#230 金角の山羊と優しい雪の妖怪
温泉で疲れを癒してからメンバーを選ぶ。コノハ、優牙、リキュール、エアリー、伊雪で森を強行突破する!
順調に進んでいく。しかし、温泉に着く前にドレイクがいた。なら当然ここに何かがいる。現れたのはこいつだ。
アースロプレウラ?
? ? ?
巨大ヤスデだ…こういう気色悪いのは相手にしたくない。伊雪も引いている。
するとアースロプレウラは唾を飛ばしてきたが伊雪が風雪で唾を凍らす。
凍らなかった唾を見ると草木を溶かしている。なるほど…当たったら、ダメだな。
するとアースロプレウラはカサカサ動きながら突っ込んでくる。伊雪が耳を防いで、目を瞑る。そうするしかないよな。
俺はアースロプレウラに戦いを挑む。突っ込んで来るならリキュールで貫いてやる!
リキュールが角を回転させ、アースロプレウラと撃突する。
しかしリキュールの角はアースロプレウラの甲殻を貫くことが出来なかった。
アースロプレウラは武技の光を纏って、体を横回転する。その結果、リキュールと俺はバランスを崩す。やばい!
そのまま回転体当たりをもろに食らい、木にぶつかる…効いたぁ~。
「リキュール…無事か?」
リキュールは頷くがその目は闘志に燃えていた。リキュールから絶対貫くという強い決意を感じる。
するとアースロプレウラが再び俺たちを狙ってくる。しかし上空から白い羽が降り注ぎ、氷結ブレスがアースロプレウラに直撃し、狙いを変える。
コノハが羽投擲を飛ばして、優牙が氷結ブレスを使ったみたいだ。
そして向かってくるアースロプレウラに優牙が氷の爪で引っ掻くがやはり効果がない。更にエアリーが角を食らわすがこれもダメだった。そしてエアリーの姿はさっきの俺たちと一緒だ。同じことを何度もさせるかよ!
「ルーンアーツ!」
アースロプレウラは回転体当たりが不発し、一瞬止まった隙にエアリーはジャンプし、アースロプレウラを踏みつけ、距離を取る。
あー、あれはルーンアーツしなくても躱していたな。だがリキュールは回避する気はないみたいだ。なら武技を封印したことは無駄にはならないだろう。
俺もリキュールの意志に答えて杖をしまい、槍を構える。するとリキュールとの間に連携のラインが現れた。ダーレーで出来たからリキュールでもあると思ったがビンゴか。
リキュールが頷く。
「あぁ、一緒にあいつの甲殻を貫くぞ! 連携!」
「ヒヒーン!」
連携スキルが発動し、俺の槍にリキュールの力が流れ、槍がリキュールの角と同じになる。
リキュールが体に力をため、角を回転させると俺の槍も回転する。同時に攻撃しろってことね…上等!
俺も槍を構え、合図を出すとリキュールが一瞬で飛び出し、同時にアースロプレウラを貫く。
しかし再び勢いは止まってしまう。だが手応えはあった。甲殻にヒビが入り、甲殻が砕ける。よっしゃ~!
俺は喜んでいるとすかさずコノハが氷爪で上空から押さえつける。それにに続く形で優牙も噛みつき、反対側からエアリーが角で貫く。更にローブから出た伊雪が上から氷刃で貫く。
その隙に俺はリキュールを走らせ、止めの態勢を取る。
暴れるアースロプレウラにリキュールの角と俺の槍が貫き、倒される。
ふぅ…結構ダメージ食らっちゃったな…まぁ、倒せたことに意味がある。そこでインフォが来る。
『エアリーのレベルが16に到達しました。進化が可能です』
『伊雪のレベルが16に到達しました。進化が可能です』
リキュールの角を止める敵だ。経験値結構あったな。
先に解体をする。
古代ヤスデの甲殻
いや、固くて頑丈だったけどさ…あれを鎧にするとかブランが持つ盾に使うのはちょっとな。
最初の進化はエアリーだ。進化先は一つだ。
ズラトロク
やばい…知らないものが来たぞ。後で調べないと…説明を見てみよう。
ズラトロク…金の角を持つ山羊。山頂の楽園にある宝の番人でもある。宝を狙った存在は決して許さず、死んでも復活する能力がある。
なんかすごい山羊だったみたいだ…知らなくてごめんなさい。では、進化させて見よう。
名前 エアリー アイベックスLv16→ズラトロクLv1
生命力 55→70
魔力 30→40
筋力 33→43
防御力 22→32
俊敏性 46→51
器用値 26→41
スキル
角擊Lv10→Lv12 登攀Lv4 危険察知Lv9→Lv10 跳躍Lv7→Lv8
疾風Lv9→Lv11 木魔法Lv1 光魔法Lv10 採乳Lv6 守護Lv1
祝福Lv1 蘇生Lv1 狂戦士化Lv1
