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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
創星龍神とルシファー大戦
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#1446 創星龍神の試練の出陣式

ログアウトした俺は時間を確認するとルシファー領域に行ったせいで夕方になっていた。この分だと創星龍神の試練を受けたら、佳代姉たちが来る時間になりそうだ。


夕飯の準備を終えた俺は自室で準備運動をする。現実のこの行動はゲームの世界に影響は与えないことは知っている。ただこれから俺たちの未来がどうなるか決まる戦いが始まることは理解している。


創星龍神との契約は獣魔ギルドの最難関クエストだ。このクエストのクリアはゲームクリアに欠かせないピースの一つになっているのは確実だと思う。


なぜなら恐らくサタンのクエストでウロボロスドラゴンとアポカリプスビーストはほぼ間違いなく関わって来るからだ。そこで敵として登場しなかったら、何のために彼らがいたのか分からなくなるからね。


そしてドラゴンと獣を止めるのはこのゲームだとやはり召喚師となるだろう。それでサタンの相手は勇者や大英雄となるのが普通だ。無属性のウロボロスドラゴンに創造の力でぶつかるというのも当然の流れに思えるしね。


俺の狙いはサタンだからこの流れが作成会議でどうなるかはまだ分からないことだけど、恐らくこの三体のどれを相手にしても創星龍神との契約が出来ていい勝負になるレベルな気がしている。


だからこれから挑む創星龍神との勝負はきっと俺たちの未来の分岐点となる。だからこそ万全の状態で挑みたい。結果がどうなるか分からないけど、全力を出さないと後悔することはほぼ確実だ。ここまで予想出来るのもゲーム故だろうな。現実世界の人生ではこんな認識を早々持つものじゃない。


「ふぅ…よし。行くか」


俺はゲームにログインするとシルフィがいた。


「リリーちゃんたちから聞きましたよ。無事に制覇されたみたいですね。残すは創星龍神との契約ですか」


「うん。これから行って来る」


「そうですよね。ですから」


シルフィが俺のおでこにキスしてくれた。


「勝利のおまじないをしにきました」


「ありがとう。サラ姫様たちは大丈夫そ?」


「アーレイさんがいるので、大丈夫だと思いますがベリアルにまた負けたことはショックでしょうね…サラは結構負けず嫌いで仲間思いの子ですから、ガルーさんに助けられてガルーさんが石化させられたことや部隊の大半が石化されてしまったことにも責任を背負っていそうです」


今回の襲撃でフリーティア軍はベリアルにぼろ負けした。空中戦もルシファー軍に負けた。ルシファー軍は堕天使全てが盾を持っており、鉄壁の陣形を引いて来た。この陣形を前にして召喚獣たちの攻撃は全て防がれて、一方的なルシファー軍が攻撃できる状況となったようだ。


召喚獣からしたら非常にやり辛い戦場だったはずだ。何せ自分の主である召喚師も守らなければならない上にフリーティア軍も守ることを考えると守りに守ってしまったことはしょうがない。


グレイたちが勝てたのは一番厄介な遮断結界を早期に突破したからだ。遮断結界は最強の鉄壁さを誇っているが結界故の弱点がある。それは展開している者は展開中動けず、結界を維持しなければならない。それ故に展開中は常時魔力を消費していく。


つまり遮断結界の最も手っ取り早い攻略法は魔力吸収だ。これで結界の維持に必要な魔力が無くなれば結界は消える。グレイたちはそれは利用して攻略してみせた。


これでルシファー軍の鉄壁の防御の突破方法が示されたがこれは逆に言うとルシファー軍に遮断結界の突破方法を教えたということになる。これから両軍結界に対して魔力吸収を使うのが基本戦術になってくるだろう。


さて、俺はシルフィとこういう話になってしまった以上、俺の考えを伝えて行いといけない。


「シルフィには先に話しておくよ。俺はルシファーとの対決はブランで挑むつもりでいる。リリーたちとの切り札はこれから全部使っちゃうからね。それにブランが適任なのも理解しているつもりだよ。作戦はどうなるか分からないけど、俺はリリーたちをベリアルにぶつけるのはありだと思っている」


俺の言葉に驚いたシルフィだが、俺の考えに理解を示してくれた。


「なるほど…それでタクトはサラというかフリーティア軍をベリアルにぶつけるつもりなわけですね? 一応我が国がベリアルの被害を受けた国でもありますからベリアルの国を攻める理由は十分にあります」


「そういうことだね。このことを含めてサラ姫様やフリーティアのみんなと打ち合わせをしてほしい」


「わかりました。サラの気持ちを聞いて来ますね」


俺がサラ姫様を心配しているのがシルフィにはバレバレだ。アーレイもメンタルケアはしているだろうけど、正直ベリアルに勝たないことにはサラ姫様の闇は消えないだろう。俺が二人にしてやることは手助けだけだ。それをどうするか決めるのは二人だね。


余計なお世話と言われるならこれ以上、踏み込むのは野暮だ。二人でベリアルと決着を付ける決断をするならそれもありだろう。それなら俺は全戦力でルシファーに挑むだけだ。


シルフィがお城に向かった後、俺たちは料理バフを付与して、島に集まる。みんなを召喚して出陣式をすることになった。これはセチアの提案だ。こういうことを企画するのが本当に好きだよね。


「俺たちはこれから創星龍神との契約に挑む。この契約ができるかどうかで俺たちの今後がどうなるか大きく変化することは間違いない。だから全身全霊、今までの俺たちの冒険で得て来たもの全てをぶつけて決して後悔しない戦いをすることをみんなに誓う!」


俺は武器を天に掲げると試練に挑むリリーたちが俺の真似をする。


「「「「「「「誓う!」」」」」」


リリーたちがそういうとグレイたちが雄叫びを挙げた。それは俺たちの背中を押すには十分な力だった!


「よし! 行こう!」


「「「「「「「おぉ~!」」」」」」


こうして俺たちは創星龍神の祭壇に転移した。いよいよ最強のドラゴンの創造神との戦いが始まろうとしていた。

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