#1255 砂漠神の試練五階
サンドウォール砂漠にやって来た俺たちはファリーダの試練の続きをする。次の相手であるイシスとネフティスと戦うメンバーとして選んだのはファリーダ、黒鉄、狐子、ミール、ハーベラスを選んだ。
まず今回の試練のフィールドはオアシスが舞台で森からスタートして、二人の女神がいるピラミッドを目指す形となるらしい。
イシスは豊穣の女神で王座の守護神、魔術の女神と言われている。ファリーダの話では木属性のスキルに多種多様な魔法を使って来たそうだ。最初から距離があるので、俺たちはイシスの魔法攻撃に耐えながら距離を潰していく戦闘となる。
そうなるとやはり火属性は使いたい。ただ普通とは思えないから一応木に対抗する意味でミールを入れさせて貰った。
ネフティスは死者の守護神で城を神格化した存在でもあるらしい。ファリーダの話ではやはり蘇生とピラミッドを守る結界特化だったらしい。これが強化されるとなると防御破壊要員で黒鉄は入れたい。
まとめると敵はイシスが攻撃、ネフティスが守りの編成となる。そして攻撃役のイシスがやられるとネフティスが蘇生させる形だね。ただ気になることがある。
「敵として登場したのは女神二柱だけだったのか?」
「そうだったわよ? そういうことを聞いて来るってことはタクトが他の敵が出て来るって考えているのね」
「フィールドが森だからな。魔法で狙いづらいだろう? 全体魔法を使うにしても木という遮蔽物を向こうが用意する利点が無いんだよ」
恐らく樹海支配は使って来るんだろうけど、拠点を守っている敵が森なんて用意する理由は俺には森に別の敵がいるようにしか思えない。俺の考えを聞いて、ファリーダは答える。
「確かに森に何かしらの仕掛けはありそうね」
「ただ敵襲を警戒して距離を詰めるのが遅くなるのも問題だな…黒鉄、索敵も頼むぞ」
黒鉄が胸を叩いて、任せておけと返事をくれた。それじゃあ、行ってみよう。俺たちは次の階に上がるとファリーダの言う通り森が広がると上空に二つ画面が表示される。そこには玉座を頭に乗っけた女神と壺を頭に乗っけた女神がいた。
『ようこそ。私たちの試練へ。私はこの砂漠の豊穣の女神イシスと申します』
『あ、あたしは…ネフティス…です』
『妹はちょっと恥ずかしがりやなので勘弁してくださいね』
へー。ネフティスがそんな性格で来るのか。末っ子の妹だからそんな設定にしたのか?
「騙されたら、ダメよ。タクト。あの子、戦闘になると性格変わるから」
『か、変わらないもん! あれはあなたがオシリスお兄様を殺そうとするから』
「それは今回も変わらないわよ?」
『じゃあ、殺す』
こわ!?どうやらネフティスは恥ずかしがりやのブラコン設定らしい。そしてやはりオシリスもこの試練で登場するのが確定したな。
『あらあら。じゃあ、今回こそ頑張りましょうね? ネフティス』
『はい! イシスお姉様!』
『『オシリスお兄様の為に! 今回は本気で戦わせて貰います!』』
俺は今、セトに物凄く同情している。少しはセトの名前を出してあげて欲しい。彼の戦闘している姿は男の俺から見てもかっこよかったですよ?それなのにこの扱いは余りにも不憫すぎる。ここでイシスが確認してくる。
『私たちの試練について、説明は必要ですか?』
「前回と同じならもうタクトに説明してあるわ」
『なら、必要ないですね。ふふ。あなたも随分変わりましたね。昔は説明も聞かずに突撃して、森の中で迷子。その結果、怒り散らして森を燃やしたりしていたのが懐かしいです』
「いらないこと話しているんじゃないわよ!」
つまりピラミッドを目指さないといけないのに説明を聞かなかったせいで森を走り回って、女神二人を探していたのか。
「何よ。タクト。その顔は」
「いや、可愛いなと思ってね」
「絶対に嘘でしょ! 顔が笑っているわよ! あ~! もう! さっさと行くわよ!」
本当にこの試練はファリーダを弄って来るよな。昔のファリーダの様子も知れて、俺としてはかなりお得な試練だ。普通のプレイヤーはただ試練のクリアを目指す形だからね。
『では、はじめということでいいですね?』
そういうと画面が消える。俺はまずピラミッドの位置を確認するために空に上がるといきなり魔法が発動される。こちらの巨大な砂嵐が向かってくる。ハブーブだ。
魔法なら魔法で対抗しようとしたが魔方陣が破壊される。
「ミール! 津波だ!」
「はい! 津波!」
ミールが津波を発生させて、ハブーブと激突すると相殺される。普通なら質量が圧倒的な津波が勝つと思ったんだけどな。地属性有利が影響した感じか。取り敢えずピラミッドの位置は確認出来た。後は進んで倒すだけだ。