進化したエアリーは大きくなり、角が金色になった。やばい、ちょっとセレブな気分だ。
注目能力はやはり蘇生だな。これが復活するスキルだな。
それと狂戦士化。これは怒ったモードだろう。
基本は守護、祝福で守りに特化してる。さすが宝の番人だな。
次は伊雪だ。どんなのが来るかな?進化先は一つだ。
雪童子
お!日本の雪の精で来たか!雪ん子とも呼ばれているな。説明を見てみよう。
雪童子…雪が降っている時に現れる子供の妖怪。寂しい思いをしている人を励ましたりする優しい妖怪。雪を降らす能力がある。
雪を降らせる?天候を変えてしまえるのか?だとするとその利点は?俺にはないが、コノハ、チェス、優牙には十分ある。
とにかく進化させてみよう。
名前 伊雪 雪精Lv16→雪童子Lv1
生命力 40→55
魔力 60→80
筋力 28→38
防御力 28→38
俊敏性 44→54
器用値 40→55
スキル
氷刃Lv5→Lv7 雪投擲Lv2 雪だるまLv1 氷装甲Lv4 魔法耐性Lv3
雪潜伏Lv1 雪隠密Lv1 氷魔法Lv5 風雪Lv7 雪降らしLv1
幸福Lv1 罠設置Lv1
進化した伊雪は雪精の姿を人の子供にした感じだ。
そして伊雪はミールと同じパターンたっだ。伊雪がお辞儀する。
「初めまして! お父さん! 伊雪の名前、気に入ってます」
お、お父さん?俺はついに子持ちになってしまったのか…
「それなら良かった。改めてタクトだ。これからもよろしくな」
「雪舟に乗ったつもりで任せてください!」
雪舟?
「それは…雪が積もってる舟のことだよな?」
「雪で作った舟のことですよ?」
「それは沈むだろ…」
「手でペタペタ固めればたぶん大丈夫です!」
そうかな~…俺は大丈夫じゃないと思うが…極寒の海ならワンチャンあるか?しかし沈んだら地獄を味わうから安全第一で普通の船に乗ろうと思う。
進化も終わり、伊雪をリキュールの後ろに乗せ、探索をする。伊雪は今まで頭や肩、ローブの中に入り込んでいたのだが、それが出来なくなって残念そうだった。
そして代わりに俺の首に冷たい息ばかりかけてくる。こいつ、全然変わってねー!いたずら好きの元気な子供って感じだな。
そしていよいよ森を抜けるとそこには川と広大な草原が広がっていた。探索したいがクイーンアントの討伐がある。ワープポイントを設置して、ログアウトすることにした。
名前 タクト 情愛の召喚師Lv2
生命力 66
魔力 123
筋力 56
防御力 40
俊敏性 55
器用値 96
スキル
格闘Lv9 蹴り技Lv16 杖Lv22 片手剣Lv20 槍Lv10→Lv12 刀Lv1
投擲Lv7 高速詠唱Lv24 召喚魔術Lv28 封印魔術Lv8 騎手Lv16→Lv18
錬金Lv17 採掘Lv20 伐採Lv24 解体Lv34 鑑定Lv20→Lv21 識別Lv30
風魔法Lv23 火魔法Lv28 土魔法Lv22 水魔法Lv29 闇魔法Lv22
神聖魔法Lv8 雷魔法Lv22 爆魔法Lv24 木魔法Lv23 氷魔法Lv22
時空魔法37 水中行動Lv2 読書Lv8 料理Lv33 餌付けLv7 釣りLv16
シンクロLv10 連携Lv3
名前 コノハ スノーフクロウLv5→Lv6
生命力 48→49
魔力 61→63
筋力 39→40
防御力 36
俊敏性 43→45
器用値 62
スキル
奇襲Lv16→Lv18 飛翔Lv25→Lv26 氷爪Lv11→Lv13 羽投擲Lv9→Lv10
暗視Lv12→14 気配遮断Lv10 風魔法Lv18 水魔法Lv14 氷魔法Lv20
氷刃Lv8 耐寒Lv2
名前 優牙 ブリザードウルフLv2→Lv3
生命力 38
魔力 40→42
筋力 42→43
防御力 48→50
俊敏性 42→44
器用値 33
スキル
噛みつきLv20→Lv21 気配察知Lv15→Lv16 危険察知Lv2→Lv3 氷爪Lv1→Lv2
夜目Lv11→Lv13 氷の牙Lv19→Lv20 氷装甲Lv1 氷結ブレスLv2→Lv3
雪潜伏Lv1 耐寒Lv1
名前 リキュール モノケーロスLv1→Lv2
生命力 42→43
魔力 7→8
筋力 53→56
防御力 30
俊敏性 75→78
器用値 48
スキル
回転角Lv15→Lv17 蹴り技Lv3 突進Lv13→Lv15 物理破壊Lv3→Lv5
乗馬Lv21→Lv23 旋風Lv3→Lv5 風魔法1 疾走Lv17→Lv19 騎手強化Lv3→Lv5