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#1216 仙人修行とスキルアップ大会

みんな「祝4周年!」


タクト「いやー、俺たちの冒険も続いたもんだなー」


リリー「たくさんな事があったよね。タクト」


タクト「そうだな。変なロボに捕まったり、動物の、色々あったな」


イオン「どうして変なことばかり思い出すんですか! タクトさん! もっと私たちとの結婚とか思い出して下さいよ!」


タクト「あぁ…みんな綺麗だったな」


ノワ「…ノワ以外のドラゴニュートはみんな失敗した」


リリーたち「く!」


ファリーダ「はいはい。落ち着きなさい。私たちの冒険ももう終盤なのよ。喧嘩したりしたら、勿体ないわ」


リビナ「そうだよ。みんな仲良くが一番だよね」


ブラン「一番裏切りそうな人に言われましたよ」


リビナ「何か言った?」


セチア「ほらほら。二人ともやめて下さい。なんというか成長して来た私たちですが最初の事と変わらない所も結構ありますよね」


恋火「あたしも最近そう思ってます」


和狐「まぁ、恋火とセフォネはんは特にそうどすな」


恋火「あたしですか!? 酷いです! お姉ちゃん!」


セフォネ「妾も入れるでないわ! 和狐!」


アリナ「アリナ的にはみんな変わらないでいいと思うの。一番変わっていないのがお兄様だから」


イクス「マスターのことについては同意します」


ユウェル「つまりわたしたちが変わらないのはタクのせいってことだな!」


タクト「おいおい…」


リアン「いい意味でですよ。先輩。私たちが変わらないでいられたのは先輩のお陰ってことなんですか」


シルフィ「私から見ても皆さんの関係は最初の事からとても羨ましかったんですよ。誰でもいいので、私に一人でもくれたらいいのにと何度思った事か」


タクト「残念でしたね。誰もあげません。俺たちみんなでリープリングですから。もちろんシルフィも含めてね」


みんな「えへへー」


タクト「あー…それじゃあ、みんなで〆ようか」


アリナ「お兄様。照れてるの」


タクト「はいはい。照れてますよ。それじゃあ、みんなで言うぞ。せーの」


みんな「いつも読んで下さりありがとうございます! 最後まで『Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~』をよろしくお願いいたします!」


リリー「ばいばーい! あ、そうだ! タクト」


タクト「ん? どうした? リリー」


リリー「誕生日おめでとう。チュ」


タクト「お、おぅ…ありがとうリリー。っ!?」


みんな「抜け駆け禁止ー!」


はい。というわけで四周年と本日が実はタクトの誕生日となっております。今日は前の日の予告通り12時と23時に更新があります。話自体はそこまで進みませんが四周年記念の三話をお楽しみください。


また前の更新でお知らせしたとおり、風邪を引いた影響で取り敢えず一週間ほど、お休みをいただきます。更に休みが必要な場合は一度更新した時に報告させていただきます。

俺が次の階について、ファリーダに聞くと教えてくれた。


「次の階はイシスとネフティスの姉妹が相手ね」


イシスとネフティスはオシリスとセトと合わせて兄弟姉妹の関係にある女神だ。イシスが姉でネフティスが妹に当たる。


この二人の関係は結構微妙なんだよな。元々オシリスの妻がイシスでセトの妻がネフティスだ。だけどネフティスはオシリスの事が好きで子供を産んでしまう。それがアヌビスだ。普通ならイシスは怒るところだろうが怒ったのはセトだけで、二人はオシリス復活のために共闘関係になる。


そんな彼女たちをこのゲームではどう描くのかは結構興味深いところだ。個人的にはドロドロ関係にはなって欲しくない。そしてここで問題となるのがファリーダとのマリッジバーストを使ってしまったことだ。


セトと同格の神が二人も相手となると流石に厳しい上にさっきの戦闘より過酷となるのはもうホルスから確約されている。


「うーん…今日は切り上げて、島でスキルのレベルアップをするか」


「私に異論はないわ。恋火と和狐も心配だしね。ただし私もスキルのレベルアップには参加させて貰うことが条件よ」


「ちゃんとみんなさせるって…それじゃあ、帰るか」


俺たちが帰ってスキルのレベルアップのことを伝えると恋火と和狐は申し訳なさそうだ。


「嬉しいですけど…」


「ならここは純粋に喜びなさい。全員のスキルアップはどこかのタイミングでは絶対に必要になっていたわ。私も今のままでラーに勝てるとは思っていないし、タクトの判断はいい判断だと思うわよ」


