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#1508 午後の聖戦イベント、アトランティス防衛戦前半

俺たちはそれぞれ戦闘が激化している場所に急行する。そんな中、俺とコノハが向かったのはトレントの森だ。転移した俺は早速各魔導書たちは展開する。さぁ、ここなら町も何もない。思う存分暴れられる。


『『『『『ソーラーフレア』』』』』


『『『『『ウルトラバイオレットレイ』』』』』


『『『『『スーパーボルト』』』』』


『『『『『コキュートス』』』』』


「ふははははは! 悪魔たちがゴミのようだ!」


「ホー! ホホー!」


空から灼熱のレーザーが降り注ぎ、直線に紫外線レーザーが放たれ、俺たちの周囲にグレーターデーモンを一撃で爆散されるほどの極太の雷が降り注ぐとトレントの森全域が一瞬で凍り付く。


「アブソリュートゼロ! クロノディスインテグレーション! おらおらおら! 俺たちの魔法を止めれる奴がいるのか!」


「ホー!!」


俺とコノハ、ノリノリである。これが魔力無限を覚えた魔法使いの恐ろしさだな。正直こんな魔法使い、俺も相手にしたくないよ。すると勇気あるアバドンたちが俺たちに襲い掛かって来た。これに対して俺たちは攻撃を躱すと魔方陣を展開する。


「「「「オキシゲンロスト!」」」」


「「「「ガ!?」」」」


「へー。お前たちも生きる為に空気が必要とは知らなかったよ。おっと」


俺がそう言っていると尻尾の針が向かって来た。これをあっさり躱すとアバドンたちにコノハの魔法が降り注ぎ、俺がグラビティコプラスを発動されてアバドンたちを全滅させる。その後凍り付いた悪魔たちがエターナルペインで絶命したり、空からコメットが無数に落ちてきて次々消し飛んでここの戦闘は終わった。やっぱり俺は防衛よりも攻撃向きだと再認識した。


因みに俺たちがここに来れたのはシルフィがフリーティアの防衛に参戦してくれているお陰だ。今頃はシルフィの召喚獣たちも暴れている頃だろう。


午後一時からの戦い人間サイドがかなり有利に戦闘を運んでいる。やはりエクスマキナのバトルシップが参戦したことで防衛側はかなり有利となった。何せバトルシップだけじゃなくてエクスマキナのロボまで戦いに参加しているからな。午前より楽になるのは当然だろう。


しかしそのバトルシップの海での戦闘は苦手だ。必然的に海上戦は激戦となった。そしてこの戦闘で注目となるのはやはりアトランティスだ。ここにポセイドンからの要請でリアンとサフィ、黒鉄が参戦しており、他の召喚師からもマーメイドたちが参戦した。


するとカリュブディスがリアンに話しかけて来た。


「すみません。お忙しいのに」


「気にしないでください。困った時はお互い様です。それに私は嬉しいですよ? ポセイドン様に頼られるということは力を認めて下さっているからこそだと思うので」


「そこは間違いないと思いますので、安心してください」


「ポエ!」


ここで体を小さくしていたサフィが音波で敵軍を捉えた。空虚で姿を消せても存在している限り音波からは逃げられない。


「来たようですね。黒鉄さん! 先制攻撃お願いします!」


アトランティスにマーメイドたちによる大合唱が響き渡る。これで敵側も気付かれたことがわかるがここで敵軍の前に突然オリハルコンの槍を装備した黒鉄が現れて、デスクラーケンを串刺しにした。


しかしこれはかなり無謀な攻撃だ。一人特攻した黒鉄は案の定デスクラーケンたちの足に拘束されてしまう。こうなるとオリハルコンゴーレムでも引っ張られてバラバラにされる危険性が出て来る。だが、黒鉄はこの状況を意図して作り出した。


そして黒鉄の胸からカプセル型の爆弾が投下された。次の瞬間、黒鉄を中心に謎の白い空間が広範囲に広がる。しかし敵軍にダメージは発生しておらず、デスクラーケンたちは黒鉄に攻撃しようとした時だった。自分たちが呼吸できないことに気が付く。


