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#1485 タクトVSガルダ

俺はラーマたちがいる暗黒大陸に転移すると最初にラーマ国王がいる町にコーラルに乗ってリースと共に移動した。そして謁見するとラーマも俺の力に気が付いた。


「創星龍神と契約したのか…それはまた凄まじいな」


「戦ってはいけませんからね? 兄上? 二人の対決で都が消し飛んだらどう責任を取るおつもりですか?」


「わ、分かっている。ただ少しだけ戦って見たくなっただけだ」


王になってもラーマはやっぱり英雄だし、戦士だよな。そしてラクシュマナがラーマの補佐についていると安心感が半端ないわ。劉備に諸葛亮、孫策に周瑜に似た安心感を感じた。


「それで今日はどんな案件だ?」


「都に立ち寄ったことが無かったので、ここでの用事のついでに寄らせて貰っただけだよ」


「ここに用事と言うと神の試練に挑むつもりか?」


「神の武器狙いでガルダ神に挑むつもりです。実際はガルダ神に以前妻がボコボコにやられたことがあったので、その仕返しですね」


俺の言葉に二人は絶句するとラーマが飽きられた様子で言う。


「そんな気楽に挑む神じゃないぞ。ガルダ神は」


「だからこそこの力を試すにはいい神様だろ? 力だけで勝てるほど甘い相手じゃないからな」


「なるほどな。個人的には止めるべきなんだろうが事情が事情なだけにな俺は今の話は聞かなかったことにしよう」


バレていると思うけどね。まぁ、これでラーマを攻めるような器が小さい神でもないからそこは大丈夫だろう。そんなわけで因縁のガルダ神がいる遺跡に転移した。するとウェルシュゴールドの翼を持つ人間が早速飛んできた。折角なので識別しちゃおう。


鳥人神ガルダLv98

ボスモンスター 討伐対象 アクティブ


まぁ、強いよね。因みにインドラのレベルは95でインド神話最強の三柱の神のレベルは100らしい。インドラがガルダより弱いのは神話の再現だね。


「やれやれ。まさか自分の妻が僕にやられた仕返しのためだけに挑んで来るとはね。そんな時間が君たちにあるのかな?」


「それだけじゃないぞ? ちゃんと貰うものは貰わせて貰うよ」


「何が欲しいのかな? ヴィジュヌが僕にくれたものかい?」


「それも欲しいが俺の狙いはヴァサヴィ・シャクティだ」


俺はガルダと契約したアルさんからこいつが使った武器の情報を貰っている。その中にヴァサヴィ・シャクティがあったのだ。


「インドラの槍が欲しい訳ね。まぁ、ついている召喚獣を見れば欲しがる理由はわかるよ」


同期の蒼穹が強くなりすぎたからね。コーラルにインドラの槍を持たせて上げるサービスぐらいしてあげないとね。


「ご理解頂けたようで何よりだよ」


「それじゃあ、一応仕来りに習おうか」


ガルダがそういうとクエスト画面が表示される。


特殊クエスト『ガルダの試練』:難易度SSSSS

報酬:ガルダが所有するアイテム

ガルダとの勝負に勝利せよ。


とてもシンプルなクエストだ。それでこの難易度というのはそれだけガルダが強いことを意味している。


「リース、頼む」


「はい。恩恵! 融合をコーラルさんに! お二人共、ご武運を」


リースを召喚獣に戻して、俺とコーラルが融合する。すると俺の髪の毛が赤く染まり、背中に炎の翼が生えて頭に黄金の額当てが装備されて、その額当てから炎帝の尻尾があった。これで戦闘準備は整った。腰に旭光近衛があるが俺は最初に拳を構えるとガルダも拳を構える。


そしてお互いに姿が消えると空で戦闘が始まった。最初は俺は拳を放つとガルダはそれを掌で受け止めて爆発が発生したがお互いに無傷だ。すると伸びた腕をガルダに掴まれそうになり、俺が拳を引くとそれを見たガルダが蹴りを放ってきて、俺が腕でガードすると再び爆発が起きたが気にせず逆に足を掴もうとしたがガルダは身体を回転させて逆方向からの蹴りに切り替えて来た。


これを掌で俺が受け止めると足を掴んで地面に投げ飛ばしたがガルダは掌を地面につけるとあっさり落下の勢いが無くなり、華麗に着地を決めた。衝撃吸収で上手く落下ダメージを無くしたな。


