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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
ドラゴニックマウンテン
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#1383 ドラゴニックマウンテンの試練開始

俺は獣魔ギルドにドラゴニックマウンテンに挑むことを伝えるとカインさんがドラゴニックマウンテンの入り口まで転移させてくれる。そして転移した目の前には暗雲に包まれ、赤や青、紫、黒、黄色の雷が絶え間なく落ち、あちこちで竜巻が発生している巨大な山が姿を見せた。


「これがドラゴニックマウンテンの最初の山である風竜と雷竜たちの住処。それじゃあ、クエスト内容を伝えようかな」


ドラゴニックマウンテンの試練が表示される。


特殊クエスト『ドラゴニックマウンテンの試練』:難易度SSSSS

報酬:創星龍神ジェネシスドラゴンとの契約

特殊条件:

・一つの山に挑めるパーティーの上限は六人。

・一つの山の攻略に参加した人は他の山の攻略に参加することは出来ない。

・召喚師と猛獣使いは例外として何度も攻略に参加することができる。

・一度しか受けることが出来ない。

・一つの山の攻略成功でしかアイテム、経験値を持ち帰ることが出来ない。

・山を攻略するとセーブポイントがある。

内容:

六ある竜の住処の山を攻略し、創星龍神ジェネシスドラゴンを討伐せよ。


これが召喚師の獣魔ギルドの最難関クエスト。シルフィもカインさんも攻略することが出来なかったクエストの内容だ。基本的には星座の試練とほぼ同じだね。ただやり直しが効かない上にアイテムと経験値の持ち帰り条件まである。まぁ、俺も一つずつ攻略していくつもりだったから問題はない。


「山の攻略条件は山頂に到達して龍王に勝てば攻略成功だよ」


「わかりました」


「開始は目の前の竜の門を通ればクエスト開始。アドバイスしておくと門を潜る前に召喚獣は召喚しておいたほうがいいよ」


「ありがとうございます」


アドバイス通りに俺は先にメンバーを召喚する。選んだのはイクス、アリナ、ゲイル、ヒクス、蒼穹。もうそれぞれの属性の山に挑むメンバーを歩いて度決めた上でこのメンバーにした。


基本的な俺の考え方は属性有利を考えるよりもある程度同じ属性で勝負する選択だ。どうしてそうしたかというと最難関クエストまで行くと属性の有利や不利を考えると痛い目に合いそうな気がした。不利な属性の対策ぐらい用意しているはずだからね。それなら相手と同じ土俵で戦ったほうがいいと判断だ。


「いきなりエクスマキナを使うなんて思い切ったね」


「ここを突破しないと次はありませんから」


「確かに…それじゃあ、僕はこれで帰らせて貰うよ。試練、頑張ってね」


そういうとカインさんはいなくなった。俺はヒクスに乗り、みんなと一緒に武器を構えると竜の門の前に立つ。


「それじゃあ、行くか」


「イエス、マスター」


「頑張るの!」


俺たちが門を通った瞬間だった。暗雲を切り裂き、何かがとんでもない速度で俺たちに向かって来た。それに俺とヒクスが正面から激突する。


『はっはー! 俺様の奇襲に合わせるとはいい反応速度だぜ!』


俺たちに襲い掛かって来たのはまるで戦闘機のようなドラゴンだった。


爆速竜ソニックブームドラゴンLv80

通常モンスター 討伐対象 アクティブ


お互いに弾くとソニックブームドラゴンは上に飛行する。


『久々の客だ! 歓迎してやるよ! 俺様の名はソニックブームドラゴン! 俺様の速度について来れるなら付いて来てみやがれ!』


滅茶苦茶ハイテンションなドラゴンだな…俺はあまり知らないが新しく速い車を手に入れたレーサーが初めて車に乗った時のようなハイテンションぶりを感じる。実際にハイテンションかは知らないけど、少なくとも俺は新しい車を思いっきり運転出来たら、ハイテンションになる気がする。


