#1209 八雷神の老婆と長老
Happy Halloween!
まさかのハロウィン当日に更新する日が来るとは思っていませんでした。もう終わるギリギリなんですけどね。ハロウィンには合っていない激しい戦闘の話ですが楽しんで頂けたら、幸いです。
俺たちは屋敷の奥に進むとルーナサイズの仙人のようなお爺ちゃんとお婆ちゃんがお茶を飲んでいた。
大雷神?
? ? ?
火雷神?
? ? ?
お爺ちゃんが大雷神、お婆ちゃんが火雷神だ。
「ふぃ~…やっぱり火雷神が入れてくれたお茶は美味しいのぅ」
「そんなに褒めてもお饅頭しかあげれませんよぉ」
「ふぉっふぉ。それで十分じゃよ。お主たちもどうじゃ?」
「…貰う」
ノワが行くと他のみんなはどうするべきか俺を見て来る。ここで行けるノワは相当肝が据わっているな。
「ふぉっふぉ。いい娘っ子じゃな。火雷神」
「えぇ。はい。お食べ」
「…頂きます。…美味しい」
なんかほのぼのとした空間だな。
「お館様~」
「タクト殿~」
「貰っておいで」
みんながお饅頭とお茶を貰う。流石に貰ってばかりでは申し訳ないのでクッキーをたくさん挙げた。流石にここは八雷神分を挙げないといけないだろう。
「大したものじゃありませんが、みんなで食べてください」
「ほぉっほぉ。有難く食べさせて貰うよ。みんないい子じゃなぁ。うちの子たちに見習って欲しい物じゃ」
「生まれてからずっと今の状態ですから無理な話ですよぉ」
神様だからね。しかも八雷神はほぼ同時に誕生している。色々大変なことがあったんだろうな。
「よっこらせ。さて、ここで戦うわけにもいかん。付いて来なさい」
俺たちはついて行くと屋敷から出て、洞窟に入ると広い場所に出るとそこには右側の柱が破損している御殿があった。
「ここがこの大陸において国が出来る出発点となった場所じゃ」
ここが大国主命がスサノオの試練を受けた場所ってことになるのかな?神話では大国主命はスサノオに三つの試練を受けている。一つ目は蛇がたくさん居る部屋で一日過ごすこと。二つ目はハチとムカデのいる部屋にいること。三つ目はスサノオが野原に放った鏑矢を、探し出して持って帰ることだ。
一つ目と二つ目はスサノオの娘で大国主命が初めて根の国にやって来た時にお互いが一目ぼれしたスセリヒメに助けて貰って試練を乗り越える。
三つ目は簡単そうに見えたのだが、スサノオが野原に火を放って火に囲まれて大ピンチになるのだが、鼠に助けられて落とし穴に落ちたことで試練を突破する。
この試練の後に寝ているスサノオを御殿の柱に縛り付けて、三つの武器を盗んで駆け落ちする。元々大国主命は試練をクリアしていたし、スサノオは二人の結婚を認めて、大国主命の名前を与えるという神話だ。
御殿の柱が壊れているのはスサノオが壊したという設定なんだろう。神話では髪を解いて脱出したはずだが、このゲームのスサノオを考えると柱をぶっ壊した方がスサノオらしく感じるな。
そして根の国に帰った二人は現実世界にいる自分を二回も殺している八十神たちを倒して、スクナビコナと共に国作りをする。だからここが桜花という国の出発点という意味だろう。
「あの中に生太刀と須佐之男命の神石がある。儂らに勝てたら、取るがよいぞ」
「簡単にはいきませんけどねぇ」
正直強そうな感じは今のところ感じない。ただずっと浮かんで移動して来たし、間違いなく一番強い二人なんだよな。俺はメンバーを変える。選んだのは恋火、和狐、アリナ、ロコモコ、ルーナだ。ちょっと年寄りと戦わせるのはしんどいメンバーになってしまったのが不安要素だな。
「え? あの人たちと戦うんですか? タクトお兄ちゃん」
「ほぉっほぉ。そうじゃよ。空天狐のところのお嬢ちゃん」
「遠慮しないでいいからねぉ。本気でかかっておいで」
みんなが武器を恐る恐る構える中、俺は天羽々斬と全ての魔導書を展開する。ここで油断するのはいけない気がした。そしてそれは正しい判断だったと実感することになる。
「それじゃあ、行きますね」
「わたしもいきますよ」
