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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
キングコングの砦
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#163 エクスマキナの性能

祝!新年号『令和』!

1つずつ聞いてみよう。まずは機人兵装からだ。


「機人兵装スキルは私たち、エクスマキナが扱える武装を装備するために必要なスキルです」


おぉ!専用武器なんてあるのか!そういえばイクスは武器を持っていないな。


「そういえばイクスは武器は持っていないが何か扱える武器はあるのか?」


「解析を使えば全て扱えます。ただし人間などが使う武技は使えません」


ありゃ。武技は使えないのか。だけど武器全て扱えるのは凄いな。俺は弓、槍、斧とかは絶対に使えないからな。いやゲーム始める前は杖も使ったことがなかったが…しかし気になる言い方をしたな。


「解析を使えばってどういう意味だ?」


「解析スキルは相手を解析して必要に応じて自らに反映することが出来ます」


「つまり敵の動きを解析して自分に反映させることが出来るってことか?」


「その通りです」


それは凄いな。つまり俺の師の爺さんの戦闘を解析出来れば、それを真似ることが出来るのか。まぁ、あの爺さんが解析など許さないだろうけどな。


「じゃあ、探知はなんだ?」


「探知スキルはわたしたちの耳に標準装備されているスキルです。敵の位置、数、強さを把握することが出来ます。ただし現在の耳では探知範囲は狭いです」


「どの位の範囲だ?」


「ここから町の門までぐらいです」


結構広い気がするぞ?だけど広大なフィールドのことを考えるとそうでもないのか?しかしこの探知スキル…何気に恋火たちの存在価値を全否定したな。まぁ、ずっとイクスを使い続けるわけにもいかないし、恋火たちが必要なのは変わらないな。


そして次は気になる換装だ。


「換装スキルは服を着るためのスキルか?」


「いいえ。元々は体のパーツを取り換え、衣服を装備するためのスキルです」


「体のパーツを…取り換える? どういうことだ?」


「例えば先ほど話した耳、これを換装でより優秀な耳に取り換えることで効果が上昇します」


あぁ、そういうことか…機人兵装との違いは武器かそうじゃないかの違いかな。


「しかしどうやって服を着たんだ?」


「マスターのイメージを解析し、換装で装備いたしました」


そんなことが出来るのか。それを聞いたセチアが震えながら話す。


「つまりあなたはタクト様の着せ替え人形ということですか!?」


「セチア…少し黙っていような。話が脱線するから」


変なことを言うなよ。全く…


「俺のイメージを解析って、そんなこと出来るのか?」


「リンクスキルでマスターとわたしは既に繋がっているので、可能です」


さりげなく怖いこと言われている気がする。


「…卑猥に聞こえますね」


「えぇ!?」


セチア!卑猥とか言っちゃいけません!イオンも驚くな!


「そのリンクスキルはどういったものなんだ?」


「元々はマスターを登録するためのスキルです。そして魔力充電を行うためにも必須のスキルです」


「その魔力充電はなんだ?」


「わたしたちエクスマキナに魔力を充電するためのスキルです。わたしたちエクスマキナは魔力で動いています。機人兵装などを使用するのにも魔力を用い、魔力が尽きると休眠モードになります」


あぁ。これで何となく話しがわかった。つまりリンクスキルはエクスマキナに魔力を注ぐための管を繋げるスキルで魔力充電は注がれた魔力を自身に還元するスキルってことか。


「また注がれた魔力によって、わたしの属性も変化します」


おぉ。それは凄いな!つまり相手によって属性を変えれるのか!すげー!


「ただし違う属性の魔力充電を行うためには充電した魔力をゼロにしなければなりません」


つまり混ぜ合わすことは出来ないか。それは仕方ないな。


「また充電を行うためにはこのカプセルを使用します。専用のパーツがあれば必要ないのですが、現時点ではこのカプセルを使用するしかないです」


「あー。じゃあこのカプセルは必要なわけだな」


「はい。わたしたちの充電、修復が出来るので必要です。更に魔力バッテリーが搭載されているので、わたしの魔力の抽出が出来、事前に充電しておけば、わたしの意思で充電が行えます」


おぉー。なんとこのカプセルは超便利アイテムだったのか。大切にしないといけないがここにずっと置いとくのはまずいな。


「このカプセルは二階のイクスの部屋に置こうか?」


「ここでは問題がありますか?」


「ないかも知れないが、色んな人に触られたりするかもな」


「移動に同意します」


あ、やっぱり嫌なんだな。


というわけで二階のイクスの部屋にカプセルを設置した。それから下に戻ると会話を再開。


「イクスの武器やパーツがどこにあるかわかるか?」


「わたしたちの母艦の中にあります」


母艦…まさか。


「その母艦の入り口に攻撃をくらわせたら、何か現れないか?」


「敵を排除するために防衛ユニットが出現します」


やっぱり。あの浮島、エクスマキナの母艦だったのか…となるとあの浮島に行かないといけないわけだが、行き方がわからないな。


一応貢献ポイントの一覧にそれらしいものはない。となると戦功ポイントがあやしいな。一覧を見ると発見した。それが転移石『古の島』というアイテム。名前から見るとあの島に転移するためのアイテムだろう。


必要ポイントは10000pt。意外にでかい…だがあの島にはりんごやオレンジ、ワカサギなど食材は豊富だったし、強いモンスターもいた。さらにエクスマキナの母艦だ。獲得する価値があるな。


せっかくだからこのまま戦功ポイントを見ると武器とかが多い。一番高いのがアスタロトブレード100000pt。無理だね!というか名前からするとアスタロトのドロップアイテムか?あいつを討伐しろってこと?ロボに頼らず?はは、無理無理。


他にも強い武器はカースの名前の武器や毒の武器が多い。やはりアスタロトに関係しているものが多いな。そしてロボの武器はない。無念だ。


後はスキルスクロールなどがある。見たことないスキルはやはり高いな。重量軽減とか面白そう。多分、武器や防具の重さを軽減出来るものだろう。俺のような筋力が低い人や今回の武器で筋力が足りない人とか結構重要なスキルな気がする。10000pt使うけどね。


そして俺たち召喚師用の報酬も存在した。それがスキルオーブ。どうやらスキルスクロールはプレイヤー用でスキルオーブは召喚獣用みたいだな。


「へー。召喚獣でも好きなスキルを取れるのか。面白いな」


俺はつい言葉に出してしまった。


「「「「え!?」」」」


リリーたちが超反応。イクスは無反応。これは仕方ないかな。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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