#1484 最後の禁呪取得とチートの木の実
俺はリリーたちと買い物して帰って来ると早速パンドラに渡して、ユウェルとヘーパイストスとセチアに新たな依頼をする。
「セチアにはユグドラシルの枝木を買って来たからこれでミールの杖と自分の杖を頼む」
「わかりました。ところでタクト様? ずっと放置しているセフィロトの木と知恵の木から採取できる木の実をそろそろどうにかした方がいいのではないですか?」
「はい? あ…」
そう言えばセフィロトと知恵の木の本来の用途は木の実がチートアイテムであることだった。ずっと使わずに放置しており、貯まりまくっていた。
「あぁ…もっと早くに使えばよかったな…」
「やっぱり忘れていたんですね」
「すっかりな…これだけあればみんなに欲しいスキルとかあげたいステータスをあげれそうだな」
まぁ、全員に使えるほどの量はたまってはいないから厳選する必要はあるだろう。これを聞いていたみんながぴくっと一斉に反応した。創星龍神で強くなった子たちは諦めようね。とにかく今は依頼をしよう。
「ユウェルには死闘邪竜神の竜石と死闘邪竜神の爪を使った武器の作製、ヘーパイストスには大自然竜の竜石を使った錫杖をお願い出来るか?」
「わかりました」
そしてセチアたちにはオリハルコンと青生生魂と緋緋色金で作られた弓矢を上げる事にした。チェスには無限の矢筒がないので、いっぱい挙げるとチェスに抱きしめられてしまった。チェスが弓矢の本気を出すのは切り札を使った時のみだが、弓矢に効果が乗った方が強いとルシファー戦で思い至った。
もちろんこれはサタン戦に備えたものでもある。この三つの矢は悪魔に強いからね。そしてリースには刻印作業をお願いした。数が数だけに大変な作業だけどスキル上げにはいいはずだ。
さて、それじゃあお昼の訓練を始めよう。今回の訓練である程度俺たちのメンバーの完成形になるはずだ。気合い入れていくと同時に朝の訓練で得たみんなの力を確認していこう。
最初に確認したのはリリーたちの最後の竜魔法だ。まずリリーのドラゴニックジャッジメントを見ていた。これは上空に巨大な竜の魔方陣を展開するとそこから巨大な光のドラゴンが光速で落下して地面に激突するととんでもない閃光と共に爆発が発生する魔法だった。これは全体攻撃魔法に分類されてもいい魔法だろう。それぐらいの規模の爆発だった。
次はイオンのハイドロゲンドラゴンバースト。これは正面に巨大な竜の魔方陣を展開すると水のサーペントタイプのドラゴンが次々現れて、そのドラゴンたちが敵に噛みつくと水爆が発生するという魔法だった。
対象指定の魔法だが数が多い上に水爆の範囲も相当ある。しかし全体攻撃魔法というより一点集中の殲滅を目的にした魔法って感じだな。それぞれタイプは異なるところが面白いね。
次は鎚の最終武技であるギガントブレイク。これは鎚の重さが倍になって殴った相手を押し潰す武技だ。真後ろに思いっきり振りかぶる技なので隙がかなり出来てしまうところが難点だけど、威力はその分だけある。普通に隕石が地面に落下したときぐらいの衝撃波とクレーターを作り出す技だからな。
どんどん行こう。次は俺が覚えたルーン魔術の最後である太陽のルーン。これは太陽の輝きを発生されるルーンだった。目潰しに使える他に悪魔やアンデッドモンスターたちに対して浄化の力を発揮するらしい。俺からすると目潰しを狙うのが主になりそうだ。
次はぷよ助が覚えた新しい回収スキルだ。これは恩恵スキルや全譲渡スキルに使えるスキルで相手に渡したものをすぐさま自分に戻すためのスキルらしい。時間経過で戻るのを持つのが苦しい場面がある時に使うスキルって感じだな。
次はリビナが覚えた新しい魔神技であるスリープフェロモン。名前の通り匂いで相手を眠らせる技だ。リビナからすると夢幻回廊や夢幻泡影を決め安くなるいい技だな。しかも成長して気流支配を覚えたのが匂いを使う上でいい方向に左右しそうだ。
