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#1482 三度目のギルガメシュ戦

俺はリリー、イオン、セチア、恋火、ダーレーを連れて修練の塔にやってきた。この五人に今の俺とギルガメシュとの戦闘を見せたかった。


そして俺は準備運動を済ませて、深呼吸して戦闘の準備を終えると訓練相手にギルガメシュを選択した。するとフィールドの中央に仁王立ちしているギルガメシュ王が現れた。


「ついにこの時が来たな。待ちわびたぞ。戦友よ」


「お持たせしました。というかまるで俺が創星龍神と契約することが分かっていたみたいですね?」


「我の未来予知を見くびるでないわ。最も我が見えたのはお前たちがドラゴニックマウンテンを制覇するところまでだ。流石に創造神との戦闘の勝敗まで未来は見えぬが我の勘がお前は創星龍神と契約して我の前に立つと告げていた」


「それはまた随分と評価していてくれたんですね」


「当然だ。戦闘のタイプは違うがお前は若かりし頃の我と似ていたからな」


これは喜んでいいのか悪いのか微妙なところだな。それに俺からすると全く似てないと思ったので、聞いてみることにした。


「我も生前、お前と同じように強大な神に挑んだことがあったのだ。その時の我はかの神と戦闘するのが怖くてな。結局我が親友に支えられる形で戦闘し、勝利を手にした」


ギルガメシュとエルキドゥのフンババ討伐の話だね。確かにこの伝説では豪傑とは思えない怯えた様子のギルガメシュが描かれている。そういう人間らしい弱さを見せるところがギルガメシュの魅力の一つだと俺は思っているとギルガメシュ王は話を続ける。


「お前を見ているとあの時の我と被るのだ。お前にも勝てなかった時の恐怖心があった。しかしお前には目指すべき未来と守るべき者と共に戦ってくれる友と一歩を踏み出す勇気があったのだ。それが人間が神や強大な敵に勝つための必須条件だと我は思っている」


それを聞いて俺は理解した。フンババ戦前のギルガメシュが目指していた未来とは杉を手に入れることだ。中東は乾燥した土地だから人間からすると木材は是が非でも欲しい素材なわけだが、それを守っていたのが森の守護神であるフンババだった。このため人間は木材を自由に使えなかったので、討伐するしかないというのが神話の流れとなる。


そして次にギルガメシュ王が守るべき者は恐らく国民、共に戦ってくれる友はエルキドゥ、一歩を踏み出す勇気は結局戦うことを選んだことを指しているんだと思われる。


俺が目指しているのはハッピーエンドのゲームクリア。守るべき者はリリーたちを初めとしたNPCたち。共に戦ってくれるのはもちろんリリーたちで俺もびびりながらも神に挑むことを決意した。確かにこう考えると似ているのかも知れない。


「故に誇るがいい。戦友よ。お前は遂に我らと同じ領域に到達した。残すことはどらちが上か下か決する戦闘のみよ。来い! 神剣イガリマ! 神剣シュルシャガナ!」


ギルガメシュが二本の神剣を取り出したので、俺は旭光近衛を取り出すとお互いに構えを取る。ここで識別スキルと無限叡智スキルを使用したがスキルが発動しない。手の内を教えてくれるほど甘い相手じゃないってことか。今まで識別させてくれるのが普通だったからここで識別が弾かれるスキルがあることを知れたのは良かったのかな?


「ゆくぞ」


「いつでもどうぞ」


「はぁ!」


「ふ!」


最初に仕掛けたのはギルガメシュで振りかぶられた神剣シュルシャガナが俺に振り下ろされると俺は旭光近衛で受けて立つ。両者の武器の激突で俺が立っている地面が砕けて、空気が衝撃波で震えると俺はギルガメシュを弾き飛ばした。


それを見てギルガメシュの顔が狂喜の顔を浮かべる。そして吹き飛んでいるギルガメシュに俺は追撃に出ると神剣イガリマで防がれ、神剣シュルシャガナの反撃が来ると下がって、斬撃を躱して斬撃を放とうしたがここでギルガメシュは空を蹴って、追撃してきた。


「神威解放!」


それを見た俺は空を飛んで逃げたがギルガメシュも神威解放を使うとスサノオの加護と恐らく同系統の加護で俺を追跡して来た。予想するにエンリルの加護だな。


「爆風波!」


「虚無壁!」


「無限の力か!」


「はぁあああ!」


俺は虚無壁で爆風波を防ぐと距離を詰めて、連続で旭光近衛を振るうが神剣イガリマと神剣シュルシャガナで防がれてしまうとここでギルガメシュの蹴りが飛んで来て、俺は旭光近衛でガードしたが吹っ飛ばされる。


