#1488 ゼウスVSテュポーン
オリュンポス山の降臨したテューポーンがゼウスを見るとゼウスはケラウノスを手元に戻すと気力爆発を発動されて、自分の気を増幅させる。そのゼウスの姿を見て、テューポーンは吠える。
「爆拳! ゼウスゥウウウウウーーーーー!」
「大雷霆! オォオオオオオーーーーー!」
テューポーンの拳が物凄い速度でゼウスに放たれ、ゼウスはケラウノスを構えてテューポーンの拳とぶつかり合うと大爆発と激しい雷が発生する。
「怪風!」
「真空!」
「ドラゴンテイル!」
「金剛装甲! ぬぅ!」
テューポーンが翼を羽ばたかせると怪風が発生し、ゼウスはこれに対して真空で阻止して来る。それを見たテューポーンはドラゴンテイルを使用して、巨大な尻尾がゼウスに襲い掛かったがこれをゼウスは自分の体をダイヤモンドにして受け止めて見せた。そしてゼウスはケラウノスを投げ捨ててテューポーンの尻尾を掴んだ。
「巨大化! 怪力! 荷重支配! ぬぅうううおりゃあああ!」
ゼウスからとんでもない雷が発生するとテューポーンサイズとなったゼウスが出現し、なんとテューポーンを振り回して投げ飛ばしてしまった。しかし天空に逃げ飛ばされたテューポーンは態勢を崩した状態で息を吸い込む。
「大気ブレス!」
「大気波動!」
「「大雷轟!」」
テューポーンの大気ブレスとゼウスの大気ブレスが激突し、爆ぜるととんでもない衝撃波が発生する。そしてお互いの体に稲妻が発生すると両者の大雷轟が激突した。
「凄い…」
「これが神と神を殺せる怪物との戦いってことね」
「マスター? 何かお気づきになりましたか?」
「あぁ…たぶんゼウスの弱点を見つけた。というかテューポーンがさっさと勝負に集中するために先に教えてくれた感じだな」
さっきの一連の動きがゼウスとテューポーンの両者の動きがおかしかった。テューポーンは大気ブレスを撃つより溶ブレスとかを撃った方が良かったし、ゼウスも大気波動でぶつけ合うより真空スキルで無効化したほうがずっと効率的な感じがした。
「焼尽!」
「雷雨!」
「ドラゴンクロー!」
「ゴッドクラッシャー!」
焼尽の雨と雷雨が激突し、オリンポス山が火の海になる中、両者の拳がぶつかり合うと今度はゼウスが押されて、俺たちがいるところに落下して来る。それを見た俺たちはその場から一斉に逃げる。
「大噴火!」
「ぬう!」
落下したゼウスの真下がひび割れると大噴火する。しかしゼウスは大噴火を浴びる前に雷光で逃げ出している。すると大噴火で発生した溶岩の柱を突き破ってテューポーンがゼウスに襲い掛かる。
「溶断! 溶接! ドラゴンクロー!」
「ぬう! ゴッドクラッシャー! ぬぉ!?」
「捕まえたぞ! ゼウスゥウウウウウ! オォオオオオオ!」
「ぐぅ!?」
テューポーンのドラゴンクローをゼウスは受け止めて弾くと代わりにカウンターでテューポーンの顔面に強烈な拳が炸裂した。これでテューポーンの体が吹っ飛んだかに見えたがテューポーンの尻尾がゼウスの足に巻き付いた。
ゼウスはこれを見て電弧放電を使用するがテューポーンは感電しながら飛行を続けて地面に向かっていくとゼウスを地面に叩きつけた。そして地面に叩きつけたゼウスにテューポーンの容赦がない拳の連打が襲い掛かる。
ゼウスは必死に避けれる拳は避け、逃げれない攻撃は拳で応戦する。避けた拳が地面に当たるだけでクレーターが発生し、大地がひび割れていく。このままだとゼウスの負けが確定的だがそんなに甘い相手じゃない。
「時間停止! 来い! 神剣ハルパー!」
ゼウスが取り出したのはクロノスの武器である神剣ハルパーだ。これでテューポーンの尻尾を切断してゼウスは逃げ出す事に成功した。このままテューポーンを斬り裂けば勝負ありだったはずだが、そんな甘い相手でもない。テューポーンの時間停止解除が速くゼウスは遠距離攻撃に変えたらしい。
「大雷霆!」
「ふん! ぬう!」
「おお!」
「「次元震!」」
動けるようになったテューポーンだが、ゼウスの大雷霆に対処は出来ずに直撃するがびくともしておらず、拳を握りしめるとゼウスも拳を握りしめて、両者の次元震が激突した。
