#1215 ハトホルとホルス戦
次回の更新は予告通り、四周年記念で三話更新を致します。更新時間も予定通りで7時、12時、いつもの23時です。三話更新でもあまり進みませんが楽しんで頂けたら、幸いです。
ボスの扉の前に来た俺たちはファリーダを除いたメンバーを変える。新しく召喚したのは優牙、ヒクス、スキアー、叢雲という対太陽神メンバーだ。ホルス相手にこのメンバーでどこまで通用するかでラー戦でのメンバーが決まる。
「優牙と叢雲、スキアーにとっては得意な敵のはずだが、かなりの強敵になるはずだ。特に叢雲、本気でやらないと死ぬぞ」
「ギー」
丸まっていた叢雲がのっそり起き上がる。流石に俺の緊張感が伝わったらしい。
ファリーダだけを回復させて、俺たちは扉を開くとそこには玉座の間のような作りの部屋が広がる。その玉座には二つの椅子があり、それぞれ神が座っていた。
ハトホル?
? ? ?
ホルス?
? ? ?
ハトホルは女神でおしとやかな貴婦人のような女神だった。頭からは牛の角が生えており、頭上には太陽が輝いている。服装は古代エジプトでよくみられる筒型のワンピースで色とりどりな服装になっている。首回りや腕には黄金のアクセサリーがあり、宝石もあるから愛と美の女神要素が伺える。武器は宝石が装飾されているアンク杖だ。
俺が最も警戒しているホルスはホークマンのような神だった。背中の翼は燃えるような黄金の翼で隼の被り物の頭上には太陽がある。ガルダを見たばかりだからちょっと思う所があるな。武器はホルスの目の形をしている杖とセトが使っていた剣みたいだ。
「ようこそいらっしゃいました。我らが試練に挑戦している冒険者たちよ。ここまで疲れましたでしょう? お茶でもして行きませんか?」
「母上。こいつらは敵です。しかもあの時の魔神もいて、父上からも本気で戦うように言われていたでしょう」
「戦いは戦い。お茶はお茶よ。どんな相手でも戦うことばかり考えていてはいけないわ。ホルス。お母さん、悲しい」
「母上…」
ホルスが頭を抱えている。どうやらハトホルは戦いに反対というか好きじゃないらしい。
「変わらないわね。ハトホル」
「それはそうよ。でも、あなたは変わったみたいね。いい人に出会えたみたいでお母さん、嬉しいわ」
「それはそうだけど、私の母親みたいに言うのはやめてくれないかしらと前にも言ったわよね?」
「そうね…それでいきなり殴りかかられたんだったわ。今は心に余裕があるみたいで少し大人になった感じかしら? ちょっと寂しい」
うーん…これは手ごわそうな女神が来たな。子離れ出来ない母親タイプで誰でも子供に見るようだ。ホルスはそこまで毛嫌いしている感じではないな。母親の性格に悩まされてはいるが母親の事が基本好きそう。
俺たちが戦っていいのか分からない状態になっているとホルスが言ってくれる。
「母上。もうお話はいいのではないですか? そろそろ戦った方がいいかと」
「う~ん。そうね。あなたたちも世界の為に大変みたいだからそろそろ始めましょうか」
二人が玉座から立ち上がったことで俺たちはようやく戦闘態勢になる。俺はヒクスに乗り、天羽々斬を構えた。最初にスキアーが神魔毒ブレスを吐こうとした瞬間だった。スキアーの前にホルスが現れる。かなり速いな。
「ガァ!」
「く…」
