#1303 インドラジットの奸策
インドラジットの祭壇を発見したのは銀たちだった。時間にするとリリーたちが俺の救援に向かい、戦闘を開始した辺りだ。
元々シルフィがリリーたちを俺の所に送り出したのも結構森の捜索が進んでいたのが大きい。この状況だったら、リリーたちを参戦させることでインドラジットの時間を稼げることが出来ればその時間で祭壇を見つけられるとシルフィは判断した。
インドラジットは俺たちよりも先に祭壇に到達すると無事な祭壇を見て、ホッとする。
「無事だったか…よくやったな。お前たち」
祭壇を守ったラークシャサたちを褒めた時だった。祭壇が仕掛けられた時限爆弾で吹っ飛ぶ。最初にインドラジットの無敵のオーラに異変が生じたのは、みんなが破壊を試みようと攻撃したせいだ。普通の攻撃では破壊出来ず、攻撃の音に反応したラークシャサたちが向かって来たので、銀たちは時限爆弾をセットして、撤退することにしたわけだ。
これで祭壇は破壊されて、インドラジットのバフが消えた。
「俺様の祭壇を…よくも…よくも…貴様らぁあああああ!」
インドラジットの怒りの声が森全体に響くと雷轟が降り注ぐ。その雷が俺たちにも来るがスサノオの加護で吸収する。そして俺たちが着地するとインドラジットがここで有名な奸策を仕掛けて来た。
「ラーマ!」
「シータ!」
「ふん!」
俺たちの目の前に突如知らない女性がラーマの名前を呼ぶとインドラジットが知らない女性の腹を剣で串刺しにする。ラーマの反応から見るとあの女性がシータか。色白で優しそうな女の子だった。
「シッタァアアアアアアーーーーー!」
ラーマが絶叫する。愛する人を目の前で殺されたら、誰でもそうなるだろう。インドラジットは剣を抜くとシータが倒れる。
「あ…あぁ…そんな…」
ラーマは手に持つ弓矢を落とすと地面に膝を尽き、茫然自失状態になる。このゲームでのラーマからはちょっと考えられないが現実の神話ではラーマは運命を受け入れたり、戦闘をさけたりするなど結構心が弱い人柄になっている。
「ははははは! 俺様の祭壇を壊すからこういうことになるんだよ! さぁ! お前の妻は殺したぞ! これでもなお戦争を続ける気か? 出来ないよな! お前の戦争の目的である女性は死んだんだからよ!」
他のみんなも合流するがハヌマーンたちがシータの姿を見て、戦闘意欲を失う。
「気を確かに! あれはインドラジットが使った幻です! 兄がシータ姫を殺す事を許可するはずがありません!」
「確かにそうだ! 兄上!」
「それはどうだろうな? 実際にこうして死んでいるぞ?」
「貴様ぁあああああ!」
ラクシュマナが弓矢を放つがこれはインドラジットも弓矢で撃ち落とした。本来ならここからラクシュマナとインドラジットの死闘が始まる流れになるのだが、俺はシナリオをぶっ壊す事にした。どうしてもこの状態のラーマは俺自身が許せそうにない。だから俺は茫然自失のラーマにビンタする。
「ぐ…何を…」
「これで目が覚めたか? これでも覚めないのなら、俺が真実を見せてやるよ。恩恵、精霊眼」
俺の精霊眼がラーマに与えられたことでラーマがシータの姿が幻だとその目で見抜く。
「倒れているシータの姿が…貴様!」
「ちっ! 余計なことをしてんじゃねーよ!」
インドラジットが俺に向かって弓矢を放つとラーマは地面に落ちた弓を素早く拾うと矢を構え、撃ち落とす。流石に撃つのが早いな。
「情けない姿を見せてしまってすまない。お陰で目が完全に冷めたぞ。やるぞ! ラクシュマナ! 力を貸してくれ! タクト!」
「はい! 兄上!」
「あぁ!」
俺たちが戦闘態勢になるとインドラジットも最後の切り札を切る。
「お前らが俺様に勝てるなんて思ってんじゃねーよ! 戦場に散った悪鬼羅刹たちよ! 俺様の力となれ! 魔神技! メーガナーダ・サティー!」