そこから両者の暴旋風が激突するとテューポーンの目から放射熱線、ゼウスの目から荷電光線が放たれ激突すると爪と武器のぶつかり合いになるとテューポーンの口から獄炎が放たれ、両手に火山弾が作り出されて逃げるゼウスに追い打ちが行われる。これに対してゼウスは消滅弾と氷山で返した。
「核撃!」
「荷電球!」
「「オォオオオオオ!」」
ここで両者の大技が激突して、また地上が火の海になる。一連の戦闘をみると接近戦だと口を使える分、テューポーンのほうが優勢に見えるし、やはりゼウスはステータスの差に苦しめられている感じだな。それでもテューポーン相手に一人で一歩も引かないゼウスも大概だ。
「竜技! イスキローテリ・テューポース!」
「天変地異! 流星群!」
「超覚醒!」
「「「「「ドラゴンブレス!」」」」」
「神格解放!」
オリンポス山で吹きあられる炎と竜巻、雷に流星群を見ていると俺たちは本当にテューポーンに勝てたのか疑問に思えて来た。そしてテューポーンは超覚醒で真の姿になるとゼウスの体と髪の毛が赤褐色に染まる。
これはゼウスが木星と関係が深い神だからだろうな。そして両者のただでさえ激しい攻撃が更に激化していく。テューポーンは髪の毛のドラゴンたちから連続のブレスが放たれ、これに対してゼウスは連続の波動技で返していく。
しかし両手しか使えないゼウスは手数で圧倒的に不利だ。
「おらおらおらおら! どうした! ゼウスゥウウウ!」
「化け物め! ぬぅううう!?」
遂にゼウスに連続のブレスが次々決まっていく。いけいけ状態のテューポーンだが、ここでブレスの直撃で爆煙に包まれているゼウスがいる場所からとんでもない神の気と稲妻が発生する。それを感じたテュポーンは攻撃を止めて防御を構える。これは俺たちもよく知っている光景だ。
「神技! ケラウノス・スリアンヴォス!」
俺たちが感じたのはテューポーン戦で使用されたケラウノス・キャノンボールと同質の力だった。そして投げ捨てられていたケラウノスは消えており、ゼウスの手に戻っていた。
力が解放されているケラウノスは雷速でテューポーンに迫るとテューポーンの防御を貫通してテューポーンに突き刺さるとテューポーンにとんでもない雷と感電が襲い掛かり、テューポーンの体が焦げる。
「帰還! 神剣ハルパー! 神剣解放! 時空切断! オォオオオオ!」
ゼウスが神剣ハルパーを構えてテューポーンをぶった斬る体勢となった。しかし次の瞬間、テューポーンの手が一瞬動き、テューポーンの目が見開いた。ゼウスはもう動きを止められない。
「魔獣技! ビーストクラッシャー!」
ゼウスの神剣解放がテューポーンの頭から真下に向かって炸裂し、その後にゼウスはテューポーンの拳を横腹に突き刺さって、ゼウスはオリュンポス山に向かって吹っ飛ぶと山を破壊して島の地面に落下した。そして倒れているゼウスの上に魔方陣が展開される。
「魔獣魔法! ボルケーノタイフーン!」
ゼウスに溶岩の竜巻とその竜巻の周囲を火山弾が回転し、火の雨が降り注ぐ攻撃が襲い掛かった。これがテューポーンの切り札の一つか。テューポーン戦で使われていたら、とんでもない被害が出ていたぞ。魔法を封じていた魔法使いの皆さんに感謝しないとな。
しかしここでテューポーンも時間切れみたいだ。テューポーンの体が消えて行く。
「ちっ…奇跡で蘇りやがったか。完全に仕留めるまでにはいかなかったが仕方ねぇ。一回殺して満足しておくか。おい、お前ら。俺様がここまでゼウスの奴を追い込んでやったんだ。しっかり勝てよ。勝たないと契約解除だ」
「ちょっと! 契約解除の条件を急に増やすんじゃないわよ!」
「は! お前らのことなんて知るかよ」
「ファリーダ。いいよ。ゼウスに勝てばいいだけの話だろ?」
「そういうことだ。分かっているじゃねーか」
そういうとテューポーンは消えてしまった。これで残すは俺たちだけだ。テューポーンのおかげで全知全能の神の弱点がだいぶ見えた気がする。勝てると言う自信を持って、挑むとしよう。




