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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
ドラゴニックマウンテン
1468/1718

#1372 牡牛座の試練①

俺たちは一度やって来たことがある牡牛座の試練がある島に転移して来た。俺が挑もうとすると斧が飛んで来て、その斧が追尾してくる。


「リリー!」


「はーい! どうかした? タクト?」


リリーは飛んできた斧を手で掴んで止めて聞いて来た。さらりに凄い事をするんだよな。


「邪魔がいるみたいだから倒してきてくれ」


「はーい! 行くよ! ミョルニル! 超電磁! 巨大化! よいしょー!」


リリーは手に掴んだ斧を丁度いい大きさにしたミョルニルで叩くと斧がレールガンとなって、飛んでいき、斧を投げて来たミノタウロスに直撃する。ミョルニルにはこういう使い方もあるんだな。更にリリーは距離を詰めて倒れているミノタウロスをミョルニルでぺちゃんこにしてしまった。


「うん! 良い感じ!」


「そりゃあ、良かった。ありがとうな。リリー。さて、クエスト内容は…教えて貰ったのと同じだな」


「いつもの星座の試練と違うの? タクト?」


「基本的には同じだけど、警告でアイテム以外の転移は不可となっている。チロルたちの話によるとここの試練は迷宮のフィールドで試練をクリアする度に進んで来た道がランダムで変化するらしい。そして最後の敵を倒して迷路を脱出するまでが試練というくくりなんだって」


「へぇ~。つまりどういうこと?」


リリーらしい答えだ。


「つまり攻略に凄い時間がかかる」


「うへぇ~」


「でも、警告にあるように脱出アイテムを使えば時間の短縮は可能な試練なんだ。つまりこれを持って行かないといけない」


俺はリリーにアリアドネの糸を見せる。結構初期に手に入ったアイテムだが、まさかここで使う事になるとはね。俺は試練を実行すると迷宮に転移する。


「さて、さっきの水瓶座の試練は一人ずつで攻略したけど、どうする?」


「もちろん一人ずつ! リリーが最後いい! 後、一緒に行きたい!」


素直でよろしい。こういう風にはっきり予定を言ってくれる人は結構助かるんだよね。俺はどっちでもいいが困るタイプです。そんなわけで挑むメンバーを決めた状態で挑戦する。


最初の関門は迷路。まず試練がある部屋まで辿り着かないといけない。俺は壁に手を付けながらリリーと一緒に高速移動し、部屋に辿りついた。それじゃあ、最初の試練の攻略を開始しよう。部屋の中央で待っていた敵はこちら。


ミノタウロスLv60

召喚モンスター 討伐対象 アクティブ


さっきリリーが倒した敵だ。ただしレベルはかなり高い。チロルたちによるとこの試練の場所から無限湧きしているらしい。まぁ、明らかにミノタウロスの迷宮を意識して作られているからな。さて、そんなミノタウロスの相手はリースに任せよう。


「頑張ります!」


滅茶苦茶張り切っているな。リースは一人で任せることが少ないからかも知れない。そこまで張り切らなくても楽勝の相手だと思うけどな。敢えて何も言うまい。リースが神剣グラムを構えるとミノタウロスも戦闘態勢となった。


「モォオオオー!」


ミノタウロスが雄叫びを上げると装備していたミノタウロスの斧が危険なオーラを放つ。妖斧解放だ。そしてミノタウロスは走ってリースに襲い掛かる。そんなミノタウロスの姿を見て、リースは呟く。


「とても悲しい人…それに武器も…あなたにはフリーティアで召喚師と一緒に笑い合っているミノタウロスさんたちを見て欲しいです」


「ホォオオオ―!」


ミノタウロスが斧を両手で持ち、後ろに仰け反るほどに振りかぶるとリースに向かって、振り下ろして来た。


「そうですか…興味ありませんか。なら倒します。天盾!」


リースが天盾で受け取るとあっさり弾いてしまう。そして神剣グラムに身体中を斬り刻むと神剣グラムが胸を貫く。もうやめてあげて!生命力がないよ!


