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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
復興と決闘イベント
297/1718

#282 踊るトカゲとキッドの村

お昼からはディープレッド荒野に向かった。メンバーはリリー、恋火、ダーレー、アステルだ。象が出てきたら、黒鉄の出番だから温存することにした。


お昼に始めてディープレッド荒野に来たわけだが、まず暑い!


「タクト~…暑いよ~」


「そうでしょうか?」


リリーは暑さでダウン中。恋火は平気そうだ。因みに俺はダメだ。パピネスシープのローブなんて真昼間の荒野で着る装備じゃない!


というわけで装備を変えて、炎狼のローブにした。まぁ、多少はマシになった。それでも暑い…それを見たリリーが騒ぐ。


「あ~!? タクトだけずるい! 涼しい格好になった!」


「ずるくない! というか俺より遥かに涼しい格好をしているだろ!」


「え~? そうかな?」


リリーが服をパタパタする。女の子なんだからそんなことしたら、ダメだっていつも言ってるんだが、なかなか直さないな。


そんなことを思いながら、ディープレッド荒野を進んでいくと変なー団を発見した。


荒野のど真ん中で踊っている。識別すると予想通りの敵だった。


エリマキダンサーLv20

通常モンスター 討伐対象 アクティブ


予想外にレベルが高いな!?しかしこれは攻撃していいものなのだろうか?ダンス中攻撃したら、悪い気がする。


しかし俺は異変を感知する。俺の体が勝手に動き、ダーレーから降りると踊りだした。なんじゃこりゃ!?


「タ、タクト~!?」


「体が勝手に!?」


リリーたちまで踊りだした。何かの状態異常か?しかしこれは一体何の意味があるんだ?


「タクト~…疲れた~…助けて~」


「あたしも…きついです…」


理解した!炎天下の中、ずっと踊り続けるのは拷問だ!しかし治せる手段がない。だって、体が動かないんじゃどうしようもない!


そしてずっと踊っていたら、当然モンスターに見つかる。こっちにナウマンゾウが突進してきてる。やばいやばいやばい!


…しかし突進してきたナウマンゾウまで踊りだした。俺はエリマキダンサーの恐ろしさを知った。


結果、俺たちはエリマキダンサーが満足するまで踊る羽目になった。その後、ボトムレススワンプで沈めて踊りを封じる。


また踊られたら、堪らない。その後、黒鉄を呼び、リリーと恋火にナウマンゾウの相手を頼んだ。俺、ダーレー、アステルでエリマキダンサーに魔法を撃つ。俺は空を飛びたいから風魔法を中心に使う。そしてエリマキダンサーを倒す。


その後、ナウマンゾウを倒すのに参加する。ナウマンゾウの攻撃手段は突進が基本みたいだが、動きが鈍い。それはリリーたちも一緒だ。


「うぅ…力が入らない…」


「足が…重いです」


こうなると動きが少ない遠距離攻撃の撃ち合いとなった。ナウマンゾウの遠距離攻撃は土魔法と鼻から水噴射を使って来た。黒鉄が守ってくれたが、流石に水噴射から飛び散った水は回避不可能だ。


結果俺たちは見事にびしょ濡れとなり、涼しいと汚いと思う気持ちが混ざり合いなんとも微妙な気持ちにさせられた。


「これで終わり! 光波動!」


最後はリリーが撃破した。エリマキダンサーで踊ってなければもっと違う結果になっていただろうな。お互いに…


解体するがエリマキダンサーからは何もなし。こいつらは嫌がらせモンスター確定だな。


ナウマンゾウは素材をゲットした。


ナウマンゾウの象牙ぞうげ:レア度6 素材 品質C

非常に発達した象牙。適度に吸湿性があり、手になじみやすく、硬すぎず、柔らか過ぎない非常に高価な素材。加工性も金属や水晶などより優れている。主に装飾品として使われる。