「俺も他のみんなも思う事は一緒なんだよ。もっと強くなって、みんなの役に立ちたいってな。それでも申し訳なく思うならかなり時間があるし、頑張って強くなろうぜ」


「タクトお兄ちゃん…あ」


ここで恋火のお腹の虫が鳴り、恋火の顔は真っ赤になる。ご飯を食べてないからこういうことになるんだよな。


「訓練前に二人はまずご飯を食べような」


「「はい~…」」


二人がご飯を食べている間に訓練について考える。時間を確認すると三時間以上は訓練出来る。かなりがっつりスキル上げ出来そうな話をするとここでリリーが元気に手を上げて来た。


「どうした? リリー?」


「スキルを上げるならみんなと戦ってあげたい!」


「う、うーん…あまり効率的じゃないぞ」


スキル上げはどれだけスキルを使うかで効率が決まる。決闘だと武器スキルにはいいが魔法スキルのレベル上げには向いてない。しかしリリーの案にみんなが指示をした。


「時間が結構あるならやってみて、いいのではないしょうか? 魔法スキルをあげたい者同士で魔法縛りで個人戦も出来ますし、チーム戦とかでも楽しそうではありませんか?」


「いいね。それならタクトチームとセチアチームで分かれて、代表者が交互に選んで行くのがいいかな?」


「武器スキル持ちはやはり一対一がいいですね。主の話では技量も問題点に上がっていましたし」


「それならお互いにあげたいスキル同士が戦うのが理想ですね」


「そうとも言えないでありますよ。イオンお姉様。色々な武器と戦う機会が増えていますし、集団戦も増えてますからその訓練をするのはありだと思うであります」


みんながどんどん決めていきます。俺の役目はみんなの意見を聞いて纏めるのが仕事だ。


「それじゃあ、一時間ごとに区切ろうか。最初はチーム戦、次は個人戦。最後は強い敵と戦う感じがいいかな? 余っちゃった人は個人戦かスキル上げに便利な敵を出す感じでどうだ?」


「「「「異議なし」」」」


ここで決闘好きの恋火が言う。


「え? 楽しそう」


「恋火はうちと修行どす」


がっくりと肩を落とす恋火だった。俺はギルドでMP回復のポーションをたくさん買って、帰ると恋火たちもご飯を食べ終えており、準備完了。こうして俺たちのスキル上げ訓練大会が聖域の島で開催される。一応シルフィも誘ったが公務で不参加だ。絶対に寝る時に愚痴を聞かされると予言しておこう。


まずは俺とセチアがメンバーを決めていく。明らかに俺のほうが戦闘参加数が多いからセチアから選んで貰うことにした。因みにルールは魔法縛りで封印魔術や神道魔術、仙術、妖術は成長させないといけないので使用可能。武器では杖のみ使用可能で戦うルールにした。それでは最初にメンバー選びからだ。


「では、ルーナで」


「はい! 頑張ります!」


「なら俺はリアンを取ろうかな」


「私ですか!? が、頑張ります!」


俺の選択を聞いたセチアが考え込む。


「むむ…リアンさんを取りますか。では、セフォネさんを取ります」


「任せよ! セチア! 妾を最初に選ばなかったことを後悔させてやるのじゃ! タクト!」


「期待しているよ。それじゃあ、俺はコノハだな」


「ホー!」


これを聞いてセチアは再び考え込む。試合展開を予想しているみたいだな。感心感心。


「では、ミールを取ります」


「俺は狐子を取る」


「即答ですか…ではリオーネさんをお願いします」


「なら俺はリビナを取ろう」


「やったー! タクトなら選んでくれると信じてたよー!」


リビナ曰く、こういうのは選んで貰う側も結構心配なようだ。別に役立たずという訳じゃないんだけどな。


「ならストラさんで」


「そう来るなら蒼穹を取ろうかな」


「では、イオンお姉様を取りましょう。ごめんなさい」


「ならアリナで決まりだな」


イオンが石化し、アリナが大喜びする。そしてイオンに涙目で物凄い睨まれた。だって、後出しだし、しょうがないじゃん。ここで他のチーム戦もセッティングしていく。ただ俺を入れると奇数になるんだよな。恋火たちが抜けても変わらないので、見学者がどうしても出る。


「…ん!」


「ぎー!」


「ノワと叢雲は訓練頑張ろうな。俺か恋火たちと仙術とか妖術を取得したいメンバーが交互で抜ける感じでいくか」


最初はダーレーが抜けて、チーム戦をセッティングする。六対六の試合が全部で四試合だ。そして決闘が始まるがまぁ、酷い戦場だった。まず最初に戦法の差に違いが出た。


俺たちが詠唱時間が少ない攻撃を連射して奇襲を仕掛けた。


「く…遮断」


「遮断結界は神道魔術じゃないぞー」


「そう来ますか!」


このルールでは防御をするためには防御魔法を使うか神道魔術でしかガード出来ない。後は魔法で相殺するしかない。


「ずるいですよ! タクトさん!」


「ルールを決めたのはセチアだぞ。ほれほれ。どんどん行くぞ」


「「「「ランパード! 皆さん、反撃です!」」」」


最初の奇襲に成功した俺たちだったがセチアが壁を作ったことでようやく普通の魔法戦になる。中間地点で魔法同士がぶつかり合い、最終的には火力が強いほうが勝つという単純明快な試合だ。


