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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
キングコングの砦
210/1718

#199 リリーのハンマーとブランの盾

土曜日、朝食を食べ終えゲームにログインするとベッドにはブランがいた。ブランがこんなことするとは予想外だ。


しかし平和な時間は大量のメールのインフォで壊される。おかげでブランが起きてしまった。


「ん…主、おはようございまふ」


「あぁ。おはよう」


俺とブランが見つめ合うと、ブランが顔を真っ赤にして飛び起きる。


「あ…あああ…主。これは…その…リリー様たちが一緒に寝るのが恒例と無理矢理ですね…」


「あぁ。今までリリーたちは潜り込んで来ていたからな…そういえばノワとリビナはなかったな」


すると俺のベッドの下が急に膨れた。そしてノワが顔を出す。


「…おはよう」


「おはよう…まさか今までずっと俺の影に潜ってたのか?」


「…ん。リビナの監視役」


どうやらリビナだけはイオン、セチアの強い反対でベッド入りは却下されているらしい。ノワはこっそり来るかも知れないリビナの監視役をしているらしい。警戒しすぎだろう。


「リリー様たちの指示とはいえ、こんなことをしてしまい、すみません」


「謝らなくていいよ。むしろ嫌じゃなかったか?」


「め、滅相もない! とても暖かく、寝やすかったです」


「それなら良かったよ。今日は時間はたっぷりあるけど、まずはみんなでご飯を食べようか」


その前にメールを確認すると鉱山に連れていって欲しいという物だった。俺もイクスやブランなどの装備に必要だし、仕方ないか。


俺が下に降りると沢山のプレイヤーがいた。


『鉱山に連れていって下さい!』


「連れていくから用事がない人は外で待っててくれ」


全員いなくなった。おかしいだろ!お前ら!


「た、助かった~…」


「ぎゅうぎゅうで大変でした…」


どうやらリリーとイオンは逃げ遅れたみたいだ。キッチンからは和狐と恋火、セチアたち妖精組が現れる。他のみんなは二階の部屋から出てくる。リリーたちが文句を言いながら、みんなで朝食を取る。今日のご飯は俺が担当した。作った料理はこちら。


鮫肉のチーズのせ焼き:レア4 料理 品位D

効果:満腹度30%回復、二時間俊敏値アップ(中)

焼いた鮫肉の上にチーズをのせ、とろーり溶かした料理。


鹿肉のロースト:レア4 料理 品位D

効果:満腹度30%回復、二時間筋力アップ(中)

一日塩漬けにした鹿肉を全面焼き、切り分けた料理。ソースは魚醤。


レタスとトマトのチーズサラダ:レア4 料理 品位D

効果:満腹度30%回復、二時間魔力アップ(中)

レタスとトマトを飾り付け、上から粉チーズを塗した料理。


粉チーズはチーズに粉末化を使用したら作れたものだ。因みに粉末化しても効果は変わらなかった。


料理も出来たので、ヘーパイストスとレギンを呼ぶとヘーパイストスが死にかけている。大丈夫か?


「…大丈夫です。武器作成依頼が200ほど貯まってるだけですから…あ、タクトさんの依頼の武器出来てますよ」


お!リリーのハンマーとブランの盾だ!


リープリングのハンマー:レア度4 鎚 品質E

重さ:40 耐久値:50 攻撃力:30

追加効果:物理破壊

鉄で作られた鎚。重いが硬い敵に非常に有効な武器。

鎚の側面にはクラン『リープリング』のエンブレムが焼入れされている。


リープリングの水盾:レア度4 盾 品質E

重さ:15 耐久値:50 防御力:20

追加効果:火属性耐性

鉄とヤドカリの甲羅で作られた盾。ヤドカリの甲羅分、軽くなっており、火属性攻撃に強い盾。

盾の正面にはクラン『リープリング』のエンブレムが焼入れされている。


ヤドカリの甲羅……あ〜ブルーメンの砂浜にいたやつだ。そんなの落としていたな。記憶の彼方に飛ばしていたぜ。


「相変わらずいい出来だな。このヤドカリの甲羅はずっと保管していたのか?」


「はい。タクトさんたちがいつか盾を持つ日が来ると思ってましたから準備してました」


く…やってくれる。これは嬉しいぞ。流石は鍛冶の神様か!


「リリー、ブラン。新しい武器だぞ!」


「むぐ?」


リリーが口いっぱいにお肉を入れた状態でこちらを向く。


「話は食べ終わった後だな」


「ですね」


リリーのその様子にみんなが微笑みを浮かべて、朝食は終わった。


「本当!? よーし、試しに」


「お店の中で武器を振り回したら、どうなるか分かってるな?」


俺の言葉でリリーが固まり、振りかぶっていたハンマーを静かに下ろす。よくできました。


するとブランが質問する。


「どうなるんですか?」


「一ヶ月ご飯抜きでしょうか?」


「マスターの思考を予想した結果、毎日少量のご飯だと思われます」


セチアは不正解。流石にイクスは俺のことを理解しているな。


「それとヘーパイストス、昨日見せられなかったが新しい素材だ」


「新しい素材! なんですか!?」


ヘーパイストスが復活した。俺は昨日採掘でゲットした魔火石と炎狼の爪、火狼の爪を見せる。


「こ、これは…これならかなり強い火属性の武器が作れますよ!」


「そっか。なら大剣と剣を頼む。リリーと恋火のだな」


「わかりました!」


「やったー!」


「わぁ! 楽しみです!」


二人に喜んで貰えて良かった。しかしこれで魔氷石はイオンに使うことになるだろうな。それがわかっているからイオンは何も言わないんだろうからな。


「よかったなぁ。恋火」


「はい! お姉ちゃん!」


折角なので、魔法剣について話し合うことにした。


「理論はセチアさんから教えてもらいましたので、作れますが素材が足りないですね」


「火属性の魔法剣か氷の魔法剣が可能性高いですが、火属性の魔法剣は宝石、氷の魔法剣は氷の武器素材がないですね」


だよな…


「氷の宝玉はやはりサファイアか?」


「はい。大きさも問題ないので宝玉作れますよ? どうしますか?」


「作っても意味ないだろ?」


「ありますよ?」


なんだと?


