#285 沈没船探索
累計1000万アクセスを達成しました。毎日ご愛読してくださり、ありがとうございます。正直ここまで続くとは思っていませんでした。最近忙しく修正が出来ていませんが時間があり次第、修正していくので、今後ともよろしくお願いいたします。
今日は暗黒召喚師と決闘の日だ。当然冒険をして、死んだらいろいろな台無しになるので、自重すべきだろう。
「どうして海に来ているんですか…タクトさん」
イオンに呆れられてしまった。
「いや、サフィのレベルを上げたいことと沈没船があっただろ? あれがどうしても気になってな」
やはり沈没船と聞くとお宝を期待してしまう。
「はぁ~…わかりました。ですが危なくなったら、撤退してくださいね?」
イオンに釘を刺されたので、安全第一で沈没船探索に向かう。メンバーはイオン、リアン、ぷよ助、ディアン、サフィにした。
ぷよ助はイオンにお願いされた。まぁ、安全性を見ると俺にくっ付けるぷよ助を選ぶのは当然と言えた。
それにこれから向かう先には厄介な奴がいる。しかしぷよ助なら無効化出来るだろう。
サフィに乗り、いざ沈没船探索に向かう。
やはりサフィに乗っていると速い。すぐに目的地に着くと早速鉄砲魚の攻撃が来る。
「全員、俺の背後へ! ぷよ助! 頼む!」
ぷよ助が壁になり、銃撃を防ぐ。やはりぷよ助に銃撃は通用しないみたいだな。ぷよ助様々だ。
最早この間みたいな手加減は無用だな。俺は槍を構え、サフィと共に突貫した。イオンたちも後に続き、蹂躙する。
「サフィがいると全然違いますね。いい子いい子」
「きゅきゅ!」
リアンに褒められてサフィはご機嫌だ。
俺は複雑。全然違う理由は俺だからだ。サフィに乗った俺をイオン、リアン、ディアンが気にせず、攻撃出来るようになった結果、動きが劇的に変化した。
あれが本来の水中戦のイオンとリアン、ディアンの戦闘だと思うと自分がどれだけ足を引っ張っていたか嫌でも自覚してしまう。
「え…えと…私はタクトさんが水中戦してくれて、嬉しかったですよ!」
イオンが慰めてくれるが足手まといを否定していない。まぁ、これから挽回していこう。きっとサフィ無しでは役立たずの看板はずっとつきっぱなしだと思うけどね。
気を取り直して沈没船探索をしているとオクトパスの他にもモンスターが出てきた。
船幽霊Lv8
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
白装飾の幽霊だ。どうやら船に取り憑いている幽霊みたいだな。多分憑依を持っているからさっさとセイントで倒す。
このメンバーなら誰に憑依されてもアウトだからな。悪く思わないでくれ。
探索を続けるがお目当てのお宝が見つかない。まぁ、宝物積んでる船なんて中々無いよな。
しかし遂に期待出来そうな中型船を発見した。するとまた初見モンスターが現れる。
スケルトンエクスプローラLv10
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
エクスプローラということはこの船は探検家の船なのかな?これは期待値が高い。とりあえず--
「セイント!」
さようなら探検家さん。あなたのお宝は俺たちが頂く。あれ?海賊気分になってきた。
船内にもたくさんのスケルトンエクスプローラが出てきた。まぁ、全てセイントで一撃だから問題はない。
部屋を調べていく。そして船長室とおぼしき所に遂に宝箱を発見した。しかし邪魔者がいる。
スケルトンエクスプローラキャプテンLv20
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
「セイント!」
名前が長いわ!面倒臭い!それに俺には時間がないのだ!
「容赦ないですね…タクト先輩」
「時間がないので、仕方ありませんよ。それよりも宝箱ですよ!」
イオンのテンションが上がるが問題発生。宝箱の鍵が開かない…残念ながら開錠スキルは俺たちは誰も持ってない。
ルークの話ではゴブリンがスキルを持っているらしい。他にも召喚獣だとシーフカラス、ホビット、ドワーフで確認されているが残念ながら召喚師自身はスキルを獲得出来ない。
しかしこの宝物、なんとインベントリに入った。これならルークとかに頼めば開けることが出来る!
優しい仕様に感動してから宝箱をインベントリに入れるといきなり船から振動を感じる。ちょっとでも感動した俺がバカだった!
「タクトさん!」
「ダメだ! リターン出来ない! 船から出るぞ!」
「「はい!」」
俺たちが船から脱出すると船が今、まさに巨大な貝に押し潰されるところだった。識別出来た。
シャコミミックLv23
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
俺は異議を唱えたい。いくらミミックでも上から見たときは何も見えなかったぞ!
そうしてる間に船がシャコミミックに食べられた。
さて、どうするかな…と思ったら、シャコミミックが口をパクパクしながらこちらに向かってきた。
「サンダーブランチ!」
サンダーブランチが命中するがやはり貝に当たっても効果がない。ならタイミングを合わせて中身を狙う。そこ!
