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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
自由の国フリーティア
133/1716

#128 善霊とメルパーティーの戦い

獣魔ギルドに到着。俺は先に召喚させて貰おう。


リスト召喚を実行すると新しいのが四つ増えている。


グリーンキャタピラー

木霊

ソウル

スケルトン


グリーンキャタピラーはバタフライの進化前だろうな。


木霊は確認したが、図書館でトロールは召喚モンスターだったことを考えると木霊の進化先だったみたいだな。


そしてソウルの進化先がゴーストとスピリットだな。ひよこの召喚が成功したら、ソウルを召喚しようかな?スピリット狙いで。物理攻撃無効の魔法特化は物理攻撃が多い俺たちにとって、魅力的だ。


というわけで最初にひよこを召喚!


魔法陣が輝き現れたのは懐かしいひよこ。ひよりも昔はこれだったんだよな。名前は考えてある。


名前 ひまり ヒヨコLv1


生命力 6

魔力  2

筋力  2

防御力 2

俊敏性 8

器用値 2


スキル


飛行Lv1


ひよりがひらがなだったからひらがなにした。漢字で書くなら日葵(ひまり)となる。向日葵(ひまわり)で使われている漢字だ。


ひよこが召喚出来たから次はソウルだ!


魔法陣が輝き、まずは成功。そして現れたのは白いボヤ。空に浮かんでいる。これがソウルか。名前はどうするかな。ぼんやりしているからそこから名前を決めた。


名前 月夢(るいな) ソウルLv1


生命力 10

魔力  10

筋力  0

防御力 0

俊敏性 5

器用値 5


スキル


浮遊Lv1 透過Lv1 夜行動Lv1


これで俺が召喚できる召喚獣は6体となった。 


もしプレイヤーにこの名前がいたら、ごめんなさいだな。幻や夢が真っ先に浮かんで、そこから夜や月が出てきたからこの名前にした。


しかし俺はステータスを確認する。うん、見間違いじゃないな…これはひょっとして、ひよこ現象の再来じゃないのか!?


初見のスキルばかりだな。浮遊は浮いているこの状態だろう。飛行との差は空を飛ぶスピードに自由度だな。透過はゴーストたちで見た攻撃がすり抜けるスキルだろうな。最後の夜行動は恐らく夜にしか行動できない召喚獣なんだろう。


幽霊が昼間に目視するのはイメージ的に変だ。実際はあるかもしれないけどね。俺は出会ったことがないからわからない。


まぁ、いいか…ひよこ同様強くなることはわかってるし、ひまりと月夢を連れて外に出ると皆がいた。


『あ、ひよこ』


同情の視線を受ける。そういえば合成召喚の話してないか…話しておくか…恨まれるの嫌だし。


俺が情報を公開すると阿鼻叫喚。進化先が重要になってくるからな。気持ちはわかる。


その後、全員でフィールドに移動。というのも俺の戦闘の見学だ。召喚獣見たさがあるだろうがモンスターの強さも見たいみたいだ。


相手に選んだのはチャビーラビット。ここらで強い代表みたいな奴だからな。メンバーは恋火、エアリー、ひまり、月夢だ。そしてチャビーラビットの専門家の黒鉄だ。


「あの…どうして一体召喚していないんですか?」


ルークが聞いてくる。当然の疑問だな。


「俊敏値に難がある奴だから戦闘時に召喚するようにしているんだ」


「な、何を呼び出すつもりですか?」


「それは見てのお楽しみだな」


ロコモコが女性プレイヤーたちから希望されたがチャビーラビットは危ないから却下した。大量のチャビーラビットを発見。では黒鉄を呼びますか。


『ゴーレム!?』


ま、驚くよね。


「エアリーは黒鉄の回復を頼む。黒鉄が敵を引き付けるから恋火は固まった所に魔法で攻撃してくれ」


「は…はい!」


「俺も黒鉄を強化してから参加するから、あまり気負わずにな」


「だ…大丈夫です!」


大丈夫そうに見えないから言ってるんだけどな。


「ひまりと月夢は俺の近くにいてくれ」


ひまりが返事を返して、月夢は上下に動く。なるほど、それで意思表示するわけね。ではウサギ肉をいただくとするか!


