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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
ドラゴニックマウンテン
1501/1718

#1405 ウロボロスの大剣

みんな「新年あけましておめでとうございます!」


リリー「タクトー! 今年は辰年! リリーたちの年だよ!」


タクト「そうだな…ん?」


俺が恋火たちを見ると不服そうな顔をしている。


タクト「どうかしたのか?」


恋火「リリーお姉様たちはいいですよね。あたしたちなんて桜花と関わりが深いのに年が存在しないんですよ」


タクト「あー…確かにそうだな」


干支ってラインナップが結構謎なんだよね。辰だけ幻想の動物なところが一番の謎だ。それなら狐や狼、鹿とか選んでも良かったんじゃないかと思ってしまう。


イオン「そんなことはありません! ドラゴンの年は必要です! 何せドラゴンですから」


セチア「意味がわからないこと言ってますよ。イオンお姉様」


ファリーダ「イオンって賢いように振舞っているけど、時々リリーになるときがあるわよね」


イオンがこの世の終わりのような顔をしている。そこまでショックですか。因みに中国でドラゴンは権力の象徴だったから干支に選ばれているらしい。


ここで干支に選ばれていないグレイたちがリリーたちに甘噛みする。


アリナ「なぜアリナたちまで!?」


ユウェル「そんな攻撃、効かないぞ! ちょっと待ってくれ。優牙。優牙は話が違うぞ!」


燎刃「お、落ち着いてください! 皆さん!」


ノワ「あー…炬燵が離れて行く~。さ、寒い…死ぬ」


暖房ついているから寒いはずがない。ノワは炬燵の中でずっと寝すぎだ。俺が起きているとコノハが俺の頭の上でご乱心だ。


タクト「コノハは酉年(とりどし)があるじゃないか」


コノハ「ホー! ホホ―!!」


酉年が鶏の年であることが納得いかないらしい。確かにこれだと鳥イコール鶏になりかねないからコノハの怒りも納得が行く。そしてコノハの怒りにセチアたちまで便乗し出した。


ブラン「そもそもドラゴンがいいなら天使でもよくないですか?」


リビナ「天使がいいなら悪魔もいい事になるよ。ブラン」


セチア「お二人がいいなら妖精もいいはずです」


イクス「ではエクスマキナも入れて下さい。マスター」


俺に決定権はないんだよ。イクス。一応スサノオと契約しているから全くないと言う訳でもないのかもしれないけど、少なくとも干支を決める動物レースの主催者ではない。しかしこのままだとおさまりが付かないので、俺は手を叩いて話を終わらせる。


「この話は終わりにしよう。新年早々喧嘩は良くないし、折角のおせち料理が不味くなるぞ」


みんな「それはダメ!」


本当に料理の事になると意見が一致するリリーたちである。そして幸せそうにお節料理を食べるリリーたちの姿を見て、今年もいい年になるように願わずにはいられない俺であった。


END


ここから本編をお楽しみください。

起きると夕飯の支度をしながら海斗たちを持っていると起きて来た。


「美味そうな匂いが…家に帰りたくねぇー」


「シチュー?」


「外れ。流石にシチューはすぐには作れないよ。今日はグラタン」


「「「最近食べてない」」」


俺も最近グラタンは食べてない。ただ食べたいと思うと無性に食べたくなるんだよな。こういう料理は結構多いよね。そんな会話をしながら俺は姫委員長を家まで送り届ける。もう日がだいぶ遅くなっているからね。女の子を一人で夜道に行かせるわけには行きません。俺からすると佳代姉たちの事件もあるから余計にそういうことに気を使ってしまう。


そしてグラタンを食べた俺はゲームにログインするとリリーたちと食事をする。


「よく食べるな」


「お腹空いたからね!」


「いつもより冒険に行っているんですからお腹が減るのはしょうがないことです」


「それもそうか」


確かにいつもより冒険に行っているからみんなの満腹度の減りが激しいのはしょうがない。ましてや一戦に使うスキルや動きの量も増えている。そういうのも相まって満腹度の減りが増加しているみたいだね。


さて、まずはストラとリオーネの成長からやって行こう。


『ストラの成長が完了しました。弱化毒、電子分解、神鎌鼬、大地操作、電磁場、ガンマ線、爆風波、彗星、破壊の加護を取得しました』

『防風壁スキルが暴風壁スキルに進化しました』

『電磁操作スキルが電磁支配スキルに進化しました』

『リオーネの成長が完了しました。魂探知、麻痺毒、弱化毒、多乱刃、拡散光線、精霊波動、星波動、星核、奇跡を取得しました』

『魔力回復スキルが魔力超回復スキルに進化しました』



これでよし。そしていよいよリリーがウロボロス結晶の大剣を貰う。


「おぉ…黒い刀身か」


「リリーさんに似合うか心配になりますよね?」


「だからこそ柄に金のドラゴンの装飾をつけたんだろ? そういう心配りも鍛冶師には大切なんだな」


「あはは…使ってくれる人のことを考えて作ることは大切だと思いますよ」


褒められると照れるヘーパイストスである。ここで俺はじっくりウロボロス結晶で作られた大剣を見る。


インフィニットエクスカリバーを使っているからよくわかる。この大剣から感じる無限属性の力は全く異なる力だ。インフィニットエクスカリバーより暗い力を感じる。これが無限竜ウロボロスドラゴンの力の一部分か…勝つ気でいるなら本当に創星龍神との契約をしないと勝てないんじゃないかと思えて来た。とにかく鑑定してみる。