スキアーの首を斬ろうとしたホルスだったが優牙の爪が来て、回避を選択する。その結果、スキアーの神魔毒ブレスがハトホルに向かう。これをハトホルは遮断結界でガードした。すると目の前にファリーダが現れて、遮断結界に攻撃を加える。
一方逃げたホルスにヒクスと共に俺は追撃に出る。体感では筋力はセトのほうがある。だが、速度では圧倒的にホルスのほうが速い。これならセトと戦いになったら、スピードで押し勝つことが出来るだろうな。というか俺だけだったらスピードでも機動力でも負けてると思う。ヒクスと二人だから戦えている感じだ。
それと俺とヒクスがぶつかり合った時に叢雲が次元歪曲をホルスに使ってくれるからホルスは下手にその場にとどまることが出来ていない。
「羽投擲!」
「ヒクス!」
「ピィ!」
接近戦がやり辛いこともあり、ホルスは遠距離攻撃をし始めた。しかしスキアーがいるせいで肝心の光属性の技が使えないのが厳しそうだ。必死に炎属性と爆属性で攻撃してくるが俺とヒクスが対応する。このまま時間をかければ予定通りファリーダがハトホルを倒してくれるだろう。
「はぁあああ! 破った! これで終わりよ!」
「それはどうかしら? 私にはもう一つの顔があるんですよ。神格解放」
俺がそう考えていたところ誰かが壁に激突する。俺がハトホルだと思い込んだ瞬間にとんでもない殺気が放たれて、咄嗟にヒクスに足で合図を出した時だった。
メスライオンの顔をした神が現れて、拳に獅子の姿をした黄金の魔力が宿っていた。
「神技! バーバリブロー!」
ヒクスが俺の合図に答えて回避してくれると放たれた拳は空振りに終わるが獅子の姿をした黄金の魔力は飛んでいき、部屋の柱に当たると爆発し、柱を破壊した。
そして回避に成功した俺たちを狙ってホルスが突撃してくると優牙が逆にホルスに突撃してくれて止めてくれた。ここで新たな敵を識別することに成功した。
セクメト?
? ? ?
うん。こんな話聞いてない。セクメトはエジプト神話の復讐と殺戮の女神だ。ラーが自分を崇めない人間に復讐するために地上に送り込んだ女神と言われている。
そのセクメトの頭上にはハトホルと同じ太陽がある。ただし太陽は真っ赤に染まっており、セクメト自身には赤い稲妻が発生していた。
「ふぅー…ふぅー…私の子供を虐めるなー!」
そういうと襲い掛かって来た。声は間違いなくハトホルだった。そう言えばハトホルが怒りに囚われた姿がセクメトなんて話があったな。俺たちが逃げ回っているとそこにホルスまで参加して来た。
「溶断!」
「水圧切断!」
溶岩の刃と水圧の刃が激突する。
「僕の攻撃を止めるか! でも」
「はぁ!」
「ピィ!?」
ヒクスがセクメトにぶっ飛ばされて、俺たちは壁に激突する。
「くそ…ヒクス!?」
「ピィ…」
ヒクスの顔色が悪くなっていた。ステータスを確認すると各種毒に加えて伝染病になっていることが判明した。これがセクメトの能力か。俺はホルスの魔力の高まりを感じ取り、ヒクスから降りる。
「任せとけ。ヒクス」
「ピィ…」
「神技! ゴッドファルコン!」
ホルスが黄金の炎に包まれると巨大な黄金の炎の姿をしたハヤブサとなって、俺たちに向かって来た。やはり太陽神の息子なだけあって、直線的な攻撃だな。その分、速さはあるがこれではカウンターの餌食だぜ!