戦闘は安定していた。エアリーが回復させ、俺はバフで黒鉄の攻撃、防御、速さを上げたら、黒鉄が無双状態だった。いや、ダメージはあるんだけどね。


黒鉄の挑発でチャビーラビットが黒鉄に群がった所に恋火のフレイムサークルが炸裂するから十分に戦えた。


しかし、安定感はあったが、時間はかかったな。やはり2体戦闘参加出来ないのは痛いか。解体では無事にウサギ肉をゲット。半分は料理してモッチさんに送ろう。そしてレベルアップだ。


さて、皆の感想はどうかな?


『ゴ、ゴーレム強い…』


ですよね~。そうなりますよね。だけど黒鉄のみだとたぶん負けるんだよな。ダメージに回復が追い付かなくて…そこをフォローしたエアリーときっちり攻撃役を果たした恋火はいい活躍をした。


そこからパーティー毎に話し合う。自分たちならどうするか相談しているみたいだな。


しかしここはフィールド。チャビーラビットが何度も現れる。頼まれたので、相手をしよう。


結果、ひまりと月夢が進化した。ひまりはホークに進化だ。


名前 ひまり ヒヨコLv8→ホークLv1


生命力 6→22

魔力  2→20

筋力  2→26

防御力 2→16

俊敏性 8→22

器用値 2→16


スキル


飛行Lv1→Lv3 強襲Lv1 鉤爪Lv1 風魔法Lv1


月夢の進化先を確認するとやはりスピリットとゴーストだった。一応説明を見てみよう。


スピリット

善霊。憑依は使えないが上空から魔法で攻撃する。霊なので物理攻撃と基本魔法、複合魔法ではダメージを与えることができない。


ゴースト

悪霊。敵に憑依し、敵を操ることで戦闘をする。霊なので物理攻撃と基本魔法、複合魔法ではダメージを与えることができない。


ふむ。きっぱり分けてきたな。では進化だ!


名前 月夢 ソウルLv8→スピリットLv1


生命力 10→20

魔力  10→20

筋力  0

防御力 0→10

俊敏性 5→15

器用値 5→15


スキル


浮遊Lv1→3 透過Lv1 雷魔法Lv1 光魔法Lv1 夜行動Lv1→3


うん。敵で見たスピリットと同じだな。


そのあと、みんなも戦闘に参加。さて、メルたちの戦闘を見学しようかな。


レッカは魔法使い。ケーゴは槍使い。ユーコが重戦士。ユーコが盾を装備すればだいぶ楽になると思うが盾無しの大剣だ。


「可笑しくない?」


「そうだよね! そう思うよね! 普通重戦士がブロッカーだよね! 私がブロッカーって可笑しいよね!」


メル、必死だな。


「えー…だって、メルは盾装備してるじゃん」


ごもっともだが、それでブロッカー押し付けるのはあんまりだろ。


「大丈夫なのか? このパーティー」


「メルさんが上手だからなんとか成り立ってる感じだね。ただチャビーラビットのようなモンスターが増えてくると流石にきついだろうね」


「あぁ。あのゴーレムの役割をメルに押し付けるのは流石に無理だろうからな」


「えー…あたし盾とか嫌よ。ケーゴあんたがやりなさいよ」


「なんで俺なんだよ!」


「いや、進化先にファランクスがいれば可能だね」


『それだ!』


楽しそうで何よりだ。とはいえ現状、メルがブロッカーをする。さて、どんな戦闘になるかお手並み拝見だ。


戦闘は単純な方法。一対一を挑む形を取った。メルだけミライとレッカの分を引き受けるが、レッカが麻痺らせるから事実上二対一だ。


さて、一つずつ見てみよう。まずメルからだ。剣で盾を叩くとチャビーラビットを三体を引き付ける。恐らく挑発スキルだな。プレイヤーだと選択出来るみたいだ。


「シールドバッシュ!」


メルが盾の武技を使用する。チャビーラビットの攻撃を見事に弾き、攻撃を加える。だがすぐに別のチャビーラビットがくる。それを再び盾で弾き、攻撃する。凄く堅実な戦闘だ。


だがチャビーラビットには転がり攻撃がある。


「ぐぅ…はぁ!」

「ヒーリング!」


多少ダメージを受けたがきちんと弾いた。凄いな…俺なら盾を持っていてもぺちゃんこになる自信がある。そしてダメージを受けた瞬間に回復魔法をするミライは凄いな。


メルはあれだな。装備さえちゃんとしていればチャビーラビット相手なら問題なさそうだな。


さて、リサはチャビーラビットと格闘戦をしている。相手の攻撃をかわしたら懐に飛び込み、連打。攻撃が来たら、バックステップでかわす。流石に一発あるモンスター相手だと無理をしないか…安心した。