そしてギルガメシュが追撃に出て、攻守交替すると旭光近衛が神剣シュルシャガナで弾かれてしまう。


「ぬ!?」


「星光刃! 粒子分解!」


ギルガメシュは神剣イガリマを振り下ろそうとしたのに対して俺は鞘を抜くとそこに星光と粒子分解を付与して突きを放った。速さでは俺のほうが上だ。そう思っているとギルガメシュに突きが躱された。心眼か。


これに対して俺はギルガメシュが躱した方向とは逆方向に動いて神剣イガリマの攻撃を躱した。そして俺の片手に魔力が集まる。


「無波動!」


「英雄障壁! 黄金障壁! 神障壁! 多重障壁! 耐えれぬか! 神鎧! ぬぅううううう!」


俺が放った無波動に対して防御スキルで対応して来たが俺の無波動はそれをぶち抜いてギルガメシュに炸裂する。そして弾かれた旭光近衛を回収して鞘を腰に戻した。すると爆煙の中からアーバレストのような弓矢が飛んで来て、俺は必中の効果で逃げられると受け止めると弾くことが出来ずに壁に激突した。


「ふん…む?」


『『『『『アークフレア』』』』』


『『『『ソーラーフレア』』』』』


「こちらが弓を使うならそっちは魔法を使うというわけか。ならば英雄技! カ・ディミラ!!」


ギルガメシュは魔法を避けるとカ・ディミラで黄金の短剣を飛ばして来た。それを俺は刀で撃退しているとギルガメシュは巨大な斧を取り出してこちらに向かって投げて来た。これも必中の効果で逃げれない。俺は受ける事になり、また壁に叩きつけられた。


そしてギルガメシュは追撃に出たがギルガメシュの左右から魔導書たちが狙い撃った。しかしギルガメシュは気にも留めずに俺に狙いを定めた。


「怪力! 神拳! ぬっ!?」


俺はギルガメシュの拳を素手て止めた。


「傲慢門」


「これを狙っていたか! ぬ!? ぐ!? が!? ははははは! いい格闘術だ!」


「霹靂閃電!」


傲慢門の効果でギルガメシュは混乱状態となり、更に神の加護と力を失った。その結果、俺の拳と蹴りのコンボが次々決まり、最後に霹靂閃電でコンボを決めた。流石にこれは大ダメージなはずだが、ここで混乱の状態異常が解けて俺の攻撃で武器を落としていたので、拳で襲い掛かって来た。


俺は旭光近衛で受けて立つがギルガメシュは刃の横をしっかり拳をぶつけて斬撃のコースを変えて来て、俺は逆にギルガメシュの拳を受ける事になった。


「はぁ! ッ!?」


「らぁ!」


俺はぶっ飛ばれるがその瞬間に腰の鞘を抜刀してギルガメシュの首に炸裂してお互いに吹っ飛ぶ。


「ぐ…がは!?」


「ふ…はは! あの状況でカウンターをしてくるか!」


俺は血反吐を吐きそうな拳を身体に喰らって悶絶しているのにギルガメシュは首をこきこき鳴らすだけに留まる。


ギルガメシュの強さの根源にあるのは間違いなくシュメール神話の神々によって作り出されたという神話から来ている。それを封じてなおこの強さだ。今のギルガメシュの姿こそ彼が強い人間であるという証明だな。


「格納! ふん!」


俺がギルガメシュを見ているとギルガメシュは格納からポーションを取り出すとそれをがぶ飲みすると傲慢門の効果が解除されてしまった。そして雰囲気が変わった。今までの戦闘では見せなかったギルガメシュの切り札が来る。


「我と殴り合い互角の戦闘をしたお前に我の真の姿を見せてやろう! 神格解放!」


ギルガメシュの体から漆黒のオーラが発生すると暗黒の柱が発生する。これは間違いなく冥気だ。そしてギルガメシュの服装が黒いローブに黄金の髑髏のネックレスがある姿に変化した。


「これが死後の我の姿だ」


ギルガメシュ叙事詩にはギルガメシュの死後は描かれていないが別の神話ではギルガメシュは冥府の神の一柱となっている。これは英雄から神となったギルガメシュの姿と言うわけか。


「ゆくぞ」


ギルガメシュが黄金の骸骨が装飾されている黄金の大鎌を取り出すと襲い掛かって来た。この光景に俺は身体の全細胞が危険信号を出した。俺は必死に攻撃を止めたが大鎌の連続攻撃からの蹴りには対処出来ずに吹っ飛ぶととんでもないダメージを受けた。


『『『『『パーマフロスト』』』』』


『『『『『オーロラベルト』』』』』


ギルガメシュが歩いている地面が凍り付き、無数のオーロラの帯がギルガメシュに炸裂したかと思ったがオーロラベルトが消し飛び、パーマフロストも肝心のギルガメシュの足を凍らせてはいなかった。


