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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
ドラゴニックマウンテン
1497/1718

#1401 エデン第六階層、王冠の世界

俺たちはシルフィと合流するために一度フリーティアに戻り、先に成長を実行することにした。


『リアンの成長が完了しました。格納、帰還、星間行動、魔力切断、超集束、彗星、拡散光線、星渦、星核、物理無効を取得しました』

『水圧切断が大海刃に進化しました』

『津波が大津波に進化しました』

『エアリーの成長が完了しました。自動攻撃、自動防御、罠設置、苗木、花蜜、斥力場、黒雷、地核を取得しました』

『空圧操作スキルが空圧支配スキルに進化しました』

『地圧操作スキルが地圧支配スキルに進化しました』


エアリーも苗木スキルを覚えたか。やっぱり木属性は覚えて来るよね。後はエアリーが斥力場を覚えたことはかなりでかい。これで弓矢を全部弾いて突撃することが可能となった。今までは防御スキル便りなところがあったから払える攻撃が増えたことはかなりいいことだと思う。


ただ一方で斥力場をずっと展開しているといつまでたっても敵に突進出来ない現象も起きる。敵の陣形を崩したいならありだけど攻撃したい時は斥力場を解除する必要が出て来るだろう。そこら辺はエアリーの課題だな。


それじゃあ、シルフィに会いに行くと執務室で冒険準備万端の格好のシルフィがいた。


「シルフィ? まさかその格好で仕事してたの?」


「違いますよ? タクトたちが帰って来た知らせをティターニアから受けたので、準備していただけです」


俺たちの家をティターニアに監視させていたのか…流石にずっとではないはずだ。そうじゃないとシルフィの仕事の負担が増えるからね。ある程度帰って来る時間を予測して待機させていたってところかな?


「そこまでする?」


「しますとも! さぁ! 冒険にいきましょう!」


本当に冒険に行くとなるとシルフィの性格が変わるんだよな。俺も戦闘になると性格が結構変わるタイプなので、人の事は言えません。


俺たちはビナーの世界に転移すると光の階段は三つあった。看板には左から順番に王冠、知恵、美と書かれている。俺たちが目指す最短ゴールは王冠のはずだ。俺たちが通っているルートだと全ての世界をコンプリートするためには俺たちが知っているセフィロトの樹の通りだとすると知恵を選ぶ必要がある。


何故なら知識の世界が美の世界か王冠の世界からしか行けず、ゴール地点が王冠の世界で決まっているとするなら美の世界から知識の世界そして最後に王冠の世界でゴールするしかない。つまり途中で美の世界を選ぶとコンプリートの道は断たれるという内容になっている。


そんなわけで俺たちは王冠の世界に足を踏み入れると俺たちの目の前に巨大な城が現れた。周囲の地形は草原で丘となっている。城攻めをするとなると障害物がない上に丘の上に城があるので、高低差の有利も発生する嫌な地形だ。


空が飛べるみたいなので、あまり地形は気にしなくて良さそうに思えるが天使たちがいるし、何か対策はあるだろう。少なくとも城から何かしらの攻撃はある見て良さそう。


シルフィが選んだメンバーはエンシェントドラゴン、ウェルシュドラゴン、タラスク、タンニーン、グウィバードラゴンのドラゴンメンバー。暴れる気満々である。


「お城を攻撃するならやっぱりドラゴンです!」


まぁ、それには同意するけど、天使とか色々な敵が登場するはずなんだよね。そこは俺たちがフォローすればいいか。そんなわけで選んだメンバーはリリー、イオン、ブラン、ストラ、リオーネだ。エデン最後のクエストにはやっぱりリリーとイオンは参加させてやりたい。リオーネは王冠の世界ということで適性がありそうと判断して選んだ。何せアーサー王の天敵だからね。


それじゃあ、俺たちにとっては最後のエデンの世界を攻略するとしよう。俺たちはストラ。シルフィがエンシェントドラゴンに乗って、お城を目指していると光の壁で行く手を阻まれた。封鎖スキルだ。早速敵が天から落ちて来た。