「雷神熱閃!」
俺はそのハヤブサを真っ二つにした。
「な!? ぐぅうう!?」
「ホルス!? 貴様ー! っ!?」
「覇撃!」
技終わりの俺がセクメトに狙われたが復活したファリーダがセクメトをぶっ飛ばしてくれた。そして俺のカウンターを受けたホルスは優牙に地面に叩きつけられるとスキアーの尻尾の一撃でぶっ飛び、叢雲のドラゴンクローで壁に叩付けられると優牙、スキアー、叢雲の三体によるブレスがホルスを襲う。
「いきなり神格解放で真逆の神になるなんてやってくれるわ…私に近付いたら、ダメよ。タクト」
「もうヒクスのを受けているよ」
流石にヒクスに乗っていたから伝染病になるのは不可避だった。ただスサノオの契約者としてこの程度で引く訳にはいかない。
「あぁ…それは受けちゃうわね。それでどうする?」
俺たちが二人を見ると再生による回復はいつもより大きかった。このフィールドの効果はハトホルがセクメトになっても有効なのか。
「どちらから先に倒す概念はもう崩れたな」
「そうね…セクメトはもうガンガンに攻撃して来たから回復役をすることは出来ないと思うわ。ただハトホルに戻った時が厄介ね」
「あぁ…それがあるか。ならやっぱり狙うのは」
「セクメトね」
俺たちがそう思った時だった。ホルスが太陽の光の柱に包まれる。
「神格解放!」
竜巻が発生し、吹き飛ぶと背中の翼が光の翼に変化した神が降臨した。
ハロエリス?
? ? ?
ハロエリスは大ホルスという意味で大ホルスはラーの息子を指している。即ちこいつは天空神であり、光の神の性質まで持っている神だ。
「僕の杖よ。母上を治したまえ。ヒールオール!」
セクメトが全回復した。あぁ…うぜぇ…。
「タクト…どうする? やっぱりハロエリスから倒すのかしら?」
「…いや、セクメトから倒す」
ハロエリスには確かに眼の病を治す神ではある。だが、天空神であり、光の神である彼はそれ故に死者には干渉出来ないはずだ。逆にハトホルは死者を冥界に導くという役目がある。これを蘇生ととるか蘇生封じと取るかは分からないがハトホルから倒すのが俺は正解だと思った。
「分かったわ」
「へぇ…随分舐められたものだね! 日輪!」
「シャー!」
やっと放たれた光の攻撃をスキアーが吸収して、魔力を回復する。
「邪魔な奴がいるんだったな…っ!」
「ギー!」
「ガァ!」
上から叢雲、下から優牙が爪で襲い掛かるとハロエリスはこれを杖と剣で受け止めるとすぐさまその場から離れた。
「お前も俺の召喚獣たちの攻撃を受けながら簡単に回復魔法を使えると思うなよ…ファリーダ、ここで使うぞ!」
「了解よ!」
「「マリッジバースト!」」
俺たちの魔神モードが降臨する。そして優牙を狙おうとしたセクメトに蹴りを放ってぶっ飛ばす。
「ぐ…貴様ぁああ!」
「お前の相手は俺たちだ。こいよ。殺戮と破壊の女神様。どっちが相応しいか決めようぜ」
「黙れ! そんなことはどうでもいい! ホルスを虐める奴は全員殺すだけだ」
「へぇ…それなら俺たちを止めてみるんだな」
俺はセクメトの言葉にちょっとだけ確信した。あくまでもこのゲームのセクメトは息子であるホルスを倒そうとする敵に対して息子を守る女神という設定のようだ。ただ怒りのまま人間を殺戮する女神よりこちらの方が俺は好みだな。
セクメトが拳を構えてやって来る。それに対して俺も格闘戦で答える事にした。もちろんこれは勝算があるからやっている。
「ぐ!? が!? うおぉおおお! ごふ!?」
セクメトの筋力はとんでもない物があったがスピードはそこまでの脅威を感じなかった。転瞬や神速は持っているようだけど、そこ止まり。先制スキルが災いして、俺たちのカウンターが面白いように決まる。