森中で火の手が上がると無数の悪霊が発生する。空を飛び回る悪霊たちが次々インドラジットの身体の中に入るとインドラジットの体つきが俺たちのおよそ三倍くらいの大きさになる。更に身体中から蛇が生えた。
どうやら死んだ仲間の数だけ強化する技らしい。通信で死体が燃えて、消えた報告を受ける。
「死体が消えたってことは…」
「解体どうなるのかな?」
「出来ないな。ただアイテムは消えて残るケースもある。ただ話を聞いた感じ、残っている感じはしないな」
「「「「許せない!」」」」
スピード優先で解体を結構後回しにしていたみたいだ。流石にこんなオチになるとは思ってなかったよ。この鬱憤はインドラジットに支払って貰おう。
俺たちが戦闘を開始すると四本の腕に加えて無数の蛇に苦戦を強いられる。神魔毒ブレスと雷ブレスを中心に発動させてきた。接近戦を挑むと筋力で負ける上に電弧放電から毒霧を使われる。
「中々厄介だな…リリー、ファリーダ、ユウェル、燎刃。武器を止めてくれ」
「真っ向勝負を挑んでいい訳ね。良かったわね? リリー」
「うん! いくよ! ユウェルちゃん! 燎刃ちゃん! 二人は下をお願い! リリーとファリーダちゃんで上を抑えるよ!」
「俺たちは隙を突くぞ! 攻撃は満月さんたち、お願いします!」
「任せろ!」
リリーたちが真っ向勝負を挑むことで武器を止め、その隙に俺たちはインドラジットの身体を連携して斬り刻む。すると斬った箇所から蛇が現れて、拘束される。ナーガパーシャを身体から出しているのか。
「死ね! 魔神技! デモングランドクラック!」
「ガーティアンエンジェル! 主には手出しさせません!」
「こんなもんで! っ!?」
ブランの防御の突破に夢中になっていた所にレールガンドリルパンチが飛んで来る。それを武器でガードしようとしたが鉄心さん、ユーコ、アーレイ、ミランダが腕を斬り落としてことで炸裂する。
「今です! みなさん!」
「「「「ギャオオオオオ!」」」」
シルフィの合図で空から一斉のブレス攻撃が放たれる。これは雷光で躱される。
「うざってーな! 魔神技! インドラジット・ラッシュ!」
インドラジットは四つの腕の武器を振り回すと斬撃が次々放たれ、周囲の木々や地面が斬られる。そして皆にもこの斬撃が放たれるが空ではリリーたちと斬撃に対処し、地上では満月さんたちが受け止める。
俺はファリーダとユウェルに助けられると斬撃は虎徹とジェノサイドユニットに換装したイクスが全て弾く。
「いつまで耐えられるんだよ! おらおらおら!」
「欠伸が出ますね。この斬撃」
「斬撃を放てばいいってものじゃないの」
「小さい者には小さい者の戦い方があるんです!」
斬撃が次々放たれる中、イオンとアリナ、ルーナが無数の斬撃を躱しながら距離を詰める。しかしこれだけではインドラジットに脅威を与えられない。接近すると蛇たちから毒霧が放たれる。それをイオンたちは当然計算済みだ。
「チェンジリング!」
「「シフトチェンジ!」」
三人がチェス、黒鉄、クリュスと入れ替わるとチェスが空から氷戦斧を叩き込む。更に目の前に現れた黒鉄も拳を放ち、背後からはクリュスが蛇たちに襲い掛かる。
上の腕二本はチェスの攻撃を止め、下の腕二本で黒鉄の攻撃を止めたがここで黒鉄の衝撃放射でインドラジットの剣が砕けて斜め後ろに吹っ飛ぶとクリュスがドラゴンテイルで合わせる。
更に空を横に吹っ飛ぶインドラジットの真上に霊化で現れた月輝夜が現れると神剣イガリマで覇撃を放つ。地面に叩きつけるとその月輝夜をストラが回収して射線を開ける。
「調子に乗っているんじゃねーぞ!」
「火界の護符どす!」
森の木に設置された火界の護符から炎が発生し、インドラジットが燃え上がる。
「こんな攻撃通用しねーんだよ!」
「サテライトキャノン。撃ちます」
「ガゥウウ…ガァ!」
「オォオオオオオ!」