クラウンゴーレムLv82

通常モンスター 討伐対象 アクティブ


頭に王冠、背中には石で作られた翼があるゴーレムが現れた。どちらかというとゴーレムと言うより岩の巨兵って感じだな。


「先制攻撃です! みんな!」


シルフィの合図でドラゴンたちから一斉にドラゴンブレスが放たれるとクラウンゴーレムはクラウンゴーレムは身体をダイヤモンドに変化させると全てのドラゴンブレスが吸収されるとシルフィのドラゴンたちにドラゴンブレスが跳ね返されて直撃する。


「反射装甲ですか…っ!」


シルフィに天から現れた騎士姿の人間が襲い掛かって来た。これをリリーがガードするとイオンが首を跳ねようとしたが霊化で姿を消すとイオンが蹴り飛ばされる。イオンが反撃しようとすると突然悪寒を感じて回避行動を取ると別の騎士がイオンに剣で襲い掛かった。


「竜殺しの武器!」


イオンが敵対している騎士が持っているのはアスカロンと同系統の力を持つ剣だった。更に俺たちの魔法が降り注ぐ。ここで識別に成功する。


クラウンリメムバランスLv84

通常モンスター 討伐対象 アクティブ


職種は多種多様なようだが、全員が同じ名前になっている。クラウンは王冠。リメムバランスは敵の姿から判断すると英霊と言う意味かな?英雄の幽霊なら浮遊スキルも待っているだろうし、竜殺しの武器を持っていても不思議じゃない。


彼らの装備は全員ダイヤモンドの鎧を着ており、黄金の王冠を装備している。これが軍隊として襲い掛かって来た。俺も旭光近衛を抜くと指示を出す。


「全員物理攻撃だ! たぶん全員が反射装甲を持っている! ブラン、リオーネ! 竜殺しの武器持ちを優先して相手してくれ! かなりやばい!」


「はい!」


「ナー…シャアアアア!」


編成がドラゴンに偏った結果がこれだ。シルフィが文句を言っているがどうしようもない。ドラゴンなら力でねじ伏せるのが正解だろう。そして俺はリリーに指示を出す。


「リリー! ミョルニルだ! こいつら、相手ならミョルニルのほうが絶対に強い! リリーのパワーをこいつらに教えてやれ!」


「うん! 任せて! タクト! 来て! ミョルニル! いっくよー! でぇやあああ!」


騎士の英雄がダイヤモンドの盾でガードするが一撃でミョルニルは粉砕するとそのまま本体まで攻撃が届いて鎧まで粉々にしてクラウンリメムバランスは吹っ飛ぶ。


「おぉー…これなら行ける! わ!?」


リリーが勢いづきそうな時に竜殺しの剣の騎士が襲い掛かってきた。なんとか攻撃は受けなかったが攻撃が遅いリリーは蹴りでぶっ飛ばされた。レベルが高いし、英雄の幽霊だから強いのは当然なんだけど、普通に強いわ。


俺がそう思っていると槍が飛んできた。俺が弾こうとすると空間転移で俺たちの目の前に現れた騎士が槍を掴むと回転して俺の攻撃を槍から外すと流れで槍を突いて来た。本当に戦闘が上手いな。俺は槍を蹴り上げると間合いを詰めて、身体を突き刺す。


ここで旭光近衛が光るとクラウンリメムバランスの体から煙が発生して消滅する。破魔の効果が発動したらしい。英雄の幽霊だから幽霊というアンデッド枠から外れていないのか。そう思っているとここでクラウンゴーレムが光速激突で俺が乗っているストラに体当たりして来た。


見かけによらず速い。しかもストラの斥力場を突破して来た。物理無効持ちか。ストラが噛みつくがびくともしてない。ダメだ。ストラだと相性が悪すぎる。するとクラウンゴーレムの拳が光り輝く。


「次元震!」


俺は強引にストラからクラウンゴーレムを引き離したが着地したクラウンゴーレムは日光の拡散光線を俺たちに放ってきた。するとグウィバードラゴンが撃ち落としてくれるとウェルシュドラゴンがクラウンゴーレムに突撃してくれた。