「やるね」


「やるな」


お互いに改めて強さを実感すると再び両者が消えて、空で激しい格闘戦となった。ガルダは基本的に拳を握らず、掌で攻撃を受け止めたり受け流す格闘戦で攻撃も掌底で蹴りがかなり強力だ。


俺もボクシングスタイルよりも合気道よりの格闘戦のほうが得意だから相手の動きに合わせて戦うが鋭い攻撃をするときは拳を握っちゃうね。ここら辺が戦闘スタイルの差だな。


最初はかなり地味な格闘戦だが、お互いに攻撃を当てながら隙を伺う非常に高度な戦闘を続けていくといよいよ残像スキルなどをお互いに作り出して、戦闘が白熱していく。


「し!」


「ふ! は!」


「せあ!」


「ん! はぁ!」


戦況が少しずつ変化して来た。俺の拳と蹴りの重さにガルダが少しだけ反応が遅れるようになってきた。それでもしっかり受け止めているんだけど、威力をゼロには出来ていない感じだ。そしてしっかりペースを渡さないように鋭い攻撃で反応の遅さをカバーしてくる。そして遂にガルダが本領発揮し出す。


紅蓮多連掌(ぐれんたれんしょう)!」


ガルダの両手が燃えると連続でしかも光速の掌底が放たれる。俺はそれをひたすら弾くとここでガルダが回し蹴りの体勢になったが足が炎に包まれており、俺は未来を見た。


紅蓮絶脚ぐれんぜっきゃく!」


俺が仰け反ると俺の上を炎の斬撃が飛んでいく。あれを受けていたら、真っ二つにされていた。俺は回転して体制を整えるとガルダのほうが攻撃が速く俺は対処するとお互いの蹴りがぶつかり、お互いに吹っ飛ぶ。


するとガルダは構えを変えた。指の第一関節を曲げて引っ掻くような構えを取る。俺の同じ構えを取って受けて立つ構えだ。


「鳥技! バードクロー!」


「竜技! ドラゴンクロー!」


「「おぉおおおおお!」」


ガルダは鳥の爪を手に宿すと俺のドラゴンクローと激突する。


「鳥技! バードウイング!」


「竜技! ドラゴンウイング!」


お互いの翼が空で激突して交差する。


「蛇が空を飛ぶなどありえない! 空の王者は僕たち鳥だ!」


「は! あり得ないというならその目で見ている光景はなんだよ!」


「五月蠅いな! 鳥技! バードストライク!」


「竜技! ドラゴンダイブ!」


俺たちは頭から激闘してお互いに吹っ飛ぶ。


火山多連拳(かざんたれんけん)!」


ガルダの手に溶岩に包まれるとガルダは拳を連続で振るうと溶岩の拳が無数に飛んできた。俺はそれを躱しながら距離を詰めてドラゴンクローで殴りかかったが止められて、お互いに格闘戦になると俺の拳がガルダのリバーに入り、ガルダの掌底が俺の顔に決まり、お互いが吹っ飛ぶ。


「バードストライク!」


「ドラゴンダイブ!」


「太極波動!」


「無波動!」


再び激闘してお互いにぶつかり合うと吹っ飛んでお互いの波動技が激突するとこれは俺が押し勝ち、命中する前に逃げられる。流石に太極波動より無波動のほうが強いか。


紅蓮旋風脚(ぐれんせんぷうきゃく)!」


「暴旋風!」


「神技! 千羽爆!」


「暴風壁!」


ガルダは足に炎の竜巻が発生すると蹴りを放つと俺たちに火炎旋風が飛んできたので、暴旋風で受けて立つと弾ける。続いて使われたのが赤く光る千の羽の雨を降らせる技で暴風壁で羽を巻き上げると羽同士が接触して爆発が発生する。


