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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
ドラゴニックマウンテン
1475/1718

#1379 ビナーの守護天使軍団

俺たちは目的地である女神像のすぐ近くまで来るといつも通り天使の部隊が展開されていた。


ビナー・セラフィムLv85

通常モンスター 討伐対象 アクティブ


ビナー・スローンLv85

通常モンスター 討伐対象 アクティブ


ビナー・ケルビムLv85

通常モンスター 討伐対象 アクティブ


今回は天使のみの編成で数が多い。そして旗がある槍を装備している完全武装したビナー・セラフィムがやって来る。そこでビナーの天使たちの特徴を理解した。全員が成熟した女性で髪型は違えどピンク色の髪で統一されている。彼女たちから放たれる圧倒的な母性を前にシルフィとブランは気押されているな。


気持ちは俺にも分かる。俺もやり辛さは感じるがそんなことを気にする余裕がない。(たたず)まいからみて隙がないのだ。レベルから見ても相当武術面でも強いとみていいだろう。


「よくぞここまで辿り着きました。しかしここから先へは我らビナーの守護天使軍が通しません。命が惜しければ帰りなさい」


「ご忠告ありがとうございます。しかし俺たちにはやらなければならないことがありますので、押し通らせていただきます」


「その礼儀正しさ。敵ながら敬意を表しましょう。では、お互いに悔いが残らぬように思う存分戦いましょう」


そういうとビナー・セラフィムは自分の部隊に合流すると全員が戦闘態勢となる。一糸乱れぬ動き…軍としても相当な練度だな。


「どうしますか? タクト?」


「悔しいけど、集団戦は数でも練度でも負けていると思う。パワーで崩すのが正攻法なんじゃないかな? たぶん相手に読まれていると思うけど」


「そうですね…でも、私は正攻法でいいと思います。下手なことをするよりいつもの戦いをしたほうがいい時もありますよ」


「そうだね」


シルフィがスクリームペガサスに乗り、俺はダーレーに乗らない選択をした。ダーレーも馬状態から人状態で戦闘する気満々だ。俺たちの様子を見ていたビナー・セラフィムも俺たちの戦意を感じ取ると微笑みを浮かべた。


「では、始めましょうか! 戦闘開始せよ!」


最初に動いたのはピンクにカラーリングされた二丁拳銃を持つビナー・ケルビムたちだ。彼女たちが引き金を引くとピンクの光の銃弾が発射される。


これに対してタラスクが水晶投擲、クリュスとゴルゴーンがそれぞれ蛇から光線を放って反撃し、こちら側はタラスク、クリュス、ゴルゴーンが攻撃を受ける。一方ビナーの天使たちは花の装飾がされている大盾を持つビナー・スローンたちが防御に回る。


ビナー・ケルビムたちが二丁拳銃を構えて、超集束を使うことで巨大な魔力弾を撃って来たり、天波動で攻撃してくるが遠距離での撃ち合いはこちらが火力が高いこちら有利だ。それが分かると向こうは動き出した。


最初に動いたのは盾持ちのビナー・スローンたちだ。攻撃を大盾で受けながら強引に突撃して来た。これに対してブランとクリュスが迎え撃つ。すると今まで戦いを見守っていたビナー・セラフィムたちがいない。


シルフィに奇襲を仕掛けて来たビナー・セラフィムを俺とダーレー、ティターニアが守りに入るが流石に数が多い。そんな状況でシルフィの守りに入ったのがセチアとリッチだった。セチアは神弓シャールンガで槍を止めており、リッチは杖で攻撃を止めていた。


しかしセチアとリッチは蹴りを喰らうとその場から強引にどかされてしまう。その結果、シルフィが狙われるが俺にとってはその時間で十分だ。


「逃げろ!」


「超電磁! 雷光刃! 居合斬り」


俺がいち早くビナー・セラフィムの槍を弾くと旭光近衛を鞘に納めて、雷光刃の居合斬りを放つ。俺が相手をしていたビナー・セラフィムは危険をいち早く感じ取り、逃げたがシルフィを狙ったビナー・セラフィムたちは攻撃態勢になっていたから避けようがない。


せめて雷光刃に槍を合わせて来たが重い一撃でぶっ飛ばされる。


「今です! スクリームペガサス! 超連携!」


「他人を気にする余裕がお前にあるのか? 発勁! 旋風脚! 踵落とし! ドラゴンホイール! ドラゴンノヴァ!」


シルフィとスクリームペガサスの超連携が炸裂した。更にダーレーが相手をしていたビナー・セラフィムも俺の攻撃を避けたことで隙を与えて、ダーレーに懐に入り込むと発勁で防御貫通のダメージを与えて怯ませるとそのまま体を回転させながら蹴りを与えて、ビナー・セラフィムの上を取ると踵落としで地面に落とし、ドラゴンホイールで追撃してからドラゴンノヴァで消し飛ばした。