代わりに俺たちがシルフィのところに援護に回るとリリーたちがシルフィを守るために奮闘している。その中で活躍しているのがリオーネだった。リオーネの金剛爪に対応出来ていない。盾持ちがガードしようとしても透過で爪がすり抜ける上に即死スキルで致命傷から逃げれていない。


起死回生や不屈でなんとか耐えているがこれは編成選択は成功したな。それにしても厄介な敵だ。状態異常も効かないみたいだし、本当に物理攻撃で勝つしかない感じだ。その物理の防御が強そうに見えてそこまで強くないのが救いだな。


ダイヤモンドはこのゲームではあくまで宝石の枠だ。ぶっちゃけ鎧に使ってもそこまで防御力が上がるわけじゃない。一応金属枠で金剛石というものがあるからあいつらが装備している鎧は金剛石を使った鎧にダイヤモンドで装飾された鎧という感じだろう。それじゃあ、そこまでの防御力は発揮されないのも納得だ。鍛冶にはそこまで詳しくないけどね。


敵の戦闘の上手さに苦戦している俺たちだが、リオーネとリリーが中心とって敵の数を減らしつつ、邪魔な賢者や味方を強化している吟遊詩人、回復役の聖職者たち後衛にストラとタンニーンが流星群を降らして牽制してくれている。


「タクト! おかしいです! あのゴーレムさん! まだピンピンしてますよ! それにウェルシュドラゴンがピンチです!」


シルフィに言われて、クラウンゴーレムを見るとウェルシュドラゴンを相手にまだ生きている。信じられない。攻撃力が倍で増加していくウェルシュドラゴンを相手にほぼ無傷だ。その上、攻撃に集中しているウェルシュドラゴンにクラウンリメムバランスたちが攻撃しているせいで知らない間に生命力が削られていた。


「リリー! イオン! 助けに行くぞ!」


「うん!」


「はい! 援護が任せてください!」


イオンが先行して邪魔なクラウンリメムバランスたちをどかして道を開けてくれる。最初は相手のテクニックと竜殺しの武器に戸惑ったイオンだが、もう引くことはない。相手が自分のスピードについていけていないと理解したからだ。


そしてリリーと俺がウェルシュドラゴンに攻撃しているクラウンリメムバランスたちに奇襲を仕掛けて倒すと俺がウェルシュドラゴンを回復させる。当然阻止に動いて来たがリリーとウェルシュドラゴンがクラウンリメムバランスたちを吹っ飛ばしてくれた。


しかしウェルシュドラゴンの攻撃を受けたクラウンリメムバランスたちは生きていた。結構時間が立っており、俺たちの攻撃で倒せているクラウンリメムバランスたちがウェルシュドラゴンの攻撃を受けて生きていることはありえない。


考えられる可能性は一つだけだ。ウェルシュドラゴンの倍化のバフが消されている。これしか考えられない。シルフィにステータスを確認して貰うとやはり筋力が低すぎた。グウィバードラゴンの半減も効果がないみたいだし、今回の敵は総じてドラゴンとの相性が悪すぎる。


一番相性がいいと思ったタラスクもタラスクの攻撃速度じゃ攻撃が当たらない。こうなるとエンシェントドラゴンとタンニーンが相性としてはいいほうだ。


「タクト、どうするの?」


「リリーはウェルシュドラゴンと一緒にクラウンゴーレムを倒してくれ。通常のウェルシュドラゴンの攻撃に耐えた防御力は本物だろうがミョルニルなら突破出来るはずだ。俺とイオンは援護する」


「分かった!」


「了解です。私とタクトさんの連携を見せて上げましょう!」


俺とイオンは高速で動き回り、一体ずつ確実にクラウンリメムバランスを仕留めていく。盾持ちを一番簡単に仕留める方法はやっぱり一人に盾を使わせて、もう一人がとどめを刺すに限る。


クラウンリメムバランスたちはシルフィたちのほうに圧力を強めて来たがブランとリオーネ、タラスクの守りを突破できず、シルフィの魔法攻撃が賢者たちを上回っていることで戦闘を有利に進めた。


