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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
創星龍神とルシファー大戦
1623/1718

#1450 創星龍神ジェネシスドラゴン戦、後編

俺たちとジェネシスドラゴンはドラゴンクローを展開すると両者が激突して、爆発が連続で発生し、空間に激しい雷を伴う嵐と嵐が激突すると空間転移で両者の姿が消えて、様々な場所で激しい激突が発生する。


『荷電球!』


『核撃。水爆』


『地核!』


お互いが属性の相性を有利な技を移動しながらぶつけ合うと同時に接近戦が発生する。この接近戦は互角。拳が決まればそれをやり返す形なった。


『次元震!』


『次元震』


お互いの次元震で両者が吹っ飛ぶと両者が翼を広げて、星雨、焼尽、礫、鉄砲水、氷柱が激突するとお互いに星の光が体に集まる。


『ガンマレイバースト!』


『ガンマレイバースト』


両者のガンマレイバーストがぶつかり合うと宇宙空間が激しい星の閃光に包まれる。


『ドラゴンウイング!』


『ドラゴンウイング』


次は飛行戦となった。お互いに空間を飛び回りにドラゴンウイングでぶつけらったり、両手に星光刃などを作り出しては斬り合いとなったが勝負はつかない。


刃同士がぶつかり合うと激しいプラズマが発生してお互いの刃が消え去ってしまう。これは粒子分解と電子分解がぶつかり合った事でお互いの刃を消滅する結果となったようだ。


それでもお互いにすれ違ってしまうことで星虹と焼尽のスキルのダメージは受けている。そして戦闘はどんどん激しくなっていく。超加速の効果で接近戦の動きがお互いに鋭くなっていき、自動回復が落ち着かなくなってきた。


お互いに手と足、尻尾、頭の角が激しくぶつかり合うなら探り合いが続いている。お互いの体から炎と水が発生して激しくぶつかり合い、同じく体から生えた木の根がお互い縛ろうと動いたことで巻き付き合って、お互いの木の根が破壊される。


支配スキルの勝負が終わると再び遠距離からスキルを撃ち合いとなる。ここでは防御スキルで守ったり、吸収スキルで攻撃を吸ったり、幻で攻撃を躱しては攻撃でやり返す戦闘が続いた。流石にこの戦闘でどちらかが吹っ飛ぶ結果となり、大噴火と間欠泉で挟んで攻撃したり、惑星と氷山でサンドイッチにしたりなど大技スキルのコンボが目立つようになってきた。


そんな常時スキルの撃ち合いが止まらない戦場でこちらの切り札は武器たちだ。お互いが同じ状況になったというのはステータスとスキルでの話だ。持ち物までは一緒にはならない。


俺たちが戦闘している間の裏ではユウェルが自動修復で武器たちの修復作業を続けている。これが済めば全ての武器たちの一斉攻撃が可能となる。


ただし不気味なのがジェネシスドラゴンだ。確実に何を狙っている。気になるとするならロンギヌスが炸裂する前に見た緑の光だ。その時に確実に何かをされた。その切り札が俺たちには分からない。逆にジェネシスドラゴンは俺たちの切り札に確実に気が付いているだろう。


それなのに戦闘を続けている理由は俺たちの切り札に対するカウンターを用意しているからか。発動状況が整っていないからかは分からない。確実に言えることはこちらの動きを持っているということだ。


『タク! 準備出来たぞ!』


『よし。ちょっと待ってくれ。仕掛けるタイミングを見極めさせてくれ』


『わかったぞ。じゃあ、それまでもっと修復しておく』


このままこの状況を続けるのもありな気がしているがそれをジェネシスドラゴンも容認しているのがどうしても気になる。恐らくジェネシスドラゴンの切り札は俺たちが切り札を使おうがこのまま戦闘が続いても自分の勝ちが揺るがないと確信しているようだ。


俺は戦いながらどうするべきか思考をめぐらすが結局ジェネシスドラゴンの切り札がなんなのか分からない限り打つ手がないんだよな。こうなると相手が切り札を使う隙を与えず、仕留めるのが最適解だと俺は考えた。