このゲームにおける真空爆弾は言葉の通り周囲を真空状態にする爆弾みたいだな。爆発や衝撃波が発生しないのでダメージは無いがそれでも結構えげつない。


この結果、敵軍は酸素を求めて散り散りに動くことになった。そんな中、デスクラーケンたちの動きが止まる。デスクラーケンたちが黒鉄を見ると自分たちの足が黒鉄の体にロックされていた。超変形で自分の体を上手く変えたな。そしてゴーレムである黒鉄は酸素を必要としていない。この結果、デスクラーケンたちは一気に窒息で数を減らすことになった。


この他に敵側に付いた魚人であるマーマンたちが逃げ遅れて倒した。遊泳速度が遅いからな。その代わりにマーマンたちは筋力が高く、接近戦が強い。そしてマーマンたちは今回スピードタイプと魔法も強力なマーメイド対策を用意してきたらしい。


それが鎖だった。マーマンたちが一斉に黒鉄に鎖を投げつける。すると黒鉄は目的は果たしたと言わんばかりに次元転移でアトランティスに変える。マーマンたちの怒りを感じるな。とんでもない爆弾を投下してすぐ帰るってひどすぎだよ。


マーマンたちからすると真空爆弾の範囲が広かったせいで黒鉄が逃げる前に捕まえる事が出来なかった。これも真空爆弾の恐ろしいところだよな。


これで戦闘がいよいよ始まる。ここで改めて両軍の戦力をみてみよう。ポセイドン軍はマーメイドたちに加えてマーメイドたちが騎乗するケートスやデルピーヌス、アレイオーン、ケルピー、ヒッポカムポスにオリハルコンゴーレム、俺が黒鉄の試練で対戦したアトランティス・ストラティオティスたちもバイクに乗って参加している。そして救援に答えた召喚師たちだ。


一方サタン軍はマーマンとセイレーンを中心にした海の怪獣軍団って感じだ。参加しているのはデスクラーケン、デステンタクルズ、アスピドケロン、スキュラ、ヒュドラ、バハムート、メガロドン、サルコスクスに加えて俺が初見なのはモササウルス、ティロサウルス、リヴァイアサン・メルビレイ。この三体は古代の恐竜シリーズだね。


モササウルスとティロサウルスはメガロドンと共に古代の地球で海の生態系の頂点に君臨していた恐竜だ。一応カテゴリー的には海洋爬虫類となっているので、ルーツ的にはワニになるのだろう。モササウルスのほうが身体が大きく、ティロサウルスはシャープな身体をしている。


成長すればなんでも倒せるモササウルスとスピードを活かして海の殺し屋となったティロサウルスって感じだな。そしてリヴァイアサンの名を持つリヴァイアサン・メルビレイは巨大な鯨でこいつもメガロドンと共に古代の海の頂点に君臨していた鯨だがワニと鯨だと流石に大きさが同じならワニが勝つだろう。実際に戦うとどうなるかは謎だけどね。


これに加えて海の亡霊たちに幽霊船の艦隊が参加している。かなり敵の数がえげつないことになっており、アトランティスを完全包囲している状況だ。どれだけポセイドンは海の生物たちから恨みをかっているんだよ。


この状況でいよいよ戦闘が始まった。怪獣たちが一斉にブレスを放つとオリハルコンゴーレムたちが遮断結界で防いでマーメイドたちがオリハルコンゴーレムたちの後ろから一斉に魔法を放つ。これに対して魔法を受けながら突撃して来た。


ごり押しで勝てる判断をしているみたいだな。まぁ、ポセイドン軍の主戦力であるマーメイドたちは明らかにパワー不足だからな。数でもサタン軍が勝っているし、ごり押しする判断をする気持ちはわかる。しかしそんな簡単に行くはずもない。


敵軍の突撃に対してオリハルコンゴーレムたちの一斉攻撃で怪獣たちが蜂の巣になる。それでも怪獣たちの体を貫通して後ろの敵まで銃弾や波動技では出来ない。その結果、どんどん両軍の距離が縮まって来る。


ここで一つ戦場の流れを変えるミサイルが放たれた。怪獣たちにはそれがどんなミサイルか分からず、通常のミサイルと同様に真正面から受けると深海が閃光に包まれる。次の瞬間、怪獣たちが核爆発で消し飛ぶ。


核追尾弾を使ったのはまたしても黒鉄だ。他のオリハルコンゴーレムたちが使わない所を見るとオリハルコンゴーレムのレベルは黒鉄が一番上っぽいな。この黒鉄の攻撃で一気に戦場が動き出した。