「聖剣解放! はぁあああ!」


「星光刃! ペネトレイトアロー!」


一方シルフィとスクリームペガサスが狙ったのは別のビナー・セラフィムはティターニアの聖剣解放が直撃するとセチアが神弓シャールンガでペネトレイトアローを連射して倒しきった。


「おのれ!」


「いいのか? 俺のほうがパワーでもスピードでも上だぜ?」


「っ!?」


攻撃を止めた時に理解した。ビナー・セラフィムは確実に強い。しかし今の俺には及ばない。俺はビナー・セラフィムを完全に押しているとビナー・セラフィムの背後からクリュスの蛇が噛みついて、そのままビナー・セラフィムを倒しきった。


しかしビナー・セラフィムたちは奇跡で蘇生し、その間にビナー・スローンとビナー・ケルビムがしっかりフォローに守る。こちらとしては初手で奇跡を使わせたのは大きいがここからは簡単に事は進まないだろう。


「大丈夫かしら?」


「えぇ…あの召喚師の強さを見誤(みあやま)ったわ…武器と召喚獣の立ち位置から一緒に戦うタイプの召喚師であることは分かっていたけど、それにしても強すぎる。中級の神では相手にならないくらいの強さはあるわ」


「そう…それなら人数をかけて止めた方がいいわね」


「賛成ですわ。っ!」


話し合いの最中に俺は奇襲を仕掛けたが盾で止められると他のビナー・セラフィムがハルバードで攻撃してきた。それを下がって、躱すとビナー・ケルビムたちが一斉に俺を狙って来る。


「雷光! 多乱刃! 魔力切断!」


俺が飛んで来る無数の銃弾を弾いているとその隙にクリュスとゴルゴーンの蛇がビナー・ケルビムを狙う。しかしビナー・スローンが守りに入る。だが、ダーレーたちがビナー・ケルビムに接近戦を挑むとビナー・ケルビムたちはそれを嫌い、下がりながら銃を撃って来る。


直線ではダーレーたちにスピードの分があるが翼がある分、機動力で上手く躱され、撃たれている。しかもビナー・ケルビムは格納でショットガン、二丁拳銃、アサルトライフル、スナイパーライフルを距離に応じて変えて戦闘している。


銃使いの理想形だな。とにかく銃使いは遠距離戦のスペシャリストのような立ち位置だ。だから距離を取ることが重要となる。だから一番いい戦闘は下がりながら攻撃出来ることなんだよね。相手との距離が縮むことがなければ自分の土俵でずっと戦えるわけだから。


しかしスピードで負けているとどうしても距離は縮められる。そうした時のために近距離用のショットガンと近、中距離用の二丁拳銃を持っていることはかなり重要だ。


そしてクリュスとゴルゴーン、エアリーを抑えているビナー・スローンたちもゴルゴーンの石化の魔眼にもしっかり対応しながら守りを崩させない強さがある。こうなるとやはり戦況が動くのは俺がいる所となる。


「「「「光分身!」」」」


「百花繚乱!」


ビナー・セラフィムたちが光分身で一斉攻撃を俺に仕掛けて来た。これに対して俺は百花繚乱で光分身を消し去るが本体はダメージ覚悟で俺の命を狙って来た。


「「「「はぁあああ! っ!?」」」」


「簡単に主の命は取らせませんよ?」


ブランが全てのハルバードの振り降ろし攻撃を神盾アイギスで受け止めた。そして弾くと俺とブランが回るように入れ替わる。


「雷光刃!」


完全に決まったかと思ったがビナー・ケルビムたちが体当たりでその場からどかすと代わりに攻撃を受けた。そしてこの攻防でビナー・スローンの視線がビナー・セラフィムたちに向くと目の前にはゴルゴーンの蛇がおり、石化の魔眼を見てしまった。この結果、石像となったビナー・スローンは砕かれて、倒される。


これで全員が奇跡を一度発動した。だがここでビナー・セラフィムたちは陣形を変えた。俺にビナー・セラフィムを三人、ビナー・スローンとビナー・ケルビムをそれぞれ二人ずつで戦闘を仕掛けて来た。


セチアにはビナー・ケルビムを三人、他はそれぞれ一人ずつの戦闘で俺たちを連携させなように戦って来た。


俺の方ではビナー・スローンが大盾に星光刃を発生させて、二人が大振り攻撃してくる。これを避けて、反撃しようとすると左右に回ったビナー・ケルビム二人が援護攻撃して来た。これも避けるとそこにビナー・セラフィムを三人がハルバードで波状攻撃を仕掛けてくる。これを捌いたかと思ったが蹴りを受けてしまった。


地面に落下している俺は片手で地面に触れると回転し、射撃を躱すとそこにビナー・スローンが投げた大盾がブーメランのように飛んで来た。これを躱すとビナー・スローンが格闘戦を挑んできて、対処したがしきれずに腹に一撃貰うと上からビナー・セラフィムたちが覇撃で使う。