「溶ブレス! 陽炎! 爆風波! 蜃気楼! ゴッドブレス! 光球! 全波動!」


俺たちは大技を撃ち合いながらもお互いに攻撃を躱しながら時に接近して大技をぶつけ合ったが勝負はつかない。するとここでガルダが仕掛けて来た。


「ヴァサヴィ・シャクティ!」


ここで遂にガルダはインドラの槍であるヴァサヴィ・シャクティを取り出した。ならばこちらも旭光近衛を抜く。


「いいのか? その武器で?」


「お前が紅玉と融合しているのならこの武器で戦うのが神として当然の行動だと思わないかい?」


「それはそうだが後悔するなよ? 手抜きされても俺たちは容赦しないからな」


「後悔させてごらんよ!」


お互いの武器が激闘し、ついに武器での戦闘が始まる。実はガルダの本当の本気の武器はヴィジュヌが持つ神剣ナンダカだ。これがまたとんでもない剣で伝説では全ての悪を滅ぼし、新たな世界を創造するヴィジュヌが持っている。その際にこの武器が使われたかは謎だが、剣の名前の意味的には幸せにするなどの意味として使われるそうだ。


このゲームではそんな伝説からか破壊神と創造神の力を有しているとんでもない神剣となっている。これを使われると俺たちからすると厄介だったんだけど、使わないなら遠慮なく攻撃させてもらう。


そう息巻いた俺だったがガルダを攻めきれない。槍の突きと引きが早すぎて距離を詰めれない。


俺が攻めきれないのを見て、槍を後ろで回してかかってこいと挑発される。俺は前に出ると槍の突きを躱して斬撃を放つと上に逃げられると逃げると同時に引いた槍の突きが降り注いで来たが俺は槍の間合いから逃げて突きを躱したがガルダは距離を詰めて突いて来る。しかし俺も下がるので、槍は届かない。


そして相手が一瞬疲れて槍を引いて動きが止まった瞬間に距離を詰めて斬撃を放ったが槍で止められて蹴りが飛んで来て、俺は空いている腕で蹴りを止める。お互いせめぎ合いの状態となって、お互いに弾き合って距離が開くと俺は襲い掛かり、俺の斬撃をガルダは槍で次々防いで見せた。


今度はガルダがお返しとばかりに連続の突きが来るが俺も負けじとヴァサヴィ・シャクティの突きを止める。喰らえば即死の必殺の槍だから緊張感が半端ない。


「空衝脚!」


今度は千影が覚えている空衝脚が掴まれるが俺は旭光近衛で受け止めると次はヴァサヴィ・シャクティの突きが来る。本当に体術と武器の扱いの上手さがえげつない。


「そろそろ行かせてもらうぞ。初陣だ! 創星近衛!」


格納の効果で創星近衛が腰に装備されるとガルダは危険を感じるがもう遅い。


「はぁあああああ!」


「く!?」


二刀流となった俺は連撃でガルダを押していき、ヴァサヴィ・シャクティを弾いて斬撃を放ったが光化で逃げられるとヴァサヴィ・シャクティを手にしたガルダが構える。


「神威解放! 勝利を我が手に! 神技! バルガヴァストラ!」


バルガヴァストラは本来はヴァサヴィ・シャクティの持ち主であるカルナがパラシュラーマから授かった矢の名前なのでインドラとの関係性はない。ただインドラストラよりも威力が高いとされている点とカルナが使うアストラとしてこのゲームではヴァサヴィ・シャクティの技名となっていた。


太陽の熱と光を宿したヴァサヴィ・シャクティが投げられて俺たちに迫る。


「やれるよな? 創星近衛! 無限刃!」


創星近衛から暗黒の刃が出現するとバルガヴァストラと激突する。暫くせめぎ合っていた両者だが、バルガヴァストラに異変が発生する。徐々に輝きが失っていき、輝きが創星近衛に吸収されていく。その結果、ヴァサヴィ・シャクティは弾かれてしまった。


ヴァサヴィ・シャクティに付与されている加護が原初の加護で消滅した上に全吸収の効果でバルガヴァストラの必殺技としての威力が創星近衛に喰われた結果だ。


そして弾かれたヴァサヴィ・シャクティは砕け散ってしまう。これがヴァサヴィ・シャクティの必殺技の後遺症の効果だ。


ヴァサヴィ・シャクティの伝説では最強の必殺の槍だったが一度切りしか使えない弱点がある槍なのだ。それ故にこのゲームでは必殺技を使うと耐久値がゼロになるという割と欠陥品の武器となっている。


「何!? っ!? 焼尽!」


「らぁ! っ!」


「神格解放!」


俺は驚くガルダに斬撃を放ったが逃げれると焼尽の爆発に包まれてしまい、神格解放を許している。そして本来のガルダである巨大なウェルシュゴールドの羽毛を持つ怪鳥が出現した。これがヴィジュヌの神鳥としてのガルダの姿というわけだね。


