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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
キングコングの砦
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#162 景品交換と謎のカプセル

どうやら景品交換はリストから選ぶ感じらしい。


まずは貢献ポイントから見てみよう。ポイントざくざくだからな!なんでも来いや!


俺は調子に乗っていたがリスト見た瞬間、一番上の項目を見て、固まった。


カプセル100000pt


これって…明らかに使えって言ってるよね?カプセルか…なんだろ?昔のガチャガチャ見たいな感じか?当たり外れがあったりするのか?外れだったら、ぶちギレるぞ。


その下の項目がこれだ。


竜の卵100000pt


ドラゴンの卵と同じ価値のカプセルって一体なんだ?


とにかくドラゴンが手に入るなら竜の卵だな。しかしこの竜の卵は猛獣使い専用でゲット出来なかった。


逆にカプセルは召喚師専用だった。交換しろとひしひし言われている気がする。


とにかく他のものも確認していこう。ざっくり確認すると貢献ポイントは素材やドロップ品、生産用の道具などがある。特に高かったのがこれら。


魔炎溶鉱炉80000pt

石窯60000pt

魔導機織り機60000pt

魔導耕耘機60000pt

魔導チェーンソー60000pt


ルインさんたちが欲しがりそうなものだと思った。魔炎溶鉱炉はヘーパイストスのために交換してやりたいが、高すぎる。


他に高いのは魔氷石、サファイア、氷性石。守護氷精のドロップ素材は高いな。他にも見たことないものがあった…ゴリラ王の毛皮、バーベルはいらないかな。どんな効果か気にはなるけどね。


俺が欲しいのだとやはり氷魔石に各種の魔石かな?氷性石があるから氷性石交換してレア度の高い氷魔石を作る手もある。だがここで緊急事態が発生。俺はインベントリを確認すると氷性石がないのだ。


「ど、どういうことだ!? なんでない!? 最後まであったはず! …あ」


そう最後まであったはずなのだ。ならば考えられるのは最後の死に戻りの際のデスペナだ。だが浮島のデスペナは筏になるはずだと思っていたが思い出してみよう。


ボス戦の筏はどうなった?アスタロトたちが浮島に到着した時にぶっ壊されましたな。当然、インベントリに筏の姿はない。


「最後の最後で氷性石をデスペナで失ったのか…」


流石に予想外…結構ダメージ来るな…これ。


「タクト? 大丈夫?」


リリーたちが心配そうな顔をしている。ダメだな。リリーたちにそんな顔をさせてしまうとは修行が足りない。


「あぁ。大丈夫だ。氷魔石を手に入れれば問題ない訳だしな!」


そうだ!失敗することもあるし、ここで氷魔石をゲットすれば問題ない!


ポイントは10000pt。こればっかりは仕方ないな。他に高い魔石は光、闇。共に5000。気になるんだよな。


もしカプセルを買うとしたら、カプセル、氷魔石、光魔石、闇魔石で120000だ。残り13600。何か無いかな?


調べていたら、いいの発見。中級溶鉱炉3000。中級鍛冶師のハンマー3000。


「ヘーパイストス。中級溶鉱炉と中級鍛冶師のハンマーを見付けたんだがどう思う?」


「え!? そ、それは…欲しいですけど、それがあればいい武器も作れるでしょうし、成功率も上がると思います。でも」


「そっか。なら決まりだな」


「強引ですね…いいんですか?」


「俺たちにとって、プラスだからな。問題ないよ」


というわけで決定。残りは7600pt。後は学校で考えよう。交換期間は一週間あるみたいだし、急いで交換しなくてもいいだろう。


しかし気になる謎のカプセルだけは別だな。早速選んでみる。なんだろうね?


俺がカプセルを選択し、交換を実行すると目の前にSF映画で登場する人とかが入っているカプセルが現れる。


え…カプセルってそっち!?


「タクト? これ、何?」


リリーが聞いてくるがカプセルとしか答えようがない。


いきなり開いて、エイリアンとか飛び出して来ないよな?警戒度MAXで近付くとカプセルから音声が流れた


『人間の召喚師を感知。マスター登録をしてください』


マ、マスター登録?何をすればいいんだ?