そして俺たちは仕掛ける。対して隙を作っていないのに両手をジェネシスドラゴンに向ける。


『全波動!』


『無波動』


俺たちが七色の波動を放つとジェネシスドラゴンは俺の予想通り、無波動を使って来た。そしてこのぶつかり合いは無波動が勝つ。無限属性に有効なのは創造属性のみだ。全属性では無限属性には勝てない。


『物質化! イオン!』


『流動!』


俺たちは無属性を物質化で受け止めると流動で波動の流れを上に変えた。流石に直接波動技を触れれば支配権はこちらにある。ただ一度手を離してしまったら、流動で無波動を操られるだろう。その前に仕掛ける。


『ユウェル!』


『来い! 神籠手ユウェルバスター! ヤールングレイプル!』


俺たちの両手に神籠手ユウェルバスターとヤールングレイプルが装備されて、俺たちの姿が消えるとジェネシスドラゴンの目の前に現れる。流動で波動技を流したから波動技は現在も使用中だ。つまりジェネシスドラゴンは他のスキルは使えない。


『超電磁なの!』


『怪力! タクト殿!』


『おらぁ! おらぁ! やれ! ユウェル!』


『任せろ! タク! 火を吹け! 神籠手ユウェルバスター!』


ヤールングレイプルの雷速パンチがジェネシスドラゴンの顔面を捉えるとその瞬間に波動技は強制解除される。その結果、ジェネシスドラゴンの懐があき、そこに神籠手ユウェルバスターが突き刺さると大爆発した。


『今だ! ユウェル! ここで決めるぞ! みんな!』


『よしきた! 全武器解放!』


『これが俺たちの全力攻撃だ!』


俺たちの口からドラゴンブレスと撃てるスキルの一斉攻撃と周囲の武器から必殺技が放たれる。


『時間逆行。無限化』


俺たちの全部の武器が炸裂して勝負が決まったかと思ったがジェネシスドラゴンは無限化を使用して、生き残っていた。いや、生き残っていることが問題じゃない。ジェネシスドラゴンが纏っている気の力が最初の頃のジェネシスドラゴンに戻っている。ただドラゴンフォースや超覚醒は解除されていた。


『ここまでよく戦い抜いた。だが勝負を決めるのは力の差だ。超覚醒! ドラゴンフォース!』


ジェネシスドラゴンが再び超覚醒とドラゴンフォースが使用する。


『嘘…』


『何が起きたんですか!? どうしてこんなことに事に』


『自分の時間をロンギヌスの一撃が決まる前の時間に戻したんだ』


『ほぅ…正解だ』


まさに時間逆行。今まで時間を止める時間停止、時間の流れを遅らせる時間遅延、時間を加速させる時間加速と時間スキルはたくさんあったが自分の時間を過去の時間に巻き戻すスキルは初だな。


これなら確かにスキルを発動出来れば、どんな状況でもひっくり返せるだろう。折角減らした体力もロンギヌスが決まる前の体力に戻されてしまった。なによりこれでまた無限化などの使用回数が限定されているスキルがずっと使われるようになったことが致命傷だ。


ただこれには疑問が残る。俺たちは時間逆行なんてスキルは取得していない。つまり俺たちと同じになっているはずのジェネシスドラゴンが時間逆行を使えるはずがないのだ。それなのにこのスキルを使用出来たということはそこには何か絡繰りが存在する。それを可能にするスキルを使ったのはやはりロンギヌスが決まる直前だろう。


『…スキルを一時的に保管するスキルでも使ったのか?』


『本当によく当てる。我が使ったのは保管スキル。お前の言う通り、自分のスキルを一つだけ一時的に保存空間に移動されることが出来るスキルだ。お前たちのスキルで言うなら遅延魔法が一番近いな』


確かに魔法とスキルの差ではあるだろうな。一時的にということは時間制限で保存したスキルが自分に戻って来るってことだな。こうなると保存スキルでジェネシスドラゴンに時間逆行が戻る前に一気に攻め落とすべきだったという事になるな。それが簡単に出来る相手じゃないのがえぐすぎる。