「冥府の神に魔法が通用すると思ったか? ふん!」


「ドラゴンクロー!」


「ぬ!? ははは! 我の力もドラゴンには通用せぬか!」


俺は襲い掛かって来たギルガメシュの攻撃をドラゴンクローで止めた。このギルガメシュは英雄殺しと人間殺しのスキルを持っているな。だから人間であり英雄神と契約した俺にはスキルがぶっ刺さりしたわけだ。


「来るか!」


「ドラゴンフォース! おぉおおおおお!」


俺に創星龍神のオーラが発生するとギルガメシュを弾き飛ばした。


「雷化!」


「ぬ!? ぐ!?」


俺は雷化するとバランスを崩したギルガメシュが持っている大鎌を蹴り飛ばして、ギルガメシュを首を掴むとそのまま地面に叩きつけた。


「ドラゴンノヴァ!」


「エンキドゥ・ニヌルタ!」


ドラゴンノヴァが炸裂したが更なる追撃はエンキドゥ・ニヌルタの発動で諦めた。


「いいぞ! それでこそだ! 戦友よ! 来い! 神剣リットゥ! 天命の粘土板よ!」


いよいよギルガメシュも本気を出して来たな。するとギルガメシュは天命の粘土板を天に掲げた。


「今こそお前の天命を授けてやろう! お前の天命は消滅である! 全天(ぜんてん)!」


空からそれぞれ別方向から七つの色のコロニーレーザーが俺に落ちて来た。日輪系統のスキルの全属性バージョンスキルか。


「ふ、あはははは! 天命の粘土板が示した天命を拒絶するか! 実に不愉快! さりとてお前のその雄姿を称えずにはいられないな!」


俺は無限化を発動して、攻撃を無効化した。雷化の状態でも逃げれない攻撃だったし、雷の状態であんな攻撃喰らっていたら、間違いなく消し飛んでいた。全く…やって来るよ。


「しかしそれもここまでだ。天命の粘土板。神威解放。神技。トゥプシマティ」


トゥプシマティは天命の粘土板の事だが、どんな技なのか分からない。すると俺の視界に謎のカウントダウンが始まった。これは死の宣告を受けた時に表示されるものだ。表示されている俺の残り時間は五分。その間に勝負を決めないと俺の負けは確定って訳だな。


「神刀解放! 神威解放!」


「そう来るであろうな。ならば我もそれに応えよう! 神剣解放! 神威解放!」


「はぁあああああ!」


「おぉおおおおお!」


旭光近衛と全力状態の神剣リットゥが激突する。炎と雷が激突する中、お互いの英雄神も戦闘狂モードになっていた。そして弾け飛ぶと再び両者が武器を構えて飛び出す。


「超回転!」


「ドラゴンウィング! 光速激突!」


「ぐ!?」


超回転している神剣リットゥが振るわれるが次の瞬間、俺の背中に創星龍神の翼が生えると光速激突で加速してギルガメシュの腹にドラゴンウィングを決めた。神剣リットゥの武器破壊スキルに俺たちが付き合う必要はない。


そこから連続でドラゴンウィングを決めに行ったが二回が限度で三回目の攻撃で王撃を合わされて俺は吹っ飛ぶ。


「神鎖! 冥波動! 神波動! 英雄波動! 超集束! 喰らうがいい!」


「ごめんだね。全波動!」


ルシファーグリモワールが俺の前にやって来ると全波動とギルガメシュの超集束の波動技と激突した。お互いがせめぎ合っている隙にマモングリモワールの強欲門から飛び出した武器たちで神鎖を切断すると俺は旭光近衛を鞘に納めて居合斬りの構えを取るとルシファーグリモワールの下に回り込む。


「超電磁! 雷光刃! 斬り裂け! 旭光近衛! 居合斬り!」


ギルガメシュの超集束の波動技をぶった斬り、そしてそのまま旭光近衛の斬撃はギルガメシュの胴体を真っ二つにした。そしてこの結果、ルシファーグリモワールの全波動が押し勝ち、ギルガメシュに全波動が炸裂する。


「雲蒸竜変!」


「ニンギルス・ラハット!」


お互いの技が激突する。お互いに気合いを入れ合っていると俺は突然横から何かの攻撃を受けてぶっ飛ばされる。見るとギルガメシュの下半身が俺を蹴っていた。そしてギルガメシュは霊化を使用して身体をくっつける。こういうのを見ると英雄ではなく冥界の神になったことを思い知らされるな。


俺に残られた時間は少ない。ギルガメシュの生命力も残り僅かなところまで追い込んだ。ギルガメシュも時間稼ぎで試合終了にはしない雰囲気だ。これは次の勝負で勝敗が決まることを俺は察する。冥府神は加護で蘇生があるが故に奇跡などのスキルは持っていないからね。