「電弧放電! 雷光刃! やぁあああああ! 神罰!」


ミノタウロスは感電すると胸に刺さった神剣グラムから雷光刃が発生し、リースは上に切り上げると神罰を落とした。オーバーキル。


『特殊クエスト『牡牛座の試練』の一つ目の部屋をクリアしました』


「勝った…勝ちましたよ! 主様! リリーお姉様!」


「凄かったよ! リース!」


このオーバーキルを見て、純粋に褒めれるリリーが眩しいよ。お陰で引きつった笑顔を見せることなく褒めることが出来た。解体して手に入ったのはミノタウロスの斧。これは売りだね。売れるかは知りません。


ここで次の迷宮の入り口が開いて、後ろの出口が変化する。これが繰り返されるわけだ。さて、最初と一緒の方法で一気に迷宮を攻略していく。


「よし」


「とうちゃーく!」


リリーもノリノリだ。さて、次の敵も部屋の中央で待っている。


アステリオスLv65

召喚モンスター 討伐対象 アクティブ


ミノタウロスの進化で名前はミノタウロスの本名だ。武器はミノタウロスと同じ斧でこちらのほうは新しい。どうやら若い頃のアステリオスの設定でそのせいで斧も新しい物となっている。姿は黄金の牛の角がある大男でしっかり鎧を着ている戦士のような姿だ。


彼の相手に選んだの千影。さっきよりは苦戦するだろうな。千影が刀を構えるとアステリオスも斧を構えて戦闘が始まる。


「オォオオオー!」


アステリオスがミノタウロス同様に斧の力を解放して来た。こちらは魔斧解放だ。それを見た千影は刀の構えを解く。そしてミノタウロスは突進して来て、振り落とすとそこには千影の姿はなかった。


「ッ!?」


アステリオスが地面に刺さった斧を抜こうとすると糸に縛られて、倒れ込む。


「終わりであります。む」


「オォオオオオオ!」


アステリオスが雄叫びを上げると黒雷が千影に落ちる。それを千影は躱すがここでアステリオスは逆鱗を発動させて、力づくで糸を破壊する。そして斧を地面から抜こうとした瞬間、千影に斬られる。


更に千影は高速で斬り刻むがアステリオスは斧を抜き、振り回して来た。


「オォオオオー!」


アステリオスはぶんぶん斧を振り回すが千影は全て躱して斬撃を正確に当てていく。アステリオスも肉体活性で筋力はどんどん上がっているが筋力では現状を変えられない。


「アァアアアー!」


アステリオスは渾身の一撃を放つが千影の姿が消えると首が斬られて倒された。


『特殊クエスト『牡牛座の試練』の二つ目の部屋をクリアしました』


戦闘内容はほぼリースと変わらないがやはり粘られたな。


「流石だな。千影」


「ありがとうございます。結構危なったでありますよ」


千影が言うように一撃を受けた時の怖さがあったな。さて、解体しよう。


アステリオスの斧:レア度9 専用装備 品質A

重さ:200 耐久力:200 攻撃力:160

効果:牛全ステータスアップ(極)、星気、念動力、出血、吸血、多乱刃、星光刃、隕石、荷重操作、魔斧解放

アステリオスの専用の大斧。アステリオスが迷宮に封印された時に手渡されたもので星の力を宿している。斬った敵を出血させ、吸い取ることで持ち主を回復させる効果がある。


手に入って良かった。実は先にこの試練に挑戦した人から情報の見返りにこの斧を渡す事になっていたのだ。もちろん手に入らなかったら、別のアイテムでいう話になっていた。それでも最初に要求してきたということは欲しいからだろう。だから手に入って良かったよ。


俺たちはまた一瞬で迷宮を進み、次の部屋に到着する。ここには部屋の中央に上半身が牛、下半身が馬の怪物がいた。


ミノケンタウロスLv70

召喚モンスター 討伐対象 アクティブ


結合召喚で召喚出来るケンタウロスの進化先だ。手にはアステリオスの斧を二つも持っている。この相手をリビナに任せよう。


「うわー…性欲強そうな敵を選んだね…タクト」


「相性はいいはずだぞ。フィールドもいいしな。結構タフで強いから新しい武器を試すにはいい敵なんじゃないか?」


「まぁ、確かにね。それじゃあ、頑張りますか」


リビナが新しい武器を構える。リリーも興味津々だ。俺もどんな戦闘を見せるのか非常に楽しみに思っている。


リビナが戦闘態勢になったことでミノケンタウロスも戦闘態勢になる。するとミノケンタウロスは一瞬でリビナとの距離を潰して来ると斧で攻撃して来た。


「おっと…危ない。苗木!」


リビナが攻撃を躱すと地面に鞭を叩くとそこから茨の木が生える。すると茨の木が自動でミノケンタウロスの背中を叩く。この瞬間に毒に侵される。麻痺毒の効果で動きが止まり、連続で叩かれると動けた瞬間に茨の木をミノケンタウロスは伐採する。


