#1394 賢者の草原
俺が今日の最初に選んだのは射手座の試練。これがあるのはフリーティアの賢者の草原。フェグルスたちが侵攻して来た場所だね。ここに射手座の試練がある。まずはここを攻略していこう。今の俺たちなら余裕だ。
選んだメンバーはセチア、グレイ、白夜、ロコモコ、月輝夜。ここに生息している敵は共通している種族となっている。その一族が早速やって来た。
ケンタウロスLv50
召喚モンスター 討伐対象 アクティブ
下半身が馬で上半身が人間の亜人だ。結合召喚で召喚出来る召喚獣だね。その素材がここで手に入り、ケンタウロスの進化先がここに生息している。そんなわけで狩りを始めよう。
「暴れて来ていいぞ。グレイ、白夜」
「「ガウ!」」
俺たちに弓矢が飛んで来るとセチアが撃ち落ち、飛来した弓矢をロコモコが電磁支配で弾き飛ばしてくれる。セチアとロコモコを呼んだのはケンタウロスの弓対策だ。ロコモコだけだとケンタウロスの星矢に対抗出来ないので、セチアを呼ばせてもらった。
弓さえしっかり対策していれば基本的にケンタウロスはそこまで怖い敵じゃない。ましてやグレイと白夜が入れば楽に攻略出来る。
その二人は仲間を呼び出すとグレイが神霧を発動させる。これでケンタウロスたちは視界を失った。弓使いとしては致命的だ。しかしケンタウロスは斧も使える。霧に包まれたことで斧に持ち替える判断するのは素晴らしく、また走り回ることで的を絞らせない動きは見事だ。しかしもうグレイたちの狩りは始まっている。
次々グレイと白夜の仲間たちがケンタウロスたちに襲い掛かり、両手や足に噛みつくと攻撃手段を失ったところにグレイと白夜が爪や牙でケンタウロスの首に噛みついて倒すことに成功する。本来なら視界が開けた草原で足が速く、動き回りながら弓矢を撃たれるのが辛いフィールドなのだが、レベル差がありすぎだ。
足でケンタウロスたちは負け、狙撃も封じられたらどうしようもない。その上、数でも負けているわけだからボコボコだ。ケンタウロスに狼や虎の群れが襲い掛かる様はサバンナで肉食動物に襲られるシマウマを見ているような気持になる。
「「「「ワオーン!」」」」
「「「「ガァー!」」」」」
グレイたちと白夜たちが勝利の雄叫びを上げるほどにテンション上がっている。ここまで一方的な勝負は最近ないからね。無理もない。すると援軍が現れる。
オノケンタウロスLv55
召喚モンスター 討伐対象 アクティブ
下半身の馬がロバになったケンタウロス。果たして強くなったのか弱くなったのか分からないがこのゲームではケンタウロスの分岐する進化先の一つとなっている。一応地形の適正がアップし、全体的な戦闘力がアップした感じの進化だ。
ロバは馬より集団というより個人技に秀でているらしいからそこら辺が反映しているんだろう。武器ではハルバードとメイスが登場し、グレイの霧に怯まず突撃して来た。その結果、グレイたちに狩られる。まぁ、使える武器が増えて、多少強くなった程度ではこの戦場はどうしようもない。
「「「「逆鱗! うぉおおおおお!」」」」
オノケンタウロスたちは逆鱗を発動させる。これでなんとか出来る物じゃないが一応彼らの作戦としては前衛のオノケンタウロス。後衛のケンタウロスという感じだ。霧のせいでその陣形が意味をなしていないけどね。群がる狼と虎を一所懸命どかそうと暴れているが結局抑え込まれて、全員から噛まれて息絶える。
「出番がありませんね…」
「メー…」
「グォ…」
三人は退屈そうだ。そんな三人に俺は言う。
「ケンタウロスたちは馬鹿じゃない。そろそろ強い敵が来るぞ。グレイの霧も対策してくれるはずだ」
俺がそういってから少しするとグレイの霧が風で吹き飛ばさせた。現れた敵はこちら。
ミノケンタウロスLv60
召喚モンスター 討伐対象 アクティブ
下半身は馬、上半身はミノタウロスのケンタウロスが現れた。このゲームでは登場しないようだが、下半身が牛で上半身が人間のケンタウロスはブケンタウロスという名前らしい。
ミノケンタウロスは防具を装備しており、武器は大斧かハルバード、メイスだ。グレイの霧を吹き飛ばしたのはハルバードの空振を使ったみたいだね。
「「「「オォオオオー!」」」」
霧が無くなったことでケンタウロスたちが一斉にこちらに向かって来た。士気が上がって結構なことだ。
「やるぞ。セチア」
「はい。タクト様」
