表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
空天狐戦と創星龍神の試練
1578/1718

#1409 ブラン対ケツァルコアトル

ブランとケツァルコアトルの戦闘開始はブランの遠距離攻撃から始まった。


「神波動! 日光! 拡散光線!」


神槍リープリングアテナから神波動が放たれ、ブランの翼から日光による拡散光線がケツァルコアトルに襲い掛かる。


「ゴッドブレス! 日光! 拡散光線!」


これに対してケツァルコアトルは口からゴッドブレスを放ち、身体全体から日光と拡散光線が放たれ、全てブランのスキルにぶつけるとケツァルコアトルが勝利する。


「全反射!」


しかしそのまま襲い掛かって来た全てのスキルをブランは神盾アイギスで跳ね返した。それをケツァルコアトルはゴッドブレスを回避すると拡散光線は神バリアで防がれる。


「やはり遠距離攻撃は跳ね返して来ますか。本当に厄介な盾ですね」


「主から託された大切な盾です。簡単には突破出来ませんよ!」


二人の遠距離攻撃のやり合いがしばらく続く。本来なら神盾アイギスの対策で接近戦を恐らくケツァルコアトルはしたいはずだ。ブランとしては一番避けたいのはケツァルコアトルの体に巻き付けられること。これをされると槍と盾ではどうしょうもなく、そのまま倒される可能性がある。


ただケツァルコアトルからするとそれを狙うと先に神槍リープリングアテナが届いてしまう。自分の身体を貫いて縛られてくれる相手ならケツァルコアトルも悩む必要はないのだが、ブランがそれを許してくれるとはケツァルコアトルも考えていない。


だからお互いに遠距離攻撃を続けて探り合いを続けている状況だ。


「光球!」


マモンにも使った八つの太陽がブランに向かって飛んで来る。これを対してブランは一つ目を弾くと太陽にぶつけて爆発させると同じように太陽を跳ね返して八つ全てを相殺する形で耐えた。


「っ!?」


しかし太陽同士のぶつかりあいは激しい閃光と爆発を生み出してブランの目を眩ませると次の瞬間、ブランの体にケツァルコアトルの身体が締め付けようと現れる。これを慌てて回避するとブランの背後に息を吸い込むケツァルコアトルが現れた。


「ドラゴンブレス!」


「く…天鎧!」


ブランはドラゴンブレスを受けて自ら吹っ飛ぶことでその場から離脱した。ブランは神盾アイギスでドラゴンブレスを跳ね返す考えたが過ったがあそこで攻撃を跳ね返していたら、ケツァルコアトルの体に縛られると考えて敢えて受ける判断をしたのだ。


「よい判断です」


「ありがとうございます! 海波動!」


「干害! ふふ。太陽に水が通用すると思いましたか? 放射熱線!」


「全反射!」


ブランは神槍リープリングアテナから海波動を放つがケツァルコアトルに命中する直前で蒸発してしまう。そしてケツァルコアトルの目から放射熱線が放たれ、ブランは神盾アイギスで弾く。


「「日輪!」」


「「神撃!」」


「「神雨!」」


お互いにスキルを撃ち合いまた探り合いになる。しかしスキルの火力はケツァルコアトルのほうが上だ。ずっと神盾アイギスで跳ね返していてもケツァルコアトルに勝てない。ここでブランから仕掛けた。


「石化の魔眼!」


「爆破の魔眼!」


「な!?」


神盾アイギスの石化の魔眼を発動させるとそれのカウンターで爆破の魔眼をケツァルコアトルが発動させる。すると神盾アイギスが爆発してしまう。魔眼スキルは見た者に効果が発動する。これによって神盾アイギスの石化の魔眼がケツァルコアトルの目を見たことで神盾アイギスが爆発する結果となったのだ。


そしてケツァルコアトルは自力で石化を解除すると神盾アイギスが離れた瞬間を逃さない。


「ゴッドブレス! 惑星!」


「く…!」


これはブランは逃げるしかない。しかしケツァルコアトルはここで仕掛けて来る。逃げるブランを追い越すとブランに空芯と焼尽が発動してブランは衝撃波と爆発を受けた。そしてケツァルコアトルの縛り攻撃が来る。


