#1412 溶岩騎士竜と核爆騎士竜
俺たちが休憩しているとみんなが反応して、回避行動を取るとバスターカリバーが火山の岩肌を砕いて飛んできた。更に回避行動を取った俺たちの上からブレイブサラマンドラを使用したドラゴンが空から襲い掛かって来た。
「ブレイブサラマンドラ! はぁあああ!」
これは燎刃が迎え撃つが威力が違いすぎて押し負けると大爆発する。しかしその間に俺たちは逃げることが出来た。そして恋火がサーベル持ちの真っ赤の鎧を着た騎士竜に襲い掛かると斬撃の応酬となり、手数で勝る恋火が押し勝ち、踏みつぶされていた燎刃を救出した。ここで識別することが出来た。
溶岩騎士竜マントルドラグーンLv84
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
核爆騎士竜ニュークリアドラグーンLv84
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
溶岩騎士竜マントルドラグーンが最初に攻撃してきた騎士竜で見た目は黒竜に見えるが鱗に溶岩が流れている。鎧は赤で武器は炎のサーベルの二刀流だ。
そして燎刃を踏みつけて猛爆で爆破したのが核爆騎士竜ニュークリアドラグーン。こちらは真紅の鱗が特徴的なドラゴンだ。この二匹のドラゴンが会話を送って来た。
『まさかウェルシュドラゴンが倒されるとはな…』
『確かに驚きだが、風のドラゴニックマウンテンを超えて来たのだ。それなりの実力はあって当然…ぬぅっ!?』
余裕な態度をしていたニュークリアドラグーンにファリーダが殴りかかり、ぶっ飛ばした。
「それなりの相手にぶっ飛ばされているあなたの実力はそんなものみたいね?」
『小娘…話している相手にいきなり襲い掛かるとはいい度胸だな?』
「あら? 休憩しているところを襲い掛かって来るドラゴンには言われなくないわ」
俺と考えること一緒なんだよな。そんなファリーダにマントルドラグーンが襲い掛かろうとしたがジークの突撃を受けるわけにもいかず、二刀流のサーベルでジークの突撃を防いだ。
『グランドサザンクロス!』
「きゅ!」
「グランドサザンクロス!」
『ぬぅ!』
ジークにグランドサザンクロスが炸裂したがそれを読んでいたジークはしっかりガードし、ジークの後ろから迫っていた恋火がしっかり攻撃を当てた。そして改めて俺たちは二匹のドラゴンと対峙する。
『火砕流!』
マントルドラグーンが口から火砕流を発生させるとニュークリアドラグーンが空に上がる。しかしそれを俺は読んでいた。ニュークリアドラグーンより先に上を取り、拳を握りしめる。燎刃を踏みつけた罪は重いぜ。
「星震!」
『ぬぅ! 召喚師が孤立するとはいい度胸だな! はぁ! っ!?』
俺はニュークリアドラグーンの斬撃を止めた。もう俺の筋力はこのレベルの火竜の攻撃を止めれるほどになっているんだな。自信はついたけど、慢心はしないように気を付けよう。
「みんな、さっきの戦闘で疲れているんだ。お前の相手は俺がしてやるよ」
『舐めるな! く!?』
「霹靂閃電!」
『グワァアアア!?』
俺に苦戦するニュークリアドラグーンの様子にマントルドラグーンが助けに入ろうとしたがジークのドラゴンブレスが飛んで来て、助けに入ることが出来ない。そして火砕流は和狐が遮断結界でガードした。
この隙にニュークリアドラグーンの助けに入ろうとしたが恋火とファリーダの奇襲を受けた。
『馬鹿な!? お前たちは結界の中にいたはず』
ドラゴンの世界しか知らない彼らにとっては仙郷移動や精霊門は未知の世界だろうな。二人の奇襲に最初は対応したが二人とも二刀流だ。しかも恋火はスピードタイプでファリーダはパワータイプ。タイプを異なる二人の攻撃に対応できるはずがない。
完全に押され込まれている状態で空で次々核爆発が発生している。ニュークリアドラグーンが片手に核撃を作り出して、攻撃しているせいだ。ただし攻撃は俺には当たっていない。
『くそ! すばしっこい人間め! っ!?』
「ブレイブサラマンドラ!」
燎刃のブレイブサラマンドラが炸裂すると俺も襲い掛かるが殺気を感じて、回避行動を取ると俺がいた場所が爆発する。空間地雷だな。
『躱しただと!?』
「某の間合いで無視してタクト殿を攻撃するとはいい度胸ですね! 千磨百煉!」
「森羅万象!」
燎刃の千磨百煉の終わりに森羅万象を合わせる。そして俺と燎刃で超連携が発動する。ブレイブサラマンドラが俺たちを包み込む。
「「火竜二閃!」」
二匹の火竜がニュークリアドラグーンに襲い掛かるとニュークリアドラグーンはサーベルを手放して両手で俺たちの技を受け止めると握りしめて来た。
『調子に乗り過ぎたな。大自爆!』
ニュークリアドラグーンが閃光に包まれる。俺たちしか見えていないな。
「キュー!」
ジークがドラゴンダイブで突撃する。この瞬間に半減の効果が発動して俺たちは力付くで脱出する。しかしニュークリアドラグーンは俺に粘着して来た。そして自爆する。
『ははははは! 俺の勝ちだ! 召喚師が倒れたら…っ!?』
爆煙の中から狐の尻尾がニュークリアドラグーンに襲い掛かって来た。和狐がシフトチェンジで俺の代わりに攻撃を受けてくれたのだ。そして自爆したのに無事なニュークリアドラグーンは不屈持ちだな。そんなニュークリアドラグーンに俺は刀の構えを取る。
「終わりだ。驟雨!」
俺の斬撃の雨が降り注いでニュークリアドラグーンは倒された。それを見ていたマントルドラグーンが驚愕する。
『奇跡が発動しないだと!? それにニュークリアドラグーンがそんな一方的に…おのれ…おのれ! おのれ! おのれ! 逆鱗! 大噴火! ははははは! 全部! 全部きえてしまえ!』
ドラゴニックマウンテンの火山が噴火する。こいつらウェルシュドラゴンより弱いな。こんなことで自暴自棄になるようではまだまだだ。自我があるが故の悪い所が出てしまったな。これなら本能のままに戦闘にだけ意識を集中した方が遥かに強い。
「火竜解放! うおぉおおお!」
二刀流の火竜解放が発動したことで溶岩の竜が恋火とファリーダに襲い掛かると恋火とファリーダは真っ向から突撃して火竜解放を止める。するとジークが上からマントルドラグーンに踏みつけて地面に叩き尽きた。ジークも燎刃の仕返しをしっかり決めたな。
しかしここで溶岩にマントルドラグーンが呑み込まれて追撃が出来ない。俺は魔導書を展開して禁呪を発動させる。これで終わりだ
『クロノディスインテグレーション』
溶岩も大噴火ではっせいした火山弾も火山灰も何もかもクロノディスインテグレーションが吸い込み、溶岩の中で回復していたマントルドラグーンも逆鱗のせいで対処出来ず、空間に呑み込まれて倒された。
これで後は頂上だけになったはずだ。ここはやけに簡単に片付いてしまったが最後の敵は甘くない。しっかり準備して挑むとしよう。