「流石にここまで上がって来ただけはありますね。来ますよ。ネフティス」
ここで黒鉄がミサイルを放ってから魔導砲を放つ。
「はい。 神技! ネベトフゥト!」
ピラミッドの周囲に三角錐の七色の障壁が展開されると黒鉄の攻撃が完全にガードされた。黒鉄がレールガンドリルロケットパンチを放つがこれもあっさり弾かれてしまった。
「お返しをいたしましょう」
「「「「「ミーティア!」」」」」
森の上空から無数の隕石が落下して来た。この程度なら空から距離も詰めれると思ったが、そんな甘い相手では無かった。
「「「「「レールガン」」」」」
空を飛んだ俺に向かって銛のレールガンが発射されたが俺はピラミッドから稲光がみえたので、黒鉄の後ろに回って、難を逃れた。危なかった…今のはイシスがセトと対峙した時に使われた銛だな。セトはこの銛を受けて瀕死の重傷をおっている。
この武器はピラミッドに配備されているのは間違いない。ただ黒鉄の電磁場で見事に防御されていた。これなら黒鉄を先頭にして、地道に進んでから破壊した方がいいという結論に至る。その結果、黒鉄が銛対策で俺たちは隕石を破壊しながら前に進む。
「この程度では止まりませんか…しかし今回の森は前回と違いますよ。イフリートの娘さん」
「「神軍」」
俺たちが進んでいくと黒鉄が敵襲を知らせて、機関砲を放つと武器を持ったエジプトの神官たちが機関砲を防ぎ切れずに倒されると傷が塞がり、立ち上がる。
「これじゃあ、もうゾンビだな」
「タクト様! 地面にも敵がいます!」
「「「「アァ~!」」」」
ミイラが現れた。これは恐らく神官たちがイシスでミイラがネフティスだろうな。
「タクトがゾンビなんて言うから」
「俺のせいかよ」
「そうよ…しょうがないわね。前みたいに燃やしてあげるわよ! ミールは逃げてなさい! 煉獄!」
地面が炎に包まれるが木と敵が燃えていない。これは豊穣神としての力か?いや、なんか変だな。するとミールが答えてくれる。
「タクト様、この森の木々はみんなが水樹のようになっています」
「どういうことだ?」
「私も詳しくは分かりませんが水属性が宿っている事は間違いないです」
そういえばイシスは海とも関わりがある女神だったな。恐らくそれが影響しているんだろう。こうなると木属性だけでなく、水属性も使う事は想定しないといけないな。それを神官たちにも加護で付与しているだろう。火属性メインで編成したのはミスだったかな?まぁ、行けるだろう。
「舐めんじゃないわよ! シャイターン・アイン!」
しかしシャイターン・アインは魔方陣が破壊される。魔法が破壊されるのは俺が最初に見せたぞ。ファリーダが顔を赤くして、固まっている。
「地道に行くしかないな」
「そうね」
「それしかないと思います」
「「「ワン」」」
俺たちは進み出す。
「何か言いなさいよ! 逆に恥ずかしいじゃない!」
「「「「はぁあああ!」」」」
「「「「アァー!」」」」
「うるさい!」
ファリーダが神官たちとゾンビをぶっ飛ばす。これを八つ当たりと言います。その後、樹海支配で俺たちが木との戦闘を見ていたイシスは更に仕掛けて来る。
「植物召喚。イエローオレアンダー!」
俺たちの周囲にモモの花に似た花を付けた木が生える。あの木は知っている。
「全員、炎を使うのを止めろ!」
「「「ワオーン! ガウ?」」」
ハーベラスが俺が言うよりも先に燃やしてしまう。すると木から桃色の煙が発生する。やっちまったもんはしょうがない。
「この煙は毒なはずだ! 狐子。行けるか?」
リアルではこんな煙が出ないがこの木の名前は日本ではキョウチクトウという言う。インド原産だが、エジプトではイエローオレアンダーという名前で知られている。庭園や街路樹として使われるが有毒性がある植物でこの毒がほぼ木全体にあり、周囲の土まで毒性を与えてしまう怖い木だ。
そして燃やしてしまうとその煙にも有毒性がある。こうなると広範囲に毒がばら撒かれるので、本来なら距離を取るしかない。しかしこちらには狐子がいる。
「もちろんよ。この程度の毒、何も問題はないわ。毒吸収!」
狐子が毒の煙を吸収する。これなら燃やした方がいいな。偶然だけど狐子を選んだのは正解だった。
「イエローオレアンダーは効きませんか…」
「イシスお姉様」
「えぇ。そろそろ彼らを呼びましょう。お願い出来ますか? ネフティス」
「はい…カノプス壷より来たれ! ホルスの四人の息子よ! 使役!」
