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#149 光竜のリリーとリスク

イオンに事情を説明する。するとイオンは驚く。


「聖輝龍王様に会ったんですか!?」


「あぁ。そんな凄いことなのか?」


「と、当然です! 聖輝龍王様に直接お会いして、進化させて貰えるなんて、聞いたことないです!」


聞いたことないって、どこまでの知識なんだろうな。


「そもそも聖輝龍王様はどのくらい偉いドラゴンなんだ?」


「えーっと、私たちドラゴンやドラゴニュートには龍神となった全てのドラゴンの親と呼ばれる創星龍神そうせいりゅうじん様がいます」


うむ。その龍の神様が一番上なわけだな。


「その下にいるのがそれぞれの属性のドラゴンを束ねている6体の龍王様達です。聖輝龍王様はその中のお一人です」


因みに他の龍王は疾翔龍王しっしょうりゅうおう終炎龍王しゅうえんりゅうおう命農龍王めいのうりゅうおう絶海龍王ぜっかいりゅうおう邪冥龍王じゃめいりゅうおうと言うそうだ。


そりゃ龍王なんだからとんでもない存在だとは思っていたが試練で私と戦えとか言われたら、アウトだったな。


するとイオンが聞いてくる。


「わ、私も…その…竜の力に目覚めても」


「当然俺は変わらないさ…」


「そ、そうですか」


ほっとしてるな…この話はセチアと恋火にもしといたほうがいいのかも知れないな。


因みにリリーはずっと落ち込んでいる。


「お肉~お肉~リリーのお肉~どうして食べれないの? リリーのお肉なのに~」


何か歌いだした…相当の心のダメージを受けたらしい。


「お肉料理食べてたら、忘れますよ…たぶん」


断言出来ないほどの状況だよな。作ってやりたいが満腹度はほぼ全開だから食べさせることが出来ないな。


メンバーを代える。ひより、ロコモコ、エアリー、ひまりにする。悲しい歌を歌い続けるリリーは代えることが出来なかった。釣りをしていると森からバキバキ音がした。足音は大量に聞こえてくる。


今度はなんだ?


ヌーLv10

イベントモンスター 討伐対象 アクティブ


おーっと大移動で有名なヌーだ。とはいえ、10匹ほどしかいないけどね。


「お肉!」


確かにヌーならお肉ゲット出来ても不思議じゃない。でもイベントモンスターということは…


「リリーが全部倒しちゃうよ!」


やる気満々なリリーには真実を伝えられない。


「タクト! リリーが全部倒していい?」


まぁ、進化したリリーなら大丈夫だろう。


「いいぞ。進化したリリーの力、見せてくれ」


「うん! いっくよ~」


リリーが大剣を構え、大剣が光を放つ。


「光波動!」


リリーの放った太い光がヌーの集団に直撃する。あれ?ニセリリーのより光の太さがないな。暴走状態だったからか?


とはいえ光に迷わず突っ込んだヌーたちは全滅。


レベルアップのインフォが聞こえるがそれよりも目の前の光景に絶句だ。するとリリーが倒れる。どうした!?


「お、お腹すいた…」


リリーのステータスを見ると魔力と満腹度が無くなっていた。あれ?ニセリリーは問題なく突っ込んできたが…考えられるのは龍王様だな。また親心とか言われそうだ。


「タクト~…お腹空いた~」


リリーの情けない声を聞き、思わず笑ってしまう。


「ど、どうして笑うの!? タクト!?」


「進化してもやっぱりリリーはリリーだなって思っただけだよ」


「え? なにそれ? どういうこと?」


俺自身進化したリリーに不安を持っていたみたいだ。だけどリリーのこの姿を見たら、その不安が馬鹿らしく思った。


それじゃあ、頑張ったリリーがヌーのことを忘れている間にご飯を作りますか。


ここでルインさんが帰ってきて、リリーのことを聞かれたので、素直に事情を話す。


「とんでもない進化ね…まぁ、いつかは竜になることはわかっていたけど」


「そうですね。ただ問題はリスクです。擬似竜化の時点で相当なリスクでした。竜化はそのリスクが更に増すんじゃないかと」


「でしょうね。そうなるとぶっつけ本番に使うつもりね」


「はい」


「わかったわ。こちらとしてもここでこの戦力アップは正直ありがたいわ」


それは俺にとってもそうだ。進化したリリーがラスボスと本気で戦う姿を想像すると心配になる反面ワクワクする気持ちもある。本当に我ながら困った性格だよ。


俺は防衛役をルインさんたちに代わり、ログアウトした。


名前 リリー ドラゴニュート・クーラLv1


生命力 60

魔力  42

筋力  105

防御力 42

俊敏性 39

器用値 35


スキル


光拳Lv6 飛行Lv4 片手剣Lv21 大剣Lv12 連撃Lv1 

錬気Lv10 光魔法Lv1 光波動Lv1→Lv2 竜技Lv4 竜化Lv4 

聖竜の加護Lv1


名前 ひより ホークLv10→Lv11


生命力 28→29

魔力  29→30

筋力  40→42

防御力 20

俊敏性 38→40

器用値 22


スキル


飛行Lv12 強襲Lv8 鉤爪Lv10 風魔法Lv10


名前 ロコモコ クラウドシープLv2→Lv4


生命力 52→56

魔力  20→24

筋力  5

防御力 32→36

俊敏性 20→21

器用値 6


スキル


体当たりLv3 危険察知Lv2→3 逃げ足Lv1 育毛Lv5 採乳Lv5 耐寒Lv1


名前 ひまり ホークLv3→Lv5


生命力 24→25

魔力  23→25

筋力  30→32

防御力 18

俊敏性 26→30

器用値 20


スキル


飛行Lv7 強襲Lv4 鉤爪Lv5 風魔法Lv3


名前 エアリー アイベックスLv5→Lv7


生命力 43→45

魔力  19→23

筋力  25→27

防御力 17→18

俊敏性 33→37

器用値 18→20


スキル


角擊Lv3 登攀Lv1 危険察知Lv4→Lv5 跳躍Lv1 疾風Lv3 光魔法Lv6 採乳Lv5



気付いたら累計400万アクセス達成していました。いつも読んで下さり、ありがとうございます。


ソウルなどの幽霊系の召喚獣に夜行動スキルがないことに気がつき、修正しました。このスキルは夜にしか行動出来ない制限のスキルです。

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最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
以下のリンク先で連載中です。


動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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