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#1219 シルフィの魔法訓練

まだ修正が残っているので、休みをどうするか悩み中ですが23日の休みは取り敢えず朝7時と夜23時に二話更新しようと思います。

それじゃあ、島で訓練をしよう。ここでシルフィが提案してくる。


「私のティターニアと夜叉、ロードガーゴイルの近接戦闘の訓練をしてくれませんか? 代わりに私がリリーちゃんたちに魔法の訓練をしてあげるというのはどうでしょうか?」


「あぁ…俺よりもシルフィのほうが魔法戦は上手だもんな。それじゃあ、別れて訓練しようか」


「はい!」


まずは俺と恋火の訓練をシルフィの召喚獣たちに見学して貰う。


「ふぅ…これでいいか?」


「はぁ~…はい! 堪能しました!」


「それは良かった。これでもう大丈夫だな」


「そ、それは…あう」


俺は恋火の頭を撫でて、白蔵主攻略に重要なことを伝える。


「恋火は白蔵主に強さでは負けていない。ただ焦る気持ちは弱さに繋がる。一対一では特に雑念を無くし、目の前の敵に集中しないといけない」


「それは…分かっているつもりです」


「そうか…それでも不安なら自分の刀を見つめてみるんだな。何か大切なことに気付けるかも知れないぞ。まぁ、これは後だな。恋火もシルフィの訓練に参加して来てくれ」


「じー…は、はい! 行ってきます!」


刀は自分を映す鏡だと言われている。刀に映る自分の姿を見る事で一つ恋火の不安の払拭に役立つかも知れない。因みにこれは爺さんの教えだったりする。


さて、ここからシルフィの召喚獣たちを訓練していく。実はもうシルフィに言われた段階でもう教えないといけないことは分かっているのだが、その前段階としてみんなと特別ルールで決闘を掲示する。


「俺はみんなが百回目の攻撃をするまで一切攻撃はしない。それまでに俺に攻撃を当てることが出来たら、そっちの勝ち。そして百回目の攻撃をした後に俺が攻撃するからその攻撃を防ぐか避ける事が出来てもみんなの勝ちにしよう。近接戦の訓練だからスキルの使用は他心通などの戦闘補助スキルと武器による武技のみとする。何か質問があるかな?」


「おいおい…他心通とか神速まで許可していいのかよ。随分な自信だな」


「勝つ自信がおありということでしょうか?」


「あぁ。流石にスキル全てを使われると勝てないが剣だけなら大丈夫だと思うよ」


これを聞いたみんなに火が付く。そして訓練をする。


「はぁあああああ! っ!?」


ティターニアが取った戦法はとにかく連続で斬りかかる戦法だった。しかし俺はそれを全て回避しきり百回目の攻撃をした瞬間、ティターニアはガードしようとしたがガードの逆サイドから剣が付きつけられる。


「百回目だ」


「私の負けですね…しかし今のは幻術ですか?」


「まさか。精霊眼を持っているなら分かるだろう?」


「そうですね…しかし今のは…」


俺が使ったのはフェイントだ。種明かしは後にして、次は夜叉と戦う。夜叉も連続攻撃をしてきたが百回目の攻撃を前に立ち止まった。ここまで長引いた以上、俺の攻撃を防御か避けるのに集中するのは流石の判断だ。


「はぁ! っ!?」


地面を蹴り、斬って来るが俺は後ろに避けて、斬りかかると夜叉は後ろに下がるとそれを読んだ俺は地面を蹴り、距離を詰める。それを見た夜叉は防御しようとするがさっきのティターニアの言葉を聞いたことでフェイントを放った逆方向にガードしようとしたが俺の攻撃はフェイントしたほうから飛んで来て、勝負あり。


「くそ…結局他心通や未来予知の通りかよ」


「俺が使えないからな。それでもスキルを疑ってしまうだろ?」


「く…百回まで俺の攻撃を対応していたのは反射神経と読みがいいからだったからな。俺に足りないのはそこか」


流石に夜叉はこの訓練の意図を理解したか。流石だね。ティターニアはまず単純に剣術のことを知らなさすぎるからこれからまずそこを教えるつもりだ。そこから駆け引きやフェイントを教える予定。


夜叉も強いのだが、戦闘の駆け引きが甘すぎる。自分が強すぎる故の弱点と言ってもいいが恐らく武器同士の戦闘経験が少ないと思われる。シルフィは暗黒大陸と桜花には行っていないからね。王女の立場を考えると各国の英雄たちとも戦う機会は無いだろうし、これが原因で千影に負けたと言ってもいい。戦闘経験が同じだったら、千影の技量があそこまで夜叉を苦しめることはなかっただろう。