さて、困ったことになった。無限に無限化を使われることもえぐいけど、時間を無限に戻されたら、本当に打つ手がない。やはりここでもスキルの封印や動きを止める行動はどうしても必要だな。


『これがこの世界で最強の力の一部分だ。最初からお前たちに勝ち目などなかったのさ』


『『『『『『そんな…』』』』』』


リリーたちがジェネシスドラゴンの圧倒的な力を目の当たりにして心が折れそうになる。だが、俺ははっきりと言う。


『この世界に勝てない勝負は存在しない。現にお前は一度負けているはずだ』


『それはあいつが我より強かったからだ。お前たちとあいつとの差はそこだ』


『へぇ…俺たちとそいつとの差はそこだけだとお前は思っているのか? それは随分と舐められた物だな。俺たちが俺たちの強さを教えてやるよ。龍神様』


『この期に及んでそんなことを言えるとはな。いいだろう。圧倒的な力の前に死ぬがいい。異界の人間!』


ジェネシスドラゴンが姿が消えて、俺たちに爪が迫って来る。だが、次の瞬間ジェネシスドラゴンの目の前から俺たちの姿が消えるとジェネシスドラゴンの腹に俺たちの爪がぶち抜いた。


そして一瞬で爪が抜かれるとジェネシスドラゴンに次々ジェネシスドラゴンに攻撃が命中する。その瞬間にジェネシスドラゴンは自分が置かれている状況を理解した。


確かに時間を戻されるのは非常に厄介なスキルだが、明確な欠点が一つある。それは奇跡などで蘇生する時と同じだ。過去の自分に戻ってしまうことで自分に付与されていた超加速などのスキルの効果も過去の強化に戻ってしまうのだ。


だから少なくとも現状ではスピードだけは俺たちは圧倒的な差を手に入れていた。パワーも散々殴り合い、長時間戦闘したせいで肉体活性と戦闘高揚のバフがとんでもないことになっており、多少負けている程度だ。そして強者を相手にスピードとテクニックを武器に勝って来たのが俺たちだ。つまりこの状況はいつもの俺たちと変わらない。


『ぬぅ! く!?』


『強化を解除することが出来ると思っているとしたら、随分甘いな!』


ジェネシスドラゴンがスキルを使うより早くに俺たちの攻撃が届いてスキルを使わせない。ジェネシスドラゴンも逃げようとするが俺たちのスピード差があり過ぎて逃げる事は不可能だ。


『金縛』


『また動きを…』


『せっかく勝てそうだったのに!』


『まさかお前たちを相手にここまで苦戦するとはな。我が力を認識してなお冷静に状況判断をした能力を褒めるべきか。良かろう。ならば我がなぜ創星の名を持つか教えてやろう。世界創造!』


俺たちは動けるようになったがスキル発動の阻止まで間に合わなかった。ジェネシスドラゴンから円状に魔力の波動が広がっていくと次の瞬間、世界がひび割れ、まるでガラスが割れたように世界が一瞬で破壊されてしまった。


そして現れたのはジェネシスドラゴンが現れた電脳空間のような世界だ。その世界に今度は逆にまるでパズルのように世界が作られていく。その能力を俺たちはすぐに認識した。俺たちの力が全部無くなっていたのだ。武器たちからも力を感じる事は出来ない。


『これが究極の創造の力だ。我は自由にどんな世界も作り出すことができる。それはつまり敵に対しては絶対の不利を強制し、我に対しては絶対の有利を作り出す力だ。もはやお前たちに勝利はない』


アインシュタインさんが扱うフォーミュラ・オルタネーションやクーフーリンたちが使うゲッシュ系統のスキルの上に立つ究極のスキルと言ったところか。法則やルールを世界丸ごと変えてしまうチートスキル。それが世界創造だった。