サテライトキャノンが落ち、虎徹の十拳剣から全波動が放たれ、更にはシルフィのスルトからレーヴァテインの一撃がインドラジットに炸裂する。
「ははははは! おら! もっと来いよ!」
無敵じゃないし、生命力が減っては来ているが肉体活性と恐らくは肉体活性の防御力アップバージョンスキル持ちみたいだな。どんどんダメージが効きづらくなっている。
「早めに決めた方がいいな…こりゃ」
「私に任せてくれ。あいつの強化を何とかして見せる。ただそのためには弓矢を当てないといけない」
「俺たちにはあいつを止める手段がない。頼めないか?」
「りょーかい。それならあれを試すにはいい状況だな。メル」
「そうだね。すぐに帝さんたちに連絡を取るよ」
準備が出来るまでみんなでインドラジットの足止めをする。この後にはボス戦を控えているだけに切り札を温存してしまうのが辛いところだ。
「魔王波動!」
「ゲイル・ソラス!」
「才気煥発!」
「爆炎之太刀!」
みんなが攻撃をし続けるいると帝さんから準備が整った報告を受ける。後はどう仕掛けるかだ。
「相手の動きは私が止めてあげるわ」
「頼む。俺、リアン、ブラン、レイジさんの超連携で腕を飛ばすぞ」
「なら足は俺と彼女が担当しよう」
「頑張ります!」
「私たちは作戦が決まってからの攻撃指示に回るね」
みんなが持ち場について、それぞれ準備完了の通信を受ける。俺はダーレー、リアンがサフィ、ブランがスピカ、レイジさんがチャリオットに乗るとそれぞれの武器を構える。
『ファリーダ!』
「真の魔神の力を見せてあげるわ! 魔神技! イフリータストンプ!」
空を飛んでいるファリーダが手を上に上げると手から炎が燃え上がり、ファリーダの上に巨大な炎の手を出現する。その手はファリーダの手の動きと連動しているらしく、炎の手は手を開いた状態でインドラジットに落下する。
これをインドラジットは上の腕だけで止めようとしたが予想以上に重かった。
「ぐ…魔神技! デモンズフォース! おぉおおおおお! 潰せるもんなら潰してみろよ!」
最後の強化技を使用したインドラジットだったがそれでも足りず全ての腕を使い、押しつぶされるのを阻止する。質量があり、かなりの重い技みたいだ。命中した瞬間にインドラジットが踏ん張りで地面が砕けている。
『今よ!』
「「「「超連携!」」」」
俺の旭光近衛、リアンのトリアンナ、ブランの神槍リープリングアテナ、レイジさんのヴァサヴィ・シャクティの超連携が防御力が散々上がったインドラジットの腕を吹き飛ばす。
その結果、ファリーダのイフリータストンプがインドラジットの頭に決まり、インドラジットは地面に膝をつく。
その足を鉄心さんとカグヅチの侍ちゃんが英雄技で切断する。
「くそが!」
「潰れなさい!」
ファリーダの炎の手に潰されたインドラジットは爆発と炎に包まれる。しかしインドラジットは魔素化で身体を再構築するとファリーダに襲い掛かる。しかしここでジークのドラゴンダイブが決まる。
「くそったれ! っ!?」
復活したインドラジットの腕が叢雲とシルフィのヴリトラの次元歪曲で捻じれて切れると優牙とシルフィのフェンリルが残り二つの腕を噛みちぎった。
「ユウェル! クリュス!」
「いけ! クラトスの鎖!」
「原初鎖!」
「今だ! 投げつけろ!」
鎖が次々放たれ、インドラジットが拘束される。しかしインドラジットは拘束される前に腕を強化復活でギリギリで復活させることに成功した。本当だったら、倒れた段階で決めるつもりだったが何事も計画通りにはいかないものだ。
「うぜーんだよ! あん!? なんだよ! この鎖!」
原初鎖を次々破壊していたインドラジットだったが破壊出来ない鎖が混じっている事に気が付いた。この鎖こそこのゲームにおける最強の鎖グレイプニルだ。帝さんたちは重戦士をたくさん抱えているから鎖を使うのに最適なギルドだと判断されて、託されていた。これでラクシュマナにお願いされた任務は成功だ。