「ぐぅうう…魔素爪!」
セクメトの手に魔素の爪が現れて、襲い掛かって来るがそれでも根本的な解決になっていない。そう思っているとセクメトはカウンターに引かずダメージ覚悟で俺たちを引っ掻こうとしてきた。俺は回転しながらセクメトの片腕を両手で掴む。そしてそのまま回転して、ぶん投げた。
「な…すぅううう…ゴッドブレス!」
「魔神波動!」
この激突は互角に終わる。
「おのれ! 逆鱗! おぉおおお! 神技! バーバリ・ヤクトル!」
セクメトが拳を連打すると魔力で作られた獅子が無数に飛んできた。俺たちはそれを躱して距離を詰めていると横から太陽の光を感知する。
「神技! ホルス・アイン!」
ホルスが持っていた杖から太陽光レーザーが俺たちに向かって放たれた。ここで俺たちの前の空間からヒクスが現れて、これを体で止めてくれる。ヒクスが止めてくれたお陰で俺たちは射線から逃れる時間が出来て、逃れた瞬間、ヒクスの身体が太陽光レーザーで貫かれ、獅子の魔力がたくさんヒクスに直撃し、ヒクスは爆発してしまう。
『タクト! 前よ!』
「逃がさないわ!」
俺の前に無数の魔力の獅子が飛んで来る。その瞬間、俺はアイデアを思い付き、天羽々斬を構える。
「霹靂閃電!」
俺たちは魔力の獅子を斬り裂きながら距離を詰める。両手の拳で放つ技だったから同時撃ちは両手の二つのみが限界の技だ。他にはタイムラグがあり、そのお陰で距離を詰めることが出来た。そして見事に俺はセクメトを下から上に斬り上げる。
「な!? ぐぅううう!? は!?」
『デモングランドクラック!』
斬り上がった俺はそのままセクメトの上を取り、俺たちの蹴りが炸裂するとセクメトは地面に叩き付けられ、地面に魔力が走る。そしてセクメトはハトホルに戻る。
「終わりだ」
「みたいね。後は頑張って、ホルス」
最後の言葉だけ聞いてあげてから俺たちは天羽々斬でハトホルを貫いて、とどめを刺した。そしてそして各魔導書を展開するとリフレッシュでヒクスを蘇生させる。そして回復もさせようとしたところにハロエリスが光速激突でやって来る。
だが、俺たちの前の空間が歪むとドラゴンの手が現れて、ハロエリスをぶっ飛ばした。そして叢雲が現れる。
「ギー!」
叢雲のドラゴンブレスが放たれるがハロエリスはすぐに上に逃げるとそれを読んでいた優牙が爪で攻撃するが止められる。そこにスキアーの身体全体から死滅光線の拡散光線が放たれ、ハロエリスは優牙の爪を流して、空を飛び回りながら拡散光線を回避する。
回避に成功したハロエリスは攻めに動こうとしたが優牙の毛針が飛んで来て、杖を回転させて毛針を弾き飛ばした。
俺が戦っている間に向こうは結構白熱した戦闘をしていたようだ。少なくとも叢雲が完全に戦闘に集中するレベルで何かあったんだろう。
「鬱陶しい!」
そういったハロエリスは攻めてこようとしたが危険を察知して、後ろに下がる。それをみてハロエリスが警戒しているスキルが分かった。恐らく魔力枯渇を警戒している。魔力を失えば折角の神格解放が台無しになってしまうから迂闊に攻撃を仕掛けて、動きを止めてしまうのが怖いのだろう。
そしてさっきの一連の攻撃はそのチャンスだったわけだが、スキアーは魔力枯渇を選択しなかった。恐らく一度手の内を見せたから別の攻撃もあると揺さぶりをかけたんだと思う。この辺は俺の指導が原因だ。まぁ、一度見せていたなら恐らく逃げられていたんだろうし、いい判断だと思う。
お陰で俺たちとヒクスは完全に回復することが出来た。そして俺はイフリートバトルアックスを手に持ち、ヒクスに乗って、ハロエリスとの戦いに参加する。叢雲が正面、右がスキアー、左が優牙でハロエリスを壁際に追い込むことにした。