俺たちがイシスの魔法攻撃と樹海支配に神官たちとミイラに対応しながら、中間地点を過ぎると新たな敵を黒鉄とハーベラスが感知する。黒鉄が空にミサイルを放ち、ハーベラスが炎ブレスを放つ。
ミサイルは空から飛来したハヤブサの顔を持つ人間に破壊され、そのままこちらに襲い掛かって来たが狐子が黒鉄の肩からジャンプして殺生刀で止めて、弾き返す。
そして地上ではハーベラスの炎ブレスの中からジャッカルの顔を持つ人間が現れて、ハーベラスと激突する。ハーベラスが噛み付こうとすると跳び上がり、ハーベラスの背中を二刀流で斬り裂こうとしたがハーベラスの尻尾の蛇が襲い掛かり、二刀流でガードしたが吹っ飛ばされて、態勢を整える。そこで識別が出来た。
ドゥアムトエフLv78
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
ケベフセヌエフLv78
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
ホルスの四人の息子か。ホルス戦で出て来なかったから、来ないと思ったけど、まさかの登場だ。ホルスの四人の息子は四つのカノプス壷を人格化した存在だとされている。恐らくカノプス壷繋がりでネフティスに呼び出されたな。
ドゥアムトエフがジャッカル人間でケベフセヌエフがハヤブサ人間だ。どちらも武器は細剣の二刀流。ケベフセヌエフは黒鉄の機関砲を避けながら黒鉄に挑んで来たが、黒鉄は神バリアを展開して、びくともしない。
更に黒鉄の電弧放電が発動されるとそれを見たケベフセヌエフは再び空に逃げるが黒鉄のミサイルが発射されるが斬り裂いて破壊される。そしてそのまま距離を詰めて来た。
狐子が迎撃に動くとケベフセヌエフも迎え撃とうする。
「獄炎!」
「炎など効かん! 魔力切断!」
狐子の獄炎は斬り裂かれるがケベフセヌエフの目の前には狐子はいなかった。代わりに黒鉄が腕をケベフセヌエフに向けていた。そして電気網が発射される。咄嗟に上に逃げようとしたケベフセヌエフだったがその動きは狐子の未来予知で読まれていた。このせいで回避が遅くなり、電気網に捕まる。
これで機動力は封じた。黒鉄の拳で潰されると追撃の衝撃放射が発動されて、地面が吹っ飛び倒される。
本来は結構強いと思うのだが、黒鉄が強すぎたな。その証拠にハーベラスとドゥアムトエフはいい勝負をしている。すると俺たちに神官たちとミイラたちが奇襲を仕掛けて来た。
「懲りない人たちですね。神水」
神官たちとミイラたちが神水を浴びると身体から煙を発生させる。神官たちは死者でミイラたちはアンデッドモンスターだ。ミールの神水は効果抜群。それでも神官たちは猛烈な痛みの中、こちらに向かって来た。
「遮断結界!」
ミールが俺たちと神官たちを包み込むように遮断結界が展開する。これで魔法の発動の妨害が無くなり、魔法が使える。
「ウッドフィケーション」
『ウッドフィケーション』
神官たちとミイラが木になっていく。流石にミールだけでは人手が足りないので、俺も手伝う。神官やミイラたちは不死で無限沸きしてきている。ただしそこには必ず人数制限が存在しているからこのように木や石、氷にして動きを封じるのが一番楽に進める。
これでハーベラスとドゥアムトエフとの戦闘を見るが蘇生合戦の状態だ。一応ハーベラスのほうが押されているな。ドゥアムトエフはハーベラスの噛みつき、爪の攻撃をスライディングで躱して、ハーベラスの下に潜り込んで確実にダメージを与えている。
対するハーベラスは自分の身体の大きさはどうしようもないので、斬られた後に蛇の尻尾で攻撃するか巻き付いて縛り上げた瞬間に爪で潰しており、蘇生した後にぶっ飛ばしている。
「おのれ!」
「「「ワオーン!」」」
「シャー!」
二人が激闘を続けるならそれでいいと思っていたのだが、先に進んだ俺たちを妨害するためにドゥアムトエフはハーベラスの後ろ足を斬り裂くと尻尾の蛇も斬り裂き、俺たちに奇襲を仕掛けて来た。
「やらせないわ」
狐子がそれを阻止する。
「く…邪魔をするな! 冥府の咆哮!」
「神魔毒ブレス!」
二人の攻撃が両者がスルーして、二人ともがぶっ飛ばされる。冥府の咆哮とは相性が悪かったみたいだな。
「おっと…大丈夫か? 狐子」
「えぇ…っ!」
「ミーティアエッジ!」
いち早く体勢を整えたドゥアムトエフが襲撃して来た。まだまだ甘いな。それじゃあ、こちらの防御はまだ突破出来ないぜ。
「間欠泉!」
「く!」