「これで防御スキルは終わり! でぇやあああああ!」


「ギャオオオオオ!」


リリーが多種多様な防御スキルを使うクラウンゴーレムのスキルを全て破壊すると力を溜めていたウェルシュドラゴンの捨て身の一撃のドラゴンクローがクラウンゴーレムの腹に炸裂すると爆心の効果で大爆発する。


そしてウェルシュドラゴンの攻撃のラッシュが続いてクラウンゴーレムは粉々になった。そして俺たちのほうの戦闘も片付いて、戦闘終了のインフォが来て、解体する。


ダイヤモンドクラウンアーマー:レア度10 防具 品質S

重さ:50 耐久値:1000 防御力:600

効果:鼓舞、反射装甲、金剛装甲、英気、王の加護、神の加護

金剛石の鎧にダイヤモンドを取り付けた鎧で王冠の紋章が刺繍されているのが特徴的な鎧。攻撃スキルを反射させることに特化した鎧で物理攻撃は反射出来ない弱点がある。しかも見た目に反してそこまで頑丈な作りにはなっておらず、遠距離魔法攻撃対策に特化した鎧となっている。


ダイヤモンドクラウンソード:レア度10 剣 品質S

重さ:30 耐久値:1000 攻撃力:300

効果:鼓舞、全反射、乱反射、英気、星光刃、王撃、王の加護、神の加護

ダイヤモンドで作られた王冠の紋章が描かれている剣。殺傷能力がほぼなく、星光刃を使って初めて斬る能力を獲得するかなり変わった剣で相手の攻撃スキルを反射することに特化させたことでカウンターを狙う剣となっている。


ダイヤモンドクラウンシールド:レア度10 盾 品質S

重さ:50 耐久値:1000 防御力:600

効果:鼓舞、全反射、乱反射、英気、王の加護、神の加護

ダイヤモンドで作られた王冠の紋章が描かれている盾。攻撃を反射することに特化した盾で物理攻撃を防ぐ用途では作られていないので、注意が必要。


ダイヤモンドクラウンロッド:レア度10 杖 品質S

重さ:50 耐久値:1000 攻撃力:600

効果:光属性アップ(究)、鼓舞、反射壁、英気、王の加護、神の加護

攻撃を反射する壁を作り出すことができる杖。杖の先端に巨大なダイヤモンドがあり、見た目がよく、メイスのように殴っても強い杖となっている。


ドラゴンスレイヤー:レア度8 剣 品質A

重さ:100 耐久値:800 攻撃力:1000

効果:竜殺し、万物切断、英気

竜殺しの英雄が使っていたとされる竜殺し特化の剣。ドラゴンを倒すことだけを目的に作られているので、ドラゴンに対しては強いが他の敵に対しては通常の剣と同じ性能となる。


これらと大量のダイヤモンドと金剛石が手に入った。装備については敵が強くなってきたから攻撃スキルの反射はあると便利にはなりそう。ただ使い捨ての装備になりそうな気がするな。どうするかは要相談だね。


一つだけ言えるのは鼓舞とか王の加護があるから敵は全員強化されていたみたいだ。そりゃあ、強くもなると納得がいった。それでもアーサー王やギルガメシュのような伝説の英雄の強さには届いていない。


彼らは歴史に名前が残らなかった国のために戦い、死んでしまった英雄たちなのかもしれない。俺は彼らに黙祷する。国を守るために戦った人もいれば国から命令されたことで戦わざるおえなかった人もいたはずだ。そんな彼らに生きている俺たちが出来ることは死後の安寧を願うことだけだと思う。


するとシルフィが声を掛けて来た。


「編成どうしますか? タクト? 変えた方がいいと思いますけど」


「そうだね…でも、ここまでドラゴンは対策済みと言われたら、逆にドラゴンで勝ちたくならない?」


俺がそういうとドラゴンたちとリリーとイオンが頷いた。それを見たシルフィも決断する。


「タクトらしいですね。わかりました。私もドラゴン使いとして引く事は出来ません。あのお城、ドラゴンの力で壊しちゃいましょう!」


「「「おぉー!」」」


こうして俺たちは編成を変えずにお城へと向かった。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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