『最後に我が竜魔法を見せてやろう。竜魔法。メモリーズロスト!』


俺たちの足や手、尻尾の先が光となって消滅していく。魔法の発動が早すぎる。これも新たな世界の創造の影響か。


『なにこれ!?』


『体が消えて行く!?』


『ダメだ! 身体を再構築出来ないぞ!?』


『…無限の力も使っても無理そう』


これは回避不可能な即死魔法の類か。


『メモリーズロスト。それはこの世界に存在しているお前たちの記録を完全削除する魔法だ。世界の記録から消えてしまっては身体を元通りにすることなど出来るはずがない。終わりだ。ここまでよく戦った。刹那の時間だったが楽しかったぞ』


俺たちは身体が消滅していく中、最後に見たのはジェネシスドラゴンの悲しげな微笑みだった。


『リリーたち…負けちゃったの?』


『いいえ。あなたたちはまだ生きています』


暗闇の世界で俺たちの体から知っている声が聞こえて来た。


『『『『『『お母さん!?』』』』』』


その声はマザードラゴンだった。声が聞こえたのはリリーが装備している 国母竜の守り石から聞こえて来たのだ。


『ふふ。たくさんの我が子から母親として呼ばれるのはいい物ですね…おっと。時間がないので、手早くお話します。国母竜の守り石はジェネシスドラゴンに挑む我が子に一度だけチャンスを与えるために存在しているアイテムです。なので、これからあなたたちを起死回生の効果で蘇生させます』


『え? でも世界の記憶から消えたのに蘇生なんて出来るんですか?』


『出来るんですよ。何故ならここにあなたたちの事を記憶している母がいるんですからね』


世界から記憶を消したはずなのにその世界に消えた記憶を覚えている存在がいるなら世界からの記録の削除に失敗したことになるって感じかな。それにしても国母竜の守り石の効果が残っていることが不思議でならないと思ったが答えをすぐに思いついた。


『それが国母竜の加護の力ですか?』


『えぇ。ジェネシスドラゴンは私を消すことは出来ません。本当ならあなたたちを守ってあげたいんですけどね。どっかの誰かが融通が利かない加護にしたので、これが私に出来る限界です』


絶対にジェネシスドラゴンのことだよね。察するにあくまで付与されているアイテムのスキルだけジェネシスドラゴンの能力を無効化することが出来るって感じか。確かに融通が利かないな。寧ろ自分が有利になるために小細工をしているように感じる。


俺が疑心に囚われていると俺たちの体が光り出した。


『最後に一言アドバイスです。世界の創造なんて簡単に出来る物じゃないですよ』


それだけ聞いて俺たちはジェネシスドラゴンの世界に蘇生する。


『その力…また我の邪魔をするか。マザードラゴン。む!?』


起死回生の効果で蘇生した俺たちは創星竜の状態で蘇生し、全てのスキルが使えるようになっていた。それを認識した俺はマザードラゴンの言葉の意味を理解した。恐らくジェネシスドラゴンは俺たちの蘇生まで世界の創造のために必要な法則の設定が間に合っていないのだ。


この世界はゲームなのである程度は新しい世界を作ることには簡単に出来る。既存の世界を構築しているプログラムを削除して、世界を構築している基礎プログラムをパッケージ化していればそこからコピペで後はプログラムでルールの所を変えるだけでいい。


口で言うならのは簡単だけど、実際にやるとエラーとか出て来て大変なんだけどね。確かにマザードラゴンの言う通り、いくら優秀なAIでもあの一瞬で世界のルールを全部正確に変える事は不可能だ。つまり今回のジェネシスドラゴンの世界創造はかなり穴がある世界創造になった可能性が高い。


それを考えた俺はジェネシスドラゴンに手を向けると魔方陣を展開すると予想通り魔法が瞬時に発動される。


『ハイパーノヴァ!』


『ぬ!?』


やはり自分だけが魔法の瞬間発動を可能にしている世界じゃない。条件を付けるより、全部許可した方がプログラム上は圧倒的に速いからな。それを認識したみんなが惑星魔法やありったけの魔法を連射すると俺の動きを見たノワが動く。