「ブリッツ!」
結果シャコ貝の身にブリッツが決まり、ダメージを与えることが出来た。
「イオン、リアン、ディアン。さっきの見たな?」
「はい! あの中身に攻撃すればいいんですね?」
「任せてください。タクトさんは危ないので、ここにいてください!」
え?
「い、い、で、す、ね?」
「…はい」
「ふふ。タクト先輩はイオン先輩に弱いですね」
リアンに笑われてしまった。いかん、先輩としてここは威厳を見せねば!
「タクトさん?」
「…魔法で援護します」
水の中では分が悪い…くそぅ。
「お願いします。行きますよ! リアン!」
「ふふ。はい! イオン先輩!」
というわけで俺はデバフを担当し、後はディアンと共にブリッツと毒ブレスでダメージを稼いでいく。
しかしこのシャコミミック、レベルが表す通り地味に強かった。何回か攻撃すると口を閉じ、回転体当たりしてきたり、口を開いたと思ったら、スプラッシュを使ってきた。
イオンのように接近戦していたら、危なかったかも知れない。
最後は悪あがきで口を閉じて動かなくなったがぷよ助が中に侵入し、詰みだ。
最後は口を開けて死ぬんだな。とそこでインフォがくる。
『サフィのレベルが8に到達しました。進化が可能です』
まぁ、進化が来るわな。じゃあ、進化行ってみようか!
名前 タクト 情愛の召喚師Lv5
生命力 70
魔力 139
筋力 60
防御力 40
俊敏性 60
器用値 102
スキル
格闘Lv9 蹴り技Lv16 杖Lv22 片手剣Lv23 槍Lv15→Lv17 刀Lv7
投擲Lv7 高速詠唱Lv28→Lv29 召喚魔術Lv31 封印魔術Lv13→Lv15 騎手Lv26→Lv28
錬金Lv20 採掘Lv20 伐採Lv33 解体Lv37 鑑定Lv24
識別Lv30 風魔法Lv28 炎魔法Lv1 土魔法Lv25 海魔法Lv1
闇魔法Lv24→Lv26 神聖魔法Lv8→Lv9 雷魔法Lv27→Lv29 爆魔法Lv26 木魔法Lv25
氷魔法Lv26 時空魔法Lv39 水中行動Lv5→Lv8 読書Lv12 料理Lv35
餌付けLv8 釣りLv18 シンクロLv15 連携Lv4
名前 イオン ドラゴニュート・エンベロープLv13→Lv14
生命力 63
魔力 106→108
筋力 60
防御力 33
俊敏性 138→140
器用値 109
スキル
二刀流Lv28→Lv29 槍Lv4 投擲操作Lv8 飛行Lv9 遊泳行動Lv14→Lv16
氷刃Lv14→Lv16 連撃Lv5→Lv7 水魔法Lv16 蒼波動Lv3 竜技Lv8
竜化Lv7 海竜の加護Lv5 料理Lv18
名前 リアン マーメイドLv7→Lv10
生命力 28
魔力 67→73
筋力 26→28
防御力 22
俊敏性 54→60
器用値 50
スキル
槍Lv11→Lv14 杖Lv1 歌Lv12 呪歌Lv1 遊泳行動Lv7→Lv10 水弾Lv8
水魔法Lv11 潜水Lv5→Lv8 魅了Lv1 音響探知Lv5→Lv7 人化Lv16
名前 ぷよ助 クリーンスライムLv3→Lv5
生命力 70→74
魔力 0
筋力 0
防御力 91→95
俊敏性 36→38
器用値 42→44
スキル
捕食Lv24→Lv25 防御Lv10→Lv12 物理無効Lv15→Lv17 変形Lv25→Lv26
衝撃吸収Lv11→Lv13 分裂Lv13 再生Lv18→Lv19 挑発Lv5→Lv7 腐蝕Lv5→Lv8
水中行動Lv9→Lv11 極寒ボディLv20→Lv21 浄化Lv17 水属性無効Lv1→Lv4
火属性無効Lv3→Lv6
名前 ディアン レッサーヒュドラLv7→Lv9
生命力 58
魔力 62→66
筋力 72→76
防御力 43
俊敏性 52→56
器用値 54→56
スキル
噛みつきLv9→Lv11 巻き付きLv5 遊泳行動Lv4→Lv6 毒装甲Lv5 連撃Lv9→Lv11
恐怖Lv3 猛毒Lv9→Lv11 再生Lv4 毒ブレスLv11→Lv13 熱探知Lv3→Lv5
擬態Lv1
名前 サフィ ドルフィンLv1→Lv8
生命力 12→14
魔力 6→14
筋力 8→14
防御力 4→6
俊敏性 16→24
器用値 12→20
スキル
水中行動Lv3→Lv6 跳躍Lv2 突進Lv1→Lv3 乗馬Lv3→Lv5
音響探知Lv1→Lv3 疾走Lv1→Lv3
以前にも書きましたがこの章でプレイヤーとのいざこざは最後になる予定です。NPCの闇落ちキャラは悪役として登場予定です。
少し早いですが、次の章は夏の大型イベント前の有利な武器が作れるいわゆる武器製作イベントを予定しています。それだけですと短いので、少し長めの章になるかも知れません。