「ラクシュマナ!」
「はい! 兄上を悲しませた報いを受けるがいい! 神々よ! 私に力を授けたまえ! 英雄技! アンジャリカストラ!」
ラクシュマナの手に神々の力が宿った七色の矢が出現するとそれをラクシュマナが放つと無防備なインドラジットに刺さるとインドラジットの身体から七色の光が発生し、インドラジットが吸収した悪霊が次々身体から出ると光となって消滅する。
その結果、インドラジットは元の姿に戻る。
「くそが…神どもまであいつらに味方しやがって…ふざけんじゃねーぞ! インドラ!」
天に向かって叫ぶインドラジットだが、天にいたのはラーマだった。
「幻影とはいえ我が妻を殺したお前を俺は絶対に許さない! 受けてみるがいい! インドラジット! 俺がパラシュラーマから教えられた必殺の一撃を! 英雄技! バルガヴァストラ!」
「くそが! 魔神技! ナーガストラ!」
ラーマの七色の光の弓矢と蛇のオーラを纏う弓矢が激突する。
「はっはー! この技はあのインドラにも通用した技だ! お前の技なんかに負けるかよ!」
それが負けるんだよね。何せラーマが放ったバルガヴァストラはインドラの技であるインドラストラを超えると言われている。だからとってナーガストラが負ける理由にはならないが今のインドラジットにはジークが突撃した時に発生した半減を受けていた。案の定、ラーマの弓矢がインドラジットを破壊して、インドラジットに刺さるとインドラジットは七色の光に焼かれる。
「ぐわぁああああ!? ま…だだ! 俺は…まだ…負けてねー!」
「みんな! 一斉攻撃!」
全軍の一斉攻撃が放たれ、ボロボロのインドラジットは遂に倒れ込んだ。そしてインフォが来る。
『セフォネのレベルが40に到達しました。成長が可能です』
『アリナの二刀流のレベルが20に到達しました。二刀流【デュアルスプラッシュ】を取得しました』
『ダーレーのレベルが40に到達しました。成長が可能です』
『ダーレーの蹴り技のレベルが40に到達しました。蹴り技【旋風脚】を取得しました』
『ダーレーの片手剣のレベルが30に到達しました。片手剣【エアリアルスラッシュ】を取得しました』
『サフィのレベルが40に到達しました。成長が可能です』
『クリュスの女神技のレベルが10に到達しました。女神技【ゴットクラッシャー】を取得しました』
『蒼穹のレベルが40に到達しました。成長が可能です』
『コーラルのレベルが40に到達しました。成長が可能です』
『千影のレベルが30に到達しました。成長が可能です』
みんなが勝鬨を上げるなら上位プレイヤーたちが倒れているインドラジットを見る。
「普通に化け物だったな…」
「あれだけの攻撃を受けて、最後にラーマの攻撃まで受けても戦おうとしてたよ…指示は出せたけど、一瞬ゾッとしたかな?」
「瀕死の者ほど怖い者はいないと言うしな…やることは卑怯だったが敵ながらあっぱれと言わないといけないだろう」
俺たちがインドラジットを見つめていると森に地震が発生する。
「なんだ!?」
「敵の攻撃!? インフォ後なのに!?」
「あぁ…敵の拠点攻略した後に襲撃受ける事って結構ありましたよ」
「「「「うんうん」」」」
ルークたちの攻略では結構多発している案件なのね。
「全軍森の外まで撤退だ! 急げ!」
俺たちが森から引いていると地面が浮かび上がる。この感覚はトリプラースラ砦で味わった感覚にそっくりだ。せめてもの救いがあるとするなら転移が出来たのが大きかった。
「あっぶな…みんないるか?」
「いるけど…タクト。あれ見て」
リリー言われて森の方を見ると四つの巨大UFOと湖から浮上した空飛び島が浮かんでいた。それらの識別が出来た。
プシュパカ・ヴィマナ?