最後にロードガーゴイルにも勝利して、改めて訓練の意図とこれから教えることを伝える。ティターニアと夜叉については説明した通りだ。ロードガーゴイルの戦闘については一つ肝心なところを教える。


「ロードガーゴイルは強いが攻めの気持ちが強すぎるな。ロードガーゴイルのポジションは防御役だ。防御役はどんな攻撃もその盾で守らないといけない。その槍でも攻撃は防げるし、身体が丈夫なのも分かっているがもっとその盾を信じてやった方がいいと思うぞ」


「グオ…グオ!」


ロードガーゴイルは自分の盾を見ると頷いた。素直でいい生徒だ。


「さて、これから本格的な訓練をするがその前に一つ言っておくがパワーで攻めることを否定しているわけじゃない。フェンリルに勝ったことがあるんだ。君たちのこれまでの戦闘が間違いであるわけがない。それでもパワーだけで勝てない敵がこれから先、どうしても出て来る。これから教えるのはそいつらと戦うことになった時のための訓練と思ってくれ。それじゃあ、一人ずつやって行こうか」


一人ずつ訓練して、シルフィの訓練が終わるとインフォが来る。


『セチアの海魔法のレベルが20に到達しました。海魔法【シースパウド】、【メイルストロム】を取得しました』

『セチアの地魔法のレベルが20に到達しました。地魔法【グラビティ】、【ハブーブ】を取得しました』

『セチアの暗黒魔法のレベルが20に到達しました。暗黒魔法【ダークネス】、【エクリプス】を取得しました』

『セチアの雷魔法のレベルが50に到達しました。雷魔法【レッドスプライト】、【レールガン】を取得しました』

『恋火の太刀のレベルが40に到達しました。太刀【剣突(けんとつ)】を取得しました』

『恋火の空間歪曲のレベルが10に到達しました。空間歪曲の最大数が1増加しました』

『ノワの竜魔法のレベルが30に到達しました。竜魔法【ヴェンジフルドラゴンストリーム】を取得しました』

『リビナの疾魔法のレベルが20に到達しました。疾魔法【タービュレンス】、【フライト】を取得しました』

『リビナの暗黒魔法のレベルが20に到達しました。暗黒魔法【ダークネス】、【エクリプス】を取得しました』

『リビナの時空魔法のレベルが50に到達しました。時空魔法【ディメンションフォールト】、【テレポーテーション】を取得しました』

『リアンの雷魔法のレベルが50に到達しました。雷魔法【レッドスプライト】、【レールガン】を取得しました』

『リアンの氷魔法のレベルが50に到達しました。氷魔法【アバランチ】、【ヒドゥンクレバス】を取得しました』

『リアンの時空魔法のレベルが50に到達しました。時空魔法【ディメンションフォールト】、【テレポーテーション】を取得しました』

『和狐の炎魔法のレベルが30に到達しました。炎魔法【ヴォルケーノ】、【ウルトラバイオレットレイ】を取得しました』

『ブランの疾魔法のレベルが20に到達しました。疾魔法【タービュレンス】、【フライト】を取得しました』

『セフォネの同時詠唱のレベルが20に到達しました。同時詠唱の最大数が1増加しました』

『ファリーダの爆発魔法のレベルが50に到達しました。爆魔法【デトネーション】、【ナパーム】を取得しました』

『ファリーダの時空魔法のレベルが50に到達しました。時空魔法【ディメンションフォールト】、【テレポーテーション】を取得しました』

『コノハの疾魔法のレベルが30に到達しました。疾魔法【ツイスター】、【オゾンホール】を取得しました』

『コノハの暗黒魔法のレベルが30に到達しました。暗黒魔法【サクリファイス】、【ベルセルク】を取得しました』

『コノハの氷魔法のレベルが65に到達しました。氷魔法【オーロラベルト】、【パーマフロスト】を取得しました』

『コノハの木魔法のレベルが50に到達しました。木魔法【フォーレンツリー】、【ウッドフィケーション】を取得しました』

『コノハの時空魔法のレベルが50に到達しました。時空魔法【ディメンションフォールト】、【テレポーテーション】を取得しました』

『ミールの海魔法のレベルが20に到達しました。海魔法【シースパウド】、【メイルストロム】を取得しました』

『叢雲の竜魔法のレベルが10に到達しました。竜魔法【イヴィルグラントペイン】を取得しました』


結構みんなに魔法スキルが追い付かれて来た。これはつまり訓練はやはり一つに集中したのが効率がいい事を意味している。それにしても魔法スキルが上がり過ぎなのだが、俺はそこまで不思議に思っていない。実は訓練中にド派手な魔法の撃ち合いの音が聞こえてました。そして昨日の夜と同じでボロボロのリリーたちの姿があった。


