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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
創星龍神とルシファー大戦
1635/1718

#1462 ルシファー首都、第二城門攻防戦

左前の城門に続く大きな通りから俺たちを狙い続けている堕天使たちと悪魔たちに一気に襲い掛かる。最初は恋火と和狐のゴッドブレスが放たれた。これは盾でガードされたが大通りからの視界は潰した。この隙に俺が距離を詰めた。既に旭光近衛から稲妻が発生している。


「居合斬り!」


旭光近衛の雷速の巨大な雷光刃が放たれる。これに対して最初に斬られるフォールンスローンが自ら斬撃に当たりに行くと絶対防御でガードした。いい判断だ。よく鍛えられている。


これを見たフォールンスローンたちがシールドドライブで突撃して来た。俺はその大盾の突撃を片手で止めた。


「その判断はダメだろ」


「ッ!?」


「おら!」


俺はそのまま大盾を掴むと強引にフォールンスローンを後ろに投げ飛ばした。俺も筋力馬鹿になってしまった者だよ。


「お、おのれ!」


「化け物め!」


左右からスピアタイプの槍を回転させながら突かれるが俺は飛んで回避すると旋風脚でフォールンスローンをぶっ飛ばした。それを見たフォールンエクスシーアたちが光速で襲い掛かって来たが千影が影分身を使い、全員カウンターで斬り伏せた。


その後、他の堕天使たちも特に俺に狙いを絞って攻撃して来るが恋火たちも合流して、乱戦状態になる。しかしこうなると強いのは俺たちだ。本来なら個々の力の差がある状態で陣形が崩されても圧倒的な数の差があれば犠牲は出てもなんとかなる。


しかしこのゲームでは数ではどうにもならない力の差が生まれる。それが俺たちと堕天使たちとの差だ。乱戦となると俺たちは次々敵を撃破していくとここで変身したレギオンたちが参戦して来た。本当にこいつらは俺大好きだな。


「お前らじゃ! 本物に! 勝てないと! いい加減! 分かれよ!」


俺が俺に変身したレギオンをカウンターで斬っては殴り飛ばしたり、蹴り飛ばして対処しているとレギオンはここで虎徹の姿となって、現れた。


「虎徹さん!?」


「恋火、下がってろ」


俺と変身した虎徹がお互いに武器を構えると変身した虎徹が襲い掛かって来た。次々斬撃が放たれるが俺はその斬撃を全て旭光近衛で弾いて見せた。そして変身した虎徹の頭を手で掴んだ。


「刀をただ振って言えればいいと考えている時点でてめぇの負けだ」


俺はそのまま変身した虎徹を地面に押し付けるとそのまま踵落としを放つと地面が砕けて、変身した虎徹はダウンする。


「止めを頼む。こいつは俺が倒す価値すらない」


「はいな」


変身した虎徹が和狐に燃やされる中、俺は言う。


「虎徹は初期メンバーだ。それに化けるということはそれなりの覚悟を持って変身するんだな」


戦闘中で左前の門で戦っている俺の声が正門から続く道に聞こえるとは思えないが俺の言葉は苦戦している虎徹にしっかり届いていた。


三匹の変身した虎徹に襲われていた虎徹だったがここでその三匹に神威解放を使われてしまった。本来の状況なら絶望的な状況だが、ここで虎徹は全ての武器を神威解放を使用中の彼らに投げた。神威解放が終わった彼らの前に刀が飛んで来て、慌てて武器を弾くが自分たちの体が後ろに引っ張られる。見ると毘沙門虎たちの後ろ足に虎徹の尻尾が巻き付いていた。


「ガァアアアアア!」


虎徹はそのまま三匹の毘沙門虎を建物に叩きつけると怯んだ毘沙門虎に念動力で向きを変えた弾かれた刀たちが武装射出で毘沙門虎たちに向かって、放たれると突き刺さる。そして虎徹は突き刺さった刀を尻尾で抜くと五月雨斬りで毘沙門虎たちを斬り刻んで不屈を突破して倒しきった。