? ? ?
ヴィマナ?
? ? ?
ヴィマナはインド神話に実際に出て来る空飛ぶ宮殿だ。これは戦車だとされることもあり、見た目から見ても攻撃してくるのだろう。
プシュパカ・ヴィマナは元々はクベーラの持つ者だったがランカー島と共にラーヴァナが奪われたヴィマナだ。よって、あそこにラーヴァナがいることは確定だろう。その前にどうしても言いたいことがある。
「だから急にSFを持ち込むなよ…」
「「「「同感…」」」」
運営の無茶苦茶ぶりに呆れているとここで稲妻が俺たちの前に落ちるとインドラが現れた。
「ここからは俺様たちも戦いに参加してやるよ。流石に馬鹿のナムチと誘拐犯のナラカが出て来た以上、俺様が出ないわけにはいかんからな」
ナムチとナラカがあの巨大UFOに乗っているのか…ナムチはヴァナラ村でインドラが言っていたあの馬鹿のことを指しているらしい。だからインドラが参戦した訳だな。
そのナムチだが、インドラの友であり、インドラを裏切ったアスラだ。アスラ族だからラーヴァナ側として参戦した訳だな。
ナラカはアプサラスという水の精霊を盗んだアスラとして登場している。ろくな敵では無さそう。これで二つのヴィマナにいる敵が分かった。もう一つには恐らく一度見たマヒシャがいるだろう。残り一つはどのアスラが来るのか分からない。参戦してくれるならインドラが色々教えてくれるだろうと思って、質問してみた。
「残り一つはシュムバ、ニシュムバの兄弟だな。軍として結構強い奴らだ」
アスラの兄弟王として有名な奴らが来たな。確かシュムバはかなり強かったはずだ。ここでインドラから説明を受ける。
「いいか? もう気付いていると思うがラーヴァナはあの中央のヴィマナにいる。あのヴィマナに挑む為には他のヴィマナを先に落とさねーと挑めねぇ。だが、安心しろ。何せ俺様たちが付いているんだからな!」
「さっきからたちって言ってますけど、誰もいませんが?」
「あぁ…今、呼んでやるよ。お前たちが知っている奴らだぞ」
インドラが指を鳴らすと空から沢山の兎のセリアンビーストが落ちて来て、地面に尻をぶつける。
「「「「痛いウサ~!?」」」」
どうやらお月見イベントで俺たちがお世話をした兎のセリアンビーストが援軍として参加するということらしい。
「「「「なんか凄く心配…」」」」
「「「「満場一致で!? 酷いウサ~!」」」」
リリーたちまでシンクロしたのが何とも言えない所だな。とにかくヴィマナたちの動きはインドラたちが見張ってくれるそうなので、俺たちはログアウトすることにした。