次は名前が不穏なリビナが覚えた魔神魔法であるオブシーンパーティー。日本語にすると淫らな宴ってところかな?リビナのお願いで適当にゴブリンをたくさん出して、魔法の効果を確認した。
まず魔方陣は地面に設置するタイプの魔法だった。そしてその展開された巨大な魔方陣の上が地獄に変化する。魔法を浴びたゴブリンたちは猛毒、魅了、混乱、恐怖の状態異常になり、自分のコントロールが全く出来なくなり、お互いに愉悦の笑みを浮かべながら殴り合うとんでもないパーティー会場を作り出してしまった。
これはモーゼの伝説に出て来る宴を再現している魔法っぽいな。ただこの中に猛毒の状態異常があるのがえげつない。同士討ちしなくても毒で死ぬことになるわけだからね。魔神魔法にレベルアップしてえげつなさが上がったことを理解出来たよ。
次は千影が覚えた太刀の武技である雷切。これは桜花の英雄たちで何人か使える技で雷速で相手を一刀両断する技なのだが、魔力切断と電子分解の効果の効果があって、中々の威力を誇っている技だ。
最後に確認するのが千影の格闘スキルの武技である曼荼羅爆掌。これは俺が実際に体験してみることにした。俺が千影に殴りかかると千影が曼荼羅爆掌を発動されると千影の前に曼荼羅が現れて俺の拳がそれに止まってしまう。これは絶対防御と同じ効果か?そして千影が掌を突き出すと曼陀羅が爆発して俺は吹っ飛ばされてしまった。
「防御付きのカウンター技か。いい技を覚えたな」
「ありがとうございます。お館様」
これで確認は終わり。次は成長したみんなの強さを確認しつつみんなに必要なステータスとスキルを見極めていく。
「黒鉄はスピードと動きは問題なし。こうなって来ると気になって来るのは生命力か防御力だな」
「どういうことですか? タクトさん」
「今まで俺やイオンは攻撃は撃墜や足で避ければいいって感じで来ただろ? それが必中スキルや追尾光線とかの追撃系のスキルが登場してきたことで俺たちのやりたいことが通じなくなってきた。今は俺たちの生命力が高くなっているし、防具もあるから問題はないけど、強化が全くないグレイたちの生命力が気になって来たんだよ」
「あぁ…それは何か分かる気がします」
ゲイルとか元々防御力があるなら生命力はそこまで気にはならないんだけど、特に千影とかはかなり心配なレベルだ。上げるならここかな?まさか今になって生命力や防御力の心配することになるとは思ってなかった。
取り敢えず俺たちに今、足りないところは見えて来たので、俺も訓練に参加していこう。
「…負けました」
「ありがとうございます。マスター。しかしあの刀を使われていたら、負けていましたよ。マスター」
「いや、それは反則だろ? 旭光近衛を使っている時点で問題だけどな。上手く攻略したな」
「お褒め頂きありがとうございます」
イクスとの勝負に普通に負けた。いや~。上手かった。イクスが成長して力押しが出来なかったことも大きいけど、それ以上にイクスの俺の攻略が見事だった。俺がイクスの高周波エネルギーブレードを二本弾いたところで勝負ありかと思ったがまさか素手で旭光近衛を弾く飛ばした後に引力で自分に引き寄せて俺とイクスが潰される形となったのだが、その頃にはイクスの次元アンカーが俺の首元に回っており、勝負あり。
旭光近衛にしか物理無効がないところを狙った見事な作戦であり、進化して頑丈になった自分の体を信じた勝利だったな。
次に強くなったダーレーとリベンジ訓練をするとここでも負けた。
「超回転を上手く使ったな」
「夕凪の真似だけどな。蹴りのほうはオリジナルだ」