ここで有効性が証明されたのは獣魔魔法と融合魔法である。二つの魔法を組み合わせて単純に火力が出るのはやはり魔法のチーム戦では強かった。


「く…コノハさんを取られたのが痛いですね」


「ずっと二人で一緒にいますよ」


「タクトとコノハのコンビの恐ろしさを実感したのぅ。妾たちの魔法に全て対応されるとは思って無かったぞ」


「人魚魔法! ブルーホール!」


セチアチームの下にブルーホールが発生し、巻き込まれる前に退避するが壁から放たれることになり、そこを狙って、魔法を飛ばす。


「本当にタクト様はこういう嫌がらせを考えるのは一級品ですね! ならこっちにも考えはありますよ!」


「むぅ…お返しじゃ! ブラッティサークル!」


今度は俺たちがセフォネの魔法を回避するとここでセチアが仕掛けて来た。


「星座魔法! アルゴ!」


「おいおい」


俺たちのアルゴの砲撃が飛んできた。それを俺たちはランパードを何枚も貼って対処する。


「そっちがそう来るなら俺たちにも考えがあるぞ。リビナ、いけるな?」


「いけるよ! タクト!」


「よし。テレポート!」


魔方陣を展開しているリビナをセチアたちの所に飛ばす。このルールだと支配系のスキルも使えないんだよな。だから時空魔法による奇襲が結構凶悪なのだ。ただし孤立する危険性はあるけどね。


「「「「「な!?」」」」


「エイシェト・ゼヌニム!」


「なー!? な…なーお」


「しまった!?」


リビナの魅了の矢がリオーネに炸裂し、リオーネは魅了状態になってしまった。


「ふふふ。リオーネ! 頑張ってね!」


「なー!」


「く…リフレッシュ!」


リオーネを元に戻すがリオーネの魔法がセチアたちを襲う。そして俺たちの魔法が降り注いだ。リオーネは神の加護持ちじゃないから状態異常には結構弱いんだよね。まぁ、強くてもこのルールでは使用できないから意味ないんだけどさ。


俺たちのこの混乱に乗じて一気に攻め込み、勝負ありだ。ここでインフォが来たが一々確認するのは、面倒なので訓練終わりに纏めて確認することにした。


やっぱり魔法戦のほうが長引くな。実力に差があると魔法の場合はすぐに決着が付くんだけど、今回長引いたことでずっと長引くことが決定したと言える。


取り敢えずスキルのレベルアップにはなっている事にホッとしている一方でリオーネは落ち込んでいた。


「なー…」


「リオーネさんは何も悪くありませんよ。リオーネさんを狙ったタクト様とリビナさんが悪いんです」


「アルゴで大砲を撃ちまくってきたセチアも大概だったけどな」


「そうだ! そうだ!」


これを聞いたセチアが反論する。


「アルゴは魔法だからいいんです」


「ボクのエイシェト・ゼヌニムも魔法だよ」


「く…もう一度勝負です! 次は負けませんから!」


ここで全部の試合が終わり、メンバーをもう一度選び直して勝負する。俺のメンバーはセフォネ、ファリーダ、ストラ、夕凪、リオーネ。セチアチームはコノハ、ルーナ、スピカ、クリュス、ルミの勝負となった。今回抜けたのは狐子だ。


俺が今回取った戦法は俺とストラ、夕凪が正面担当でセフォネとファリーダ、リオーネがテレポートやテレポーテーションで奇襲を仕掛ける戦術を取った。


この襲撃をクリュスが守り、クリュスを回復することで何とかセチアたちが耐えるとセチアたちの戦法が見えた。


「「「「フォレストジャイアント!」」」」


現れた木の巨人たちが普通に物理攻撃をして来た。これは酷い。俺たちが巨人の対処をしている間にコノハ、スピカ、クリュス、ルミから攻撃を受ける。そしてやっとフォレストジャイアントの軍団を倒したかと思ったら、また召喚されて、時間を稼がれた結果、ルーナのスターアーチが発動し、俺たち全員に大ダメージが入った結果、そのまま押し負けてしまった。


「これで一勝一敗ですね!」


「あぁ…フォレストジャイアントをばらして上手く時間をかけさせたな」


「ぬぅ…木の巨人なんて大嫌いなのじゃ!」


「なーなー」


セフォネは血や氷魔法の効きが弱く、ファリーダが助けに入ったがそれが結局時間を掛かるきっかけになってしまった。そんなセフォネを慰めるリオーネの姿はちょっと面白かった。