『右のパネルに手で触れてください』


「右のパネル…これか? これに手で触れる」


俺がパネルに手で触れると機械に腕を固定された。


「い!? ちょ、ま、なんだこれだ!?」


『マスター登録のため、採血を実行します』


「さ、採血!? ま、待て! そんなこと聞いてな」


あー…血を吸われていくこの感覚…


『マスター登録完了』


俺の腕は解放され、倒れこむ。


「だ、大丈夫ですか? タクトさん!」


「あ、あぁ…なんとかな…」


確かに無事だが…無事だが!これは酷すぎるだろ!罠だ!嫌がらせだ!事前の説明や許可を求めろよ!


俺が怒りに捕らわれた一方で事態は進行していた。


『マスターとのパスを確立…完了。魔力の充填を開始…完了。全システム稼働開始。エクスマキナ起動します!』


カプセルが開かれ、現れたのは紫髪ショートヘアーの女の子…もう驚かないぜ…だがしかし、この子服を着ていない!いや、辛うじて隠れるべき場所は機械のパーツで隠れているがセチアなど問題ないぐらいのヤバさだ!俺は確信したぞ!このゲーム全年齢ゲームじゃねー!


「タクト…なんでこの子、服着てないの?」


リリーが聞いてくるがなんでだろうね!俺が知りたいわ!運営からのご褒美か?…いかん、混乱してきた。


「は!? タ、タクトさん! 見ちゃダメです!」


イオン、目を抑えるのが遅いと思うぞ?


「マスターは服をご所望ですか?」


エクスマキナが聞いてくる。マスターは俺のことか?


「あ…あぁ。なんとかならないか?」


「服をイメージして下さい」


服を?なんかわからないが咄嗟に浮かんだのはうちの制服だった。


「マスターのイメージを確認。解析完了。換装実行します」


うん?換装?イオンが目を隠しているから何が起きたのかわからない。するとイオンが手を離すと俺の目の前にうちの制服を着た女の子がいた。


「「「「か、可愛い服…」」」」


あ、嫌な予感。この流れはだめだ!


「あー…マスターとは俺のことでいいのか?」


背後から視線が突き刺さる!振り向いたらダメだ!


「はい。マスターとのパスを確認しています。早速ですがわたしの個体名をカプセルに入力してください」


個体名を入力って、一々機械的だな。さて、名前はどうするかな?そういえば俺が好きなアルファベットの呼び方があった。あれなら女の子の名前でも問題ないだろう。


というわけで入力するとカプセルから声が聞こえる。


『個体名入力を確認。個体名イクス。マスターとの正式な契約、完了』


するとインフォが流れる。


『エクスマキナ、イクスと契約を結びました』

『合成召喚以外で女性の亜人種5人と契約を結びました。称号『ロリコン』を獲得しました』


いらんわ!そんな称号!しかし効果を見ると考えを改める。


称号『ロリコン』

効果:女性の亜人種の召喚確率が上昇

合成召喚以外で女性の亜人種5人を仲間にした者に贈られる称号。


…称号の名前はともかく、女性の亜人種が出やすくなるのはありがたいな。そしてこれで俺が召喚できる召喚獣の数は9になったな。


称号無くても女の子しか召喚出来る気がしないが…いや、俺も男だから女の子のほうが嬉しいが増えると大変なのだ…視線攻撃とかね。


とりあえずイクスのステータスを見てみよう。


名前 イクス エクスマキナLv1


生命力 15

魔力  15

筋力  15

防御力 15

俊敏性 15

器用値 15


スキル


機人兵装Lv1 解析Lv1 探知Lv1 換装Lv1 リンクLv1 魔力充電Lv1


スキルが全部、知らないものばかりだった。やばい気がする。

メカッ娘機人種エクスマキナのイクス登場回でした。イベントのロボから予想されていた人も多かったと思います。イクスは1位報酬のようなものなので、ドラゴン級のぶっ壊れキャラです。詳しい能力の説明は次回いたします。


称号の効果からお分かりになると思いますがこの章で亜人種がかなり増える予定です。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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