ウロボロスリープリング:レア度10 大剣 品質S+

重さ:100 耐久値:なし 攻撃力:12000

効果:神殺し、英雄殺し、不死殺し、無詠唱、竜気、英気、重圧、無限魔力、無限詠唱、無波動、時空切断、魔力切断、万物切断、虚無壁、次元震、無限乱刃、無限連撃、無限のルーン、奪取、斥力場、重力場、荷重支配、魔素支配、重力支配、精神誘導、無限復活、不死身、魔素化、天候無効、支配無効、耐性無効、物理無効、魔素解放、魔剣解放、魔竜解放、無限竜の加護

制限時間:5分

アダマントとダマスカス鋼の合金にウロボロス結晶を加えて作られた大剣。無限属性の大剣でウロボロスドラゴンの力が宿っていることで斬った相手の力を奪い取る特殊な能力がある。ただし無限の力は人間には強すぎるために5分経過すると持ち主は死んでしまい、持ち主の精神にも影響を与える可能性があるので、扱いにはかなり慎重にならないといけない。


インフィニットエクスカリバーを超えているな。その分、リスクもインフィニットエクスカリバーを超えているっぽい。


「タクト、持っていい?」


「いいけど、気を付けるんだぞ?」


「うん!」


リリーがウロボロスリープリングを手に持つ。すると刀身から発生した魔素が蛇の形になり、リリーの手に絡みつく。


「あ…」


リリーの目から光が消える。まずい!


「リリー!」


俺はリリーの手首に手刀で叩き込んで強引にウロボロスリープリングを落とさせた。


「大丈夫か? リリー?」


「…」


「リリー! リリー!」


俺の声にリリーは反応を示さない。これが説明で書かれていたウロボロスドラゴンの精神誘導。ウロボロスの伝説の通りならアダムとイヴがウロボロスの誘惑に負けた伝説から来ている能力か。俺はウロボロスリープリングを見ると手を伸ばす。


「タクトさん!?」


「ダメだよ! タクト! リリーの精神誘導ならボクが治すから」


「たぶんそれじゃあ、ダメだ…俺がなんとかする」


俺が持つと再び蛇の魔素が俺の手に巻き付こうとしてくる。次の瞬間、俺の脳に声が聞こえて来た。


『人間如きが我の力に手に入れようなど傲慢すぎる』


『それがどうした? それが使えるものはなんだろうが使うのが人間だろうが! お前の力は俺たちに負けたんだ! 俺たちが上、お前の力が下だ! 分かったなら俺の女を返せ! 精神誘導!』


『ぬ!?』


リリーに精神誘導を掛けて、元に戻す。


「あ、あれ?」


「大丈夫ですか? リリー! タクトさん! 元に戻りましたよ!」


リリーが元に戻ったことをイオンに教えて貰う。すると脳内の声が言う。


『ほぅ…我が力を使うか…なるほど、星から無限の力を授けられているのか。それなら我の力に抵抗出来るのも納得だな。それに創造神や異界の魔神に龍王まで倒しているか。中々面白い人間ではないか』


『うるさい。俺が聞きたいのは俺たちに力を貸すかどうかだ』


『くく…本来なら人間や亜人に我の力を使われるのは許し難い侮辱だが、貴様なら試してやってもいいぞ?』


お互いに上の立場を譲らない。だが、それでいい。一応の譲歩は取り付けられたからな。


『試されてやろうじゃないか。言っとくが俺たちは敵対関係だ。お前の力の武器がお前に刃を向けられることになっても文句は言うなよ』


『文句など言うものか。寧ろそれで我を殺せるのならば殺してみるがいい』


そういうと脳内から声が消えた。


「大丈夫ですか!? タクトさん!」


「あぁ…悪い。ヘーパイストス。もう大丈夫なはずだ。だからハンマーは降ろして大丈夫だぞ。リリー、ごめんな。最初に俺が持つべきだった」


「タクトのせいじゃないよ! リリーが弱いから…あう」


「リリーは強いよ。それをこれからこいつに教えてやれ」


俺からリリーはウロボロスリープリングを受け取る。


「うん! 凄く頑張る! 次は絶対にお肉の誘惑に負けない!」


お肉に誘惑に釣られたんかい。流石誘惑の蛇が起源のウロボロスドラゴンだ。リリーの誘惑方法を一瞬で看破するとは恐るべし。それにしてもドラゴニックマウンテンに挑む前に余計な疲労をしてしまったな。


みんながいることを確認して休憩がてら、ギルドに顔を出す。そこで今日の聖杯分と交換でテューポーンの鱗を分けて貰った。和狐に確認を取ったら、足りるらしい。ついでにここまでで手に入った素材も売ろう。


「これだけダイヤモンドを見る事なんて普通の人生ではまずないでしょうね…」


「ダイヤモンドの価格崩壊が起きちゃいますよ…今はそこまで重要じゃないのでいいですけど」


今は神との契約と神の武器は最優先事項だからね。結婚ブームはもう過ぎているので、ダイヤモンドの利用価値は下がっている。ただダイヤモンドの反射能力が俺が渡した武器で注目を受ける可能性があるらしい。


俺も一応ユウェルに盾だけは渡して置いた。いざという時に攻撃の反射は切り札になりえるからね。それは神盾イージスが証明している。


ドラゴンスレイヤーは俺とユウェルで分けることになった。俺が持っているとドラゴニックマウンテンで色々便利だし、ユウェルには武装創造があるからこちらも便利だ。ドラゴンスレイヤーアローはセチアと千影で分かる。こちらも当然の判断だと思う。


ケンタウロスの素材も売って、賢者の石などの準備もしっかりする。忘れ物があったら、取り返しがつかないクエストだからな。チャックが済み、ドラゴニックマウンテンの攻略を再開するために俺は転移した。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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