「楽しかったですね! みなさん!」


「「「「う、うん…」」」」


ちゃんと訓練してくれたことは分かるがリリーたちとシルフィとの温度差はなんだろうね。リリーたちがシンクロで伝えて来る。


『全然魔法が通じなかったんだよ~…タクト~』


『私たちの魔法のほとんどがシルフィに支配権を取られました…私たちの魔法の中で無傷で佇むシルフィはやばいですよ』


『私はなんとか大丈夫でしたが魔法を操るのが抜群に上手でした。なんというかタクト様が求めている魔法戦を実演している感じでしたね』


『…後、魔法と杖、魔力支配以外のスキルを使うのを禁止された…』


シルフィも俺と似た訓練をしてくれたみたいだな。シルフィも俺の近接戦に憧れているみたいだし、ここまで対極になるのも珍しいのかな?ここで休憩しつつ、昨日確認出来なかった技も含めて新しく覚えた技を見せて貰った。


最初は恋火が覚えた剣突を見せて貰う。名前の通りで突き技だった。ただし、突きがまるで拳銃の弾のように飛んできた。突きの構えや強い踏み込みなど技までの初動作で技自体はバレバレだが、貯めがある分、威力もかなりある突き技らしい。


「知らない敵には近くで使っても大丈夫そうだな。ただ基本は遠距離で使う技っぽい感じか」


「あたしもそう思います。昨日覚えていたら、フェンリルのお腹に使ってみたかったです」


あぁ…下に潜り込んでからのこの技はかなり有効だろうな。恋火もよく勉強している。偉いので、撫でて上げよう。


次は昨日恋火が覚えた火焚祭。踊ると自分の周囲から火の粉が発生する神秘的な技だ。火の粉全てに攻撃判定があり、火と神聖属性の攻撃故に悪魔やアンデッドなどに大ダメージを与える。基本的な使い方は熱風と似ているだろうな。もちろんダメージでは火焚祭のほうが上回っている。難点は踊ってから発動する技なので発動までに時間が掛かるところと技がバレバレな点。この辺りはドラゴンノヴァと似ているね。


次に昨日俺が覚えて使わなかった魔法を確認する。ムーンドリップは日本語では月の雫という意味だ。月がないと使えない魔法で月から蒼い光が降り注いでこれを浴びた味方全ての状態異常を全て解除し、少しだけ生命力も回復してくれる魔法だ。


みんなとのボス戦は夜多いので、使う機会は結構多いかも知れない。難点は建物や洞窟内だと月が見えないので、使えない所かな?後は月に魔方陣を描くので、魔法がバレバレとなる。


もう一つの海魔法であるラージキャタラクトは大瀑布という意味だ。大瀑布スキルのほぼ一緒の魔法。最大の区別される所は魔法なので、融合魔法や獣魔魔法を使うと溶岩の大瀑布や猛毒の大瀑布などが魔法として存在している。俺としてはこういう使い方をしたい魔法だ。


最後にノワが覚えたヴェンジフルドラゴンストリーム。この魔法は怨霊となったドラゴンを敵にぶつける魔法だ。見た目のイメージはグレイたちが使える咆哮スキルに似ており、直線の貫通攻撃だった。どうやら防御無効がある魔法でこれを喰らうとダメージと共に病気、呪い、恐怖の状態異常になるらしい。威力も結構あるし、ノワの魔法としては珍しい魔法だ。


これで確認終了。みんなを見るとまだ生産作業をしていたので、この間にギルドに向かう。そこでクロウさんたちにギャラクシーメタルを渡し、ナオさんからリースのエンゲージリングを受け取った。


ここでみんなの今日の予定を聞くとアーレイの結婚式がある関係でトリプラースラ砦の後にユグドラシルに再チャレンジする予定らしい。


「それじゃあ、俺は今から登ってもいいか?」


「いいよ。もし攻略出来たから砦攻略の時に教えて欲しいかな?」


「了解」


これから俺がユグドラシルに向かう訳だが、アーレイの結婚式があると言う事はもちろんシルフィは参加しないといけないだろう。本来なら夫である俺もそうなるだろうがサラ姫様との関係を考えると不参加にしたほうがいいという結論になった。出来ればアーレイの新郎姿を見て、弄ってやりたかったんだけどね。その役はシフォンたちに任せるとしよう。


「終わったら、すぐに連絡しますからね! 絶対に迎えに来てください!」


「分かりましたから早く行ってあげて下さい」


どれだけ冒険に飢えているんだか…それでもサラ姫様の結婚式を優先してくれたことにホッとした。それじゃあ、シルフィ抜きでユグドラシルの木登りに挑むとしよう。

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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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