旭光近衛から蒼い稲妻が発生すると神剣リットゥから太陽の輝きが放たれる。


「太陽の若き雄牛よ! 敵を焼却せよ! 神技! アマルトゥ!」


「蒼き嵐よ! 天を裂け! 神技! 天悪英嵐破!」


太陽の雄牛と蒼い嵐が激突する。技の大きさでは俺のほうが上だ。しかし勝てるか分からない。


「「おぉおおおおお!!」」


お互いに全力で叫ぶと天悪英嵐破がアマルトゥを押していくと太陽の雄牛にひび入っていくと遂に砕け散った。


「見事だ…戦友よ」


天悪英嵐破がギルガメシュに炸裂すると修練の塔の天井に時空の裂け目が出来てしまったので、次元修復を発動される。ちょっと待てよ。このスキル、この技にしか使うことが無いのでは?と疑問に思ったが創星龍神の武器が軽く次元をぶっ壊しそうだからな。きっとその時のためのスキルだと思う事にした。


そして天命の粘土板のカウントダウンも消えたので、これで俺の勝ちは確定だ。俺が倒れているギルガメシュに近付くとギルガメシュが聞いて来た。


「最後はドラゴンの力に負けてしまったか…最後に聞かせてはくれぬか? 何故創星龍神の武器を使わなかった?」


「この武器であなたに負けたので、この武器であなたに勝ちたかっただけです」


「ふ。はははは。武器への愛着か。やはりお前は魔法を使うより戦士向きのようだな」


それはもう俺だけでなくみんなが周知していることだろうな。


「さて、我に勝った褒美として好きな物を言ってみるがいい。お前が欲するものを与えてやろう」


これがギルガメシュに勝った報酬だ。なんでもくれるなんて実に嬉しい報酬だが、安定して周回なんて出来ないからこその報酬だな。


「天命の粘土板を下さい」


「いいがこれでいいのか? お前ならばリットゥのほうを欲しがると思ったが」


「俺の仲間にティアマトがいますので」


「なるほどな」


天命の粘土板はマルドゥーク神の持ち物として有名だが、最初の持ち主はティアマトなんだよね。マルドゥーク神からするとティアマトに再び天命の粘土板が渡るのは由々しき事態なんだろうけど、俺もギルガメシュもそんなことに興味の欠片もありはしない。


そんなわけで天命の粘土板が渡された。


天命の粘土板:レア度10 魔導書 品質S+

重さ:10 耐久値:なし 魔力:2000

効果:無詠唱、複合詠唱、全属性効果アップ(究)、無限叡智、英気、神気、鼓舞、未来予知、魔力超回復、瞬間回復、日光、石化光線、暴旋風、大洪水、大瀑布、地割れ、惑星、大雷霆、大雷轟、英雄波動、神波動、神撃、天変地異、絶対防御、全天、神威解放、耐性無効、勝利の加護、王の加護、原初の加護、神の加護

神々の運命を記した粘土板。多くの神々が生まれる前の原初の時代から存在していたとされる魔導書で最古の魔導書の一つに数えられている。この粘土板に刻まれた運命からは神々であっても逃れることが出来ないことから神々の王が管理する仕来りとなっているらしい。


マルドゥークが怒る理由が説明文に書かれているね。恐らく天命の粘土板は最低でもマルドゥークは持っている感じだとは思うけど、同じ地位を持つ神が現れる事は歓迎されることはないだろう。ましてや自分が負かしたティアマトに再び天命の粘土板が渡ることを喜ぶはずがない。


そしてここでギルガメシュが消えて行く。


「お前は我に勝った。お前なら…いやお前たちなら世界を救える。頼むぞ。我が永遠の戦友よ。我と我の親友が生きた世界をなかった事にはしないでくれ」


「任せてください」


俺が返事を返すとギルガメシュは優しい顔を浮かべて消えて行った。最後にエールを貰っちゃったな。冥界の神となったギルガメシュは幽霊よりも人間たちに近しい冥府神になったそうだ。それ故に人間に強いギルガメシュとなっていたと思うんだけど、やっぱり王様。人間の事がなんだかんだで好きなんだと思った。


「凄いよ! タクト! 勝った! 勝った!」


「お前が俺にこの戦闘を見せた理由が分かった気がしたよ」


「勉強になったか?」


「あぁ」


喜ぶリリーたちとは裏腹にダーレーは俺とギルガメシュとの戦いはいい勉強になったようだ。これで俺がダーレーに教える事はもう無いかな。後はもしまた力に自惚れることがあったら、分かれることしかないだろう。


俺は帰るとクリュスに天命の粘土板を渡すとクリュスはぎゅっと抱きしめて俺にお礼を言って来た。本人もよく分かっていないがそれでも俺に感謝を伝えたかったそうだ。ここら辺はティアマト本人じゃないから複雑だよな。


これでやるべきことは終わった。一体昼食のためにログアウトしよう。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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