「宝玉は魔力の増幅装置です。そして私たちにはこれがあるじゃないですか」


セチアが杖を取り出す。あ~…確かに杖につければ問題ないのか…元々は杖をモデルに魔法剣を作ったって話だったし。


「ま、待ってください! セチア、卑怯ですよ! セチアならアクセサリーとかだって作れるじゃないですか! 私たちにも権利はあります!」


イオンが慌てる。やっぱり狙っているんだな。そしていつもの争奪戦が始まる。


「現状保留するしかないな。宝石がもっと手に入ってからでいいだろう」


「大変ですね。タクト様」


セチア…笑ってるぞ?


「あ、それと今日の刻印はどうしますか?」


「そうだなぁ…じゃあ、リリーの髪飾りに頼めるか?」


「やったー! セチアちゃん! お願い!」


「はいはい。悪いの当たっても恨まないでくださいね?」


リリーに限ってそれはないと思うぞ?まぁ、言っておくことが重要か。


「刻印!」


リリーの髪飾りにエルフ文字が刻まれる。効果はどうなったかな。


花の髪飾り:レア度1 装飾 品質F-

刻印:防御力アップ(中)

髪に付けるオシャレアイテム。


可もなく不可もない効果だな。まぁ、リリーはダメージ受けることが多いから当たりかも知れない。


「ありがとう! セチアちゃん!」


それに本人が喜んでいるからな。それが一番いいことだろう。それじゃあ、今日の予定を話すか。


「今日の予定だが、魔石召喚した後はイジ鉱山に向かおうと思う。リリーのハンマーのテストにはちょうどいいし、イクスの武器に鉄鉱石がいるからな」


「わかった!」


「では、素材が集まればバトルシップに向かいますか?」


「あぁ。その後は毒が無くなった島を探索しようと思う。ジャンボウツボにもリベンジするからそのつもりでいてくれ」


「ふふ。楽しみですね」


セチアはエルフだからな。やはり毒が無くなった島には興味があるんだな。


「今日は負けません!」


イオンもあの時、苦汁を味わったからな。


「夜はイエローオッサ山脈の続きになると思う。それじゃあ、リリー、イクス、ブラン来てくれ」


「はーい!」

「イエス、マスター」

「わかりました」


その前に待っていた人たちを先にお金を貰ってワープゲートで送る。ブランを見て、荒れたが急がないと閉じると言うと慌てて潜る。


その後、獣魔ギルドに向かった俺はロックハーミットクラブから手に入った土性石と昨日手に入れた火性石を土魔石、火魔石に変えて、魔石召喚を行う。まずは土魔石からだ。


どんなキャラが来るかな?シフォンは以前モグラとか言ってたが…出来れば鍛冶が出来るキャラが来て欲しい。


魔法陣が黄土色に輝く。まずは成功か…さぁ、なんだ!


魔法陣が光が無くなる…ん?召喚された?これはミールの時と同じパターンか?


「えーっと…召喚されたよな?」


「わかんない!」


「そのように見えましたが…」


「探知圏内に反応なしです。マスター」


イクスの答えが失敗であることを告げる。ふざけんなー!こんな演出、いらんわー!


はぁ…初めての土魔石の召喚で失敗は効くな…今まで属性魔石の召喚が安定していたから余計にダメージがでかい。まぁ、いい。失敗したなら次は成功するだろう。


火魔石をセットして、魔石召喚を行う。


魔法陣が赤く輝く。今度こそ召喚成功だな。どんなのが来るかな?


魔法陣の光が無くなる…俺は周りを見渡すが何もいない…イクスを見る。


「探知圏内に反応なしです。マスター」


俺は今日、初めて属性魔石の二連敗を味わった。悲しみに暮れながらイジ鉱山に向かった。


名前 タクト 中級召喚師Lv17


生命力 48

魔力  99

筋力  35

防御力 24

俊敏性 36

器用値 73


スキル


格闘Lv9 蹴り技Lv16 杖Lv22 片手剣Lv18 槍Lv3 投擲Lv5 

高速詠唱Lv16 召喚魔術Lv28 封印魔術Lv3 騎手Lv8 錬金Lv17 

採掘Lv18 伐採Lv17 解体Lv31 鑑定Lv19 識別Lv25 風魔法Lv21 

火魔法Lv21 土魔法Lv22 水魔法Lv24 闇魔法Lv20 神聖魔法Lv4 

雷魔法Lv21 爆魔法Lv21 木魔法Lv22 氷魔法Lv21 時空魔法Lv25→Lv27 

水中行動Lv1 読書Lv8 料理Lv33 餌付けLv7 釣りLv14 シンクロLv9


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異世界転生した鼠小僧は義賊になる
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