ダーレーは自分に超回転をして、見事な体術を見せてくれた。超回転から放たれる回し蹴りはかなり威力が上がるみたいだ。そして決め手となったのは俺がダーレーに止めの一撃を放とうとしたときに超回転で攻撃を弾かれてしまった。後は先に踏み込んだダーレーに距離を詰められて、負けてしまった形だ。
ギルガメシュとの戦いをダーレーに見せたのは正解だと思った。この調子で武の道を決めて欲しいね。
ここで人休憩するとディアンが暴食でアリエス・ネペレーを吸い寄せて、逃げれないようにしたところをヒクスに騎乗したリースやリリー、魔法の訓練をしているみんなが吸い寄せられる場所に狙いを定めて魔法を撃っている姿を確認出来た。
どうやらディアンはサポートに徹しているらしい。これは魔法を使っていないからこそみんなのサポートに回ろうとしたディアンの判断だろう。こういうのを見るだけでみんなの人となりの良さがわかるよね。人じゃないけどさ。
そこから少しだけ訓練を続けて訓練を終える。
『禁呪【アブソリュートゼロ】を取得しました』
『禁呪を四つ取得しました。これ以上の禁呪の取得には400ptが必要となります』
「禁呪【ブラックホール】を取得しました」
『格納スキルを取得しました』
『リリーの時空魔法のレベルが80に到達しました。時空魔法【タイムフリーズ】を取得しました』
『セチアの時空魔法のレベルが80に到達しました。時空魔法【タイムフリーズ】を取得しました』
『恋火の炎魔法のレベルが80に到達しました。炎魔法【コロナホール】を取得しました』
『ノワの竜魔法のレベルが50に到達しました。竜魔法【デモンズドラゴンゲート】を取得しました』
『リアンの人魚技のレベルが50に到達しました。人魚技【オーシャンフォース】を取得しました』
『ブランの疾魔法のレベルが40に到達しました。疾魔法【オキシゲンロスト】を取得しました』
『ブランの爆魔法のレベルが65に到達しました。爆魔法【ソーラーフレア】、【ニュークリアエクスプロージョン】を取得しました』
『セフォネの吸血鬼技のレベルが50に到達しました。吸血鬼技【ヴァンパイアフォース】を取得しました』
『セフォネの吸血鬼魔法のレベルが40に到達しました。吸血鬼魔法【オリジンブラッティゾー】を取得しました』
『ファリーダの魔神魔法のレベルが40に到達しました。魔神魔法【シャイターン・イアサール】を取得しました』
『アリナの二刀流のレベルが50に到達しました。二刀流【グランドサザンクロス】を取得しました』
『アリナの竜魔法のレベルが50に到達しました。竜魔法【ドラゴニックスカイダウン】を取得しました』
『燎刃の炎魔法のレベルが40に到達しました。炎魔法【コロナホール】を取得しました』
『ダーレーの片手剣のレベルが50に到達しました。片手剣【バスターセイバー】を取得しました』
『狐子の刀のレベルが50に到達しました。刀【閃影】を取得しました』
『ルーナの封印魔術のレベルが50に到達しました。封印魔術【アルティメットルーン】を取得しました』
『ルーナの海魔法のレベルが40に到達しました。海魔法【ダイダルウェーブ】を取得しました』
『ルーナの暗黒魔法のレベルが40に到達しました。暗黒魔法【エターナルペイン】を取得しました』
『伊雪の杖のレベルが40に到達しました。杖【マジックブラスト】、【マジックシールド】を取得しました』
『伊雪の神聖魔法のレベルが40に到達しました。神聖魔法【アルティメットブレス】を取得しました』
『ミールの神聖魔法のレベルが40に到達しました。神聖魔法【アルティメットブレス】を取得しました』
『ジークの竜魔法のレベルが40に到達しました。竜魔法【ドラゴニックリザレクション】を取得しました』
『千影の弓のレベルが30に到達しました。弓【ペネトレイトアロー】を取得しました』
『千影の妖術のレベルが50に到達しました。妖術【百鬼夜行】を取得しました』