『…魔法がすぐに使える? …それなら影魔竜人族の魔導書! …魔竜解放!』


影魔竜人族の魔導書:レア度10 専用装備 品質S+

重さ:10 耐久値:100 魔力:100

効果:闇のドラゴニュート全ステータス+50、竜魔法【ドラゴニックパラドックス】、影創造、無詠唱、複合詠唱、闇属性魔法効果アップ(究)、ドラゴニュートの魔力アップ(究)、魔力吸収、魔力超回復、恐怖の魔眼、暗転、死滅光線、冥波動、暗黒渦、影死針、闇転移、邪冥龍王の加護

魔竜の紋章が本の表紙になっている闇のドラゴニュート専用の魔導書。表紙を敵が見ると恐怖状態にして、予期せぬ方向から相手を攻撃したり、相手を捕まえることに特化している。魔竜解放を使用すると特殊な影の竜魔法が解放される竜魔法に特化した専用装備。


ノワが影魔竜人族の魔導書の力を解放して、竜魔法を発動される。


『…竜魔法! …ドラゴニックパラドックス!』


『ドラゴンブレス!』


ジェネシスドラゴンが初めて声を挙げて放ったドラゴンブレスが俺たちに直撃して大爆発した。


『む!?』


『ブレイブサラマンドラ! ドラゴンクロー!』


次の瞬間、真上から俺たちが炎の爪でジェネシスドラゴンに攻撃をする。


『これは…厄介な魔法を隠していたものだな』


『シューティングスターライト!』


『…シューティングムーンライト!』


斜め上の左右から二匹の創星竜がシューティングスターライトとシューティングムーンライトで攻撃する。気付くとジェネシスドラゴンの世界には合計六体の創星竜の姿があった。


これがドラゴニックパラドックスの効果だ。簡単に言うとドッペルゲンガーを複数体作り出す魔法。そして現在はリリーたちがそれぞれ一体ずつ操作している。


『ドラゴニックサイクロン!』


『ドラゴニックダスト!』


『ドラゴントルネード!』


三つの竜巻がジェネシスドラゴンを襲うがそんな攻撃、今更通じるはずがない。ジェネシスドラゴンの翼の羽ばたきだけで浮き飛ばされる。その瞬間を待っていた。


『っ!?』


「おらぁあああああ!」


俺は大爆発した爆煙から竜騎士状態で飛び出すと凪スキルで風を無効化して龍王刀天翔と雲竜でジェネシスドラゴンの体に突き刺した。


『ふん。お前たちの武器には最早力はない。ん!? 貴様、その武器!?』


「あぁ…神の武器は流石に作れないけど、ユウェルが作った武器なら武装創造で作り出せるよな?」


自分が武器のスキルを無くしたが故の油断。全く同じ武器を武装創造で作られるとは思っていなかったらしい。そもそも俺が起死回生状態でドラゴンブレスを受けて無事だったことがイレギュラーだったと言える。わざと竜化を解除して絶対防御で受け止めたからな。


しかしジェネシスドラゴンも切り替えが速い。残りの生命力が一の俺に対してジェネシスドラゴンが重力場などの範囲スキルを発動される。しかしそれを不屈で耐えた俺はリリーの魔法の発動が間に合う。


『ドラゴニックリザレクション!』


リリーの魔法の効果で俺は蘇生する。


『タクトはリリーが絶対に死なせないよ!』


俺をリリーが蘇生することが分かり切っていたイオンは両手に氷雪刃を展開して、構えを取っていた。


『タクトさんの技! 使わせて貰います! 霹靂閃電!』


『某も!』


『アリナも使うの!』


『わたしも使うぞ!』


『『『『霹靂閃電!』』』』


みんながそれぞれ両手に剣を作り出して霹靂閃電を使用する。それが終わると俺とリリーが龍王大剣永劫光輝を構える。


『「天涯両断!」』


「っ!?」


『う!?』


俺たちがジェネシスドラゴンをぶった切ろうとしたが刃の途中でジェネシスドラゴンの体から無限属性の手が伸びて来た。俺は逃げて、リリーと俺の助けに入ったイオンたちが無数の手に捕まる。しかし次の瞬間、リリーたちは笑う。