「今だ! 全軍、私に続け!」


「「「「はい! ステュクスお姉様!」」」」


マーメイドとアトランティス・ストラティオティスたちが一斉に攻撃に出来て、奇襲を見事に成功される。核爆発の発生でマーマンたちの動きが止まったところを逃さなかったな。


この結果、一気に乱戦状態に突入する。ここからはパワーのサタン軍、スピードを活かした時間稼ぎをしたいポセイドン軍のやり取りとなる。ポセイドン軍の狙いはオリハルコンゴーレムたちの重力砲重力砲や荷電砲などのチャージ時間の時間稼ぎを目的としている。流石にこれが直撃すると怪獣たちは一溜まりもない。これで怪獣たちを減らした後に攻撃が当たらないマーマンたちとマーメイドたちが戦い、勝つプランだ。


これに対してサタン軍はマーマンたちの鎖による拘束がマーメイドに決まると怪獣たちにワンパン出来る状況を作り出しており、オリハルコンゴーレムたちも海を泳ぎ回る怪獣たちが相手となるといつかは倒されて、火力が出せない状況に追い込むことが出来るとして、怪獣たちの巨体で生まれる死角に隠れてマーメイドたちの拘束を狙いつつ確実にポセイドン軍の数を減らす戦術を取った。


どちらの戦術も間違いとは言えない。こうなると編成や個々の力量が戦況を決めると言えるだろう。戦いが進んでいくとポセイドン軍が劣勢の状況となった。想像以上に怪獣たちの巨体に隠れているマーマンたちの拘束戦術に苦しめられている状況だ。


本来なら音で感知出来るんだけど、セイレーンたちの妨害音波に邪魔される形となり、敵の戦術にまんまと引っ掛かっている。因みにリアンとサフィも何度もやられているので、他のマーメイドたちを責められない。リアンとサフィみたいにマーマンたちの拘束されてもパワーで逆に引っ張り返せるならいいんだけどね。他のマーメイドたちじゃ、こうはいかない。


「なんだ!? あのムキムキのマーメイドは!?」


「人魚じゃなくてゴリラ魚じゃないのか?」


こう言われたリアンの頭にキレる音が響いた。次の瞬間、マーマンたちはリアンの槍に貫かれる。これでマーマンたちはまた同じようにリアンを挑発した。思考が浅はかすぎるがリアンはその挑発に乗る事にした。


すると空虚で姿を消していたマーマンたちが一斉にリアンに向けて鎖を投げつけて拘束する。しかしマーマンたちが使っている鎖は特殊な効果を持っている鎖じゃない。ノーマルの鎖であることを一度捕まったことで認識していたリアンは身体が発光する。


それにヤバさを感じたマーマンたちは鎖を手放して逃げようとするが自分たちが手放した鎖に逆に拘束されてしまう。念動力で相手の鎖を操ったな。


「逃がしません。マリンノヴァ!」


「「「「ぎゃあああああ!?」」」」


リアンの周囲に青い閃光が広がり、呑み込まれたマーマンたちは消し飛び、鎖も破壊される。もうちょっとまともな鎖を用意していれば全然結果は違っていただろうに凄く残念だな。まぁ、圧倒的な装備があることはサタン軍側も理解している上でこの戦いを望んでいることは明らかだ。


「群狼!」


「く…!?」


「暴食! 逃げ足が速い! 追いかけろ! 狼たちよ!」


「天輪!」


ここでリアンに襲い掛かったのはスキュラだ。スキュラが呼び出した海でも走れる謎の狼たちがリアンに襲い掛かり、それから距離を取ると暴食スキルで吸引されるが吸引力より、泳ぐ速度が上回りリアンが脱出すると更に狼たちが追撃して来た。しかしこれは天輪によって切断される。


なんとかなったかと思うとモササウルスに噛みつかれて、それを回避すると今度はヒュドラに連続で噛みつかれるがリアンは全て躱して難を逃れることに成功する。


結局、怪獣たちを何とかしないと戦況は不利なままであることは明確だ。リアンで苦戦するレベルなのでアトランティスにいるマーメイドたちは余計に厳しい状況と言える。


もちろん拘束されたりしても仲間の援護があるにはある。しかしフォローに回った者が襲われ、お互いにフォローばかりしていると怪獣たちに囲まれてしまい、各個撃破の形となっている状況だ。そして遂にサタン軍がアトランティスに迫って来た。