次の戦いは俺がブラン、セフォネ、アリナ、コーラル、リース。セチアがファリーダ、伊雪、ヒクス、リオーネ、スキアーを選んだ。抜けたのは千影。


「自信が全然ありません…」


「スキアーも魔法が弱いし、これはスキル上げなんだ。気軽いでいいんだよ。リース」


「主様…頑張って見ます」


そういうリースだが、結局魔法が弱い者同士でスキアーと勝負することになった。お互いに魔法の威力が弱すぎて、勝負がつかない結果になっているが俺とセチアはエントラストで二人を回復させると二人が抗議の視線を送って来たが目的が魔法スキルのレベル上げだから頑張って欲しい。


その後、俺たちは大技の撃ち合いになり、最後はファリーダのシャイターン・アインで全員が吹き飛ばされて終わった。


「気分爽快ね」


「それはよかったな。俺は恋火たちの様子を見て来るから最後の試合の指揮はブランに任せるよ」


「はい!」


負け逃げなので流石にセチアたちからは文句は出る事は無かった。


「リリーを選んで! セチアちゃん!」


「えぇ…ブランさんがユウェルさんを選んでくれるならいいですよ」


「私はそれで構いませんよ」


「やったー!」


こんな会話が聞こえて来た。俺は予言しておこう。たぶんリリーを選んだ時点でセチアの負けだ。


俺は恋火たちの修行の様子を見にいくとそこには狐耳に狐の尻尾がある俺が觔斗雲に乗りながら、ハーミットテイルで岩を持ち上げていた。


戦闘音が聞こえる度に耳が動いているのが恋火が変化した俺だろうな。魔力が尽きたところで二人の変化が解けて、休憩に入る。俺の恋火予想は正解でした。ここで目の前に俺がいたことに二人が気が付く。


「タクトお兄ちゃん!?」


「タクトはん!?」


「随分ユニークな修行をしているんだな」


俺がそうという二人は気まずそうだ。和狐が聞いて来る。


「タクトはんはどうしてここに?」


「もうすぐ一時間たつから状況を見に来たんだよ。修行によっては二人も魔法スキルを上げたいだろうからな」


「確かに上げたいところですが…まだまだ時間掛かりそうどす」


「了解。次から一対一だから和狐は錫杖で戦いたいだろう? 恋火の修行は俺が見ているよ」


「え!? なんかあたしだけ子供扱いされてませんか!?」


魔法スキルのレベル上げを提案した時に嬉しそうなリアクションをしたからです。そして他のチーム戦を見る。そこでは激しい魔法合戦がされていた。なんかグレイたちのほうが魔法訓練をしているな。えらいえらい。ここで一時間のチーム戦は終わり、インフォが来る。