ユーコは楽しそうだ。


「あはは! これよ! こういう戦いを待ってたのよ!」


チャビーラビットの攻撃を大剣でぶつけあって、楽しんでる。俺は確信した。この人とリリーは絶対気が合うな。


「遊んでないで、早く終わらせ、てよ!」


「ちぇ…仕方無いか。じゃあ、大技だ!」


ユーコが大剣でチャビーラビットの攻撃を弾く。出来たんかい。


そして大剣を構えスキルを発動させる。


「インパクトスラッシュ!」


お!初見の大剣技だ。ユーコの大剣がチャビーラビットを斬り裂くとその後、チャビーラビットが衝撃でぶっ飛ぶ。リリーが好きそうな技だな。


「ふふん、どうよ。タクト君」


自慢げに言われてもね。倒せてないんだが?


「ユーコ! まだ倒せてない!」


「うそ!? げっ!?」


丸まったチャビーラビットが転がってくる。ユーコは慌てて回避する。しかし転がったチャビーラビットがケーゴに向かってしまう。


「ん? どわっ!? あぶね!」


辛うじてかわすがケーゴにチャビーラビットが2体になってしまった。


「ちょっと待て!? 二体とか無理だ!」


そういうケーゴは槍の武技「バックランサー」で刺しては離れてを繰り返している。ずるいな。だが槍使いからしたら最も基本的な戦い方かも知れない。しかしバックランサーを連呼してるケーゴはあれだね。


「バックダンサーと連呼してる変人に見えるな」


「「「ぷっ!」」」


メル、ミライ、レッカが笑い、隙が出来てしまう。


「ちょ、変なこと言わないで! タクト君」


「ごめんなさい。あ」


ケーゴが相手していたチャビーラビットが2体丸まる。詰んだな。


ケーゴが必死に逃げるが間に合わない。


「アースウォール!」


ケーゴに当たりかけたチャビーラビットが地面から出てきたアースウォールで持ち上がり、そのまま空を飛んでいった。


「相変わらずえげつない奴だな」


「どーも。でもタクトのせいでミスるところだった自覚ある?」


「ないな。それくらいでミスをするやつじゃないだろ?」


「まぁね」


これがレッカの真骨頂。こいつはとにかく発想力が凄い。そしてそれを平然とやってのける腕がある。転がってるチャビーラビットにドンピシャで合わせるのがどれだけ難しいことか。


こいつが新しく見付けたコンボにどれだけ苦しめられたか思い出してしまった…


しかも飛んでいったチャビーラビットはユーコがいる所に落下する徹底ぶりだ。普通に引く。


結果、ユーコとケーゴ、リサがチャビーラビットを仕留めてたら、一方的になり、戦闘終了。


『疲れた…』


レッカを除く、全員へばってる。さて、今回のMVPは間違いなくミライだな。


「ミライ、頑張ったな」


「みんな、手が焼ける…」


『うぐ…』


全員を回復とバフで完璧にサポートしていた。バフを途切れさせず、回復までこなすミライに俺は完全に負けている。恐らくバフの時間とか全て把握しているな。


やはりプレイヤーの戦闘を見ると勉強になるな。そして改めて、黒鉄の偉大さがわかった日だったことを。


名前 恋火 セリアンビーストLv20


生命力 50

魔力  44

筋力  50

防御力 30

俊敏性 52

器用値 42


スキル


刀Lv7 二刀流Lv1 炎魔法Lv3→Lv5 狐火Lv6 気配察知Lv8→Lv9 危険察知Lv1→Lv2 

妖術Lv1 血醒Lv2 


名前 黒鉄 ロックゴーレムLv3→Lv5


生命力 47→49

魔力  0

筋力  49→53

防御力 49→53

俊敏性 10

器用値 10


スキル

素手Lv6→Lv8 防御Lv9→Lv11 挑発Lv6→Lv8 物理耐性Lv9→Lv11 採掘Lv6 投擲Lv1


名前 エアリー アイベックスLv3→Lv5


生命力 39→43

魔力  17→19

筋力  24→25

防御力 16→17

俊敏性 29→33

器用値 16→18


スキル


角擊Lv2 登攀Lv1 危険察知Lv2→Lv3 跳躍Lv1 疾風Lv2 光魔法Lv3→Lv6 採乳Lv2



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