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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
創星龍神とルシファー大戦
1626/1718

#1453 ルシファー領域、侵攻戦

俺たちが進軍を開始すると悪魔の部隊が襲い掛かって来た。編成的には目立った戦力はゴッドオーガ、デモンズベヒモス、完全武装したグレーターデーモンにその上位存在であるデーモンロード、アークデーモン、バフォメットに加えてメフィストフェレス、ダンピール、スプリガンなどの悪魔や悪い妖精たちまで現れた。


兵器もチャリオットや移動式のカタパルトなど投入されており、かなりの大部隊だ。そんな大部隊を見て、リリーが元気に聞いて来る。


「タクト! タクト! 行って来ていいよね?」


「あぁ。約束だからな。みんなも頼む。敵軍の陣形を破壊してくれ」


「ガウ!」


俺がリリーたちに指示を出すとリリーたちの姿が消えるとリリーの拳がゴッドオーガの顔面に決まるとまず一匹が遥か後方に飛んでいくと隕石が落下したような衝撃を発生させて、ゴッドオーガは頭から地面に突き刺さった状態で伸びていた。


まぁ、俺たちは強くなりすぎたんだよ。それが次々証明されていく。


「ふん!」


「行くぞ!」


「「パオ? パ…パオ!?」」


ユウェルと燎刃がそれぞれ別のデモンズベヒモスの片足を使うとそのまま持ち上げて、遠くに投げ飛ばしてしまった。流石にこの光景には敵も味方もドン引きだ。


「こ、孤立したぞ! まずあいつらから仕留めろ!」


「「「「おぉ~!」」」」


「地割れ!」


「噴火!」


ユウェルが地面を踏みつけると地面が割れて飛べない悪魔たちが落下していくとその地割れからマグマが噴き出して、悪魔たちはマグマに呑み込まれてしまった。


「馬鹿め!」


「死ね!」


二人に呪滅コンボや道連れ効果が発動するが一瞬で消し飛ばされた。創星龍神の加護がある限り、いかなる状態異常も無効化され、確定ダメージも軽減される。結果、ユウェルと燎刃はケロっと立っていた。


「なんだ!? こいつら!?」


「怯むな! 数で押し潰せ!」


「パオーン!」


「ヴェ~!」


ユウェルと燎刃に向かってデモンズベヒモスが鼻で覇撃を狙うがそこにエアリーが突撃して、デモンズベヒモスを押していくと逆に悪魔たちがデモンズベヒモスの巨体にぶつかる被害が出た。


「何負けてるんだよ! お前はベヒモスだろうが! こんな鹿に力で負けてるんじゃねーよ!」


「パオォオオオン! パオ?」


デモンズベヒモスが怪力スキルを使用してエアリーの突撃を止めるとデモンズベヒモスはエアリーを象牙の回転激突で攻撃しようとしたが次の瞬間、エアリーの姿が消えた。


「鹿が消えた!? どこだ!」


「上だ!」


「ヴェ~!」


エアリーはジャンプで攻撃を躱すと斥力場を発生させて、デモンズベヒモスとそれに乗っている魔将に突撃すると斥力場の効果で地面に押しつける。


「た、助け…」


無理だね。斥力は物体を遠ざける力だ。物体という障害物があっても斥力が消える事はない。結果地面と言う壁によって斥力から逃げ場を失ってしまった。結果、魔将とデモンズベヒモスは斥力に身体が耐えられず、バラバラに吹き飛んで倒された。


重力場とかでよくやる技だけど、斥力場でもこんな使い方があるんだな。斥力場は本来は弓矢などを弾き飛ばすように使うんだけど、攻撃に使うと結構えぐいんだね。


エアリーの突撃の少し後のタイミングでグレイたちが一斉に奇襲を仕掛けた。それに合わせて、俺は全軍に指示を出して、敵軍が破壊された陣形に味方が突撃していく。それをのんびり夕凪の上で観戦しているシルフィが感想を言った。


「創星龍神の力…想像以上ですね」


「恩恵を受けた召喚獣でステータス100越えが普通になっちゃったからな。召喚獣の強さのバランスが完全に崩壊しているよ」


ジークや叢雲ならまだしも蒼穹に持ち上げられるデモンズベヒモスやゴッドオーガの光景は悪夢だろうな。しかも強くなっているのはリリーたちだけじゃない。


突然後方に待機している部隊の前に黒焦げ状態で体が崩壊しているスプリガンが現れた。すると俺たちの目の前にセチアたちが精霊門から帰って来た。


「全く…精霊界から奇襲を企むとは…私たちが見逃すはず無いでしょう」


セチアがそういうと俺たちの目の前に強そうな魔将が突然現れたが炎に焼かれて消滅した。そして恋火が現れる。


「仙術を使う魔将がいるとは思ってませんでした」


「お疲れ様どす。恋火」


やはり敵もこのレベル帯になって来ると一癖、二癖ある敵が出て来るものだな。他にも巨大なモーニングスターを振り回している筋肉隆々のデーモンロードがいるなか、背が人間サイズで二刀流のデーモンロードもいる。