『いくぞ!』


ガルダが突撃する。これは完全に創星近衛の間合いだが、完全に何かを狙っているな。今回はそれに乗ってあげよう。


「原子分解! 飛梅!」


飛梅で刃を飛ばすと鳥の姿になったガルダは止まらない。


『炎化!』


炎化で斬撃を躱された。まぁ、光速激突やバードストライクを使っていないからスキルで躱して来るよな。


『神技! ガルダストラ! っ!?』


そして俺たちの目の前で炎の姿から元に戻して太陽の熱と閃光を放ちながらの突撃を決めて来た。しかしここでガルダに異変が発生する。突撃したのに俺たちを押せていなかったのだ。これはつまり俺たちがガルダの突撃を受け止めていることを意味していた。


「お前は確かに強い。けど重さが足りないな!」


ここでの重さは背負っている気持ちの重さではない。単純に荷重支配や重力支配を覚えていないガルダの突撃が今の俺たちには軽かったのだ。


「ドラゴンノヴァ!」


『ぐぅううううう!? っ!?』


「龍神解放! これがお前にやられたシルフィの分だ!」


俺はドラゴンノヴァで吹っ飛ばされたガルダとの距離を詰めると創星近衛から宇宙が広がるとそれが創星龍神ジェネシスドラゴンとなる。


そして俺が創星近衛を振るうとガルダに向かっていき噛みつくとそのまま宇宙まで上がって行く。


『力が!? こんなことはあり得ない! 僕が蛇に負けるなんて!』


『蛇ではない。我はドラゴン! この世界の生態系の頂点に君臨する存在だ。たかだか空の生態系で頂点にいるだけでふんぞり返っている鳥とは背負っている物が違うと知れ!』


次の瞬間全属性のビックバンが発生して、次元を斬り裂くどころではなく、空がぶっ壊れて次元の狭間が剥き出し状態になると次元の狭間からとんでもない吸引力が発生する。


「やば!? うおぉおおおおお! 次元修復! 次元修復! 次元修復!」


俺は慌てて次元修復を連呼してなんとか元の状態に戻した。


「ふぅ…あ」


俺が安堵しているとボロボロ状態の少年姿のガルダが落ちて来た。あれで原形をとどめていることが凄いな。流石ヴァジュラの一撃を喰らっても平気だったガルダだ。タフさも凄まじいな。そんなガルダが俺たちに文句を言ってくる。


「君さ…僕に恨みを持ち過ぎだろ…普通の神に使うような技じゃないよ。さっきの攻撃」


「愛する妻を殺されかけたんだ。当然の恨みだろ? それに姿形が残っているあなたに言われても俺の判断は正しかったとしか思いませんよ?」


「まぁ、これでもヴィジュヌ様の神鳥だからなっと…とはいえ負けは負けだ。約束通り報酬をあげよう」


ここでインフォが来る。


『特殊クエスト『ガルダの試練』をクリアしました。報酬を選択してください』


俺はヴァサヴィ・シャクティを選んだ。


ヴァサヴィ・シャクティ:レア度10 槍 品質S+

重さ:150 耐久値:8000 攻撃力:5000

効果:神殺し、魔神殺し、英雄殺し、不死殺し、光速激突、溶断、溶接、必中、灰燼、即死、炎熱支配、荷重支配、太陽風、紅炎、爆心、猛爆、焼尽、放射熱線、日光、後光、溶波動、光球、陽炎、核撃、日輪、耐性無効、神威解放、勝利の加護、破壊の加護、インドラの加護

大英雄カルナがインドラから鎧と交換で手に入れた必殺の炎属性の槍。神威解放で放たれる必殺技は太陽の光と熱で狙った相手とその周囲の空間を焼き尽くしてしまうほどの威力を誇ってはいるが使用後は砕けてしまう弱点がある。


ここで融合を解除してコーラルにこの槍を託した。俺たちのこれからの戦いはヴァサヴィ・シャクティのような一撃しか使えないけど、絶大な威力を誇っている武器が逆に活躍する場面もきっとあるはずだ。俺とガルダとの戦いを見て、肌で感じたコーラルなら上手く使ってくれることだろう。


これで俺はホームに帰り、一度休憩のためにログアウトすることにした。休憩が終わったら、いよいよテュポーンとの約束であるゼウスとの決闘だ。気合いを入れていくとしよう。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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