それから上に逃げるブランだが、上にはケツァルコアトルの本体がおり、ドラゴンクローの連撃が来るとブランは神槍リープリングアテナで受け止めたがぶっ飛ばされ、ケツァルコアトルの口から核撃が放たれ、ブランは大爆発に包まれる。


「光分身!」


爆煙から光分身で増えたブランがケツァルコアトルに神槍リープリングアテナを構えて突っ込んで来た。


「太陽風!」


ケツァルコアトルから太陽風が発生すると分身が全て消え去ってしまう。しかし残った本体のブランはそのままケツァルコアトルに突撃する。


「無駄ですよ」


「いいえ。無駄ではありません! 巨大化! エンジェルダイブ!」


「何!?」


突然巨大化した神槍リープリングアテナにケツァルコアトルの巨大な蛇のような体は避けられない。エンジェルダイブの加速と合わせて、ブランは一気にケツァルコアトルを地面に叩きつけた。


「ぐ…放射熱線!」


これに対してケツァルコアトルは目から放射熱線を放ち、ブランに直撃させるとブランに尻尾が巻き付こうと動かすことでブランは巨大化を解除して引くしかない。


「ドラゴンブレス!」


「く…!」


ブランはドラゴンブレスを躱しながら距離を取る。これを見たケツァルコアトルは魔方陣を展開する。


「逃げるのはいけませんね! 惑星魔法! サン!」


ケツァルコアトルは宇宙にある灼熱の太陽をブランに向けて放った。大きさは他の惑星魔法より遥かに大きい。これは太陽自体の大きさを反映しているんだろう。そんな太陽がブランに迫るとブランが振り返る。


「来てください! 神盾アイギス! 伝説解放! 神威解放! 神槍リープリングアテナ! 」


神槍リープリングアテナ(神槍解放、神威解放):レア度10 槍 品質S+

重さ:50 耐久値:15000 攻撃力:14500

効果:神技【パンアテーナイア】、神槍技【トリスアテナ】、神殺し、魔神殺し、大物殺し、不死殺し、火属性アップ(究)、神聖属性アップ(究)、万物貫通、武器破壊、破魔、防御無効、鼓舞、放射熱線、強激突、光速激突、神気、英気、神障壁、溶岩壁、瞬間再生、魔力回復、巨大化、炎熱支配、荷重支配、重力支配、溶断、電子分解、紅炎、焼尽、熱風、電弧放電、雷光、雷霆、雷轟、神火、神雷、神雨、慈雨、後光、烈日、陽光、流星群、溶波動、海波動、雷波動、神波動、煉獄、炎化、雷化、光化、神撃、慧眼、回復領域、強化復活、奇跡、加護無効、耐性無効、巨人の加護、聖人の加護、ヘーパイストスの加護、アテナの加護

刻印:帰還、超集束、超電磁

オリハルコンとアダマント、グラビティサイトの合金の槍にアテナの神石に聖骸布を使ったリープリングの旗を取り付けた槍。合金とヘーパイストスとサイクロプス三兄弟の力も加わることで突撃すると正面にいる敵を焼き貫き、通った背後を焼け野原にする力を持つ。


「絶対防御!」


ブランは神盾アイギスの絶対防御を発動させて、太陽の直撃を受けるとビックバンクラスの大爆発が発生し、周囲が熱気で地面が燃える。なんて魔法だ。


「神威解放!」


ここでブランに光の柱が発生される。


「なるほど。大技を絶対防御で防ぎ、神威解放を発動させましたか。やりますね」


そして本気の姿となったブランがケツァルコアトルに向けて宣言する。


「これが今の私一人に出せる最大火力の姿です。これであなた様を倒させて頂きます」


「いいですね。実にいい。天使でありながら神に挑み、倒すと言うあなたを私は高く評価しますよ。故に! 神格解放!」


ケツァルコアトルから太陽の戦闘と共に無数の光の粒子が集まっていくと大爆発し、新たな神が降臨する。


創造文化神ククルカン?

? ? ?