そいつらにはみんなちょっと苦戦しているな。特に二刀流のデーモンロードは虎徹と千影と斬り合うことが出来るほどの実力者みたいだ。結局勝っているけど、この二人を止めることが出来るだけでかなりの実力だな。イクスには一瞬で負けているのはしょうがない。


「くそ…こいつら、強すぎる。しょうがねぇ…おい! あれを出せ!」


「ん? なんだあれ?」


突然天から巨大な装備が敵軍の後方に落下した。それはトラクターの爪みたいな装置だった。ただ大きさがデモンズベヒモスの大きさに匹敵している。その装置に取り付けられた無数の刃が回転を始めると獄炎が発生し、デモンズベヒモス二体がこちらに動き出すとその装置がこっちに向かって来た。


「おぉ~! かっこいいぞ! なんだ! あれ! なんだ!」


「感動している場合じゃないであります。ユウェルお姉様」


まぁ、ユウェルは感動するだろうな。ただこんな攻撃は避けて終わりだ。


「「「「ハイパースペース!」」」」


なるほど。ハイパースペースに閉じ込めて自分たちは逃げるわけね。中々よく考えている。


「大変だよ! イオンちゃん!」


「全然大変そうに聞こえませんよ。リリー」


「みんなに助けに行かせて一人だけ暴れる気満々なのがバレバレなの」


「う…そ、そんなことはたぶんないよ~」


わざわざたぶんを付けるところがリリーだよな。まぁ、いつもは慌てるリリーがこんなことを言えてしまうほどにみんなが強くなりすぎてしまったんだ。


そんな三人に悪魔たちは攻撃を仕掛けるが三人に全く攻撃が当たらない。筋力アップもえぐいんだけど、スピードアップが本当にやばい事になっているだよな。因みにこの三人の中で一番敵を倒しているのはアリナ。圧倒的なスピードで次々悪魔たちの頭を貫いて即死させている。動きが完全に暗殺者になってしまったな。


ここで通信が来る。


『誰が壊す?』


『魔力切断と万物切断を持っているので、魔力による攻撃はダメですね。やるなら刃を避けて装置の上から叩き潰すのがいいと思います』


俺が装置の詳細がわかる原因が無限叡智。このスキルは敵のスキルやステータスの詳細データを表示される上に持っているアイテム、アイテムの全ての詳細が分かってしまうと言うとんでもないスキルだった。このスキルのせいで俺は分からない初見の必殺技までどんな技かわかるようになってしまった。


流石に戦闘中にゆっくり見ることは出来ないけどね。下手に使うと表示されるたくさんの画面で視界が閉ざされてしまうのがこのスキルの弱点だ。これを聞いたときにメルたちは自分の体を隠したけど、流石に体の詳細データまでは表示されません。


『なら俺に任せて貰おう。時空切断!』


マグラスさんが愛剣デュランダルを振るとハイパースペースが斬り裂かれて、みんなが解放されるとマグラスさんはジャンプすると愛剣デュランダルを構える。


「怪力! 巨大化! カラミティカリバー!」


巨大化されたデュランダルの一撃で装置は粉々に破壊してしまった。デュランダルの巨大化は必殺技のみ。つまりあれはマグラスさん、個人のスキルを使ったな。確かに重戦士はパワータイプだ。巨大化スキルとは相性がいいだろう。


しかしそんなマグラスさんに敵は当然のように狙って来たがそこは味方が守りに入った。そんな状況で俺たち側にも動きが発生した。装置を牽引(けんいん)していたデモンズベヒモスの二匹が逆鱗と捨て身の一撃を発動されて突撃して来たのだ。


みんなが魔法や弓や大砲を放つが止まらない。硬さと不屈は厄介だな。


「「死ねぇえええ!」」


「甘いな」


「…影転移。ドッペルゲンガー。部位竜化」


巨大な漆黒のドラゴンの腕が突然現れると二匹のデモンズベヒモスの顔を掴んで突撃が止められてしまった。ノワだ。ノワだけは動きたくないとって俺の影の中で寝ていた。影の中は寒さを感じないので快適らしい。


「「…寝る邪魔をするな」」


ノワの怒りが困った一言が放たれるとデモンズベヒモスたちは投げ飛ばされた。そしてノワは俺の影に戻って来る。本当に寝る事を邪魔されるのが一番嫌いだよな。ただジークや叢雲、優牙、黒鉄、ディアン、ストラが待機している状態でノワが動いたというのはやはりドラゴニックマウンテンでの心境の変化は相当あったらしい。


「ふふ。ノワちゃん。可愛いですね」


「…当たり前」


そう言っているがちょっと照れているのが分かってしまう。その後はゴッドオーガたちに切り札を使用されたがそれを諸ともせずに俺たちは敵軍を蹴散らした。そして見えて来たのが白い巨大な砦だった。どうやらこれを突破しないとルシファーの元に行けないらしい。手っ取り早く攻略しよう。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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