虎徹が何も装備していない尻尾を武器として使ったのはこれが始めてた。それ故かは分からないが毘沙門虎たちは完全な予想外の動きをされて、対応出来なかったな。


「ガァアアアアア!」


そしてここで虎徹も毘沙門虎となり、正門の通りに残っている堕天使と悪魔の部隊に襲い掛かるのだった。右前門の攻略ではミールが大活躍している。彼女の木の拘束が通常のNPCたちには非常に有効なのだ。しかも樹海支配の効果で建物内部まで木の根が生えてしまったら、レギオンたちは何も出来ない。


捕まれば神水を建物の屋上から流し込まれて、全滅するからだ。憑依は霊体化しないといけないからな。神水に触れただけで死ぬことが確定する。


そしてルミも負けていない。氷と言う拘束手段と死神という特性がレギオンにぶっ刺さりしている。レギオンたちがコピーに来た瞬間、即死の魔眼で殺している状態だ。もちろん鎌で斬ることで即死もさせているがプレイヤーたちに変身しているレギオンだとそんな簡単にはいかない。


ただそのプレイヤーたちや英雄NPCにぶっ刺さりしているのがリオーネだ。金剛装甲の守りを突破出来ず、金剛爪で潰されている。背後や真上から襲い掛かっても毛針が飛んで来て、それを喰らうと麻痺となる。耐性無効と加護無効がぶっ刺さりしている状況だね。封印の魔眼もあるし、流石英雄キラーと言うべきか。


こうして右前の城門前の通りに出たみんなはここでミールとルミが本気の姿となり、一気に制圧に動いた。


「行きますよ! 皆さん!」


「「「「頼む!」」」」


「樹海支配!」


右前の門に森林が襲い掛かる。そして襲い掛かる木の上にはアーレイたちプレイヤーが乗っていた。


「と、止めろー!」


「違う! あの木の妖精を狙え! そうすれば木の根は止まる!」


確かにそれが出来たならいいね。最もミールを襲う為には氷の壁とそれを作ったルミを倒さないといけないけどね。


「「「「キャッスルランパード! 止まれー!」」」」


フォールンスローンたちが押し寄せる樹海を止めたがキャッスルランパードが止まった瞬間に再び動き出し、次々拘束されるか木の根で貫かれて、生命力と魔力が吸われていく。そして押し寄せる樹海が城門に激突すると木に乗っているみんなが城門の上に自動で上がれた。


そして一気に右前の城門の制圧に動く。


「こりゃあ、便利だな」


「感心していないでさっさと制圧しますよ」


「冷たくないか!? サラ!? さっきまでいい雰囲気だったのに…」


「今は戦争中なんですよ! そんなことをする暇はありません!」


それを聞くと戦争が終わってから続きをするように聞こえるな。


「俺は左側に行くがいいよな?」


「あぁ。召喚主を助けてやってくれ。ここは俺たちだけで十分だろう」


「おう!」


ダーレーがガルーさんに許可を貰い、城門の敵を薙ぎ払っていく。この結果、虎徹たちの邪魔をしていた城からの砲撃もやみ、虎徹までダーレーと合流したことで俺たちが制圧するよりも早くに城門の上から左前の門は崩されると両サイドの軍はそのまま後ろの門にまで迫って、挟み込む形となり、全ての門を制圧完了するのだった。


その戦況をルシファーは城から見ていた。


「まさか右前の門から崩して来るとはやってくれましたね」


「申し訳ございません! ルシファー様!」


「あなたたちのせいではありませんよ。リョースネロメリアスの力を…いえ違いますね。大自然の力を甘く見ていた私の落ち度です」


実際に堕天使たちと悪魔、人間に変身したレギオンたちは押し寄せる樹海に打つ手が無かった。俺もここまでの力があるとは思ってなかったけど、まさかのミール無双だったな。


「彼らは城に入って来ます。歓迎の準備は出来ていますね?」


「は! 我ら、総力を持ってミカエルたちと人間どもを排除いたします!」


「「「「ルシファー様に勝利を!」」」」


「ふふ。よろしくお願いします」


ルシファーの声に堕天使たちが歓声を上げる。いよいよルシファーの城攻略が始まる。

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