俺たちの魔法がケンタウロスたちを吹き飛ばす。それでも残ったケンタウロスたちは自慢の足で弓矢を放ちながら突っ込んで来る。これにグレイと白夜が襲い掛かり、弓矢はロコモコと月輝夜がガードに回ってくれる。
「「「「オォオオオー!」」」」
ここでミノケンタウロスが中心にとって、グレイと白夜の隙間を強引に突破した。そして俺たちに迫るとここで月輝夜の神剣イガリマの一振りがミノケンタウロスたちに襲い掛かるとミノケンタウロスたちは全員で受けて立つ。その結果、全員の武器と防具が破壊させ、仲良くぶっ飛ばされた。
それを見たケンタウロスたちは絶句して止まってしまった足を再び走らせると月輝夜の攻撃を避ける判断をした。それでも武器が振られた際に発生している衝撃波が彼らを襲っているが直撃すれば死ぬ攻撃だ。衝撃波などに怯んでいるわけにはいかない。
必死に耐えながら俺とセチアを狙って来る。召喚師を狙う所も頭がいい所なんだよね。すると彼らの視界が金色に染まり、身体中が至福の羊毛の感触に包まれる。次の瞬間、感電してケンタウロスたちは煙を発生させながら墜落した。
そして月輝夜の一撃で吹っ飛ばされたミノケンタウロスたちはグレイたちに群がられて、倒されていた。なんとかオノケンタウロスたちが助けに入ろうとしていたが俺とセチアの魔法で消し飛ぶ。
その後もケンタウロスたちの群れでも攻撃は続いたが防御スキルが少なく、広範囲魔法攻撃に対して対抗策を持たないケンタウロスの蹂躙が続いた。
魔法使いに対しては弓矢で魔法の詠唱妨害しつつ、魔法を撃たれる前に距離を詰める。魔法を撃たれたら、スピードを生かして回避するのがケンタウロスの戦い方だ。詠唱妨害を阻止し、回避出来ない攻撃を撃たれたら、詰むのが必然である。それでもフォーメーションを組んで俺たちの連携の隙を突く形で惜しいところまで来たのは凄い。
前回の失敗のリベンジに燃えているセチアがケーリュケイオンでまさかの接近戦でボコボコにしていたけどね。
「ふん!」
「あぁ…セチア? ちょっと落ち着こうな?」
「私は落ち着いていますよ? タクト様」
「うん。それなら無茶はしないでくれ」
「タクト様がそれを言いますか」
確かにいつも召喚師なのに接近戦をしている俺が言う資格はないな。
「確かに俺が言う資格はないかもしれないが逆に言うといつも俺がしている無茶をセチアがしているってことだ」
「う…すー…はー。わかりました。もう少し冷静に戦闘をします。ただ少し近接戦闘に慣れたい気持ちがあるんです」
「狙われるからか?」
「はい。少なくとも粘れるくらいにはなりたいなと」
「なるほどな。それじゃあ、俺は見守ることにするよ。危ないと思ったら、手を出すからな?」
セチアに過保護だと言われるが過保護ですよと開き直る俺である。ここで森が見えて来た。ここでインフォが来る。
『木魔法のレベルが65に到達しました。木魔法【インファクション】、【アシッドレイン】を取得しました』
『セチアの杖のレベルが40に到達しました。杖【マジックブラスト】、【マジックシールド】を取得しました』
『セチアの疾魔法のレベルが30に到達しました。疾魔法【ツイスター】、【オゾンホール】を取得しました』
『セチアの炎魔法のレベルが30に到達しました。炎魔法【ヴォルケーノ】、【ウルトラバイオレットレイ】を取得しました』
『セチアの海魔法のレベルが30に到達しました。海魔法【ムーンドリップ】、【ラージキャタラクト】を取得しました』
『セチアの暗黒魔法のレベルが30に到達しました。暗黒魔法【サクリファイス】、【ベルセルク】を取得しました』
俺がもう一つセチアを選んだ理由が後一レベルで新しい魔法を覚えるのが結構あったからだ。こういうのって早く覚えさせてあげたい。一応ここまでの戦闘でゲットした素材も確認しておこう。
人馬宮の弓:重要アイテム
ケンタウロスを結合召喚で召喚するために必要な素材の一つ。
人馬宮の紋章:重要アイテム
ケンタウロスを結合召喚で召喚するために必要な素材の一つ。
人馬宮の蹄:重要アイテム
ケンタウロスを結合召喚で召喚するために必要な素材の一つ。
人馬宮の鞍:重要アイテム
ケンタウロスを結合召喚で召喚するために必要な素材の一つ。
これがケンタウロスの結合召喚に必要な素材。俺はいらないからケンタウロスを召喚したい人にあげるとしよう。この他にもケンタウロスの弓や斧、革の鎧、革の手袋などが手に入ったが普通に売りだね。それじゃあ、次は森の攻略だ。どんどん行こう。