『千影の神道魔術のレベルが40に到達しました。神道魔術【祝詞】を取得しました』
『ハーベラスのレベルが50に到達しました。成長が可能です』
『ルミの神聖魔法のレベルが40に到達しました。神聖魔法【アルティメットブレス】を取得しました』
『ルミの暗黒魔法のレベルが40に到達しました。暗黒魔法【エターナルペイン】を取得しました』
『ルミの封印魔術のレベルが50に到達しました。封印魔術【アルティメットルーン】を取得しました』
『夕凪のレベルが30に到達しました。成長が可能です』
『叢雲の暗黒魔法のレベルが30に到達しました。暗黒魔法【サクリファイス】、【ベルセルク】を取得しました』
『リースのルーン魔術のレベルが30に到達しました。ルーン魔術【光のルーン】、【飛行のルーン】を取得しました』
『リースのレベルが40に到達しました。成長が可能です』
訓練を終えて、俺の残りスキルポイントは42ptとなった。いやぁ~使ったね。
「みんなお疲れ様」
「ホー!!」
「痛い痛い! みんな疲れているのに元気だな。コノハ」
俺はコノハの嘴で乱れ突きを受けた。まぁ、また禁呪を二つも取ったら、魔法特化のコノハは怒るだろうな。しかも自分が得意としている氷魔法の禁呪だ。しかしこれはコノハにも利点がある。それをさっき買い物してきたときにグランさんに聞いて来たので、コノハに説明しよう。
「落ち着け。コノハ。アブソリュートゼロはコノハも使うことが出来るみたいだぞ。俺がコノハに禁呪を恩恵で与えた場合の話だけどな」
「ホ!? ホ…ホーホホ―」
急に目が輝くコノハだったがみんなの視線を感じてそっぽを向いた。別にそれで許したわけじゃないんだからね!と言っている感じをみんなが受けた。一応みんなにも説明しておこう。
「禁呪は特殊で恩恵で渡せばだれでも使えるというわけにはいかないらしい。禁呪を発動されるための条件が使いたい禁呪の属性魔法のスキルが上限に達していないといけない。逆に氷魔法の上限に到達しているコノハが俺から禁呪を貰えたら、禁呪を使えるって話らしいな」
「では、私たちも?」
「あぁ。条件を達成していれば使える」
これは魔法使い勢には朗報だろう。ただ一人にしか渡せないからそこはどうしようもないところだ。するとイオンが言う。
「それはいい話ですけど、魔法の訓練って本当に大変ですよね…」
「武器は接近戦をしていれば上がって行くし、魔法のスキル上げのほうがずっと上限に到達するための経験値が多いからな。しかも結構実戦で使えるタイミングも結構限定的なんだよな。魔法が使えると大きいが」
「最近の敵は魔法を潰しに来るから余計発動が大変よね。まぁ、相手が悪魔だから武器よりも魔法のほうが得意だから当たり前のことではあるんだけど」
「魔法を覚える意味が分からなくなるってことだよな? 言いたいことは分かるけど、決まれば大ダメージを狙えるから損はしないって感じだな」
確かにファリーダの言うように実はルシファー戦でも他の暗黒大陸の攻略でも結構魔法潰しが行われている。まぁ、発動されてしまうと甚大な被害が出るから潰しに来るのは当然の流れなんだけどね。因みに魔法スキルは使えば上がるので、阻止されてもスキルレベルは上がるようになっているらしい。
しかしこうなって来ると魔法スキル上げを切り捨てる判断も必要になって来るな。そこの判断も俺が下さないといけないだろう。さて、ここでいよいよセフィロトの木の実と知恵の木の実を使っていこう。
まずステータスを上げるセフィロトの木の実は千影の生命力を上げるの百個に使った。そしてスキルを覚えさせるために使う知恵の木の実で取得されたスキルはこちら。
『ノワが格納スキルを取得しました』
『リビナが格納スキルを取得しました』
『ブランが帰還スキルを取得しました』
『伊雪が帰還スキルを取得しました』