『炎魔法のレベルが30に到達しました。炎魔法【ヴォルケーノ】、【ウルトラバイオレットレイ】を取得しました』

『海魔法のレベルが30に到達しました。海魔法【ムーンドリップ】、【ラージキャタラクト】を取得しました』

『木魔法のレベルが50に到達しました。木魔法【フォーレンツリー】、【ウッドフィケーション】を取得しました』

『イオンの海魔法のレベルが20に到達しました。海魔法【シースパウド】、【メイルストロム】を取得しました』

『イオンの氷魔法のレベルが50に到達しました。氷魔法【アバランチ】、【ヒドゥンクレバス】を取得しました』

『イオンの竜魔法のレベルが30に到達しました。竜魔法【オーシャンプレッシャー】を取得しました』

『セチアの疾魔法のレベルが10に到達しました。疾魔法【トルネード】、【エクスパンション】を取得しました』

『セチアの炎魔法のレベルが10に到達しました。炎魔法【ファイヤーストーム】、【ラーヴァフロー】を取得しました』

『セチアの木魔法のレベルが50に到達しました。木魔法【フォーレンツリー】、【ウッドフィケーション】を取得しました』

『恋火の仙術のレベルが50に到達しました。仙術【自然採気(しぜんさいき)】を取得しました』

『恋火の妖術のレベルが30に到達しました。妖術【呪詛】を取得しました』

『恋火の狐技のレベルが40に到達しました。狐技【火焚祭(ひたきさい)】を取得しました』

『リアンの杖のレベルが15に到達しました。杖【トリニティマジック】、【シフトチェンジ】を取得しました』

『リアンの連続詠唱のレベルが40に到達しました。連続詠唱の最大数が1増加しました』

『リアンの同時詠唱のレベルが40に到達しました。同時詠唱の最大数が1増加しました』

『リアンの疾魔法のレベルが20に到達しました。疾魔法【タービュレンス】、【フライト】を取得しました』

『ブランの炎魔法のレベルが20に到達しました。炎魔法【 アークフレア】、【プロミネンス】を取得しました』

『ブランの神聖魔法のレベルが20に到達しました。神聖魔法【レインボーサークル】、【サンクチュアリ】を取得しました』

『セフォネの連続詠唱のレベルが30に到達しました。連続詠唱の最大数が1増加しました』

『セフォネの同時詠唱のレベルが10に到達しました。同時詠唱の最大数が1増加しました』

『ファリーダの魔神魔法のレベルが20に到達しました。魔神魔法【シャイターン・タイヤール】を取得しました』

『ユウェルの地魔法のレベルが10に到達しました。地魔法【ウォーリングロック】、【ランパード】を取得しました』

『アリナの時空魔法のレベルが50に到達しました。時空魔法【ディメンションフォールト】、【テレポーテーション】を取得しました』

『燎刃の爆魔法のレベルが50に到達しました。爆魔法【デトネーション】、【ナパーム】を取得しました』

『ルーナの炎魔法のレベルが20に到達しました。炎魔法【アークフレア】、【プロミネンス】を取得しました』

『ルーナの地魔法のレベルが20に到達しました。地魔法【グラビティ】、【ハブーブ】を取得しました』

『ルーナの神聖魔法のレベルが20に到達しました。神聖魔法【レインボーサークル】、【サンクチュアリ】を取得しました』

『ルーナの暗黒魔法のレベルが20に到達しました。暗黒魔法【ダークネス】、【エクリプス】を取得しました』

『ルーナの雷魔法のレベルが50に到達しました。雷魔法【レッドスプライト】、【レールガン】を取得しました』

『ルーナの氷魔法のレベルが50に到達しました。氷魔法【アバランチ】、【ヒドゥンクレバス】を取得しました』

『伊雪の疾魔法のレベルが20に到達しました。疾魔法【タービュレンス】、【フライト】を取得しました』

『ミールの神聖魔法のレベルが20に到達しました。神聖魔法【レインボーサークル】、【サンクチュアリ】を取得しました』

『ミールの木魔法のレベルが50に到達しました。木魔法【フォーレンツリー】、【ウッドフィケーション】を取得しました』

『クリュスの海魔法のレベルが20に到達しました。海魔法【シースパウド】、【メイルストロム】を取得しました』

『クリュスの雷魔法のレベルが50に到達しました。雷魔法【レッドスプライト】、【レールガン】を取得しました』

『クリュスの氷魔法のレベルが50に到達しました。氷魔法【アバランチ】、【ヒドゥンクレバス】を取得しました』

『千影の暗黒魔法のレベルが10に到達しました。暗黒魔法【ライフドレイン】、【マジックドレイン】を取得しました』

『千影の神道魔術のレベルが20に到達しました。神道魔術【祈祷】を取得しました』


結構魔法スキルが上がってくれて、良かった。そしてみんなの様子を見に行くとリリーがセチアに怒られていた。


「どうして魔法戦でも突っ込むんですか! あれほど言うことを聞くように言いましたよね

!」


「ご、ごめんなさーい!」


やはりこういう結果になったか。リリーは魔法戦の経験がほぼないからあまり近接戦と変わらない動きをすることはなんとなく予想が付いた。言って聞くようなら近接戦での突撃癖はとっくの昔に直っているはずだしな。


どうやらブランもそれが分かっていて、リリーに魔法の集中砲火を浴びせて、人数が不利になり、逆転出来ずに押し込まれたという形みたいだ。だから最初に落ちたリリーが怒られているわけだね。


ブランにどんな戦いだったか詳しく聞くと最初はバフから始まり、デバフ合戦をしているとリリーがうずうずし出して、なぜか前に出て、竜魔法を展開。それを見たブランチームが一斉攻撃で撃ち落としたという流れらしい。まだ自陣で魔法を発動させるならセチアもフォロー出来ただろうに何故前に出たのか俺でも謎の行動だ。


リリーはもう技を覚えていくスキルとしては魔法スキルを除くと鎚スキルくらいしか成長させる要素が無いから魔法戦について、教えていく必要がある思った。


次は個人戦だ。全員の魔力を回復させてから挑む。訓練なので上げたいスキル縛りなのだが、対戦相手によっては、制限なしのガチバトルを可能にした。和狐は千影と伊雪と戦い、それが終わると俺とも戦う。


和狐が入っている間は恋火は一人で訓練だ。ちょっと心配だけど、あれだけ落ち込んでいたからな。強くなりたいと願う恋火を信じよう。俺は俺に出来るサポートをしっかりしよう。


「千影、如意金剛錫杖を貸してくれ」


「はいであります! でも、お館様は錫杖も使えるでありますか?」


「下手糞だと思うけど、色々技を見せる事は出来るかな?」


錫杖は剣とかと比べると見かける機会は少ないが陰陽師や僧侶が使う武器として案外見かける武器だ。現実ではそれらの技は使えないだろうがこのゲームで俺の器用値の高さとスキルを使えばある程度、再現可能だと思うんだよね。後はスキルの理解も深めたい所だ。