降臨したのはマヤ文明の創造神だ。ケツァルコアトルと同一視されている存在だったり、太陽神のペットにされている事もある。ケツァルコアトルが人間に火を与えたのと同様にククルカンも人に文明を与えたと言われているから文化神ってことなんだろう。


その姿は上半身が女性で下半身が蛇で背中から翼が生えているティアマトの同じタイプの神だった。女性の姿はボサボサの黒髪にロングヘアーでもちあげを長くして、もみあげをエメラルドグリーンのリボンを付けている。


印象的にはかなり活発系のイメージで服装は白で以外にもちゃんと着ていた。最大の特徴は先住民の帽子として有名なウォーボンネットという帽子を装備している所だろう。この帽子にある羽がエメラルドグリーンの羽となっている。


そして下半身の蛇はエメラルドグリーンの鱗で翼は真っ赤に染まっており太陽神のイメージを強く感じた。


「あなたの全力に私も全力で答えるわ!」


だいぶ口調が変化したな。ブランもそれを感じ取り、この姿がケツァルコアトルの本当の戦闘モードであると肌で感じた。


「…行きます」


「いつでも行くといいわよ」


ブランもありったけの強化を使用として神槍リープリングアテナを構えて突撃する。


「光球! 核撃! 惑星! 全部行っちゃって!」


ケツァルコアトルの周囲に無数の太陽と核撃と惑星が作り出されるとそれが一気にブランに集まる。圧倒的な高火力技のラッシュ。流石に攻撃を弾いても攻撃同士がぶつかった余波と続く攻撃にブランは潰されてしまうだろう。


「光化!」


故にブランは光化を使った回避と接近を選択した。しかしその動きはケツァルコアトルに見切られている。


「磁気嵐!」


「くぅ!?」


「太陽風だけだと思った? 太陽で発生した爆発は磁気嵐を発生させて星の地磁気に影響を与えるのよ。そして」


ククルカンは力を溜めた。これを見たブランは神盾アイギスを構えてガーティアンエンジェルを発動させる。


「神技! グクマッツ・フラカン!」


ククルカンの全身から無数の細かい熱線が周囲にばら撒かれる。その攻撃はブランの防御をすり抜けてブランの身体を焼く。防御不可能の全体攻撃。しかも火傷、病気の状態異常に加えて攻撃は多段攻撃だった。これはえげつない。


グクマッツはククルカンの別名でフラカンはマヤ文明の火の神であり、創造神の一人の名前だ。これはこのゲームの設定だが、マヤ文明の神は存在していない。登場するならアステカ神話から神格解放などで現れるケースのみとなっている。


ここでククルカンの技名として神の名前が出て来たという事はこのゲームではフラカンという神はいないことを示していた。


「あぁあああ~!? ほ、炎化!」


「太陽神の前で炎になるなんていい度胸! 炎熱支配!」


よく言うよ。ブランは光化を一度使っており、磁気嵐で雷化は使えない。それならもう炎化で現状を打破するしかない。炎になったブランは炎熱支配を受けて、強制的にククルカンに接近を強要される。


「物質化! ドラゴンクロー! ゴットクラッシャー!」


炎状態でブランはとんでもない拳を受けて地面に激突すると炎から元に戻る。その姿は痛々しくブランの白い肌は焼きただれていた。それでもブランは鋭い目をククルカンに向けると再度突撃する。


「あははは! 私の本気の拳を受けてまだ挑んでくれるんだ! 最高だね!」


そういうとククルカンのほうから接近して来る。すると非常にテクニカルな技を使って来た。


「放射熱線! 物質化! 変光! そうれ! それ! それ! 万物貫通! そーれ! 透過!」


ククルカンの全ての指先から放射熱線が放たれるとそれが自在に動いて突撃してくるブランに迫ると物質化の力を受けたことで灼熱の光線が鞭となり、ブランを袋叩きにする。触れるだけで焼かれていると光線が集まる。


そして一斉にブラン目掛けて伸びるとブランの身体と翼に放射熱線が貫いた。これを受けたブランは倒れ込むが起き上がり、前に出る。


「不屈で耐えたね! でも、後どれだけ耐えれるのかな!」


再びブランに放射熱線の鞭が迫る。そして遂にブランから仕掛ける。


「主…私を勝たせてください! 神槍技! トリスアテナ!」


ブランが神槍リープリングアテナの神槍技を発動させると放射熱線の鞭がブランを貫こうとした瞬間にブランが三人に別れるとそれぞれ分身の槍から炎と水、闇が発生してククルカンに突撃する。


