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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
復興と決闘イベント
282/1718

#267 若木の森の復活

フリーティア城で破魔薬を届けた俺はその後、ネフィさんに事情を説明し、若木の森に連れていって貰うことになった。


「テレポーテーション!」


一瞬で到着する。テレポーテーションはどうやらワープゲートのような制限があるのではなく、望んだ所に瞬間移動する魔法みたいだな。


「ドラウグルビーストがいたこの場所が最適だと思います」


それじゃあ、セチアとミールの指導の元、浄化木を植える。


すると浄化木が淡く光り、徐々に浄化木が成長する。大きくなるほど、地面の浄化が急速に進んでいく。


「ふわー…」


「凄い…これがエルフの神業(みわざ)…私もいつか」


そして浄化木に青葉が茂り、枯れ葉になると地面に落ち、消えてなくなる。すると草木がはえてくる。セチアがホッとする。


「よかった…草木がまだ生きていたみたいです。これならもう大丈夫です。タクト様」


ミールが説明する。


「本来土の栄養はこうやって生み出されるんです。草木が枯れて、地面に栄養を与え、地面の栄養で草木が育ち、それを長年繰り返して森になるんです」


あぁ、これは自然の営みを早送りで見ているようなものだ。するとネフィさんが地面に手を当て、何かを確認する。


「流石エルフですね…土の正常化、森の再生、更に地脈まで正常化するとは…これなら明日には召喚魔法陣を使えるように出来そうです」


やったね!デスペナ中でも召喚は出来る。リスト召喚も増えてるだろうし、新しい召喚も試さないとね!


すると何処かから声が聞こえた。


『森を救ってくれたことに感謝する』


俺たちは顔を見合わせる。俺たちはこの声を知っている。ガーベラグロウだ。


すると次々小さいモンスターが現れる。それは俺たちがかつて見たことがあるガーベラグロウにそっくりなモンスターだった。


識別する。


ガーベラプラントLv1

通常モンスター 討伐対象 ネイティブ


流石にこれは倒せないな。ネフィさんにお願いする。


「こんなこと言うのは変かもしれませんが、このモンスターは見逃してくれませんか?」


「お願いしなくても大丈夫ですよ。彼らがガーベラグロウに関係しているのはわかりますから。それに私は獣魔ギルドの人間です。善良なモンスターを倒したりしませんよ」


いらないお願いだったか…しかしこの森、大丈夫かな?成長してガーベラグロウが大量発生したら、恐怖の森になりそうな気がする。


まぁ、大丈夫だろう。そういうことにした。


「帰るか」


「「はい! タクト様!」」


ネフィさんにフリーティアに送ってもらい、カインさんに報告する。


「お疲れ様。それじゃあ、これが報酬だ」


俺はカインさんからエメラルドを貰った。


エメラルド:レア度5 素材アイテム 品質D

エメラルドの原石。加工すると美しい緑色の宝石になる。


そしてカインさんが何かを操作するとインフォが流れる。


『明日から全ての施設が正常通りに稼働します』


おぉ!これで明日の予定が追加されたな。


俺はリープリングに帰ってくるとセチアが話しかけてくる。


「タクト様…我儘だと思いますが先程のエメラルド、私に使わせてくれませんか?」


「俺は構わないがどうしたんだ?」


「いえ、その…浄化木の奇跡を見たら、私も負けられないと思いまして…ど、どうして笑うんですか!」


セチアが怒って叩いてくる。


「ごめんごめん。セチアも悔しがることがあるんだなと思っただけだよ」


「あ、当たり前じゃないですか! タクト様は私をどう思っているんですか!」


「え? お姉ちゃんを意識していて、中々甘えたくても甘えられなくて」


「もういいです! というか分かっているならちゃんと甘えさせてください!」


自分で言うのもなんだが、結構甘やかしていると思うんだがな。


「いつも牢屋の時ぐらい甘えさせてください!」


それはハードルが高い…結構ノリノリだったが、思い返すと恥ずかしい。


「セチアお姉様、詳しく伺いたいです」


「いいですよ。恥ずかしいですがリリーお姉様たちにもたっぷり聞かせてあげましょう」


やめてくれ。


俺はちょうど来てくれたユウナに頼み、ヴェルドーレ村に向かう。そしてミールと一緒に野菜と浄化草を植える。


「タクト様って…大胆なんですね…」


セチア~!一体どんなことを話したんだ!!


サビクで水やりをしてからリープリングに戻った俺を持っていたのは話を聞いたリリーたちだった。色々要求してきたのは、言うまでもない。


しかしこのままではまたテスト勉強出来ない…やむを得ない。


「…さらば!」


『逃げた~!!』


リリーたちが騒いでいる姿を見て、セチアとの旅も良かったがやっぱりリープリングが一番いいなと思い、ログアウトした。


名前 セチア ハイエルフLv12


生命力 53

魔力  143

筋力  47

防御力 36

俊敏性 39

器用値 143


スキル


杖Lv14 魔法弓Lv19 鷹の目Lv9 射撃Lv11 木工Lv16→Lv17 

採取Lv24 調薬Lv12 刻印Lv5 宝石魔術Lv2 宝石細工Lv2 

風魔法Lv7 火魔法Lv17 水魔法Lv24 土魔法Lv13 闇魔法Lv1 

神聖魔法Lv6 雷魔法Lv3 爆魔法Lv2 木魔法Lv16 氷魔法Lv5 

樹魔法Lv9 ハイエルフの知識Lv21→Lv22 精霊召喚Lv7 料理Lv12


名前 サビク ユルルングルLv3


生命力 79

魔力  44

筋力  58

防御力 42

俊敏性 64

器用値 48


スキル


噛みつきLv21 巻き付きLv14 薙ぎ払いLv3 鉄壁Lv3 

猛毒Lv19 熱探知Lv13 水中行動Lv1 雷魔法Lv3 水魔法Lv3 

土移動Lv4 雨乞いLv7→Lv8 水ブレスLv3 蘇生Lv2


名前 ミール ドライアドLv9


生命力 74

魔力  76

筋力  35

防御力 35

俊敏性 73

器用値 74


スキル


土潜伏Lv15 蔓Lv10 俊足Lv8 風魔法Lv3 土魔法Lv8 

木魔法Lv7 水魔法Lv7 光合成Lv3 譲渡Lv3 花蜜Lv3 

花粉Lv4 採取Lv22 植栽Lv10→Lv12 寄生木Lv10 罠設置Lv10 

植物召喚Lv2 

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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