恋火とルーナが斬りかかると二人の斬撃を小さな指で止めてしまう。
「「え?」」
「年寄りだから手を抜くと寿命が縮むぞい」
「出直しておいで」
二人がそれぞれの武器にデコピンを放つと二人はぶっ飛び洞窟の壁に激突する。
「恋火!?」
「ルーナお姉様!?」
和狐とアリナの前に二人が現れる。
「く…」
「甘いぞい。透過」
「かは!?」
和狐は芭蕉扇でガードしようとしたが大雷神の杖が芭蕉扇をすり抜けて、和狐の横腹に命中すると和狐も洞窟の壁に激突する。
「っ!? 脱出!」
「逃げるのが早すぎだねぇ」
「な!? きゃ!? うぐ!?」
アリナは脱出を読まれて、空から杖で地面に叩きつけられると更に蹴られて洞窟の壁に激突する。そして大雷神が俺に火雷神がロコモコに向かう。
俺と大雷神は天羽々斬と杖が激突してから接近戦を繰り広げる。その時に感じたのが大雷神の背の低さが非常に戦いにくく感じた。
「ほぉっほぉ。よい対応じゃ。楽しいのぅ」
こんなことを言っているが恋火たちの様子を見ているから繰り出される攻撃一つ一つが必殺の威力に見えてます。
一方ロコモコはいきなり杖でぶっ飛ばされる。
「おや? 手ごたえがないねぇ」
ロコモコは地面を跳ねると光速激突で火雷神に襲い掛かるがいなして躱される。
「流石スサノオの坊やと契約した召喚師が儂等の相手に選んだ子だねぇ。雷対策はばっちりかい。それなら」
「メェ―!」
「神火!」
ロコモコは燃えるがそのまま突っ込む。流石にここで自分が燃えていることを気にする場面でないことはロコモコも感じていた。
「大気壁でも喰らわせようかねぇ」
「メ!?」
激突していたロコモコが空から落ちて来た大気の壁に潰され、地面に落下する。
「溶波動じゃ!」
「メ!」
これは脱出で回避するがアリナの時に見せたようにロコモコの脱出先を読まれる。
「甘いよ。爆心!」
「メェ~!?」
ロコモコが爆発でぶっ飛ばされてしまう。そして大雷神に合流する。
「そっちは片付けたかのぅ? 火雷神」
「片付けましたよぉ」
「ならばいきなりで悪いが終わらせるとするかのぅ…むぅうううん」
大雷神が腕をクロスさせて、力を溜める。何が来る?
「超覚醒! ふん!」
大雷神の身体の筋肉がどんどん盛り上がり、服が破れて、俺と同じくらいの背丈のボディビルダー仙人お爺ちゃんに大変身した。
「どうじゃ」
「いや、どうじゃと言われても凄いですね」
「ふぉっふぉ。凄いじゃろう。凄いじゃろう」
褒めているわけじゃないんだけどな。とあるアニメの兄弟の弟というよりは仙人繋がりであの有名アニメのネタか?と思っています。
「では、ゆくぞい」
そういうと白い眉毛で隠れていた目から鋭い眼光が放たれると杖を捨て、姿が消える。
「ぬぅん! ほぉ~…わちゃわちゃわちゃわちゃ! わたぁ!」
最初は大振りの拳の一撃、これを俺は躱して斬りかかるが胴体を反らされ、躱されると大雷神は身体を回転させて、裏拳を放ってくるが俺は下がって、躱す。すると今度は大雷神は呼吸を整えて、俺に連打攻撃をして来た。
仙人の姿は伊達ではないことが嫌と言う程理解した。最初の一撃のパワーは脅威だったし、それでいて体の柔らかさがあり、体術も多彩だ。今の連打攻撃は拳を握らず、手を開いた状態で攻撃してきている。
これはジークンドーや合気道で見られるカウンターの構えだ。剣が武器の俺としては実にやり辛い。というか普通に剣を弾かれた事に驚いていると精霊眼がからくりを見つけた。
剣が当たる場所に小さな神障壁を貼ることで剣に直接手が触れないようにしていた。神障壁は自分の周囲に障壁を貼るスキルだと思っていたがこんな使い方が出来たのかと感心していると思いっきり蹴られて、ぶっ飛ばされた。
「そうか…超集束で手に神障壁を集めれば確かにあんなことが出来そうだな」
「感心している時間はないぞい!」
「タクトお兄ちゃんはやらせません!」
恋火が俺の守りに入ってくれた。
「え? 誰ですか!? この人!?」
うん。初めて見たら、そんなリアクションになるよな。
「儂じゃよ。儂」