「ほい。苗木!」


また新たな苗木が増えて襲い掛かるがミノケンタウロスは距離を取ることで茨の木の攻撃範囲から逃れた。するとミノケンタウロスの背後に空間歪曲が発生し、そこからアダルトリリィウィップがミノケンタウロスを叩くとまた麻痺する。


「インフィニティスワンプ!」


このタイミングでリビナは前に出て連続で叩きつける。すると一瞬の隙を付いて星光刃で使うとアダルトリリィウィップが斬られる。


「強化復活! 残念でした~。そしてほい。苗木」


斬られたアダルトリリィウィップが強化復活で強化された状態で元に戻る。そして茨の木が追加される。ここでミノケンタウロスは茨の木を消す為に動こうとする。


「させないよ。伸縮! 土潜伏! 土移動!」


アダルトリリィウィップが伸びると地面に潜るとミノケンタウロスの進行先に地面からアダルトリリィウィップが現れて急には止まれないミノケンタウロスは触れてしまう。そしてまた麻痺毒になり、更にそこは茨の木の攻撃範囲だ。


ミノケンタウロスの叩かれまくるとリビナは更に茨の木を追加して、自分もアダルトリリィウィップで叩くことで完全に袋叩き状態となった。


「うへ~…痛そう…リビナちゃんの武器、気を付けないと」


「あぁ…またみんなと戦いたいのか?」


「うん! でも、今はその時じゃない。全部終わった後にやりたいな~」


「そうだな」


このまま決まるかと思ったが一瞬の麻痺が治った瞬間にミノケンタウロスのジャンプしてその場から離脱を計った。そんなミノケンタウロスの目に鞭を腰に戻して手に魔力を集めるリビナの姿が映る。


「魔王波動!」


「モォオオオ―!」


反撃しようと星ブレスをミノケンタウロスは放つがリビナは先撃ちでしっかりスキルを溜めて使ったので、あっさり押し勝った。そしてリビナはミノケンタウロスの足をアダルトリリィウィップを伸ばして捕まえるとリビナのところに引き寄せて地面に叩きつけるとまた茨の木の地獄に戻された結果、ボコボコに叩かれて、ミノケンタウロスは力尽きた。


『特殊クエスト『牡牛座の試練』の三つ目の部屋をクリアしました』


結構頑張って耐えていたんだけどな。麻痺毒もやばいが出血に魅力毒、神魔毒、弱化毒、永遠毒の状態異常にずっとなり続けていたら、流石に詰む。


「ま、ざっとこんなもんかな?」


「強かったね! リビナちゃん!」


「まぁね。タクトの言う通りかなりこの鞭を使えて良かったよ。大体掴めた」


「俺も勉強になったよ」


リビナの新たな戦い方をじっくり見れて本当に良かった。それじゃあ、解体しよう。


ミノケンタウロスの蹄:レア度9 専用装備 品質A

重さ:100 耐久力:250 攻撃力:100

効果:ケンタウロス全ステータスアップ(極)、蹴り技アップ(究)、筋力アップ(究)、星気、星虹、星間行動、全滑走、荷重操作、重力操作

上半身が牛のケンタウロスが足に装備している蹄。ケンタウロスの専用装備でその中でも筋力が上がり、蹴り技や踏みつけ攻撃に特化している。


これも欲しい人が一杯いそうだ。外で戦闘する戦いだとケンタウロスは結構強い。何せ走りながら攻撃して来るからね。しかも森のフィールドにも強いため、即戦力として召喚に挑む人が結構いる。そんな彼らに売るとしよう。


次は四つ目の部屋だ。同じように急いで向かおう。

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