これを転瞬で回避するとビナー・ケルビムたちのスナイパーライフルで狙われる。これを回避しているとビナー・セラフィムたちが向かって来た。


「俺に人数かけ過ぎだろ!」


「そういいながらわたしくたちの攻撃に対処しているあなたに文句を言われたくはありませんね!」


ごもっとも。だが俺には言いたいことがある。


「俺の力を評価してくれたのは嬉しいが他のみんなを過小評価しすぎじゃないか?」


俺がそういうとシルフィが超連携でビナー・ケルビムを早速倒した。流石にスクリームペガサスの超連携の速度と機動力に対処できなかったみたいだ。


更にクリュスが原初鎖を使って、相手していたビナー・セラフィムたちを拘束すると蛇とゴットクラッシャーで撃破する。ゴルゴーンも蛇たちと共に接近戦を挑むとビナー・セラフィムたちは対処しきれずに石化して、倒される。


ブランは結構苦戦させられたがビナー・スローンのブーメランの大盾をヴィーザルサンダルで蹴り返して、逆にビナー・スローンを怯ませると巨大化させた神槍リープリングアテナで押し潰して倒す。それを見たビナー・セラフィムがチャンスと仕掛けて来たが格納で出したウリエルの聖双剣でハルバードを受け流すとビナー・セラフィムを斬り刻んで倒しきった。


セチアは不利かと思ったがビナー・ケルビムたちがして来ることを逆にセチアがすることでビナー・セラフィムたちは苦戦を強いられた。魔導書から魔法が使われ、隙を見せると神弓シャールンガに狙われて、撃ち抜かれていた。


そして耐えに回ったタラスクとエアリーはみんなが来たタイミングでタラスクは大地支配で壁を作り、エアリーが樹海支配で壁に木の根を作り出すとビナー・セラフィムたちを拘束するとドラゴンブレスと大雷霆で消し飛ばす。


この状態で生き残っているのが遠距離タイプのビナー・ケルビムたちだったがシルフィとスクリームペガサスに追いかけ回されて、セチアの射撃で倒される。


そして俺のところにみんなが援軍でやって来て、詰みだ。


「短時間であなたを倒すことが出来なかったわたしくたちの負けですね…見事な武術でした」


「ありがとうございます」


「あなたたちならわたしくたちの女神に挑む資格は十分にある…頑張ってください」


そういうとビナー・セラフィムたちが消えて、インフォが来る。


『クリュスのレベルが20に到達しました。成長が可能です』

『クリュスの成長が完了しました。神瞳、衝撃吸収、魅了吸収、神障壁、暴風壁、彗星、拡散光線、物理無効を取得しました』

『飛翔が高飛翔に進化しました』

『クリュスの女神技のレベルが20に到達しました。女神技【ゴッドグランドクラック】を取得しました』


次に落とした武器を鑑定する。


ビナー・ハルバード:レア度9 槍斧 品質S

重さ:180 耐久値:3000 攻撃力:850

効果:木属性アップ(究)、神気、万物破壊、星光刃、戦闘高揚、荷重操作、重力操作、光圧操作、日光、ガンマ線、超集束、流星群、天波動、自然波動、覇撃、神の加護

エデンのビナーの天使が装備している緑色のハルバード。木と光に特化しているハルバードでかなりいかつい武器となっている。


ビナー・クロスシールド:レア度9 大盾 品質S

重さ:180 耐久値:3200 防御力:900

効果:木属性アップ(究)、神気、堅固、全反射、乱反射、星光刃、投擲操作、天障壁、魔力吸収、衝撃耐性、荷重操作、破壊耐性、全滑走、神の加護

エデンのビナーの天使が装備している十字のタワーシールド。通常のタワーシールドより隙間がある分、守りにくくなっているがその分、投げて攻撃することに特化している。


ビナー・ピストル:レア度9 銃 品質S

重さ:60 耐久値:1500 攻撃力:450

効果:神聖属性アップ(究)、神気、跳弾、天弾、魅了弾、多連射、多照準、超集束、天波動

エデンのビナーの天使が装備している拳銃。魔法銃に近く弾丸などは必要としていない銃で命中した敵を魅了状態にする効果がある。また魔力を溜めると大きな天弾を作り出すことができる。


ビナー・ショットガン:レア度9 銃 品質S

重さ:100 耐久値:2000 攻撃力:750

効果:神聖属性アップ(究)、神気、散弾、天弾、魅了弾、超集束、拡散波動

エデンのビナーの天使が装備しているショットガン。魔法銃に近く弾丸などは必要としていない銃で命中した敵を魅了状態にする効果がある。また単発式の銃で一回打つたびにリロードが必要となるが一回の攻撃で前方に無数の銃弾を発射することができる連続ダメージを狙うことができる。基本的には近距離戦で威力を発揮する武器


アサルトライフルとスナイパーライフルは出なかった。ブランに一応持っておくか聞いたがパッとせず、ケルビムルートを選択した人に託すのが一番いいという結論になった。


俺たちが作業が終わるといよいよビナーの世界の神との対決だ。気合いをいれて挑むとしよう。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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