やはり格納スキルと帰還スキルを優先した。まずノワは今まで影で武器を作っていたからぶっちゃけ必要無かったけど、流石に武器の種類が増えたので、取得させることにした。帰還が必要か聞いたがいらないらしい。変なところで遠慮してしまうのがノワなんだよな。ここは本人の意志の尊重することにした。
次にリビナはぶっちゃけ必要無い。武器の種類も少ないし、鞭という武器がそもそもあまり格納や帰還スキルと相性が良くないと俺は思っている。鞭を弾いて手放す場面は相当難しいんだよな。寧ろ武器に巻き付いて取り上げられることが多いほどだ。
ただブランにスキルを取ったし、鞭がもう一本使う機会とかもあるかも知れないから取得されることにした。
ブランは槍を投げることがあるので、帰還スキルは持っておいたほうが戦術の幅が広がるので、取得させた。同じ理由で伊雪も取得させた。
これで結構知恵の木の実は消費してしまった。後格納スキルと帰還スキルがいりそうなのがルミで帰還スキルがないので気になっているのがクリュスだ。クリュスはまだ成長を残しているので、そこで手に入らったから考える感じでルミの判断は本当に難しい。創造の力があると格納と帰還がなくても作ればいいってことになっちゃうんだよな。
セフィロトの木の実はまだ残っているが今はこれでいいだろう。本当に回帰スキルさまさまだよ。
「召喚師は色々考えることが多くて大変だ」
「月輝夜と真っ向から戦っているタクトが言っても変に聞こえるわけよ」
「全力で大振りしている月輝夜殿と張り合っていましたからね」
「これも訓練だよ。俺は大きい強敵との対戦、月輝夜は小さい強敵との対戦の訓練になる。まぁ、一番はスキル上げ目的だけどな。ユウェル、武器の修理をお願い出来るか?」
「任せろ! タク!」
ユウェルの武器の修復が終わるまでの間に今回覚えた魔法の確認をしていこう。まずノワの最後の竜魔法であるデモンズドラゴンゲート。これは魔方陣から大量の魔竜が現れるという魔法だった。魔法の効果時間が切れると消滅してしまうが魔竜たちが襲い掛かる光景は凄まじいものがあるね。
次がセフォネの吸血鬼魔法であるオリジンブラッティゾー。これは血液で作られた動物たちを召喚する魔法でデモンズドラゴンゲートと似ている魔法だったが決定的に違うところがあった。それは動物たちに触れると猛毒と病気、恐怖、封印の状態異常になるところだった。攻撃力ならデモンズドラゴンゲートに軍配が上がるがサポートならオリジンブラッティゾーに軍配が上がるね。
敵からするとオリジンブラッティゾーのほうが嫌だろうな。何せ押し寄せて来る犬や猫に触れるだけでアウトだと考えるとかなり対処が難しいからね。
最後がアリナが覚えたドラゴニックスカイダウン。これは上空に巨大な魔方陣が描かれるとその下にいる敵が一気に上空まで上げられると急停止し、その後急降下させるという広範囲魔法だった。この魔法のダメージ判定はまず上空中に発生する加速の重力でダメージを受けたのち、急停止の時にも発生する。そして落下の時に発生する重力と落下時のダメージの合計四か所のダメージ判定がある魔法となっている。
落下ダメージがえぐいのはこのゲームでは最初の頃から知られていたことだけど、急停止もかなりやばい。急激な気圧の変化を受けて現実なら内臓がぐちゃぐちゃになるし、ちゃんとしたスーツを着ているパイロットでさえ意識を失ってしまうことがある。
このゲームでも気絶の状態異常はあるからそれが発生したら、地面の落下は回避不可能になる。かなりえげつない魔法だ。しかもどれだけ飛行になれていても魔法の効果は発動して逃げれない。最もある程度魔法の効果は緩和されるみたいだけどね。それでも強力な魔法だろう。
ここで確認が終わり、ユウェルも修理を終えてくれたので、今からガルダのところに向かうとしよう。