この状況を見て、黒鉄が一人だけ前に動いた。黒鉄は両手にオリハルコンの槍を作り出すと槍を回転されて、デスクラーケンとデステンタクルズを貫くと槍を手放して誘導弾を発射することで敵との距離を強引に話しながら爆発させた。


そして両手を砲口に変えると神波動で二体を撃破する。すると黒鉄にスキュラとヒュドラが襲い掛かって来た。狼とヒュドラたちが黒鉄に噛みついて来た。これに対して黒鉄は電弧放電で二体を感電されると怯んだ二体にドリルの腕で貫いた。


これに対して二体は痛みで絶叫すると光化で離脱を試みたがドリルが中心から分かれると中から黒鉄の手が出てきて、伸縮の効果で腕が伸びると光化した二体が物質化の効果で捕まると掌からパイルバンカーが発射され、二体は倒された。


「あのゴーレム」


「強いぞ」


「一斉にかかって鎖で拘束するぞ!」


「「「「おぉおおおおー!」」」」


マーマンたちが黒鉄に襲い掛かって来る。黒鉄の光線を躱したり、魔力切断で切り裂いたのはお見事。しかし強者とまともに戦えるのは強者だけだ。


「「「「はぁああああ! ッ!?」」」」


マーマンたちが鎖を黒鉄に投げつけたタイミングで黒鉄は斥力場を発生されて、鎖を拒絶すると掌から今度は電気網が発射されて、これに捕まったマーマンたちは感電し、機関砲でハチの巣にされた。


「くそ! なんなんだ! あのゴーレムは!」


「ふふ…知らないけど、あのゴーレムの相手は怪獣たちに任せて私たちはアトランティスに向かいましょう」


「そ、そうだな…俺もそう指示を出そうとしていたところだ!」


どうして男は女の前では意地を張るんだろうね。ゲームでもこうなるところが面白いよな。この結果、黒鉄にモササウルス、リヴァイアサン・メルビレイが戦いを挑んで来た。


最初に来たのはモササウルスで巨大な口を広げて黒鉄に噛みついて来る。これに対して黒鉄は噛まれまいと腕を伸ばして口を抑え込んだ。黒鉄でもモササウルスに噛みつかれることは危険と判断した所を見るとモササウルスの強さが伺える。


黒鉄とモササウルスの力比べは黒鉄が押される結果となったが黒鉄は口を抑えている間にモササウルスの口の向かってミサイルや胸から発射される荷電砲を打ち込む展開となる。しかし攻撃を受けてもモササウルスのダメージは少ない。スキルが少ない代わりに圧倒的な筋力と防御力、生命力を獲得しているのがこのゲームにおけるモササウルスだった。


純粋なステータス差で敵を圧倒する究極の脳筋スタイルだな。黒鉄が最終成長で怪力を覚えていなかったら、詰んでいたかも知れない。そして敵側すると黒鉄を抑え込めているだけでぶっちゃけ大戦果と言ってもいいくらいの状態だ。


しかしここで黒鉄に向かって背後からリヴァイアサン・メルビレイが突撃して来た。この結果、抑えていた腕が外れて、黒鉄はモササウルスの口の中に入り込むという状況になってしまった。そしてモササウルスは黒鉄を噛み砕こうと口を閉じる。


するとモササウルスの口が閉じない。黒鉄はまたしても斥力場で口を閉じるのを拒絶していた。そして黒鉄の手の功から神鎖が放たれて外にいるリヴァイアサン・メルビレイを拘束すると怪力がリヴァイアサン・メルビレイの動きを止める。


そして黒鉄は再び真空爆弾をモササウルスの口の中に落とすと真空の空間が再び広がり、範囲内にいたモササウルス、リヴァイアサン・メルビレイ、更に黒鉄を倒そうと何故か寄って来ていたマーマンや怪獣たちが巻き込まれて絶命する。


どれだけ防御力や生命力が高くても空気が無ければ意味がない。相手の弱点を見事に付いた黒鉄の勝利だな。しかし敵は黒鉄を通り越してアトランティスに迫っており、オリハルコンゴーレムたちも近接戦闘をする所まで追い込まれる状況となった。いよいよアトランティス防衛戦も佳境を迎える。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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