「あは! ドラゴンテイル! ゴットクラッシャー! ゴットクラッシャー!」


ククルカンはブランの三連撃を尻尾と拳でぶつかると分身は消えてブランは一人に戻る。


「残念だったね! さよなら」


「そうですね…私の勝ちです!」


ブランが神盾アイギスを構えて、ククルカンに勝つための切り札を発動させた。


「神盾技! ゴルゴネイオン!」


光の蛇がククルカンに巻き付くとククルカンはケツァルコアトルに強制的に戻った。


「な!? 私の神格解放を強制解除した!?」


『ごめんね~。ボク、太陽神も創造神も嫌いなんだよ。だからやっちゃっていいよ』


「はい! アテナ様! これで終わりです! 伝説技! アルゴル・ノヴァ!」


ケツァルコアトルに世界を石化させる閃光が降り注いで石化してしまった。ゴルゴネイオンでスキルを封じてアルゴル・ノヴァで確実に石化される。これが神盾アイギスの必勝コンボだった。石化してしまったケツァルコアトルが念話で伝えて来る。


『これはどうすることも出来ませんか…勝利ありましたね。あなたの勝ちです。止めを刺しなさい』


「はい。神技! パンアテーナイア!」


ブランのパンアテーナイアが決まり、石化したケツァルコアトルを砕ける。ゴルゴネイオンの効果でスキルの発動が出来ないので勝負ありだ。石化したケツァルコアトルが光となって消えて行く。


『最後まで諦めずに勝利するための一手に全てを賭けたあなたの勝ちです。これから厳しい戦いが続くでしょうが自分の力に自信を持ってください。何せあなたは本気の私に勝ったんですから』


「は、はい。ありがとうございました。ケツァルコアトル様」


ブランの返答を聞き届けるとケツァルコアトルは消えるのだった。そしてボロボロのブランがこっちに合流して来るとリリーがブランに猛ダッシュで駆け寄る。


「あ、リリー。ブランに触ると」


「ブランちゃん! 凄かったよ!」


「きゃあああああ~!?」


リリーが抱き着いた瞬間にブランが絶叫した。そりゃあ、全身大やけど状態の人間に抱きつくと当然こうなるわな。恐らくブランには全身にとんでもない激痛が走ったはずだ。


「どうしたの? ブランちゃん? そんなにリリーの抱きつきが嬉しかった?」


リリーは頭に大きなたんこぶが出来てブランによって、正座させられる。そりゃあ、こうなって当然だ。


「お疲れ様。ブラン。治してあげるからこっちに」


「い、いえ! 主はそこにいて下さい! リリーお姉様に治して貰うので、大丈夫です!」


「そうか?」


俺が首を傾げているとリリーがブランに聞く。


「どうしたの? ブランちゃん?」


「察してください。リリーお姉様。こんな肌の状態、主に見られたくないじゃないですか」


「おぉ~! なるほどね~」


リリーがニマニマしていると再びブランに頭を叩かれるリリーだった。それをこっそり聞こえていた俺はブランが女の子をしていて、自分のデリカシーの無さを痛感することになった。


これで全ての戦闘が終わった。追加がこないかかなりびくびくしていたがどうやら無事にゴールにたどりつくことが出来た。


「最後は俺たちの出番だな。気合い入れていくぞ。リリー」


「もちろんだよ! タクト! みんながいっぱい…いーっぱい! リリーたちのために頑張ってくれた! だからそれに答えないとね!」


「あぁ!」


こうして俺たちは山頂に踏み込んだ。いよいよ光のドラゴニックマウンテンの龍王、聖輝龍王と俺たちの戦闘が始まる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
以下のリンク先で連載中です。


動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
― 新着の感想 ―
[気になる点] まず、【神槍リープリングアテナ】を【神槍解放・神威解放】した描写が無いのに、いきなり解放したことになっています そして、以前【神槍リープリングアテナ(神槍解放)】であった神槍技【アテー…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