「質問に答えてません! なんか怖いです!」
「こ、怖い?」
恋火はオレオレ詐欺に意外と引っかからないのかも知れない。そして恋火に怖いと言われて精神的ダメージを受けるボディビルダー仙人がいた。ここで火雷神がやって来るが和狐が芭蕉扇でガードするとルーナが攻撃を加えたことで火雷神は大雷神を回収して、後ろに下がる。
「しっかりしなさいな。その姿が気持ち悪いことは皆から言われていたでしょ」
「気持ち悪いと怖いは意味が違うわい! それに身内に言われても他の子なら大丈夫かもしれんじゃろ!」
「ほっほ。今日、その夢が壊れてよかったわねぇ」
「いいや! 儂は諦めんぞ! いつかこの肉体を褒めてくれる娘っ子を見つけて見せる!」
俺たちは何を見せられているんだろう。明らかに娘を狙っているボディビルダー仙人を前にして、恋火たちは俺の後ろに隠れてしまった。思いのほか、恐怖を感じているみたいだ。俺からするとギャグっぽく感じているんだろうな。
俺がみんなの頭を撫でている姿を見た大雷神は咳払いをする。
「うぉっほん。仕切り直すぞい。火雷神」
「あなたのせいで戦闘を止めることになったんだけどねぇ。わかったわ」
みんなが激突する。大雷神は大雷霆や大雷轟などを使う火力重視キャラで接近戦も出来る厄介なキャラだった。
そして火雷神は火山雷を主軸に雷と炎を扱うキャラらしい。現時点では後衛タイプに見えるが最初の戦闘で体術も強いことは判明している。それに何故か火雷神だけ切り札を使っていないんだよな。
最初はこちらが劣勢だったがロコモコが俺を守ってくれることで俺からの回復や強化の支援と恋白と神短剣ハーフバリアサクスの半減効果で徐々に戦闘はこちらが有利に傾いて来た。
「ぬぅ…厄介な太刀と短剣を持っておるのぅ」
「防御も固い上に武器も強い…このままではジリ貧でしょうねぇ」
「ならばそろそろ頃合いかのぅ」
「そうですねぇ」
二人の魔力が増幅すると混じり合う。なんだ?この現象は?完全に初見だぞ。
「神格融合!」
金と赤の光に洞窟内が包まれると俺たちの目の前に金髪な髪に赤い炎の入れ墨がある青年の神が降臨する。
「我が名は火雷大神。八雷神全ての能力を持ちし、神なり」
あ、これはダメな敵だね。火雷大神は八雷神の総称として用いられる神の名前だ。このゲームではどうやら大雷神と火雷神が合体した最強の八雷神という立ち位置みたいだね。その二人に大苦戦していた俺たちが今の状態で勝てるビジョンは見えないし、何より殺気が半端じゃない。
「そっちが合体で来るならこっちもやるしかないよな」
「はい!」
「うちもいつでも行けます!」
「「「マリッジバースト!」」」
恋火と和狐とのマリッジバーストが発動し、火雷大神と相対する。
「スサノオの契約者と空天狐の娘たちとの融合…奇しくも我と同じ組み合わせとなったな」
「あぁ。どっちの雷と炎が強いか決めようか」
「よかろう。我が力、思う存分味わうがいい。来い! 火雷天神刀!」
刀身に赤雷の紋様が描かれている刀が手に現れると斬りかかって来た。俺も天羽々斬でぶつかり合うと激しい火山雷と主に爆発が発生するとお互いに距離が空く。
「溶波動!」
「大海壁!」
溶岩の奔流が海流の壁によってガードされる。だが、そんなの関係ないとばかり大海壁に飛び込んで俺たちに襲い掛かって来た。
「溶断!」
これを後ろに下がって躱すと天羽々斬に水が宿る。
「水圧切断! 無限乱刃!」
「小賢しい。炎熱装甲!」
火雷大神が燃え上がると無数の水圧の斬撃が蒸発してしまう。水を使えば何とかなるという敵ではやはりないか。ここで膨大な魔力を感知する。
「おぉおおお! 核撃!」
通常の核撃よりも作る速度も向かっている速度も速い!?やばい!星核が間に合わない。
『仙郷移動どす!』
ギリギリのところで回避した。ホッとしていると真上から殺気を感じる。
「覇撃!」
「和狐!」
『仙郷移動どす!』
俺は元の世界に戻って、ステップを踏み、目を閉じる。相手も仙郷移動できるならここは瞬発力勝負となる。感じろ。あいつの気配を…攻撃の殺気を…ここで最初に放った核撃が壁にぶつかり大爆発が発生する。これは違う。