『行くぜ! おら! 神速! 空振!』


「超連携!」


「ピィ」


俺とヒクスが超連携で襲い掛かるとソニックブームドラゴンは超連携をギリギリで回避すると俺たちは空振で吹っ飛ばされる。


「ぺ…真っ向勝負は嫌いと見える」


『上空より敵多数出現』


空から無数の雷が俺たちに降り注いだ。空から現れた敵を識別する。


青龍Lv70

召喚モンスター 討伐対象 アクティブ


蒼帝Lv75

召喚モンスター 討伐対象 アクティブ


プラズマドラゴンLv73

召喚モンスター 討伐対象 アクティブ


ライトニングワイバーンLv73

通常モンスター 討伐対象 アクティブ


プラズマドラゴンはジルニトラの一つ前のドラゴンだ。ライトニングワイバーンはオリジナルでワイバーンに雷の角があるワイバーンらしい。彼らが大量に現れた。最短で山頂に行って即クリアはやっぱり無駄だな。


『アリナ、ソニックブームドラゴンを頼む。雑魚は俺たちで倒す』


『了解なの』


降り注いだ雷をスサノオの加護で雷を纏っている俺がヒクスと共に空にいるドラゴンたちに襲い掛かる。


「超電磁! 星光刃!」


俺が連れ違い様に青龍の首を跳ねると俺たちの迎撃に動いた他のドラゴンたちが完全に隙を見せる形となり、ジェノサイドユニットのイクスのゲイル、蒼穹に襲われる。


『何やってるんだ…あいつらは…俺様は助けたりしないぜ?』


「大気震なの!」


『おっと…へぇ。風のドラゴニュートか。面白れぇ! 俺様に攻撃したんだ! 覚悟出来ているよな!』


ソニックブームドラゴンが加速してアリナに襲い掛かる。アリナはフラガラッハを展開すると両手にフェンリルレイピアを構える。


『ドラゴンダイブ!』


「超電磁! 万物貫通! 万物切断! 電子分解! 貫くの! フラガラッハ!


レールガンとなったフラガラッハがソニックブームドラゴンのドラゴンダイブと激突する。すると弾かれてしまう。


『甘ぇ!』


「脱出! やぁあああああ!」


アリナにドラゴンダイブが迫るとアリナが脱出でドラゴンダイブを躱すとソニックブームドラゴンの上からフェンリルレイピアで連続で突く。しかしアリナは空振で吹っ飛ばされる。


『ぐぅううう…てめぇえええ! っ!?』


旋回してソニックブームドラゴンがアリナに襲い掛かろうとした時だった。弾かれたフラガラッハが自動追尾の効果でソニックブームドラゴンの頭に突き刺さる。


「電弧放電!」


『ぐぅううう!?』


「ドラゴンダイブ! これで終わりなの! ドラゴンノヴァ!」


フェンリルレイピアの構えた状態でドラゴンダイブを使用し、地面に叩きつけるとドラゴンノヴァが炸裂する。


『へ…やるじゃねーか』


そういうとソニックブームドラゴンが倒れた。


「あなたも強かった…っ!?」


雷化を使用したライトニングワイバーンがアリナに襲い掛かるがアリナは躱すと文句を言う。


「勝利の余韻くらい味わらせて欲しいの!」


アリナの気持ちも分かるけど、そんなことを許してくれる場所では無かった。俺はアリナに報告を受けて解体したが次々雷化を使用としたライトニングワイバーンが襲い掛かって来ると返り討ちする。


雷化を使ってくれるのはありがたい。斬ったら瞬殺だからね。しかしこのままという訳にはいかない。


「前に進まないと詰むな」


「しかし簡単に進ませてくれる感じではないですね」


「どのドラゴンも足が速いからな…とにかく進みながら返り討ちにしていくしかない。蒼穹、遠距離攻撃任せる。イクスとゲイルで蒼穹の守りを固めてくれ。アリナは俺たちと一緒に臨機応変に動こう」


「了解なの」


俺たちはお互いをカバーしながら前に進むとようやく山の入り口付近に到達した。とりかえずこれで第一関門突破といった感じだろう。流石最高難易度クエスト。かなり大変だが、その分やりごたえも抜群だ。俺としては旭光近衛の実力を試すのにも最適で楽しくなってきた。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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