これを聞いた千影は目を輝かせて、和狐は錫杖を構えて、やる気十分。そして試合が始まる。


最初は打ち合いから始まる。下手では無いんだが、やはり武器を使う接近戦の経験の少なさが目立つな。一生懸命工夫しようとはしているがどの攻撃も正直すぎた。ずっと言って来ている事だが接近戦は駆け引きだ。和狐の場合だと直線的な攻撃ばかりで駆け引きになっていない。まずは駆け引きのやり方と相手の対処法から教えないといけないな。


和狐の欠点が見えたことで俺から仕掛ける。和狐の突きの攻撃を俺が避けると背後で錫杖を回して、横薙ぎの攻撃を加える。


「な…く!」


和狐が再び飛び込んで来ると俺は錫杖を地面に突き刺し、固定する。


「伸びよ。如意金剛錫杖!」


如意金剛錫杖が伸びたことで俺は上に上がり、和狐の攻撃を回避した。


「縮め。如意金剛錫杖!」


今度は縮むと如意金剛錫杖は地面から抜けて、俺の手元に元の姿になる。やはり伸縮スキルは何処を伸ばして、どこを縮ませるのか決めることが出来るみたいだ。これの自由度がどの程度なのか気にはなっていたんだよね。そして自由度が高いと言う事はそれだけ使い方がある。


「伸びよ。如意金剛錫杖」


今度は地上にいる和狐に伸ばすと和狐は避ける。


「縮め。如意金剛錫杖」


今度は地面に刺さったほうを固定し、俺が持っている棒のほうを縮ませる。すると俺は地面に移動すると如意金剛錫杖を抜き、和狐に襲い掛かる。


「な…!?」


「如意金剛錫杖にそんな使い方があったでありますか…流石お館様であります」


如意棒の戦闘で見る使い方をパクっているだけなんだけどね。その後も打撃も合わせたコンボを見せて行くと和狐も真似するようになる。ここで決闘の時間が終わり、和狐に視線のフェイントや武器のフェイントの仕方を教える。


「これが出来るようになると白蔵主との接近戦でも少しはましになるはずだ」


「はぁ~…今までタクトはんや恋火はこんなことをしていたんどすな」


「あぁ…エンゲージバーストやマリッジバーストではこういうやり取りは見えないか」


「攻撃のフェイントをしている事は分かってましたけど、視線のフェイントとかは全然わかりまへんでした」


これはしょうがない所だろうな。視線のフェイントは一種の殺気でもあるからかなり難しい。それを知らない人が視覚を共有しても理解出来るものじゃない。俺は和狐の頭を撫でる。


「分からないと言う事は知ることが出来るってことさ。そして知ることが出来たならまた一つ人を成長させてくれる。頑張って行こうぜ」


「はいな。それじゃあ、恋火と訓練を再開して来ます」


「行ってらっしゃい」


ここからは相手を倒す本格的な戦闘訓練に入る。俺の最初の相手はイオンだ。武器はお互いに槍。イオンが槍をくるくる回して構える。


「剣術で負けていても槍術では勝たせて貰いますね。タクトさん」


「そう簡単に行くかな?」


はい。負けました。結構粘ったんだけどな。最終的には本当に槍の腕前で負けた。ただ俺が三国志のドラマで見た槍の戦闘はイオンの勉強に役立ったらしい。俺も今の自分の身体の柔らかさなど実感できてよかった。


「槍であんな格闘戦なんて出来るんですね…本当にタクトさんには驚かされます」


「勉強になって、何よりだよ」


ごめんなさい。俺が立案したわけじゃありません。完全にパクリです。そして次はイオンとミールが槍で戦闘する。俺はリースと個人戦だ。流石にこれは勝ったけど、リースの成長は結構凄いと思う。なんというか剣と盾のバランスが良くなってきた気がする。何より気持ちの面で強くなったせいか武器をしっかり持ち、足でも踏み込みも力強くなっていた。


「ブランにだいぶ似て来たな」


「えへへ。実はずっと研究しています」


そのブランは二刀流でリリーと戦い、接戦の末に負けるとリアンとの槍勝負ではブランに軍配が上がった。リリーの次の相手はユウェルでお互いにハンマーで力比べ。これはユウェルに軍配が上がった。まだまだリリーはハンマーの扱いが苦手と証明されたな。