俺は爆発したと同時に背後から現れた火雷大神の攻撃を振り向かずに止めると攻撃を弾いて、振り返ると同時に片腕を斬り刺した。
「ほぅ…何故わかった?」
「空虚を使っていない癖によく言うな。お前の殺気や気配は大きすぎるんだよ」
「なるほどな…強化復活! 帰還!」
腕が治ると剣が火雷大神に戻ると再び斬り合いになる。パワーでは向こうの方が上で速さでは現時点では互角。武器の扱いとスキルの多彩さでは俺たちに分があるみたいだ。
お互いに斬り合っている中、切傷がお互いに増えていく。火雷大神が再生の炎で回復する中、俺たちのほうは傷口に激痛が走り、回復が封じられた。これが火雷大神の力か。
ただこれでもだいぶマシな方だと実感している。俺がスサノオと契約しているせいで折角融合したのに雷を使って来ないからだ。そのせいで八雷神全てのスキルを持つという設定がかなり死んでいる。
しかしこのままじゃあ、俺たちだけが一方的にダメージを蓄積していくことになる。突破口は腰に装備されている恋白になるだろう。
『狐稲爆!』
「火山灰! ふぅー!」
距離が空いたタイミングで恋火が仕掛けると火雷大神は口から火山灰を吐くと狐稲爆が火山灰の中に入ると爆発する。
「「雷化!」」
お互いに雷化を使い、激しくぶつかり合うがこの勝負は互角に終わる。
「なかなかやる。火山弾!」
火雷大神は背に炎の雷鼓を装備するとそこから無数の火山弾を発射した。それを俺たちは掻い潜って間合いを詰めると回避したタイミングで火雷大神の姿が消える。上手いがバレバレだ。
「はぁ!」
「閃影!」
火山弾の影から現れた火雷大神の動きを見切った俺は腰にある恋白を使い、カウンターで斬り裂いた。
「ぐ…おぉおおおおお!」
火雷大神が物凄い火炎を発生されると火山雷が発生する。流石にさっきの一撃は均衡を崩すには十分すぎる一撃だったみたいだ。大技が来る。
「神技! 火雷霊神」
炎が龍の姿となり、火山雷を纏った巨大な龍が俺たちに向かって来た。俺が剣を構えると恋火が提案して来た。
『相手がドラゴンなら獣化で受けて立ちたいです! タクトお兄ちゃん!』
『うちからもお願いします! タクトはん』
二人からドラゴンには負けたくない気持ちが伝わって来た。やっぱりリリーたちには負けたくない気持ちが他のみんなにもきっとあるんだろうな。
「わかった。行くぞ!」
『『「獣化!」』』
俺たちを中心に火の粉が舞うと光の柱が発生し、天から身体が白、尻尾が金色で体には日輪の光背が装備され、稲荷の斎皇女服と天の披帛が装備されている狐の神が降臨した。
折角の獣化だが、ここは真っ向勝負をさせて貰おうか!俺たちは爪で炎と雷の竜とぶつかる。
『おぉおおお!』
『『はぁあああ!』』
俺たちが爆発するがそのまま技を放った火雷大神を爪でぶっ飛ばすと火雷大神から危険な気配を感じ取る。だが、判断が遅かった。火雷大神は俺たちの頭を押さえる。
「半減を受けた俺ではお前たちには勝てそうにない。だから道連れにさせてもらうぞ」
火雷大神の身体が真っ赤に発光する。俺たちが必死に攻撃するが間に合うはずがなかった。
「大自爆!」
洞窟内から大爆発し、灼熱の炎が洞窟の外に放出される。俺たちは奇跡の効果が発動されて、獣化どころかマリッジバーストを解除されて、恋火と和狐と共に蘇生する。
「く…どうなった?」
「「きゃあああああ!?」」
恋火と和狐がぶっ飛ばされる。やばい!?挟まれている!?俺は大雷神と火雷神に挟まれて攻撃を受ける。
「悪いが終わりじゃ!」
ボコボコにされているがまだ終わりじゃない。俺にはまだ仲間がいる。
「そこまでなの!」
「メェ―!」
「パパを虐める人は例え年寄りでも許しません!」
アリナとロコモコとルーナが生きていた。
「なぬ!? あの爆発でまだ生きておったのか!?」
「勝手に殺されては困ります。結界は全部消し飛びましたがガードしましたよ」