象牙ってそんなにいい素材だったんだ。知らなかった。


その後、休憩をしてから再度進むと温度が更に上がり、砂漠に出た。しかしどうやら簡単には行かせてくれないみたいだ。なぜならこの砂漠には砂嵐が吹き荒れている。


試しに魔法のサンドストームやレインを使って見るがまるで効果はなかった。一応砂漠に入れたということは俺はスカルオルトロスを倒したことになっているみたいだな。しかし先に進めないんじゃあ、仕方ない。俺はルインさんに教えて貰った。キッドの村に向かった。


キッドの村に到着するとそこは正しく西部劇の村だった。いいなー。こういうの…ガンマンの血が騒ぐ。銃なんて屋台の射的ぐらいしかしたことないけどね。


「新参者か?」


髭を生やしたカウボーイハットで決めているおじさんに声をかけられた。瞬時に恋火が俺の後ろに回る。最近無くなってきたと思ったら、まだまだだな。


「そうですが、何か御用でしょうか?」


「あぁ! これでも食らいやがれ!」


カウボーイハットのおじさんがホルスターから銃を抜く。ちょっと待て!?村の中で決闘もしてないぞ!?


「タクト! 危ない!」


リリーが守りに入る。するとリリーに水がかかった…え?


「だーはっはっはっ! びびったか? ここキッドの村では暑いディープレッド荒野を旅人や冒険者が来ると水をかけて涼めてやるしきたりがあってな! どうだ? 気持ちいいだろ?」


「うん!」


「お! 元気のいい嬢ちゃんだな! 気に入ったぜ! この町の名産品のミルクをご馳走してやるよ」


「本当!? わーい!」


いや、意気投合することはいいことだ。でもな、完全に置いてきぼりだ。そりゃあ、銃はライヒ帝国の武器だ。ここで手に入るわけがない。それでも水鉄砲って…それでいいのだろうか?あのおじさん。


結局ミルクをご馳走になったが、あの砂漠については名前が判明しただけだ。サンドウォール砂漠というそうだ。常時砂嵐が発生しており、砂の壁になっていることから名付けられたようだ。


村を探索したが、特に何もなし。ただ他の町と違う点があるとするなら…


「あはは! タクト、ネコさんだらけになっているよ」


最初は一匹のネコが後ろをついてきていただけだったが、村を一周する頃にはネコ軍団となっていた。そして休憩で座ると一気に群がられた。何故だ?


「きっとネコさんにもタクトさんの魅力が伝わったんですよ」


恋火にそう言われるとどかし辛い…どうしようかと困っていると声がした。


「こにゃ! お前たち、何をしているのにゃ! みんにゃ、気持ちはわかるにゃ? でも迷惑掛けたらだめにゃ!」


誰かがそういうとネコたち離れて行く。そして目の前には青い猫耳の女の子がいた。


「助かったよ。えーっと」


「私の名はダルタニャン。シャルトリューのセリアンビーストにゃ。この町でネコたちの面倒を見ているにゃ」


にゃんだと…あ、うつった。いかん、しっかりしないとな。


ダルタニャンはどちらかというとダルタニアンのほうが知られているかも知れない。有名な小説『三銃士』『ダルタニアン物語』で知られている。実在した人物で実際に銃士だったが、小説のほうが有名になってしまった人だ。


まさかこんなところで出会うとは予想外過ぎる。いや確かに銃繋がりなんだけどね。


「俺は召喚師のタクト。助けてくれて、ありがとう」


「これも仕事だから仕方ないにゃ。それよりも召喚師のお兄さん、ひょっとしなくてもマタタビを持っているにゃ?」


「え? あぁ、持ってるよ。ってまさかさっきの原因は!?」


「マタタビのせいにゃ」


なんてこった…マタタビは老人エルフが楽園の鍵と言っていたものだ。まさかのネコの楽園だったとは…あの爺さんの悪戯な顔が浮かぶ。おのれ!


「ちょっとだけでいいから匂いを嗅がせてくれないかにゃ?」


「え? 別にいいよ」


「やったにゃ! マタタビの匂いを嗅がせてくれるお兄さんはいい人にゃ! じゃあ、私たちの村に案内するにゃ!」


ダルタニャンが手を合わせると景色が歪み、全く違う景色になる。え?どこ?ここ?