ハロエリスはスキアーのほうに向かおうとすると砂嵐に遮られ、優牙のほうは猛吹雪、叢雲のほうは俺たちとヒクスが妨害した。俺たちとヒクスがハロエリスとぶつかると俺たちが力で押せるようになっていたが速さでは向こうが上だった。
しかし叢雲の次元歪曲と次元圧縮の妨害を受けて、抜けられない。こうなるとハロエリスは俺たちに勝つしか無くなる。
「く…舐めるな!」
『炎化!』
ハロエリスの剣が俺たちを貫いたように見えたが俺たちの身体が炎となり、剣は届いていなかった。その結果、イフリートバトルアックスがハロエリスに迫る。
「光化!」
ハロエリスが消えると俺はヒクスに合図する。
「バスターカリバー!」
「ピィ!」
ヒクスは脱出で俺たちの後ろに現れたハロエリスのバスターカリバーを回避する。
「しまっ…」
「超連携!」
「ピィ―!」
俺たちとヒクスの超連携が発動すると紅蓮の炎の竜巻がハロエリスに直撃するが剣と杖をクロスさせて、ガードして来た。その結果、俺たちはハロエリスを壁に押し付ける。
「ラーの息子を舐めるな!」
「ラーの息子なら自分が今、どんな状況になっているか考えるべきだったな」
「シャー!」
スキアーの魔力枯渇が発動する。俺たちの攻撃をガードしたことで完全に逃げれなくなってしまっている。
「しまった!?」
この結果、ハロエリスは魔力が無くなり、ホルスに戻る。そしてホルスの状態で俺たちの超連携を防げるものじゃない。
「いっけぇえええええ!」
「くそぉおおおおお!」
俺たちの超連携が押し勝ち、ホルスは爆発に包まれるとそれを待っていた優牙、叢雲、スキアーの同時ブレスを浴びて、再び爆発する。まだ行くぜ!
「超連携!」
『核爆!』
「ピィー!」
核爆と雷轟が融合し、巨大なプラズマの球となる。それをボロボロのホルスに投げつける。
「僕はラーの息子ホルスだー--!」
流石に魔力無しでは抵抗できないはずだが、ホルスは自身の誇りのために俺たちの超連携を受け止めようとしたが巨大なプラズマの球が直撃し、激しい感電に襲われると最後は大爆発し、部屋中に火の粉が舞う。そして力尽きたホルスの姿があり、インフォが来る。
俺たちがマリッジバーストを解除すると倒れているホルスの近くに消えたはずのハトホルが現れるとホルスの傷を癒し、ホルスは起き上がる。
「負けてしまいました…すみません。母上」
「いいえ。よく頑張りましたね。ホルス」
二人が抱き合う姿を見るとお互いに大切に思っていたことが伝わって来る。それを戦闘でも感じられたし、俺がルシファーと戦うことになった時の事を考えられずにはいられない。そして二人が離れると俺たちに言ってくる。
「皆さん、見事な勝利でした。次の階にお進みください」
「そこの魔神なら知っていると思うがここから上は僕たちよりも強い神たちが待っている。気を引き締めて挑むといい」
そういうと二人は消えた。憎めない二人だったな。そして一つのアイテムが落ちる。
ホルスのネックレス:レア度10 アクセサリー 品質S+
効果:魔神殺し、火属性アップ(究)、光属性アップ(究)、神気、英気、炎熱支配、紅炎、熱波、烈日、日光、快晴、日輪、太陽神の加護
ホルスの目が装飾されているネックレス。太陽の力があり、ホルスの目から太陽光の光線が放つことが出来る。
う、うーん…誰でも装備出来るアイテムだな。基本的には光属性か火属性の人が装備するべきアイテムなんだろうがそれらが使えない人が装備してもいいアイテムだ。一応ファリーダに聞いてみたがいらないそうです。というわけで帰ってから協議しよう。
さて、結構な全力戦闘をした手前、更に進むべきか悩むところだ。次の階について、ファリーダに聞いてから進むかどうか判断しよう。