ロコモコとルーナで多重結界、守護結界、精霊結界、黄金障壁で守りを固めて、更に内側にハーフバリアサクスの守護結果で守りを固めた。最後の守護結果まで消し飛んだがギリギリでなんとか難を逃れたようだ。そして大雷神と火雷神は今はアリナとロコモコ、ルーナの攻撃に対応しており、俺から隙だらけだ。
「大気震!」
「「ぬぅわ!?」」
俺はロコモコに乗ると超連携を発動させるとロコモコと俺の体が黄金に包まれ、一緒に大雷神へ突撃する。
「雷神熱閃!」
「なぬ!? 神障壁!」
神障壁に斬撃がぶつかる。
「おぉおおお!」
「メェエエエー!」
神障壁が壊れて、大雷神を斬り裂いた。更にロコモコは向きを変えて、連続で斬り裂くと最後は星光刃で真っ二つにした。
「大雷神!? 許さないよ! 逆鱗!」
「それはこっちの台詞です!」
ルーナが激しくぶつかるとルーナが押される。
「閃影!」
「ぬ!? しま!?」
ここで恋白で斬られたことで半減が発動する。そして恋火の後ろから和狐が芭蕉扇を構えてやって来る。
「爆風波!」
「爆炎之太刀!」
「聖剣解放! お願いします! エクスカリバー!」
爆風波で恋火のほうに火雷神がぶっ飛ぶと爆炎之太刀の爆風でルーナの方に飛び、最後はルーナのエクスカリバーの聖剣解放が炸裂して、インフォが来る。
いや、滅茶苦茶ギリギリの戦闘だった。ここで大雷神が倒れながら言う。
「見事じゃ。お主たちの力を認め、その御殿に入ることを許可しよう。宝も持っていくといい」
「あなた達にはその資格がある。頑張りなさい」
そういうと二人は雷となって、屋敷の方向に飛んで行った。ここでインフォが来る。
『ロコモコのレベルが30に到達しました。成長が可能です』
『ルーナの二刀流のレベルが15に到達しました。二刀流【カウンタークロス】を取得しました』
許可も貰ったし、中に入って、目当ての物を貰おう。俺たちが御殿の中に入るとそこには祭壇があり、須佐之男命の神石と宝箱があった。
生大刀:レア度10 大太刀 品質S+
重さ:320 耐久値:3000 攻撃力:4000
効果:神殺し、不死殺し、破魔、神気、冥気、覇気、万物破壊、戦闘高揚、天候支配、超電磁、超集束、爆風波、暴旋風、暴風壁、大気壁、蒼天雷、王撃、伝説解放、神威解放、王の加護、勝利の加護、神の加護
スサノオから大国主神の手に渡った桜花という国を作ったと言われている神の大太刀。大国主神はこの大太刀を使い、次々八十神を討伐したと言われている。神威解放を使うと生命力を筋力に変換する特殊な力が発揮され、解除しないと全ての生命力を吸い取られる危険性があるかなり危険な武器。
これはかなり強力な大太刀だな。ただ重いところと意外と脆いのが難点だね。これはもう大太刀の時点で燎刃の武器で決定だ。これでこのイベントは終了。だが、俺たちの黄泉の国の冒険はまだ終わらない。俺たちはここより更に下って、十束剣を強化するイベントがまだ残っている。でも、今はこの激しかった戦闘の疲れを取るとしよう。
俺たちはホームに転移するとまず今回の成果である武器を渡した後、ロコモコの成長を実行する。
『ロコモコが成長しました。星間行動、瞬間再生、超加速、星震、奇跡を取得しました』
『雷放電が電弧放電に進化しました』
これでよし。後はもう寝る事にした。しかし今回の順番がノワなのが問題だった。
「…こたつで寝る」
「ベッドじゃダメか?」
「…ダメ」
「じゃあ、しょうがないか」
こうなると絶対引かないノワはしょうがないので、リビングの大きな炬燵で寝る事になった。俺が炬燵に入るとノワは俺に背中を預けてきて、抱きしめて欲しいアピールの視線を向けて来たので、ノワを抱き枕にして、ログアウトした。
ハロウィンなのでちょっと悪戯心を出しちゃいました。爺さんキャラがムキムキになることは結構あると思いますが小さい仙人お爺ちゃんキャラが急にムキムキ爺さんになるキャラっているのか思いつかなかったので、挑戦してみました。
ムキムキ爺さんキャラって結構好きなんですよね。いやいや、それは無いだろうって笑っちゃっている自分がいます。