ドゥアムトエフの下から水が吹きあがり、ドゥアムトエフは空に上がると黒鉄のパイルバンカーが炸裂して、どうやらフィールドの端までぶっ飛び壁に激突したようだ。
「黒鉄、追撃はいい。狐子、ハーベラス。来たら撃退を頼む」
「えぇ。次は負けないわ」
その後、俺たちはドゥアムトエフの奇襲を受けながら、ピラミッドの前まで来ると新しい敵が現れた。一人は褐色の肌の人間の男でもう一人は狒々(ひひ)の顔をした男だった。
イムセティLv78
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
ハピLv78
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
これでホルスの四人の息子は勢揃いだな。イムセティが人間でハピが狒々だ。
「前回は呼び出されなかったが俺が呼び出された以上、イシス様には指一本も触れさせん」
「おいらもネフティス様のために戦わせて貰うぜ」
おや?敵として登場する狒々顔にはいい思い出が無かったのだが、こいつはどうやらエロ路線ではないらしい。
武器はイムセティが曲剣と盾でハピが斧の二刀流だ。
「いくぜ…ひゃあああ!」
ハピが大きくジャンプして、襲い掛かって来た。この攻撃をファリーダが空で受け止める。
「私相手に斧で相手するなんていい度胸ね!」
二人の一騎打ちが決まる。そしてイムセティの前にはミールが前に出る。
「そちらの男が相手では無いのか?」
「私が相手では不満ですか?」
「いや、とんだ根性無しだと思っただけだ」
はい。地雷を踏みましたね。背中越しだが、ミールの怒りが伝わって来る。
「…樹海支配」
「ぐは!?」
地面から丸太が飛び出して、イムセティが吹っ飛ばされると更に木の根がイムセティの足を捕まえると地面になんども叩きつけられて、ピラミッドの結界に叩きつけられると寄生木が手足に突き刺さり、磔状態になる。
「私たちはタクト様を侮辱した者は決して許さないと決めておりますので、覚悟してください」
「な…が…待」
「寄生種。木牢」
磔状態のイムセティに寄生種が打ち込まれ、木牢で体が完全に固定される。
「生命力をギリギリまで吸った後に黒鉄さんに止めを刺して頂きますので、それまでの時間をたっぷり楽しんで下さい」
ミールを怒らすと怖いことが証明されました。流石に見かねたのがイシスが銛が発射して解放される。
「イシス様! ありがとうございます! よくも」
磔からは脱出したが黒鉄のパンチが炸裂し、大爆発でイムセティが消し飛ぶ。その余波で結界にヒビが入る。そして黒鉄はパイルバンカーで結界をぶっ壊した。
「何やってるだ! あの馬鹿!」
「随分余裕ね」
「当たり前だ。きゃー!」
斧が投げられると念動力で自在に動いてファリーダに襲い掛かる。それに対して、ファリーダも斧を投げて、対抗した。それにしても変な声で戦闘をする奴だな。
「ウキキ! おいらはこう見えて接近戦も得意なんだぜ! 回し蹴り!」
ハピが距離を詰めて、ファリーダに回り蹴りを放つとファリーダは足を手で掴む。こっちはこっちで調子に乗り過ぎたな。掴んだ足をファリーダが強く握ると折れる。
「ぎゃあああ!? あ」
「お猿さんは火山に落ちた経験はあるかしら?」
「え…おいらは」
「噴火」
頭を掴まれたハピは逃げられず、地面から噴き出した噴火に突っ込まれる。
「ぎゃあああ!? 熱い熱い熱い!?」
「そう…気に入って貰えてよかったわ。溶岩のお風呂にも入れた後に殺してあげるから覚悟しておきなさい」
流石にこの状況を見たドゥアムトエフは抗議の声をあげる。
「何をしているんだ! あいつらは! いつも守って貰っている恩返しも出来んのか!」
ここまでずっと戦闘して来たから怒る気持ちは十分わかる。ドゥアムトエフの言葉はイムセティとハピはそれぞれイシスとネフティスに守られている存在であることから来ている。
「あなたもよく頑張ったけど、そろそろ終わらせて貰うわ」
「ふん…お前たちでは俺は倒せないと散々証明したはずだが?」
「そうね。お陰で刀スキルが結構レベルが上がりそうで助かったわ」
「何?」
「「「ワオーン!」」」
ハーベラスの冥府鎖がドゥアムトエフを締まり付けた。
「っ!? 冥府の鎖だと!?」
「えぇ…蘇生ばかりするあなたには必殺級の鎖よ。止めはハーベラスに任せるわ。私がとどめを刺す権利はないから」
「ぐ…やめろ!」
ドゥアムトエフはハーベラスに頭から食べられて終わった。これでようやくボス戦だ。気合いを入れて戦わせて貰うとしよう。