「ようこそ! ケットシーの村、ヌコットの村にようこそにゃ!」


『ようこそにゃ!』


俺は背後を見るとネコミミ少女ががたくさんいた。ちょっと待て、理解が追い付かない…俺が今、理解していることはこの村はネコミミ少女の楽園で老人エルフは俺のロリコンの称号からここを楽園と言ったことだけ理解した。


名前 タクト 情愛の召喚師Lv5


生命力 70

魔力  139

筋力  60

防御力 40

俊敏性 60

器用値 102


スキル


格闘Lv9 蹴り技Lv16 杖Lv22 片手剣Lv23 槍Lv15 刀Lv7 

投擲Lv7 高速詠唱Lv27→Lv28 召喚魔術Lv31 封印魔術Lv13 騎手Lv22→Lv24 

錬金Lv20 採掘Lv20 伐採Lv33 解体Lv36→Lv37 鑑定Lv24 

識別Lv30 風魔法Lv27→Lv28 炎魔法Lv1 土魔法Lv24→Lv25 海魔法Lv1 

闇魔法Lv24 神聖魔法Lv8 雷魔法Lv25 爆魔法Lv26 木魔法Lv25 

氷魔法Lv26 時空魔法Lv39 水中行動Lv5 読書Lv12 料理Lv35 

餌付けLv8 釣りLv18 シンクロLv15 連携Lv4


名前 リリー ドラゴニュート・クーラLv14→Lv15


生命力 64→66

魔力  59→62

筋力  141→145

防御力 43

俊敏性 47→49

器用値 44→46


スキル


光拳Lv9 飛行Lv20→Lv22 片手剣Lv32 大剣Lv26 

鎚Lv10 連撃Lv8 錬気Lv26 光魔法Lv2 光波動Lv4→Lv5 

竜技Lv8 竜化Lv6 聖竜の加護Lv5


名前 恋火 シュラインビーストLv10→Lv11


生命力 77

魔力  95→98

筋力  95→98

防御力 48

俊敏性 109→112

器用値 75→77


スキル


刀Lv18 二刀流Lv1 風刃Lv4→Lv6 炎魔法Lv11 邪炎Lv12→Lv14 忌火Lv21 

気配察知Lv21 危険予知Lv20 霊力Lv2 幻術Lv2 神道魔術Lv5 

見切りLv6 俊足Lv7 妖術Lv2 血醒Lv6 料理Lv18 神降ろしLv1 

獣化Lv2


名前 黒鉄 アイアンゴーレムLv10→Lv11


生命力 96→98

魔力  0

筋力  121→124

防御力 121→124

俊敏性 26

器用値 15


スキル

格闘Lv18 鉄壁Lv32→Lv33 挑発Lv29→Lv30 物理耐性Lv26 物理破壊Lv10 

採鉱Lv6 投石Lv12→Lv14 射出Lv7→Lv8 耐電Lv1 耐寒Lv1 毒無効Lv1 

病気無効Lv1 


名前 ダーレー 赤兎馬Lv10→Lv11


生命力 46

魔力  48→50

筋力  50

防御力 30

俊敏性 120→123

器用値 72→74


スキル


蹴り技Lv6 突進Lv12 猛火Lv7 火炎操作Lv10→Lv12 乗馬Lv24→Lv26 

疾走Lv18 騎手強化Lv21→Lv22 連撃Lv4 英気Lv7 闘気Lv7 

譲渡Lv5 赤馬の加護Lv5→Lv6


名前 アステル フェアリーLv8→Lv9


生命力 26→27

魔力  49→51

筋力  17→18

防御力 21

俊敏性 44→46

器用値 32


スキル


飛行Lv3→Lv5 竪琴Lv1 舞踊Lv1→Lv3 魅了鱗粉Lv1 風魔法Lv8→Lv10 

木魔法Lv8→Lv10 幻術Lv3

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最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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