが息を吸う。無理!


「リリース!」


一瞬で逃げてきた…情けない…しかし魔氷塊を二つゲット出来たのはでかい。


これで足りないかな?ヘーパイストスに聞くと大丈夫みたいだ。


その後、ブランに聞く。


「ブラン…さっきの巨人だが、切り札を使えば勝てそうか?」


「まだ使っていないので、なんとも…ただ勝てるとは言えません。あの氷の投擲、凄い威力でした…」


あれは氷を投擲されたのか…意見については納得だ。ヨトゥンは霜の巨人とも呼ばれる北欧神話に登場する巨人だ。アイスドラゴンレベルの敵だろうな…やれやれだ。


しかしブランの切り札は早めに確認したいな…よし。


「明日、ブランの切り札を試してみよう。準備しておいてくれ」


「わかりました。我が主」


その後、生産活動をしているとシルフィ姫様がスピカを撫でていた。絵になるな~。


「あら? お帰りなさいませ。早かったですね」


「化け物に遭遇しちゃいまして…」


「大変だったみたいですね…あ、ユニコーンの召喚おめでとうございます」


「ありがとうございます」


お祝いをされたが俺は何となくわかったことがある。


「シルフィ姫様もユニコーンを召喚できるのでは?」


「いえ。わたしが召喚できるのはユニコーンを進化させた子です。ですから昔のあの子を思い出してしまいます」


あぁ。納得した。道理で優しい雰囲気で撫でているわけだ。俺にもいつかそんな日が来るのだろうか。


「ふふ。タクト様はいつかわたしと同じ領域にたどり着くと思います。その時にはわたしもこの病が治り、戦いたいですね」


「…魔法剣を使っていいですか?」


「いいですよ。わたしの召喚獣が相手になります」


剣を使う召喚獣…しかも相当の強さ…烏天狗か?他の召喚獣か?何が来るかわからないがわかることはそいつは最強クラスの召喚獣ってことだけはわかった。


こうなったら、仕方無い。切り札を使うしかないか…


「こうなったら、これを使うしかありませんね」


インベントリから取り出したのは浄化の丸薬。それを見てシルフィ姫様が顔を青ざめ、手を考える。


「…召喚師なのですから、アイテムの使用は禁止にしましょうか?」


「いえいえ。召喚師だからと言って、アイテム禁止はないでしょう? シルフィ姫様の召喚獣たちに美味しい料理を見せて、寝返りを狙えないじゃないですか」


「…わたしの子たちはそんな手には乗りませんよ」


今、間がありましたよ。シルフィ姫様が咳き込んで誤魔化すと俺に問いかけてくる。


「決闘の話は出来るようになってからとしましょう。それよりもセリアンビーストの奴隷の件、タクト様はどう思っていますか?」


「俺が以前戦った暗黒召喚師が関係しているのは間違いないです。他にも暗殺者のような人たちもいましたし、奴隷の首輪を売っている大元がいることも聞きました。それらから組織ぐるみで奴隷商売をしていることは間違いないです」


「そうですか…悲しいことです。セリアンビーストの人たちはただ普通に生活していただけなのに…」


「俺もそう思います。だから情報収集をしようと思います」


関わってしまった以上、そいつらと戦うのは時間の問題な気がするからな。


「戦うつもりですね?」


「はい。ただ敵の強さや規模など全然わからない相手に挑むほど、馬鹿ではないつもりです。サラ姫様もそういうつもりで言ったのではないですか?」


「だと思います。わたしは力にはなれませんが、お城からあなたたちのことを祈らせて貰います」


「ありがとうございます」


俺はみんなをブラッシングをして、明日のために町でカンナを買い、ログアウトした。


名前 ブラン プリンシパリティLv7


生命力 77

魔力  110

筋力  92

防御力 82

俊敏性 84

器用値 82


スキル


飛行Lv21 盾Lv10 槍Lv23 挑発Lv9 光魔法Lv10 

光輪Lv18 守護Lv1→Lv2 天撃Lv8 天使の加護Lv16 天昇Lv1


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最新作『異世界転生した鼠小僧は義賊になる 』を連載開始しました。
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異世界転生した鼠小僧は義賊になる
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