その結果、俺もハンマー装備のリリーと対戦することにした。


「いくよ! タクト! やぁー! いた!?」


突撃して来たリリーの頭を杖でこついた。


「大振りしすぎ」


「むぅ…やぁあああ! いたたたたー!?」


注意したのに懲りずに大振りしたので、連続コンボをお見舞いした。


「それなら光分身! 光閃!」


数を増やして、光閃で振りを速くする判断はいい。だが、大振りするために構える時間がある。俺はその間に接近して、全てのリリーの頭を杖でこついた。


「うぅ…剣の二刀流なら負けないのにぃー」


「そんな言い訳をする前にそのハンマーでどう俺に勝つか考えるんだな。剣のルーン!」


「うえ!? ちょ、ちょっと待って!? タクト!」


「敵はそんなこと言っても待ってくれないぞ!」


俺はリリー相手にルーン魔術を色々試した。接近戦からの光のルーンや風のルーンが結構強かった。光のルーンは目潰しとして有効で風のルーンは鍔迫り合いや相手の攻撃を防御した時に風で相手を吹き飛ばすことが出来た。無限のルーンがないと試すに試せないだけに新発見があって、良かった。


因みに勝負は俺の勝ち。その後、全力戦闘でのリリーとの再戦で激闘の末に俺が勝った。


「負けたー! 英雄技とかずるいよー! タクト!」


「リリーも竜技を使って来たじゃないか」


「え? そうかも」


「そうかもじゃなくて使っていただろうが!」


俺たちが戦っている間にユウェルは燎刃と激突し、マルミアドワーズと生大刀がぶつかりあった。これは技量で優る燎刃に軍配が上がる。どこも結構接戦で見応えがある勝負ばかりだ。


視線を別の所に向けると虎徹と千影、クリュスと月輝夜が派手なバトルをしている。


「武器多すぎでありますよ! 虎徹殿!」


「ガァ!」


「突っ込んでばかり来るなんて美しくないわよ! 月輝夜!」


「グォオオオ!」


なんか会話が成立している気がする。みんな、文句やら色々言いながらも楽しそうだ。その証拠に耐性とかそんなの考えずに自分のやりたい戦闘をしている。そして戦闘を観戦している俺に何度も視線が送られてくる。これは俺へのアピールだな。しっかり覚えておこう。


観戦を終えた俺はセチアと魔法戦をする。ここでセチアから提案があり、セチアの精霊域が発動する。俺たちの周囲が森の精霊界のように変化する。


「エルフの精霊界では自分と仲間の魔力の回復量が二倍になり、全ての魔法の威力も二倍に上がります。対戦相手とはいえ、タクト様は仲間ですから領域の効果を受けることが出来るはずです」


「確かに大丈夫みたいだな」


「では、思いっきり行きますよ! タクト様」


「全力で来い! セチア!」


各魔法スキルのレベルで上な俺だが、セチアの樹魔法のレベル上げに付き合ったことで負けてしまった。まぁ、普通に戦っていても結構微妙な勝負になったと思う。その後、イクスとリアン、ファリーダ、虎徹、ルーナと戦い、ルーナにだけ勝つという結果に心がボロボロになったので、恋火と和狐の様子を見に行く。


今度は同じように俺に変化しながら空中浮遊で浮かびながら結果を貼っていた。考えているのは和狐なんだろうけど、本当に修行してみるみたいだ。


ここで他の戦闘を見ると隕石やら雷が降り注ぎ、噴火や吹雪、砂嵐が至る所で発生していた。ただ普通のスキルの撃ち合いだけではない。グレイたちも色々戦闘を工夫していた。俺がそういう傾向があるからグレイたちにも影響を与えたんだろうか?いや、急速に強くなったことで今の自分に出来る戦いを確認しているようにも見える。