『っ!?』


『『『『『『自爆!』』』』』』


リリーたちが自爆してリリーたちの意志が俺のところに戻って来る。ここで俺が手に作り出したのはルーンノワールだった。


「ルーンノワール! 神威解放!」


ルーンノワール(神威解放):レア度10 片手剣 品質S+

重さ:150 耐久値:10000 攻撃力:400

効果:神技【サザンクロス・ウェッジ】、魔神殺し、神殺し、天使殺し、堕天使殺し、竜殺し、破魔、万物切断、魔力切断、神鎖、封殺、神岩結界、帰還、死滅光線、後光、神雷、神波動、天罰、耐性無効、神の加護

相手の動きや能力を封印することに特化したサマエルの封印釘を剣に加工することで封印特化の剣となった。サマエルの毒とサマエルと神の呪いは解除されており、誰でも使えるようになっている。


ルーンノワールに使われたサマエルの封印釘はエデンの神がサマエルを封じる為に作った代物だ。恐らくエデンの創造神のレベルはジェネシスドラゴンと同格。これならジェネシスドラゴンに通じる可能性は十分にある。


『…神技! …サザンクロス・ウェッジ!』


巨大な楔型の杭がジェネシスドラゴンの両手に突き刺さると楔の杭から鎖が発生して巻き付こうとした。


『くだらん!』


鎖はジェネシスドラゴンの牙の一撃で破壊されてしまうがまだ楔の杭は残っている。この状態なら拘束は決まらず、封印は決まっているはずだ。ジェネシスドラゴンの残りの生命力を見ても勝負を決めれる。俺たちの両手に龍王大剣永劫光輝と龍王大剣不命を作り出して構える。一方でジェネシスドラゴンは口で次々楔の杭を抜いていく。全部抜く前に決める!


『聖剣解放! 天涯両断!』


『超電磁! 雷光! 光閃! 電子分解! 粒子分解! 流水乱舞!』


『炉心暴走! 捨て身の一撃! ブレイブサラマンドラ!』


「霹靂閃電!」


『『『『『『「超連携! 竜人奥義! エターナル・リープリング!」』』』』』』


その技名は俺たちの出会いと冒険を絶対に終わらせないという決意の技名だった。


『『『『『『「はぁああああああ! これで勝ちだ!」』』』』』』


俺たちの巨大な斬撃の連続ラッシュ攻撃を行うと最後の斬撃がジェネシスドラゴンの体を両断する。楔の杭は後一本後ろ足の刺さっていた。流石に後ろ足二つを抜くのに時間が掛かってしまったようだ。


『ふ。見事だ』


そういうとジェネシスドラゴンは倒れ込む。そして遂にインフォが来た。


『おめでとうございます! 創星龍神ジェネシスドラゴンの討伐に成功しました。特殊クエスト『ドラゴニックマウンテンの試練』をクリアしました』


『職業召喚師のレベルが上がりました。ステータスポイント5ptを獲得しました』

『職業召喚師のレベルが上がりました。スキルポイント5ptを獲得しました』

『リリーのレベルが60に到達しました。成長が実行可能です』

『イオンのレベルが60に到達しました。成長が実行可能です』

『ノワのレベルが60に到達しました。成長が実行可能です』


『イオンの空間歪曲のレベルが30に到達しました。空間歪曲の最大数が1増加しました』

『ノワの時空魔法のレベルが65に到達しました。時空魔法【ハイパースペース】、【ディセラレーション】を取得しました』


俺たちのマリッジバーストが解除されて、俺たちはみんなお互いに視線を向ける中、俺の感情が一番に爆発した。


「勝ったーーーーーー!」


「「「「「「やったーーーーー!」」」」」」


みんなが俺に抱きついて来る。本当にみんな、よく頑張ってくれたよ。

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最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
以下のリンク先で連載中です。


動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
― 新着の感想 ―
[気になる点] 時間逆行スキルを初と言っていますが、 #1255 ゲブラーの守護天使軍団でエンシェントドラゴンが使っています。
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