俺としてはまだあまり見ていないスキルもあるし、見ているだけで中々面白いし、俺個人の勉強にもなる。そんなことを思っていると一時間の個人戦が終わり、インフォが来る。


『神聖魔法のレベルが40に到達しました。神聖魔法【アルティメットブレス】を取得しました』

『神聖魔法のレベルが上限に到達しました。禁呪【ハルマゲドン】が解放されました』

『氷魔法のレベルが65に到達しました。氷魔法【オーロラベルト】、【パーマフロスト】を取得しました』

『リリーの鎚のレベルが30に到達しました。鎚【ローリングクラッシュ】を取得しました』

『リリーの竜魔法のレベルが30に到達しました。竜魔法【セイントドラゴニックシャワー】を取得しました』

『イオンの槍のレベルが30に到達しました。槍【三連星】を取得しました』

『セチアの連続詠唱のレベルが50に到達しました。連続詠唱の最大数が1増加しました』

『セチアの連続詠唱のレベルが上限に到達しました』

『恋火の妖術のレベルが40に到達しました。妖術【言霊】を取得しました』

『恋火の神道魔術のレベルが30に到達しました。神道魔術【大祓】を取得しました』

『リアンの人魚技のレベルが20に到達しました。人魚技【ファントムソナー】を取得しました』

『和狐の杖のレベルが15に到達しました。杖【トリニティマジック】、【シフトチェンジ】を取得しました』

『和狐の仙術のレベルが50に到達しました。仙術【自然採気】を取得しました』

『和狐の妖術のレベルが40に到達しました。妖術【言霊】を取得しました』

『ブランの槍のレベルが50に到達しました。槍【テンペストペネトレイター】を取得しました』

『ブランの槍のレベルが上限に到達しました』

『ブランの封印魔術のレベルが20に到達しました。封印魔術【ルーンスキル】を取得しました』

『セフォネの鎌のレベルが50に到達しました。鎌【デススライサー】を取得しました』

『セフォネの鎌のレベルが上限に到達しました』

『セフォネの吸血鬼技のレベルが30に到達しました。吸血鬼技【シェイプシフト】を取得しました』

『ファリーダの戦斧のレベルが50に到達しました。戦斧【デストロイヤースマッシュ】を取得しました』

『ファリーダの戦斧のレベルが上限に到達しました』

『アリナの竜技のレベルが40に到達しました。竜技【ドラゴンノヴァ】を取得しました』

『燎刃の刀のレベルが40に到達しました。刀【驟雨】を取得しました』

『燎刃の竜技のレベルが40に到達しました。竜技【ドラゴンノヴァ】を取得しました』

『ダーレーの槍のレベルが30に到達しました。槍【三連星】を取得しました』

『狐子の刀のレベルが20に到達しました。刀【居合斬り】を取得しました』

『ルーナの精霊剣のレベルが30に到達しました。精霊剣【エアリアルスラッシュ】を取得しました』

『ルーナの二刀流のレベルが20に到達しました。二刀流【デュアルスプラッシュ】を取得しました』

『ルーナの海魔法のレベルが20に到達しました。海魔法【シースパウド】、【メイルストロム】を取得しました』

『ルーナの妖精技のレベルが20に到達しました。妖精技【フェアリーダンス】を取得しました』

『伊雪の杖のレベルが10に到達しました。杖【マジックサークル】、【エントラスト】を取得しました』

『ミールの槍のレベルが30に到達しました。槍【三連星】を取得しました』

『ミールの植物召喚のレベルが40に到達しました。植物召喚【ゲルセミウム・エレガンス】を取得しました』

『クリュスの竜技のレベルが10に到達しました。竜技【ドラゴンテイル】を取得しました』

『月輝夜の大剣のレベルが20に到達しました。大剣【シールドブレイク】を取得しました』

『月輝夜の太刀のレベルが20に到達しました。太刀【回天】を取得しました』

『叢雲の竜技のレベルが20に到達しました。竜技【ドラゴンダイブ】を取得しました』

『リースの光剣のレベルが30に到達しました。光剣【エアリアルスラッシュ】を取得しました』

『リースの光盾のレベルが30に到達しました。光盾【シールドドライブ】を取得しました』

『リースの英雄技のレベルが20に到達しました。英雄技【ゲイル・ソラス】を取得しました』


新しい禁呪が解放された!でも、これはカインさんが覚えている禁呪だな。天変地異よりも強いんだろうが覚えるか結構微妙なところだ。折角解放されたけど、こりゃあ保留するしかないな。


そして俺はボロボロ状態のみんなに一言言わないといけない。


「全力で戦闘やり過ぎだぞ?」


「「「「当然!」」」」


訓練なんだけどな。逆鱗とか使ったり、かなりの全力バトルをみんながしていた。負けず嫌いなところが出たな。まぁ、俺の悪影響だろうな。ただリリーやブラン、燎刃がスキアーと戦ってたりするなど相性が悪い相手にも積極的に戦い、例え効果がない技でもスキル上げのために使う所があり、そこは褒めないといけないところだ。


そしてやはり普通に訓練したほうがスキルのレベル上げでは効率的であることが証明されました。恋火の妖術と仙術のレベルアップがかつてない上昇を記録したからね。


「はぁ…はぁ…ど、どうでしたか!? タクトお兄ちゃん!」


「あ、ギリギリだったが言霊を使えるようになったぞ。恋火。頑張ったな」


「や、やりました! これであたしも戦闘に参加出来ますよね!」


「あぁ、でも、次から集団戦だけどな」


恋火が倒れ込んでしまった。そこまで個人戦がしたかったんだな。そして俺も今回の大会で勉強したことがある。それは事前に対戦相手とか決めておかないと滅茶苦茶大変ということだ。スポーツの試合とか対戦相手が事前に決められる理由を思い知ったよ。


ただ今回、みんながそれぞれ戦いたい相手とか分かったからもし次があるなら今回よりはスムーズにみんなを動かせると思う。本当にね。俺の試合が終わるのを待たせてしまったこととかあったからその時間は訓練ではかなり無駄な時間だ。ここは効率中毒になってでもいいから求めて行かない行けないところだと思った。


それじゃあ、いよいよ総仕上げだ。新しく覚えた魔法や技を集団戦で確認するとしよう。

グレイたちもスキルは上がっていますがいつものように省いても問題がない所は省かせて貰っています。

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